JP3061770B2 - 伸縮脚の固定装置 - Google Patents

伸縮脚の固定装置

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JP3061770B2
JP3061770B2 JP9311324A JP31132497A JP3061770B2 JP 3061770 B2 JP3061770 B2 JP 3061770B2 JP 9311324 A JP9311324 A JP 9311324A JP 31132497 A JP31132497 A JP 31132497A JP 3061770 B2 JP3061770 B2 JP 3061770B2
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許弘 中尾
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築・土木作業現
場や一般家庭において、外装作業や内装作業のために用
いる梯子や脚立等 (踏台を含む) の伸縮脚を固定する伸
縮脚の固定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図30〜図33に上記した目的に供され
る脚立B及び脚立Bに用いる伸縮脚の固定装置Cを示
す。図示するように、脚立Bは、頂部形成部120同士
を枢軸121によって連結された一対の梯子部材122
から構成されている。そして、各梯子部材122は、そ
れぞれ、左、右支柱123、124を一定の間隔を開け
て配設すると共に、左、右支柱123、124間に、長
手方向に間隔を開けて複数の踏み桟122aを架設する
ことによって構成される。左、右支柱123、124の
下端部には、それぞれ、左、右伸縮支柱125、126
が伸縮自在に入れ子式に挿入されている。また、左、右
支柱123、124には、上記した左、右伸縮支柱12
5、126を任意の伸長位置で左、右支柱123、12
4に固定するための伸縮脚の固定装置Cが取付けられて
いる。
【0003】図31〜図33に伸縮脚の固定装置Cの構
成を示す。なお、左、右支柱123、124、及び、
左、右支柱123、124内に挿入・固定される左、右
伸縮支柱125、126は、それぞれ同一構成なので、
以下、左支柱123に左伸縮支柱125を挿入固定する
場合について説明する。
【0004】図示するように、伸縮脚の固定装置Cは、
実質的に、中空矩形断面を有する左伸縮支柱125の内
壁127の表面に形成されるラック128と、チャンネ
ル(リップ溝形鋼)からなる左支柱123の下端部に取
付けられるラックシュー129と、ラックシュー129
をラック128に向けて弾性的に付勢し係合させるスプ
リング130と、上記したラック128とラックシュー
129との係合を解除する係合解除用レバー131とか
ら構成される。
【0005】上記構成において、図31及び図32に示
すように、ラック128は、左伸縮支柱125の内壁1
27の表面に多数の横長突条からなる第1のラック歯1
32を軸線方向に平行間隔を開けて設けることによって
構成されており、第1のラック歯132間にはそれぞれ
ラック溝132aが形成されている。一方、図31及び
図32に示すように、ラックシュー129は、側面視で
上細の先部を有する三角形状の平板ブロックから形成さ
れており、その内面には、多数の横長突条からなる第2
のラック歯133が軸線方向に平行間隔を開けて設けら
れている。一方、ラックシュー129の外面には摺動傾
斜面134が形成されている。
【0006】このラックシュー129は、同様に、側面
視で上細の先部を有する三角形状のシューケーシング1
35内に上下方向に摺動自在に囲繞されており、シュー
ケーシング135は左支柱123の内側リップ部123
a、123b間に架設されたシュー取付板136上に固
定載置されている。また、シューケーシング135の底
板137とラックシュー129の底面との間にはスプリ
ング130が配設されている。
【0007】さらに、図31〜図33に示すように、ラ
ックシュー129には係合解除用レバー131が取付け
られており、上部係合部材139と、下部操作部材14
0と、両部材139、140を連結する連結部材141
とからなる。そして、上部係合部材139は、シューケ
ーシング135の一側壁に設けられた傾斜長孔142
と、ラックシュー129に設けられた貫通孔と、シュー
ケーシング135の他側壁に設けられた傾斜長孔(図示
せず)を挿通している。
【0008】かかる構成によって、脚立Bの左、右支柱
123、124の下端部に取付けられた左、右伸縮支柱
125、126を上下摺動させて、左、右支柱123、
124の下端からの左、右伸縮支柱125、126の張
出長さを調整すると共に、スプリング130の付勢力を
利用してラック128の第1のラック歯132にラック
シュー129の第2のラック歯133を噛み合わせてラ
ック128にラックシュー129を係合させ、左、右支
柱123、124と、左、右伸縮支柱125、126と
の固定を行うことにより、階段又は凹凸状の地面等に脚
立Bを設置する場合においても、脚立Bを安定状態に支
持させることができ、脚立Bの使用時の安全性を高める
ことができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の伸縮脚の固定装置Cは、未だ、以下の解決すべき課題
を有していた。即ち、図34に示すように、左、右伸縮
支柱125、126の内壁127の表面に形成されるラ
ック128に雪や、ゴミや、ペンキ等が付着している場
合、付着物143がラック溝132a内に充填されるの
で、スプリング130によってラック128にラックシ
ュー129を付勢しても、第2のラック歯133が第1
のラック歯132に噛合しない、又は噛合しても十分に
噛合しないおそれがある。その結果、左、右伸縮支柱1
25、126が左、右支柱123、124から不用意に
摺動するおそれがあり、通常の使用態様では特に問題は
ないが、特殊な使用態様では、安全性を確保する上で未
だ問題を有することになっていた。
【0010】本発明は、このような事情に鑑みなされた
ものであり、特殊又は劣悪な作業条件下でも、梯子や脚
立等における主脚に対する伸縮脚の相対的摺動を円滑に
行うことができると共に、任意の摺動位置で確実に固定
することができる伸縮脚の固定装置を提供することを目
的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項1
記載の伸縮脚の固定装置は、梯子や脚立等の主脚に対し
て伸縮脚が入れ子式に摺動自在に挿入され、該伸縮脚
に、軸線方向に間隔を開けて配設された複数の第1のラ
ック歯からなるラックが形成され、前記主脚に、前記ラ
ックの第1のラック歯間に形成される複数のラック溝に
弾性手段によって弾性的に嵌入係合可能で第2のラック
歯を有するラックシューが取付けられ、さらに、前記ラ
ックシューと前記ラックとの係合を解除する係合解除手
段を具備する伸縮脚の固定装置であって、前記ラック溝
の底部に貫通孔が形成され、前記ラック溝と前記貫通孔
に前記第2のラック歯を嵌入係合することによって、前
記ラック溝に付着する付着物を前記貫通孔を通して打ち
抜き可能な構成となっている。
【0012】請求項2記載の伸縮脚の固定装置は、請求
項1記載の伸縮脚の固定装置において、前記各貫通孔が
前記伸縮脚の軸線方向と直交する方向に伸延する長孔か
ら形成されると共に、前記ラックシューに前記貫通孔と
同一形状の前記第2のラック歯が形成され、かつ、前記
各第1のラック歯が前記貫通孔の中央部間に配設される
と共に、その長さが前記貫通孔の長さより短く設定され
ている。請求項3記載の伸縮脚の固定装置は、梯子や脚
立等の主脚に対して伸縮脚が入れ子式に摺動自在に挿入
され、該伸縮脚に、軸線方向に間隔を開けて配設された
複数の第1のラック歯からなるラックが形成され、前記
主脚に、前記ラックの第1のラック歯間に形成される複
数のラック溝に弾性手段によって弾性的に嵌入係合可能
で第2のラック歯を有するラックシューが取付けられ、
さらに、前記ラックシューと前記ラックとの係合を解除
する係合解除手段を具備する伸縮脚の固定装置であっ
て、前記ラック溝が貫通溝から形成され、前記ラック溝
に前記第2のラック歯を嵌入係合することによって、前
記ラック溝に付着する付着物を打ち抜き可能な構成とし
ている。
【0013】そして、請求項4記載の伸縮脚の固定装置
は、梯子や脚立等の主脚に対して伸縮脚が入れ子式に摺
動自在に挿入され、該伸縮脚に、軸線方向に間隔を開け
て配設された複数の第1のラック歯からなるラックが形
成され、前記主脚に、前記ラックの第1のラック歯間に
形成される複数のラック溝に、第2のラック歯が係合す
る方向に回転付勢される係止部材を具備する伸縮脚の固
定装置であって、前記ラック溝が貫通溝から形成され、
前記ラック溝に前記第2のラック歯を嵌入係合すること
によって、前記ラック溝に付着する付着物を打ち抜き可
能な構成としている。
【0014】
【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつ
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。
【0015】(第1の実施の形態) 図1〜図3を参照して、本発明の第1の実施の形態に係
る伸縮脚の固定装置Aの構成について説明する。図1及
び図2に脚立兼用の梯子10の下部構成が示されてお
り、左、右主脚11、12の下部間には、梯子10の一
部をなす踏み桟13が架設されている。左、右主脚1
1、12の下端部には、それぞれ、左、右伸縮脚14、
15が伸縮自在(摺動自在)に入れ子式に挿入されてい
る。また、左、右主脚11、12と踏み桟13の両端部
とによって形成される隅部には、それぞれ、左、右主脚
11、12に対して所定の進出位置で左、右伸縮脚1
4、15を固定するための伸縮脚の固定装置Aが取付け
られている。
【0016】以下、図3〜図8を参照して伸縮脚の固定
装置Aの構成を詳細に説明する。なお、左、右主脚1
1、12、及び、左、右主脚11、12内に挿入・固定
される左、右伸縮脚14、15は、それぞれ同一構成な
ので、以下、左主脚11に左伸縮脚14を挿入固定する
場合について説明する。図示するように、伸縮脚の固定
装置Aは、実質的に、中空矩形断面を有する左伸縮脚1
4の内壁16の表面に形成されるラック17と、チャン
ネル状(リップ溝形状)の左主脚11の下端部と踏み桟
13の左側端部との間に取付けられるラックシュー18
と、ラックシュー18をラック17に向けて弾性的に付
勢し係合させる弾性手段の一例であるスプリング19
と、上記したラック17とラックシュー18との係合を
解除する係合解除手段20とから構成される。なお、図
9に示すように、左伸縮脚14は背部壁に縦長開口14
aを有するチャンネル部材から構成することもできる。
【0017】上記構成において、ラック17は、図3〜
図8、特に図7に示すように、左伸縮脚14の内壁16
の表面の中央部に多数の横長突条からなる第1のラック
歯21を軸線方向に平行間隔を開けて設けることによっ
て構成されており、第1のラック歯21間にはそれぞれ
ラック溝22が形成されている。図2、図3及び図7に
示すように、各ラック溝22の底部には横長の貫通孔2
3が形成されている。
【0018】一方、図1、図3及び図7に示すように、
ラックシュー18は、側面視で上細の先部を有すると共
に左伸縮脚14より狭幅の三角形状の平板ブロックから
形成されており、左伸縮脚14の内壁16に設けられた
ラック17と対応する垂直壁部24には、横長突条から
なる多数の第2のラック歯25が軸線方向に平行間隔を
開けて、かつ、上述したラック溝22と同一のピッチで
設けられている。また、第2のラック歯25は、貫通孔
23に嵌入できるように、貫通孔23と同一形状で貫通
孔23より長さを短くすると共に、ラック溝22への嵌
入及び後述する付着物Fへの食い込みを容易にするた
め、先細テーパ状の断面を有する。ラックシュー18の
外面には摺動傾斜面26が形成されており、この摺動傾
斜面26は後述するシューケーシング27の後部傾斜壁
27aに摺動自在に当接される。
【0019】ラックシュー18は、同様に、側面視で上
細の先部を有すると共に左伸縮脚14と略同一幅を有す
る三角形状のシューケーシング27内に上下方向に摺動
自在に囲繞されている。シューケーシング27は矩形枠
からなるシュー取付板28に一体的に取付けられてお
り、シュー取付板28は左主脚11に溶接固定されてい
る。また、シューケーシング27の後部には、内面がラ
ックシュー18の摺動傾斜面26と摺動状態に当接する
後部傾斜壁27aが設けられている。
【0020】シューケーシング27の開口底部と対応す
る踏み桟13の対応する個所にはスプリング装着孔29
が設けられている。このスプリング装着孔29を挿通す
る状態にスプリング19が配設されており、その下端は
踏み桟13の底壁30によって支持されると共に、その
上端はラックシュー18の底面31に弾性的に当接され
ている。
【0021】従って、スプリング19の弾性力によっ
て、ラックシュー18は常時上方へ付勢されることにな
るが、ラックシュー18の摺動傾斜面26がシューケー
シング27の後部傾斜壁27aに摺動接触しているの
で、ラックシュー18は左伸縮脚14に向けて進出する
ことになり、この進出によって、ラックシュー18に設
けられた第2のラック歯25が左伸縮脚14に設けられ
たラック溝22内に嵌入されることになる。
【0022】図3及び図5に示すように、シューケーシ
ング27の後部傾斜壁27aの外面には係合解除手段2
0の要部を形成する操作レバー32が上下方向に摺動自
在に配設されており、操作レバー32は連結ボルト33
によってラックシュー18に一体的に連結されている。
また、シューケーシング27の後部傾斜壁27aには、
連結ボルト案内孔28a及び、操作レバー32の先部に
設けられたロック爪34と係合するロック爪係合孔35
が設けられている。
【0023】次に、上記した構成を有する伸縮脚の固定
装置Aの作動について説明する。まず、左、右伸縮脚1
4、15のラック17に付着物F(図10〜図14参
照)が付着されていない場合について説明する。図5及
び図6に示すように、操作レバー32をスプリング19
の付勢力に抗して下方に後退させる。この後退動作によ
ってラックシュー18も一体的に後退し、ラック17の
第1のラック歯21とラックシュー18の第2のラック
歯25の係合が解除される。
【0024】その後、操作レバー32を後退位置に保持
しながら、梯子10の左、右主脚11、12の下端部に
取付けられた左、右伸縮脚14、15を上下摺動させ
て、左、右主脚11、12の下端からの左、右伸縮脚1
4、15の張出長さを調整する。張出長さ調整後に、操
作レバー32から手を離すと、図3及び図4に示すよう
に、スプリング19の付勢力によって、ラックシュー1
8の第2のラック歯25が自動的にラック17のラック
溝22に噛み込み、ラック17にラックシュー18が係
合され、左、右主脚11、12と、左、右伸縮脚14、
15との固定が自動的に行われることになる。従って、
階段又は凹凸状の地面等に梯子10を設置する場合にお
いても、梯子10を安定状態に支持させることができ、
梯子10の使用時の安全性を高めることができる。
【0025】次に、左、右伸縮脚14、15のラック1
7に付着物Fが付着されている場合について、図10〜
図14を参照して説明する。即ち、本実施の形態では
左、右伸縮脚14、15のラック17には、ラック溝2
2と連通する貫通孔23が設けられているので、一般
に、伸縮脚の固定装置A内に侵入しラック17に付着し
た雪や、ゴミや、ペンキ等からなる付着物Fは、貫通孔
23を通して左、右伸縮脚14、15の内部に落下する
ので、ラック17に付着物Fが付着するのを防止するこ
とができると考えられる。
【0026】しかし、なお、図10に示すように、付着
物Fの性質及び量によっては、左、右伸縮脚14、15
のラック17に付着物Fが付着する場合には、付着物F
が貫通孔23やラック溝22を閉塞するおそれがある。
【0027】この場合でも、本実施の形態では、ラック
溝22にはそれぞれ貫通孔23が設けられているので、
張出長さ調整後に、操作レバー32から手を離すと、ラ
ックシュー18の摺動傾斜面26とシューケーシング2
7の後部傾斜壁27aとの押圧関係と、スプリング19
の付勢力によって、図10及び図12に示すように、ま
ず、ラックシュー18の第2のラック歯25の先部がラ
ック17の第1のラック歯21間に形成されるラック溝
22に嵌入し、第1のラック歯21と第2のラック歯2
5とが確実に噛み合うことになる。
【0028】次に、梯子10上に作業者が載ると、その
重量によって、さらに上記したラックシュー18の摺動
傾斜面26とシューケーシング27の後部傾斜壁27a
との間に強大な押圧力が発生することになるので、ラッ
クシュー18の第2のラック歯25の先部がラック溝2
2にさらに深く嵌入すると共に、貫通孔23内にも嵌入
し、ラック17の貫通孔23に付着する付着物Fを打ち
抜くことができることになる。
【0029】即ち、本実施の形態では、左、右伸縮脚1
4、15のラック17に付着物Fが付着されている場合
においても、付着物Fを第2のラック歯25をラック溝
22と貫通孔23に貫通させることによって除去するこ
とができるので、付着物Fが付着されていない場合と同
様に、左、右主脚11、12と、左、右伸縮脚14、1
5との固定を自動的にしかも確実に行うことができ、階
段又は凹凸状の地面等に梯子10を設置する場合におい
ても、梯子10を安定状態に支持させることができる。
【0030】また、図15に上記した第1の実施の形態
の変形例に係る伸縮脚の固定装置A1の要部の構成を示
す。なお、伸縮脚の固定装置Aと同一の構成要素は同一
の符号で示す。
【0031】図示するように、本変形例では、ラック1
7aの第1のラック歯36が貫通孔23の中央部間に配
設されると共に、その長さが貫通孔23の長さより短く
設定されている。従って、第1の実施の形態では、図1
8に示すように、長尺の第1のラック歯21間に形成さ
れるラック溝22の全周にわたって付着物Fが付着する
ことになるが、本変形例では、図16及び図17に示す
ように、短尺の第1のラック歯36間に形成されるラッ
ク溝37には狭い幅でしか付着物Fが付着されていない
ので、第2のラック歯25の押圧力によって容易にラッ
ク溝37内の付着物Fを破砕・除去することができ、第
1のラック歯36と第2のラック歯25との噛み合いを
確実なものとすることができる。なお、貫通孔23内に
は全面にわたって付着物Fが付着されていると考えられ
るが、いったん、このようにして第1のラック歯36と
第2のラック歯25とが噛み合うと、その後は、スプリ
ング19の付勢力や作業者の体重によって、ラックシュ
ー18の摺動傾斜面26とシューケーシング27の後部
傾斜壁27aとの押圧関係、即ち、くさび効果を利用し
て、第2のラック歯25がさらにラック溝37及び貫通
孔23に進出して付着物Fを除去することができる。
【0032】(第2の実施の形態) 図19〜図23を参照して、本発明の第2の実施の形態
に係る伸縮脚の固定装置A2の構成について説明する。
図19〜図23に示すように、伸縮脚の固定装置A2
は、実質的に、伸縮脚40の側面に長手方向に間隔を開
けて配設された複数の横長の第1のラック歯41からな
るラック42と、第1のラック歯41と噛み合う複数の
横長の第2のラック歯43を有するラックシュー44
と、ラックシュー44を上下方向に移動自在に収納する
と共に、伸縮脚40を摺動自在に挿入する主脚45の下
端に固定連結されるシューケーシング46と、ラックシ
ュー44に上方向の付勢力を与えて第2のラック歯43
を第1のラック歯41に噛合させる弾性手段の一例であ
るスプリング47とから構成されている。
【0033】上記した構成において、シューケーシング
46は主脚45にリベット48によって固着されてお
り、シューケーシング46内には、ラックシュー44の
移動を案内するシューガイド49が連結ピン50によっ
て取付けられている。シューガイド49のラックシュー
44と対峙する面には、上下方向に間隔を開けて約45
°で傾斜する傾斜溝51、52が設けられており、傾斜
溝51、52の上、下傾斜面には、それぞれ、第1及び
第2のシューガイド面53、54及び55、56が形成
されている。
【0034】一方、ラックシュー44のシューガイド4
9と対峙する面には、上下方向に間隔を開けて約45°
で傾斜突起57、58が設けられており、傾斜突起5
7、58の上、下面には、それぞれ、第3及び第4のシ
ューガイド面59、60及び61、62が形成されてい
る。また、本実施の形態においても、図20から明らか
なように、横長の第1のラック歯41間に形成される横
長のラック溝63の底部には、横長の貫通孔64が設け
られている。なお、図19及び図22に示すように、ラ
ックシュー44の上部には操作レバー65が連設されて
いる。
【0035】次に、上記した構成を有する伸縮脚の固定
装置A2の作動について、図19〜図23を参照して説
明する。即ち、本実施の形態においては、伸縮脚40の
ラック42には、ラック溝63と連通する貫通孔64が
設けられているので、一般に、伸縮脚の固定装置A2内
に侵入しラック42に付着した雪や、ゴミや、ペンキ等
からなる付着物F1は、貫通孔64を通して伸縮脚40
の内部に落下するので、ラック42に付着物F1が付着
するのを防止することができると考えられる。
【0036】しかし、なお、図19及び図22に示すよ
うに、付着物F1の性質及び量によっては、伸縮脚40
のラック42に付着物F1が付着する場合には、付着物
F1が貫通孔64やラック溝63を閉塞するおそれがあ
る。しかし、この場合でも、本実施の形態では、ラック
溝63にはそれぞれ貫通孔64が設けられているので、
張出長さ調整後に、操作レバー65から手を離すと、図
19及び図22に示すように、スプリング47の付勢力
によって、まず、ラックシュー44の第2のラック歯4
3の先部がラック42のラック溝63に自動的に噛み込
み、その後、さらに、ラック溝63や貫通孔64内の付
着物F1を伸縮脚40内に打ち抜くことによって、ラッ
ク42のラック溝63にさらに深く噛み込むことにな
る。
【0037】即ち、本実施の形態では、伸縮脚40のラ
ック42に付着物F1が付着されている場合において
も、付着物F1を第2のラック歯43と貫通孔64の協
働によって除去することができるので、付着物F1が付
着されていない場合と同様に、主脚45と伸縮脚40と
の固定を自動的にしかも確実に行うことができ、階段又
は凹凸状の地面等に梯子を設置する場合においても、梯
子を安定状態に支持させることができる。
【0038】(第3の実施の形態) 図24及び図25を参照して、本発明の第3の実施の形
態に係る伸縮脚の固定装置A3の構成について説明す
る。図示するように、伸縮脚66の内側面にストッパー
ラック67が設けられており、各主脚68の端部内に、
主脚68内を摺動する伸縮脚66のストッパーラック6
7に対向して係合ラック69を備えたストッパー70が
ガイド部材71及び取付板72を介して伸縮方向と直交
する方向に出退自在に設けられており、ストッパー70
はストッパーラック67に対して係合・離脱可能に構成
されている。ストッパー70とその両側伸縮脚66との
間に伸縮脚66の移動方向に移動可能なストッパー操作
レバー73が嵌装されている。ガイド部材71にはスト
ッパー70の出退方向に長いガイド長孔74が設けられ
ている。ストッパー操作レバー73には傾斜状のストッ
パー駆動カム孔75が設けられている。ストッパー70
にその両ガイド部材71方向に貫通した係合ピン76を
ガイド長孔74及びストッパー駆動カム孔75に嵌入係
合させている。ストッパー70の係合ラック69をスト
ッパーラック67に係合させる方向に付勢する付勢バネ
77が配設されている。
【0039】本実施の形態において、伸縮脚66の平坦
な内側壁に設けたストッパーラック67の第1のラック
歯78間に形成されるラック溝79は貫通溝から形成さ
れている。従って、ラック溝79は、伸縮脚66の裏面
と主脚68の内面との間に形成される縦長空間81と連
通することになる。上記した構成によって、主脚68内
に収納されているストッパー操作レバー73を、指で伸
縮脚66の摺動方向に付勢バネ77の弾発力に抗して押
動することにより、図24(b)に示すように、ストッ
パー70がストッパーラック67から伸縮脚66の摺動
方向と直交する方向に後退動して係合が解かれてロック
が解除され、伸縮脚66の摺動が可能となる。
【0040】また、伸縮脚66の摺動後、指をストッパ
ー操作レバー73から離して押動力を解除すると、スト
ッパー操作レバー73が付勢バネ77の弾発力により元
の位置に押し戻され、図24(a)に示すように、スト
ッパー70が係合ピン76を介してストッパー操作レバ
ー73のストッパー駆動カム孔75により押動され、ス
トッパーラック67に自動的に係合し、伸縮脚66が主
脚68にロックされた状態になる。ところで、伸縮脚6
6のストッパーラック67に付着物が付着した場合、付
着物の性質及び量によっては、付着物がラック溝79を
閉塞するおそれがある。この場合でも、本実施の形態で
は、ラック溝79は貫通溝より形成されているので、ス
トッパー操作レバー73から離して押動力を解除する
と、付勢バネ77の弾発力によってストッパー70の係
合ラック69を構成する第2のラック歯82がラック溝
79内の付着物を縦長空間81に押し出すことができる
ので、第1のラック歯78と第2のラック歯82とが確
実に噛み合うことになる。
【0041】(第4の実施の形態) 図26及び図27を参照して、本発明の第4の実施の形
態に係る伸縮脚の固定装置A4の構成について説明す
る。図示するように、主脚83の端部に出退自在に伸縮
脚84を装着すると共に、伸縮脚84の平坦な一側壁に
ストッパーラック85を設けている。また、一端にスト
ッパーラック85に対峙する第2のラック歯86を、他
端に操作部87を有する係止部材88に、第2のラック
歯86が伸縮脚84の先端側に向くように配設されてい
る。係止部材88の中間部は、主脚83の一側面に突設
した枢軸89によって、第2のラック歯86がストッパ
ーラック85の第1のラック歯90に係合する位置と、
ストッパーラック85から外れた位置との間で揺動自在
に枢支されている。さらに、第2のラック歯86がスト
ッパーラック85に係合する方向に係止部材88を回転
付勢する付勢バネ87aが枢軸89回りに取付けられて
いる。
【0042】また、本実施の形態においても、伸縮脚8
4に設けたストッパーラック85の第1のラック歯90
間に形成されるラック溝91は貫通溝から形成されてい
るので、ラック溝91はストッパーラック85の裏面に
形成される縦長空間93と連通することになる。
【0043】上記した構成によって、主脚83の端部か
ら伸縮脚84を引き出す際には係止部材88の第2のラ
ック歯86がストッパーラック85から離隔する方向に
揺動することにより、自在に伸長できる。一方、梯子の
使用状態で伸縮脚84を収縮しようとすると、その荷重
の分力によって係止部材88の一端側がストッパーラッ
ク85に向けて揺動付勢され、荷重が大きくなるほどよ
り強く第1のラック歯90が第2のラック歯86と係合
することになる。
【0044】ところで、伸縮脚84のストッパーラック
85に付着物が付着した場合、付着物の性質及び量によ
っては、付着物がラック溝91を閉塞するおそれがあ
る。この場合でも、本実施の形態では、ラック溝91は
貫通溝から形成されているので、付勢バネ87aの弾発
力によって係止部材88の第2のラック歯86がラック
溝91内の付着物を縦長空間93に押し出すことができ
るので、第1のラック歯90と第2のラック歯86とが
確実に噛み合うことになる。
【0045】(第5の実施の形態) 図28を参照して、本発明の第5の実施の形態に係る伸
縮脚の固定装置A5の構成について説明する。図示する
ように、主脚95の端部に出退自在に伸縮脚96を装着
すると共に、伸縮脚96の一側面に第1のラック歯10
7を具備するストッパーラック97を設けている。ま
た、一端にストッパーラック97に対峙する第2のラッ
ク歯98を、他端に作動レバー99を有する係止部材1
00が、第2のラック歯98が伸縮脚96の先端側に向
くように配設されている。係止部材100の中間部は、
主脚95の一側面に突設したケーシング101内に取付
けた枢軸102によって、第2のラック歯98がストッ
パーラック97に係合する位置と、ストッパーラック9
7から外れた位置との間で揺動自在に枢支されている。
そして、第2のラック歯98がストッパーラック97に
係合する方向に係止部材100を回転付勢する付勢バネ
103が枢軸102回りに取付けられている。ケーシン
グ101内には、さらに昇降レバー104の昇降動作に
よって、付勢バネ103の弾発力に抗して係止部材10
0をストッパーラック97に係合させる強制係止機構が
配設されており、具体的には、ケーシング101に設け
た案内孔105内に沿って昇降する係止部材押圧ピン1
06と、係止部材押圧ピン106によって係止部材10
0をストッパーラック97に押圧して係合状態を保持す
る付勢バネ103とから構成されている。
【0046】また、本実施の形態においても、伸縮脚9
6に設けたストッパーラック97の第1のラック歯10
7間に形成されるラック溝108には貫通孔109が設
けられており、この貫通孔109を通して、ラック溝1
08は、ストッパーラック97の裏面に形成される縦長
空間110と連通することになる。
【0047】上記した構成によって、図28(b)、
(c)に示すように、主脚95の端部から伸縮脚96を
引き出す際には係止部材100の第2のラック歯98が
ストッパーラック97から離隔する方向に揺動すること
により、自在に伸長できる。一方、梯子の使用状態で伸
縮脚96を収縮しようとすると、その荷重の分力によっ
て係止部材100の一端側がストッパーラック97に向
けて揺動付勢され、荷重が大きくなるほどより強くスト
ッパーラック97が第2のラック歯98と係合し、スト
ッパーラック97の第1のラック歯107と第2のラッ
ク歯98がより強く係合することになる。
【0048】ところで、伸縮脚96のストッパーラック
97に付着物が付着した場合、付着物の性質及び量によ
っては、付着物がラック溝108及び貫通孔109を閉
塞するおそれがある。この場合でも、本実施の形態で
は、図28(a)に示すように、ラック溝108にはそ
れぞれ貫通孔109が設けられているので、付勢バネ1
03の弾発力によって係止部材100の第2のラック歯
98がラック溝108及び貫通孔109内の付着物を縦
長空間110に押し出すことができるので、第1のラッ
ク歯107と第2のラック歯98とが確実に噛み合うこ
とになる。
【0049】以上、本発明を、第1〜第5の実施の形態
を参照して説明してきたが、本発明は何ら上記した実施
の形態に記載の構成に限定されるものではなく、特許請
求の範囲に記載されている事項の範囲内で考えられるそ
の他の実施の形態や変形例も含むものである。例えば、
第4の実施の形態においては、図27に示すように、ス
トッパーラック85の平板部にストッパーラック85の
軸線方向と直交する方向に貫通溝を間隔を開けてラック
溝91を形成しているが、図29に示すように、伸縮脚
111の平板部112に伸縮脚111の軸線方向と直交
する方向に貫通溝を間隔を開けてラック溝113を形成
すると共に、伸縮脚111の平板部112に、さらに、
伸縮脚111の軸線方向に伸延する中央縦溝114を設
けることもできる。この場合、中央縦溝114の存在に
よって、付着物の打ち抜きをより確実に行なうことがで
きる。なお、伸縮脚111の強度を確保する観点から、
伸縮脚111の内部に補強リブ115を設けるのが好ま
しい。
【0050】
【発明の効果】請求項1及び2記載の伸縮脚の固定装置
においては、梯子や脚立等の主脚に対して伸縮脚が入れ
子式に摺動自在に挿入され、伸縮脚に、軸線方向に間隔
を開けて配設された複数の第1のラック歯からなるラッ
クが形成され、主脚に、ラックの第1のラック歯間に形
成される複数のラック溝に弾性手段によって弾性的に嵌
入係合可能な第2のラック歯を有するラックシューが取
付けられ、さらに、ラックシューとラックとの係合を解
除する係合解除手段を具備する伸縮脚の固定装置におい
て、ラック溝の底部に貫通孔が形成され、ラック溝と貫
通孔に第2のラック歯を嵌入係合することによって、ラ
ック溝に付着する付着物を貫通孔を通して打ち抜き可能
な構成としている。
【0051】このように、伸縮脚のラックに付着物が付
着されている場合においても、付着物を第2のラック歯
と貫通孔の協働によって除去することができるので、付
着物が付着されていない場合と同様に、主脚と伸縮脚と
の固定を自動的にしかも確実に行うことができ、階段又
は凹凸状の地面等に梯子や脚立を設置する場合において
も、梯子や脚立を安定状態に支持することができる。
【0052】特に、請求項2記載の伸縮脚の固定装置に
おいては、貫通孔が伸縮脚の軸線方向と直交する方向に
伸延する長孔から形成されると共に、ラックシューに貫
通孔と同一形状の第2のラック歯が形成され、かつ、各
第1のラック歯が貫通孔の中央部間に配設されると共
に、その長さが貫通孔の長さより短く設定されている。
【0053】従って、貫通孔内には全面にわたって付着
物が付着されている場合であっても、第1のラック歯間
に形成されるラック溝の全長にわたって付着物が付着す
る場合と異なり、第1のラック歯間に形成されるラック
溝には狭い幅でしか付着物が付着されていないので、第
2のラック歯の押圧力によって容易にラック溝内の付着
物を破砕・除去することができ、第1のラック歯と第2
のラック歯との噛み合いをより確実なものとすることが
できる。
【0054】請求項3記載の伸縮脚の固定装置において
は、ラック溝が貫通溝から形成され、ラック溝に第2の
ラック歯を嵌入係合することによって、ラック溝に付着
する付着物を打ち抜き可能な構成としている。従って、
平板に伸縮脚の軸線方向と直交する方向に貫通溝を間隔
を開けて設けるだけでラック溝を形成することができ、
ラック溝を具備する伸縮脚を安価に製作することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る伸縮脚の固定
装置を具備する脚立兼用の梯子の下部構造説明図であ
る。
【図2】図1のI−I線による矢視図である。
【図3】伸縮脚の固定装置の伸縮脚固定時の拡大正断面
図である。
【図4】同拡大側断面図である。
【図5】伸縮脚の固定装置の伸縮脚開放時の拡大正断面
図である。
【図6】同拡大側断面図である。
【図7】伸縮脚の固定装置の要部の分解斜視図である。
【図8】左伸縮脚の横断面図である。
【図9】左伸縮脚の横断面図である。
【図10】付着物がラックに付着している状態の伸縮脚
の固定装置の伸縮脚固定時の拡大正断面図である。
【図11】同拡大側断面図である。
【図12】図10のII−II線による拡大矢視平断面図で
ある。
【図13】付着物をラックから除去する状態の伸縮脚の
固定装置の伸縮脚固定時の拡大正断面図である。
【図14】図13のIII −III 線による拡大矢視平断面
図である。
【図15】変形例に係る伸縮脚の固定装置の要部の分解
斜視図である。
【図16】貫通孔及びラック溝への付着物の付着状態を
示す説明図である。
【図17】貫通孔及びラック溝への付着物の付着状態を
示す説明図である。
【図18】貫通孔及びラック溝への付着物の付着状態を
示す比較説明図である。
【図19】付着物がラックに付着している状態の本発明
の第2の実施の形態に係る伸縮脚の固定装置の拡大正断
面図である。
【図20】同拡大側断面図である。
【図21】図19のIV−IV線による拡大矢視平断面図で
ある。
【図22】付着物をラックから除去する状態の本発明の
第2の実施の形態に係る伸縮脚の固定装置の拡大正断面
図である。
【図23】図22のV−V線による拡大矢視平断面図で
ある。
【図24】本発明の第3の実施の形態に係る伸縮脚の固
定装置の作動説明図である。
【図25】同横断面図である。
【図26】本発明の第4の実施の形態に係る伸縮脚の固
定装置の作動説明図である。
【図27】同伸縮脚の斜視図である。
【図28】本発明の第5の実施の形態に係る伸縮脚の固
定装置の作動説明図である。
【図29】第4の実施の形態に係る伸縮脚の固定装置の
変形例の説明図である。
【図30】従来の伸縮脚の固定装置を具備する脚立兼用
の梯子の使用状態説明図である。
【図31】同分割斜視図である。
【図32】同正断面図である。
【図33】同側面図である。
【図34】付着物がラック溝内に充填された状態の従来
の伸縮脚の固定装置の正断面図である。
【符号の説明】
A:伸縮脚の固定装置、A1:伸縮脚の固定装置、A
2:伸縮脚の固定装置、A3:伸縮脚の固定装置、A
4:伸縮脚の固定装置、A5:伸縮脚の固定装置、F:
付着物、F1:付着物、10:梯子、11:左主脚、1
2:右主脚、13:踏み桟、14:左伸縮脚、14a:
縦長開口、15:右伸縮脚、16:内壁、17:ラッ
ク、17a:ラック、18:ラックシュー、19:スプ
リング(弾性手段)、20:係合解除手段、21:第1
のラック歯、22:ラック溝、23:貫通孔、24:垂
直壁部、25:第2のラック歯、26:摺動傾斜面、2
7:シューケーシング、27a:後部傾斜壁、28:シ
ュー取付板、28a:連結ボルト案内孔、29:スプリ
ング装着孔、30:底壁、31:底面、32:操作レバ
ー、33:連結ボルト、34:ロック爪、35:ロック
爪係合孔、36:第1のラック歯、37:ラック溝、4
0:伸縮脚、41:第1のラック歯、42:ラック、4
3:第2のラック歯、44:ラックシュー、45:主
脚、46:シューケーシング、47:スプリング、4
8:リベット、49:シューガイド、50:連結ピン、
51:傾斜溝、52:傾斜溝、53 第1のシューガイ
ド面、54:第2のシューガイド面、55:第1のシュ
ーガイド面、56:第2のシューガイド面、57:傾斜
突起、58:傾斜突起、59:第3のシューガイド面、
60:第4のシューガイド面、61:第3のシューガイ
ド面、62:第4のシューガイド面、63:ラック溝、
64:貫通孔、65:操作レバー、66:伸縮脚、6
7:ストッパーラック、68:主脚、69:係合ラッ
ク、70:ストッパー、71:ガイド部材、72:取付
板、73:ストッパー操作レバー、74:ガイド長孔、
75:ストッパー駆動カム孔、76:係合ピン、77:
付勢バネ、78:第1のラック歯、79:ラック溝、8
1:縦長空間、82:第2のラック歯、83:主脚、8
4:伸縮脚、85:ストッパーラック、86:第2のラ
ック歯、87:操作部、87a:付勢バネ、88:係止
部材、89:枢軸、90:第1のラック歯、91:ラッ
ク溝、93:縦長空間、95:主脚、96:伸縮脚、9
7:ストッパーラック、98:第2のラック歯、99:
作動レバー、100:係止部材、101:ケーシング、
102:枢軸、103:付勢バネ、104:昇降レバ
ー、105:案内孔、106:係止部材押圧ピン、10
7:第1のラック歯、108:ラック溝、109:貫通
孔、110:縦長空間、111:伸縮脚、112:平板
部、113:ラック溝、114:中央縦溝、115:補
強リブ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 梯子や脚立等の主脚に対して伸縮脚が入
    れ子式に摺動自在に挿入され、該伸縮脚に、軸線方向に
    間隔を開けて配設された複数の第1のラック歯からなる
    ラックが形成され、前記主脚に、前記ラックの第1のラ
    ック歯間に形成される複数のラック溝に弾性手段によっ
    て弾性的に嵌入係合可能で第2のラック歯を有するラッ
    クシューが取付けられ、さらに、前記ラックシューと前
    記ラックとの係合を解除する係合解除手段を具備する伸
    縮脚の固定装置であって、 前記ラック溝の底部に貫通孔が形成され、前記ラック溝
    と前記貫通孔に前記第2のラック歯を嵌入係合すること
    によって、前記ラック溝に付着する付着物を前記貫通孔
    を通して打ち抜き可能な構成としたことを特徴とする伸
    縮脚の固定装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の伸縮脚の固定装置におい
    て、前記各貫通孔が前記伸縮脚の軸線方向と直交する方
    向に伸延する長孔から形成されると共に、前記ラックシ
    ューに前記貫通孔と同一形状の前記第2のラック歯が形
    成され、かつ、前記各第1のラック歯が前記貫通孔の中
    央部間に配設されると共に、その長さが前記貫通孔の長
    さより短く設定されていることを特徴とする伸縮脚の固
    定装置。
  3. 【請求項3】 梯子や脚立等の主脚に対して伸縮脚が入
    れ子式に摺動自在に挿入され、該伸縮脚に、軸線方向に
    間隔を開けて配設された複数の第1のラック歯からなる
    ラックが形成され、前記主脚に、前記ラックの第1のラ
    ック歯間に形成される複数のラック溝に弾性手段によっ
    て弾性的に嵌入係合可能で第2のラック歯を有するラッ
    クシューが取付けられ、さらに、前記ラックシューと前
    記ラックとの係合を解除する係合解除手段を具備する伸
    縮脚の固定装置であって、 前記ラック溝が貫通溝から形成され、前記ラック溝に前
    記第2のラック歯を嵌入係合することによって、前記ラ
    ック溝に付着する付着物を打ち抜き可能な構成としたこ
    とを特徴とする伸縮脚の固定装置。
  4. 【請求項4】 梯子や脚立等の主脚に対して伸縮脚が入
    れ子式に摺動自在に挿入され、該伸縮脚に、軸線方向に
    間隔を開けて配設された複数の第1のラック歯からなる
    ラックが形成され、前記主脚に、前記ラックの第1のラ
    ック歯間に形成される複数のラック溝に、第2のラック
    歯が係合する方向に回転付勢される係止部材を具備する
    伸縮脚の固定装置であって、 前記ラック溝が貫通溝から形成され、前記ラック溝に前
    記第2のラック歯を嵌入係合することによって、前記ラ
    ック溝に付着する付着物を打ち抜き可能な構成としたこ
    とを特徴とする伸縮脚の固定装置。
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