JP3061526U - 横型水中電動ミキサ― - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】低水位状態になった場合においても空気を巻込
むことがなく、十分な噴流攪拌効果が得られると共に振
動を発生することのない、横型水中電動ミキサーを提供
すること。 【構成】横型水中モータ１のシャフト導出端に嵌着され
たプロペラ２の外周にガイドリング３を繞設し、下縁６
Ｅが横型水中モータ１の上面方向へ向けて導下されるバ
ッフルプレート６を上記ガイドリング３の後端上縁部に
付設した。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の技術分野】

本考案は、横型水中電動ミキサーに関するものである。

【０００２】

【従来技術とその問題点】

縦長の攪拌槽内などで使用される横型水中電動ミキサーでは、プロペラからの 噴流が横方向へ分散されることを防止すると共にモータ負荷を低減させるため、 図３に示すようプロペラ２０の外周にガイドリング３０を繞設している。しかし 低水位状態になるとプロペラ２０の背面低圧部が直接水面と接近し、吸込流によ り水面に渦が発生して空気を巻込むことになり、十分な噴流攪拌効果が得られな いばかりでなく、振動発生によりシャフトやガイドリングの破損、異常摩耗等の 事故を発生することが屡である。

【０００３】

【考案の目的】

本考案の目的は、低水位状態になった場合においても空気を巻込むことがなく 、十分な噴流攪拌効果が得られると共に振動を発生することがなく、シャフトや ガイドリングの破損、異常摩耗等の事故を生じるおそれのない横型水中電動ミキ サーを提供することにある。

【０００４】

【考案の構成】

本考案に係る横型水中電動ミキサーにおいては、横型水中モータのシャフト導 出端に嵌着されたプロペラの外周にガイドリングを繞設し、下縁が横型水中モー タの上面方向へ向けて導下されるバッフルプレートを上記ガイドリングの後端上 縁部に付設した。

【０００５】

【実施例】

以下本考案実施例の図面により説明をする。

【０００６】 １は横型水中モータ、２は横型水中モータ１のシャフト導出端に嵌着されたプ ロペラ、３はプロペラ２の外周に繞設されたガイドリングであって、ステー等に より横型水中モータ１の外側に定着せられ、前端を吐出口４とし後端を吐出口４ より大径の吸込口５に形成する。６は空気巻込み防止用のバッフルプレートであ り、ガイドリング３の後端吸込口５の上縁部に定着され、下縁６Ｅが横型水中モ ータ１の上面方向へ向けて導下されている。７は横型水中電動ミキサーを上下動 させるための昇降ガイドレール、８は昇降ガイドアーム、９は吊下げチェーン繋 着用の吊り金具である。

【０００７】

【作用】

攪拌槽内において横型水中モータ１の駆動によりプロペラ２が回転すれば、槽 内の水は吸込口５から吸込まれ吐出口４から攪拌流となって噴出されるが、プロ ペラ２の背面低圧部の上方はバッフルプレート６により遮蔽された状態となって おり、低水位時でも直接水面と接近することはないので空気を巻込むおそれはな い。

【０００８】

【考案の効果】

本考案に係る横型水中電動ミキサーによれば、攪拌槽内が低水位状態となった 場合においても空気を巻込むことがなく、十分な噴流攪拌効果が得られと共に振 動を発生することがなく、シャフトやガイドリングの破損、異常摩耗等の事故を 生じるおそれがないという利点がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る横型水中電動ミキサーの要部縦断
側面図である。

【図２】本考案横型水中電動ミキサーにおけるガイドリ
ングの背面図である。

【図３】従来における横型水中電動ミキサーの要部縦断
側面図である。

【符号の説明】

１ 横型水中モータ ２ プロペラ ３ ガイドリング ６ バッフルプレート ６Ｅ バッフルプレートの下縁

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 横型水中モータのシャフト導出端に嵌着
   されたプロペラの外周にガイドリングを繞設し、下縁が
   横型水中モータの上面方向へ向けて導下されるバッフル
   プレートを上記ガイドリングの後端上縁部に付設したこ
   とを特徴とする、横型水中電動ミキサー。