JP3061500U - 蓋付きおろし器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 すりおろし残物は、別の容器に移し替えるこ
となくそのまま保存できるようにして手間のかからない
おろし器を提供する。 【解決手段】 碗状とした陶磁器製のおろし器体１の内
底面には少し高くした中高部を設け、その中高部に上向
きの小突起１０を多数突設してすり面部１２とし、ポリ
プロピレン製の蓋体２につば部２１を外向きに突設する
と共に、おろし器体１の開口内周面に近接乃至当接する
嵌着筒２２を下向きに突設してその外周に可撓性のパッ
キン２３を装着する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は蓋付きおろし器に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来から、ショウガ、ワサビや大根などをすりおろす場合、陶磁器製のおろし 器が安全で味を損なわないものとして有効に使用されていたのである。しかしな がら、すりおろした物を保存する場合は、別の容器に移していたのであるが、お ろし器からすりおろしたものを取り出すことが面倒であり、その際に風味が逃げ てしまう問題点があった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

そこで本考案は、すりおろした残り物は、別の容器に移し替えることなくその まま保存できるようにして手間のかからないおろし器を提供するものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

このため本考案は、小突起を多数突設したすり面部を内底面に設けて成る陶磁 器製おろし器体に、該器体内を密閉できる蓋体を嵌着可能に備えた構成の蓋付き おろし器としている。

【０００５】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の詳細を図示した形態例で説明する。図１及び図２で示す形態例 において、１は陶磁器製のおろし器体であり、碗状にして上面を開口している。 その内底面には少し高くした中高部が設けてあり、その中高部に上向きの小突起 １０を多数突設したすり面部１２が一体形成してある。なお、外底のハマ部１３ には滑り止めのゴム輪１５が取り付けてある。

【０００６】 ２はポリプロピレン製の蓋体であり、取り外し用のつば部２１を外向きに突設 すると共に、おろし器体１の開口内周面に近接乃至当接する嵌着筒２２を下向き に突設している。また、嵌着筒２２の外周には可撓性のパッキン２３が装着して ある。

【０００７】 そして、おろし器体１に蓋体２を被着することでパッキン２３が密閉しておろ し器体１内が閉塞されることになるのである。

【０００８】 本例によると、蓋体２を外した状態ですり面部１２にてすりおろしを行い、す りおろし残物がある場合はそのまま蓋体２を被着して冷蔵庫等で保存すればよい 。蓋体２の被着によってすりおろし残物が簡単に保存でき、特にパッキン２３に よる密閉によって風味を害することなく保存できるのである。

【０００９】 本例は上記の構成としたが、本考案においてはこれに限定されない。例えば、 おろし器体の形状や大きさは適宜である。また、すり面部の位置や広さは問わず 、その小突起の形状や配列も限定されない。さらに、蓋体の構成や材質も任意で あり、おろし器体内を密閉できればよいが、内部が透視できる透明乃至半透明の プラスチック製が最適である。

【００１０】

【考案の効果】

本考案の請求項１によると、すりおろし残物がある場合はそのまま蓋体を被着 して冷蔵庫等で保存すればよく、蓋体の被着による密閉によって風味を害するこ となくすりおろし残物を簡単に保存できるのである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一形態例の蓋体を外した斜視図であ
る。

【図２】その一部切欠した縦断面図である。

【符号の説明】

１ おろし器体 １０ 小突起 １２ すり面部 ２ 蓋体 ２３ パッキン

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 小突起１０を多数突設したすり面部１２
   を内底面に設けて成る陶磁器製おろし器体１に、該器体
   内を密閉できる蓋体２を嵌着可能に備えたことを特徴と
   する蓋付きおろし器。