JP3061380B1 - 重量物搬送台車及び重量物搬送装置及びそれらを用いた重量物搬送方法 - Google Patents

重量物搬送台車及び重量物搬送装置及びそれらを用いた重量物搬送方法

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JP3061380B1
JP3061380B1 JP10368228A JP36822898A JP3061380B1 JP 3061380 B1 JP3061380 B1 JP 3061380B1 JP 10368228 A JP10368228 A JP 10368228A JP 36822898 A JP36822898 A JP 36822898A JP 3061380 B1 JP3061380 B1 JP 3061380B1
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Abstract

【要約】 【課題】 本発明はコンテナ等のリフトが入ることがで
きない場所に重量物を積み込む際に、作業効率が高く、
省力性に優れた重量物搬送装置を提供することを目的と
する。 【解決手段】 本発明の重量物搬送装置は、(a)本台
座上に上下動自在に載置された上下動台座3と、上下動
台座3を上下運動させる上下動手段と、移動するための
移動手段を有する重量物搬送台車1aと、(b)U字鋼
で形成されたレール13と、を備えた構成を有してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンテナや貨車、
貨物船等に重量物を整理して搬入する際の補助装置であ
る重量物搬送台車及び重量物搬送装置及びこれらを使っ
た重量物搬送方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンテナや貨車、貨物船等の貨物
収納部の奥に500kg〜十数tの重量物を搬入する
際、コンテナの開口部等の搬送口付近に重量物を置いた
あと、3m程の長さを有する角材を大型フォークリフト
のフォークに固定し、その先端で床面に引きずらせなが
ら半ば強引に押し込んでいた。また、コンテナがトレー
ラの台車上にあり、フォークリフトの届かない高さにあ
る場合は、コンテナの床面に合わせた高さに形成された
プラットフォームを用い、フォークリフトで運び込んで
いた。また、最近、エアー圧で台座を浮上させ重量物を
移動させるエアーカートが開発されている。しかしなが
ら、これらは貨物破損させたりして種々の問題点を有す
ることから、これらの問題点を解決するため種々検討が
なされている。例えば、 a.特公昭50−34296号公報には、「車両枠上の
荷台を、その後部が車枠面よりも低くなるよう後方移動
しつつ傾斜した後、その車枠を前、後部支持脚上に支持
される荷箱に向けて移動させ、荷箱を荷台上に滑動させ
つつ荷台に設けた案内部材を、前記前部支持脚に干渉せ
しめて、その前部支持脚を自動的に折りたたみ、前記車
枠の移動を停止し、荷台を水平位置に収納して前記後部
支持脚を地上より浮上させるようにした車両における荷
箱積載方法。」が開示されている。 b.特開平4−345543号公報には、「シャシ−フ
レ−ムにアウトリガと荷台とを設け、該荷台に沿ってガ
イドレ−ルを前後方向に敷設すると共に、荷台の前端部
に主柱を立設し、該主柱の上端部に、基端ブ−ムと先端
ブ−ムとを備えた伸縮ブーム装置の基端ブームの先端部
を枢支し、前記先端ブームの先端部に、前記ガイドレ−
ルに案内されて前後進するベースと昇降マストとを備え
た伸縮マスト装置を設け、前記昇降マストに積荷の支持
具を取付けてなる荷役車両。」が開示されている。 c.特開平3−109141号公報には、「荷台後端部
の両側に立設したガイドポストに、水平位置まで回動可
能なリヤゲートを昇降自在に設け、このリヤゲートに重
量物を載置する、前後進自在なプラットフォームを受入
れ可能として、荷積み、荷降ろしを容易にした重量物運
搬車。」が開示されている。 d.特開平6−247696号公報には、「移動できる
車体と、車体の前側に設けたフィンガーボードと、フィ
ンガーボードの前側に取り付けて複数のリンクによりパ
ンタグラフ状に前後に伸縮できるプッシュプル機構と、
プッシュプル機構の前側に設けたフェイスプレートと、
フェイスプレートの下部に設けてシートパレットの縁を
掴むグリップ機構とから構成され、グリップ機構により
荷物を載置したシートパレットの縁を掴み、プッシュプ
ル機構を作動させながら車体をフェイスプレートの移動
方向とは逆方向に移動させて荷役作業を行うフォークリ
フト車において、プッシュプル機構は中央を回動自在に
軸支させてX字型に形成したリンク機構で構成し、この
リンク機構のリンク間に伸縮用の油圧シリンダーを介在
させ、伸縮用の油圧シリンダーと駆動用の油圧シリンダ
ーはプッシュプル機構のリンク機構と相似形となるよう
に形成したリンク機構に介在させ、伸縮用の油圧シリン
ダーと駆動用の油圧シリンダーを直列に接続し、駆動用
の油圧シリンダーの伸縮動作を運動変換用のリンク機構
によって変換し、このリンク機構の回動動作によって車
体に軸支した車輪を回転させるフォークリフト車のプッ
シュプル機構の同調機構。」が開示されている。その
他、関連する従来技術として、特開昭54−25012
号公報には、「車両用荷台装置」が、特公昭59−48
178号公報には、「貨物自動車における積載物の排出
装置」が、特公昭60−42135号公報には、「コン
テナ移送装置」が、特公平1−58086号公報には、
「荷受台上の荷の台車への積込制御装置」が、開示され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の重量物搬送台車や重量物搬送装置および重量物搬送
方法は、以下のような課題を有していた。 (1)上記各号公報は、重量物をコンテナの奥に押し込
む手段を有していないため、押し込み作業は旧来通り
で、貨物を損傷する危険性を有し、かつ作業に時間がか
かり、作業性に欠ける。 (2)角材で押し込む方法は、重量物をコンテナ等の床
面に引きずらせながら半ば強引に押し込むためコンテナ
と重量物の間に大きな摩擦が生じ、コンテナ等の床面が
損傷するので、コンテナ等の耐久性を阻害する。 (3)角材で押し込む方法は、重量物が変形するなどし
て思惑通りに移動させることができず、所定の位置に重
量物を配置できない。 (4)重量物を角材で押し込むには大型フォークリフト
が必要であるため、小型フォークリフトしかない場所で
は実施することができない。 (5)クレーン車を使用して重量物を積み込む場合は、
上方から積み込むため高価なオープントップ型のコンテ
ナが必要であり、コストがかかる上、クレーンのない場
所へ荷物を搬出できない。 (6)エアーを供給することで台座を浮上させ重量物を
移動させるエアーカートは、エアーカートを浮上させる
高い空気圧を有するエアー供給手段が必要であり、ま
た、エアーカートを所定の高さに保つために床面から高
圧エアーが逸散するのを防ぐ必要上、床面を平滑にする
必要があり、コンテナ内では使用できない。 (7)コンテナの入口にプラットフォームを設置して、
フォークリフトでコンテナの高さまで上がる場合は、フ
ォークリフトがプラットフォーム上から転落する可能性
があり、危険を伴う。 (8)押し込み作業の工程が多く、それぞれの作業に人
手を要するため省力性に欠ける。そこで、近年、特に鋼
板ロール等の重量が数トンもある重量物を人手を有さず
簡単にコンテナ車等の奥に整理して積み込む重量物搬送
台車や重量物搬送装置及びそれらを用いた重量物搬送方
法が強く要望されていた。
【0004】本発明は上記従来の課題を解決し、上記要
求を充たすもので、コンパクトで収納に場所を取らず重
量物と共に搬送でき、簡単な動作で確実にコンテナ等の
所定の場所に重量物を搬送できる重量物搬送台車の提
供、及び、コンパクトで収納に場所を取らず、設置作業
が容易で従来の1/2〜1/4の少ない作業員で重量物
を所定の場所に搬送でき、かつ搬送中に重量物が傾いた
り落下したりせず安全性に優れた重量物搬送装置の提
供、省力化が可能で安全かつ少ない作業工数と短い作業
時間で重量物を確実に搬送できる重量物搬送方法の提
供、を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の重量物搬送台車及び重量物搬送装置及びそ
れらを用いた重量物搬送方法は以下の手段と作用を有し
ている。本発明の請求項1に記載の重量物搬送台車は、
a.板状の本台座と、b.前記本台座の上方に上下動自
在に配設された板状の上下動台座と、c.前記上下動台
座の下面に立設されたガイドピンと、前記本台座に穿設
され前記ガイドピンが挿通されるガイドピン挿通孔と、
d.前記本台座の下面に配設された移動手段と、e.
記本台座の下面に配設された1以上の単動式シリンダ
と、前記本台座に穿孔された前記単動式シリンダの少な
くともピストンが上下動できる1以上のシリンダ孔と、
前記本台座の下面に固定され前記単動式シリンダに結合
された前記単動式シリンダに圧力を伝達する高座屈強度
部材からなる圧力伝達パイプと、を有し前記上下動台座
を上下動させる上下動手段と、を備えた構成を有してい
る。
【0006】この構成により、以下の作用が得られる。 a.板状の上下動台座と、移動手段を有しているので、
重量物を上下動台座に載置し、コンテナ等の内部の所定
位置まで運び、上下動台座を上昇させた後、重量物の下
面に角材を配置しフープ筋で重量物を固定した後、重量
物搬送台車を引き戻す作業だけで、確実に所定位置に重
さが数トンの重量物でも搬送できる。b.ガイドピンとガイドピン挿通孔を備えているので、
重量物による偏荷重や重量物の重心の偏りによって上下
動台座が傾くのを防止でき、上下動台座を垂直に上下動
でき重量物の落下や傾きを防ぎ安全性や作業性を高める
ことができる。 c.単動式シリンダが、高座屈強度部材からなる圧力伝
達パイプで支持されるので、単動式シリンダで重量物を
上下動させる際に、圧力伝達パイプが撓み単動式シリン
ダの下面をコンテナ等の床面に当接でき、単動式シリン
ダの浮揚力を最大限活かすことができる。 d.単動式シリンダの浮揚力を最大限活かすことができ
るので、数トンの重量物でも極めて小型の単動式シリン
ダで充分であり、重量物搬送台車を極めてコンパクトに
作成できる。 e.単動式シリンダが圧力伝達パイプだけで支持され揺
動自在に配設されているので、該重量物搬送台車の高さ
を著しく低くすることができ(高さが6〜20cm好ま
しくは8〜12cm)、天井の低いコンテナ車でもコン
テナの奥に重量物を搬送できる。 f.該重量物搬送台車の全高が低いので、重量物を載置
しても重心が低く搬送作業時の安全性を高めることがで
きる。 g.上下動台座を上下動手段で上下させる際に、単動式
シリンダの下面がコンテナ車等の床面に当接し、床面を
ベースとして重量物を上下させるので、構造が簡略化さ
れ、かつ、上下動時にベースとして、厚い鋼板を敷いた
りする必要がなく作業工数が著しく削減でき、かつ安全
性や作業性に優れる。 h.重量物の搬送後は、圧力伝達パイプの撓みが基に戻
るので、単動式シリンダを元の位置に持ち上げるので、
移動手段を介して移動する際に邪魔にならずスムーズに
移動できるという作用を有する。 i.上下動手段により、上下動台座を効率よくかつスム
ーズに上下動させることができる。 j.シリンダ孔により単動式シリンダの上下運動のガイ
ドができ剪断力等がかかるのを防ぎ、単動式シリンダの
耐久性を向上できる。 k.圧力伝達パイプが鉄パイプの場合は、鉄パイプがバ
ネの役割をし、単動式シリンダのシリンダの下面が重量
物の重量でレール面に接触しても、重量物搬送台車をス
ムーズに走行させることができる。
【0007】ここで、上下動手段の下面は、搬送時や保
管時に移動手段で移動できるよう移動手段の接地面より
少なくとも数mm上に位置するように、本台座の下面に
配設される。上下動台座と上下動手段の上面(単動式シ
リンダのピストンの頂部)は、当接面を平滑にした平面
又は凹面もしくは凸面に形成される。上下動台座は鉄製
の平板か格子板が好適に用いられる。厚みとしては5m
m〜20mmのものが好適に用いられる。重さが100
kg〜十数tの重量物の重量で変形したり破損したりす
るのを防ぐためである。また、シリンダ孔としては、単
動式シリンダのピストンやシリンダ本体等が貫通できる
ものであればよい。重量物搬送台車の車高を低くするた
めである。圧力伝達パイプとしては、ステンレス管や銅
管等の金属管や金属材とゴム材との複合管、硬質ゴム
管、FRTP管等が好適に用いられる。単動式シリンダ
としては、油圧式のものや空気等の気体式、水圧式のも
のが好適に用いられる。圧力発生手段として既存のもの
を使用でき、重量物搬送台車の汎用性を高めることがで
きる。
【0008】本発明の請求項2に記載の発明は、請求項
1に記載の重量物搬送台車であって、前記上下動台座の
下面に前記単動式シリンダの前記ピストンの頂部を嵌合
する嵌合手段を備えた構成を有している。この構成によ
り、以下の作用が得られる。a.上下動台座が本台座やピストンに固定されていない
ので、分解取り替えが容易で該重量物搬送台車を運搬す
る際に搬送性に優れるとともに、重量物の重さの大小、
形態の大小等に応じて上下動台座を最適のものに交換で
きるので、作業時の安全性や作業性を向上できる。
【0009】本発明の請求項3に記載の発明は、請求項
1又は2に記載の重量物搬送台車であって、前記単動式
シリンダの前記ピストンの頂部が凸状の球面状に形成さ
れ、かつ、前記上下動台座の下面の前記ピストンの頂部
との当接面が少なくとも前記ピストンの球面状の前記頂
部を嵌合できる凹面状のピストン嵌合凹部を有する構成
を有している。本発明の請求項4に記載の発明は、請求
項1又は2に記載の重量物搬送台車であって、前記単動
式シリンダの前記ピストンの頂部が凹状の球面状に形成
され、かつ、前記上下動台座の下面の前記ピストンの頂
部との当接面が少なくとも前記ピストンの球面状の前記
頂部を嵌合できる凸面状のピストン嵌合凸部を有する構
成を有している。この構成により、請求項1,2の作用
に加え、以下の作用が得られる。 a.上下動台座に偏荷重がかかってもピストンの頂部と
嵌合面で偏荷重の分散ができ、ピストンへの負荷を軽
減し、ピストンの変形や破損を防止できるという作用が
得られる。b.上下動台座がピストンと球面で摺動自在に嵌合され
ているので、重量物の重量が偏在したり突起によって上
下動台座に偏荷重がかかっても外力を分散し上下動台座
が折れたり曲がったりするのを防ぎ安全性を高めるとと
もに、作業性を向上させ該重量物搬送台車の耐久性を向
上できる。 ここで、曲面状としては半球体状等のピスト
ンに荷重の負担のかからない形状が用いられる。
【0010】本発明の請求項5に記載の発明は、請求項
1乃至4の何れか一項に記載の重量物搬送台車であっ
て、前記本台座の端部の少なくとも一部及び/又は前記
上下動台座の端部の少なくとも一部に突設されたガイド
手段を備えた構成を有している。この構成により、請求
項1乃至4の何れか一項の作用に加え、以下の作用が得
られる。 a.ガイド手段の肉厚を厚く形成した場合は、バンパー
として機能し、重量物搬送台車の衝突等による破損を防
止できる。 b.ガイド手段をU字鋼からなるレールの立壁面と当接
させることにより、レールに沿って重量物搬送台車を安
定して走行させることができる。ここで、ガイドとして
は、キャスター等の摩擦抵抗の小さいものも用いられ
る。ガイド手段がガイドされるものとしては、重量物搬
送台車を前後動自在に嵌装できるU字型のレールや立壁
等の安定性のあるものが好ましい。
【0011】本発明の請求項6に記載の発明は、請求項
1乃至5の何れか一項に記載の重量物搬送台車であっ
て、前記本台座又は前記上下動台座に突設された1又は
2以上のフック等からなる係止部及び/又は前記上下動
台座の上面に前記上下動台座の長手方向又は短手方向と
平行でかつ前記上下動台座の中心部を対称中心として形
成された突条や複数の突起からなる凸部を備えた構成を
有している。この構成により、請求項1乃至5の何れか
一項の作用に加え、以下の作用を有する。 a.重量物の搬送終了後、フック等の係止部にロープ等
を係止して重量物搬送台車を簡単に手前に引き寄せるこ
とができ作業性を向上できる。 b.長尺物等の重量物を搬送する際に、連結手段(両端
にワッカ等を有するもの等)で重量物搬送台車を連結し
て使用することができ種々の重量物に対応できる。 c.上下動台座に突条等の凸部を有しているので、ロー
ル状の重量物を載置しても凸部で転がりを防止し重量物
が重量物搬送台車から落下するのを防止し安全性に優れ
る。ここで、凸部は同一の高さに形成してもよいが、中
央部から外側にいくにつれ高くなるように形成してもよ
い。
【0012】本発明の請求項7に記載の発明は、請求項
1乃至6の何れか一項に記載の重量物搬送台車であっ
て、前記上下動台座の上面又は前記上面に穿設された支
持部収納凹部と、前記上面に固定又は前記支持部収納凹
部に収納された支持部と、を備えた構成を有している。
この構成により、1乃至6の何れか一項の作用に加え、
以下の作用が得られる。a. ロール状の重量物でも支持部で転がりを防止し安定
して支持できるので、安全性と作業性を向上できる。b. 支持部により重量物搬送台車の所定の位置に重量物
の重心をもってくることができ、搬送時の傾きや落下を
防止できる。ここで、重量物支持部の形状としては上下
動台座の中心を中心線として正面又は側面からみて左右
対称に形成されたものが好適に用いられる。また、重量
物の重心の直下に単動式シリンダを配置するとバランス
をとりながら上下動台座を上下できるので、作業性を向
上できる。支持部の形状としては、支持部を一つの部材
で作成するときは上面の中央を中心線として左右に傾斜
して端部にいく程高くなる傾斜面又は緩やかな湾曲面と
するのが好ましい。また、支持部を二つの部材で作成す
るときは上面が傾斜面もしくは一端が高い湾曲面として
作成し、これと中央が低くなるように対向して上下動台
座に固定するのが好ましい。支持部の材質としては、A
BSやポリアミド等のエンジニアリング樹脂、FRPT
等の機械的強度(特に圧縮強度)の強い合成樹脂や鉄製
のものが好適に用いられる。支持部収納凹部は支持部の
下部を数mm嵌着できる凹みに形成される。支持部に重
量物を載置した際、支持部が重量物の重量で下面から逃
げるのを防ぐためである。尚、支持部を一つの鉄製の部
材で作成するときは、上下動台座を省き、直接支持部に
上下手段を固定又は当接させるようにしてもよい。
【0013】本発明の請求項8に記載の発明は、請求項
1乃至7の何れか一項に記載の重量物搬送台車であっ
て、前記本台座の少なくとも一端部に延設されたレール
ガイド支持部と、前記レールガイド支持部の下面に固定
され各々対向して配設固定されたガイドローラを有した
レールガイド手段と、を備えた構成を有している。この
構成により、請求項1乃至7の何れか一項の作用に加
え、以下の作用が得られる。 a.コンテナ内や倉庫の床面等にレールガイドを設け、
レールガイド手段のガイドローラをレールガイドに係合
させるだけで、重量物を直進させることができ、安全性
や作業性を高めることができる。 b.一端部に立壁状のレールガイドを備えたL型レール
を用いると、L型レールを設定するだけで、重量物搬送
台車を直進させることができ作業性を高めることができ
る。
【0014】本発明の請求項9に記載の重量物搬送装置
は、請求項1乃至7の何れか一項に記載の重量物搬送台
車と、前記重量物搬送台車の前記移動手段を嵌装して走
行させるレ−ルと、を備えた構成を有している。この構
成により、請求項1乃至7の何れか一項の作用に加え、
以下の作用が得られる。 a.表面に凹凸のあるコンテナ床面でも、レールを配置
するだけで、重量物搬送台車をレール上で安定して走行
をさせることができ、重量物搬送台車が凹凸につまづい
て移動ができなくなるという事故を防ぎ作業性を著しく
向上できる。 b.重量物搬送台車がガイド手段を備えた場合は、ガイ
ド手段がレールの縁に沿って確実に前後に直進できるた
め重量物搬送台車をより安定して走行させることができ
る。 c.コンテナの床面と同一の高さの上面を有するレール
支持台を、コンテナの開口部側に配置し、コンテナの床
面とレール支持台の間にレールを架設することにより、
クレーンで、重量物搬送台車の上下動台に重量物を載
置できるので、従来のようなプラットフォームを有さな
い現場(実際はプラットフォームを有しない現場が多
い)でも重量物を簡単に運搬することができ、重量物の
運送適用範囲を著しく拡大することができる。d.コンテナ等の床面にレールを配置し重量物を重量物
搬送台車でコンテナの奥等に運ぶのでコンテナ等の床面
を傷つけることがなく、コンテナ車等の耐久性を向上さ
せることができる。
【0015】ここで、レールとしてはU字鋼材を長さの
調整だけをして無加工で利用することもできる。また、
レール及び重量物搬送台車は重量物の形状や重量に合わ
せて単数又は複数を用いることもできる。尚、レールを
複数本用いるときは、かならず床面に平行に配置するこ
とが必要である。レールが少しでも平行でないと重量物
搬送台車を移動させることができないためである。従っ
て、レールの各対向面にスペーサの端部を嵌合又は保持
できるスペーサ受けを2以上形成し、対向するスペーサ
受けに同一長さのスペーサの端部を嵌合又は保持できる
ようにすると簡単にレール間の平行を保つことができ
る。スペーサの端部を嵌合させる場合は端部を直角状に
折り曲げておくと落とし込むだけで嵌合されレールを平
行にできるようになるので好ましい。また、スペーサ受
けを設ける代わりに同一の長さに切断された角材をレー
ル間に配置してもよい。
【0016】本発明の請求項10に記載の重量物搬送装
置は、請求項8に記載の重量物搬送台車と、コンテナ等
の内部に配置され前記重量物搬送台車の前記移動手段を
移動させるレールと前記重量物搬送台車の前記レールガ
イド支持部の前記レールガイド手段の対向した前記ガイ
ドローラと係合して前記重量物搬送台車を直進させるレ
ールガイドとを有するL型レールと、を備えた構成を有
している。この構成により、請求項8の作用に加え、以
下の作用が得られる。 a.重量物搬送台車のレールガイド手段のガイドローラ
をL型レールのレールガイドに係合させるだけで、簡単
に重量物を前後に直進させることができ、作業性を著し
く高めることができる。 b.重量物搬送台車の長手方向の一端部に延設してレー
ルガイド支持部を設けると、一つのL型レールをコンテ
ナ等の床面に配置するだけで、大型の重量物や鋼材等の
長尺の重量物を簡単に搬送することができる。
【0017】本発明の請求項11に記載の発明は、前記
請求項9に記載の重量物搬送装置であって、a.前記レ
ールが、前記レールのローラ通路の前後端部側に固定さ
れたストッパ、b.若しくは、前記レールが、前記スト
ッパと、前記レールの前端部の下面が長さ方向に傾斜し
て形成されたスライド壁と、を有した構成を有してい
る。この構成により、請求項9の作用に加え、以下の作
用が得られる。 a.コンテナ等にレールを配置する際に床面との抵抗が
少なく、スムーズに配置することがきる。 b.ストッパをレールの前後端部側に有しているので、
重量物搬送台車の行き過ぎによる事故を防止でき安全性
を高める。
【0018】本発明の請求項12に記載の発明は9乃至
11の何れか一項に記載の重量物搬送装置であって、前
記レールが長さ方向に2以上に分割され、各分割部に連
結部を備えている構成を有している。この構成により、
請求項9乃至11の何れか一項の作用に加え、レールが
コンパクト化されるので、収納性や搬送性が向上すると
いう作用が得られる。ここで、連結部としてはレールの
一端部の左右側壁を一段(他のレールの約幅分より少し
広め)拡開するとともに底部を一段低く形成し、他のレ
ールの端部を嵌合し外部を錠で止める等の他一般的な手
法の連結手段が用いられる。尚、連結部のレール間には
段差がない用に面一に形成される。数トンもの重量物を
搬送するので、段差が大きいと移動手段が係止され移動
が不可能になるためである。
【0019】本発明の請求項13に記載の重量物搬送方
法は、前記コンテナ等の内部に1又は2以上の請求項9
乃至12の何れか一項に記載のレール若しくはL型レー
ルを配置するレール配置ステップと、前記請求項1乃至
の何れか一項に記載の重量物搬送台車を前記レール上
若しくは前記L型レール上でかつ前記コンテナ等の開口
部等の搬送口付近に配置する搬送台車配置ステップと、
重量物を前記重量物搬送台車の前記上下動台座に載置す
る重量物載置ステップと、前記重量物を前記重量物搬送
台車と共に前記コンテナ等の奥へ押し込む押し込みステ
ップと、前記重量物搬送台車の前記上下動手段によって
前記上下動台座を上昇させる上昇ステップと、前記上下
動台座を下降させる際に前記重量物を支える位置に角材
を配置する角材配置ステップと、前記上下動手段によっ
て前記上下動台座を下降させる下降ステップと、を有す
る構成を有している。この構成により、コンテナ等のリ
フトが入ることが不可能な場所でも重量物を人力等の少
ない作業員で、迅速かつ、安全に、整然と積み込み、積
み降ろし作業ができるという作用が得られる。
【0020】本発明の請求項14に記載の重量物搬送方
法は、重量物を載置した角材間に1又は2以上の請求項
9乃至12の何れか一項に記載のレール若しくはL型レ
ールを配置するレール配置ステップと、前記請求項1乃
至8の何れか一項に記載の重量物搬送台車を前記レール
上若しくは前記L型レール上でかつ前記重量物の下面に
配置する搬送台車配置ステップと、前記重量物搬送台車
の前記上下動手段によって前記上下動台座を上昇させ重
量物を前記上下動台座に載置する重量物載置ステップ
と、角材を抜き取る角材抜き取りステップと、前記上下
動手段によって前記上下動台座を下降させる下降ステッ
プと、前記重量物を前記重量物搬送台車と共に前記コン
テナ等の開口部等の搬送口へ押し出す押し出しステップ
と、を有する構成を有している。この構成により、コン
テナ等のリフトが入ることが不可能な場所でも重量物を
人力等の少ない作業員で、迅速かつ、安全に、整然と積
み込み、積み降ろし作業ができるという作用が得られ
る。
【0021】本発明の請求項15に記載の重量物搬送方
法は、前記コンテナ等の床面に鋼板を配置する鋼板配置
ステップと、前記鋼板上に潤滑層を形成する潤滑層形成
ステップと、前記請求項1乃至8の何れか一項に記載の
重量物搬送台車を潤滑層上に配置する搬送台車配置ステ
ップと、前記重量物搬送台車上に重量物を載置する重量
物載置ステップと、前記重量物を前記重量物搬送台車と
共に前記コンテナ等の奥へ押し込む押し込みステップ
と、前記上下動手段によって前記上下動台座を上昇させ
る上昇ステップと、前記上下動台座を下降させる際に前
記重量物を支えるように角材を配置する角材配置ステッ
プと、前記上下動手段によって前記上下動台座を下降さ
せる下降ステップと、を有する構成を有している。この
構成により、コンテナ等のリフトが入ることが不可能な
場所でも重量物を人力等の少ない作業員で、迅速かつ、
安全に、整然と積み込み、積み降ろし作業ができるとい
う作用が得られる。更に、前後左右自在に重量物を積み
込むことができるという作用が得られる。ここで、潤滑
層を形成するものとして、オイル、砂、グリセリン等が
利用される。また、使用する鋼板は、無加工のものでも
よい。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に本発明の一実施の形態につ
いて、図面を参照しながら説明する。 (実施の形態1) 本発明の実施の形態1の重量物搬送台車について図面を
参照しながら説明する。図1(a)は実施の形態1にお
ける重量物搬送台車の底面図であり、図1(b)はその
側面図であり,図1(c)はその正面図である。図1に
おいて、1aは重量物搬送台車、2は幅が15〜20m
m、長さが60〜120mmの長方形で厚みが5〜10
mmの鋼板等からなる本台座、3は本台座2の上方に上
下動が可能なように配設され厚みが本台座2の約2倍の
鋼板等からなる上下動台座、4は本台座2の下面に突設
されたローラ支持部、5はローラ支持部4に回動可能に
支持されたローラであり各ローラは全く平行に配置され
ている。6は本台座2に貫設されたシリンダやピストン
が出入できる油圧シリンダ孔、7aは油圧シリンダ孔6
をピストン7bが貫通しピストン7bの上端が固定され
た単動式油圧シリンダ(以下、油圧シリンダと略す)、
8は本台座2に貫設されたガイドピン挿通孔、9は上下
動台座3の下面に突設されガイドピン挿通孔に挿通され
たガイドピン、10は本台座2の端部に配設され油圧ポ
ンプ(図示せず)と接続されるカプラ、11は各油圧シ
リンダ7aとカプラ10を接続するステンレススチール
等の高座屈強度を有する油圧伝達パイプ、12は本台座
2の端部に延設され鉤状に形成されたフックである。
【0023】(実施の形態2) 図2は本発明の実施の形態1における重量物搬送装置の
レールの斜視図である。図2において、13はU字鋼等
で形成された内部に重量物搬送台車1aが前後動するレ
ール、14、15はレール13の側壁であり、側壁1
4、15は重量物搬送台車1aの本台座2と略同一の高
さに形成されている。16はレール13の前方に側壁1
4、15間に形成された前方ストッパー、17はソリ状
に下面が傾斜して形成されたレール13のスライド壁、
18はレール13の後方の側壁14、15間に形成され
た後方ストッパー、18aは後方ストッパー18を切り
欠いて形成されたカプラ10の出入口、19はレール1
3の両側壁14、15の内側に沿って形成され表面が平
滑に形成されたローラ5を移動させるローラ通路、20
はレール13の後端を絞って形成され側壁14、15に
ワイヤ、ロープ等の挿通孔20aが形成されたレール後
端部である。
【0024】(実施の形態3) 次に、実施の形態1、2の重量物搬送台車及び重量物搬
送装置を用い本発明の実施の形態3の重量物搬送方法を
図面を用いて説明する。図3は実施の形態2の重量物搬
送装置を用いてコンテナに重量物を積み込み積み降ろす
際の状態を示す斜視図であり、図4はその作業工程を示
すフローチャートである。図3において、1aは重量物
搬送台車、3は上下動台座、12はフック、13はレー
ル、30は床面に平行に配設されたレール13とレール
13内に配置された重量物搬送台車1aを収納した後方
開放のコンテナ、31は重量物搬送台車1a、1a間に
均等に載置されたパレット、32はパレット31の中心
に載置された重量数トンの鋼板ロールやインゴット、加
工機械等の重量物、33は木製又は鉄等の金属製の角材
である。角材33の高さは、重量物搬送台車1aがレー
ル13上に嵌装され油圧シリンダ7が縮んだ状態の上下
動台座の上面から床面までの高さ(以下、作業高さと
いう)より高く、油圧シリンダ7が伸びた状態のコンテ
ナの床面から上下動台座の上面までの高さより低いも
のが使用される。油圧シリンダ7aを縮めた時にパレッ
ト31を支持し重量物搬送台車1aをパレット31の下
面から引き抜くためである。コンテナ30への重量物の
積込み作業はまず、レール13をコンテナ30の開口部
から奥に向かって略平行に並べて配置する(S1)。次
いで、2台の重量物搬送台車1aをそれぞれのレール1
3上で、かつ、コンテナ30の略開口部付近に配置する
(S2)。次いで、フォークリフト(図示せず)で2つ
の上下動台座3の上に跨がるように重量物32(例えば
インゴット等)を載置する(S3)。このとき、重量物
32の荷重が上下動台座3に均等にかかるように載置す
る。複数の小物重量物や不安定な形状の重量物(例えば
機械等)を載置する場合は、パレット31等の補助材
(図示せず)が用いられる。本実施の形態ではパレット
31を用いて説明する。重量物32が安定した形状の場
合は、パレット31は必要ない。次いで、作業員が重量
物32を押しながら奥に押し込む(S4)。重量物搬送
台車1aにローラ5を備えているので、重さが数トンの
重量物32でも、1〜2人の作業員の力だけでコンテナ
30の奥に押し込んでいくことが可能である。所定の位
置に押し込み終わったら、カプラ10に油圧ポンプのホ
ース(図示せず)を接続し、各油圧シリンダ7aに油圧
を伝えて、上下動台座3を上昇させる(S5)。油圧シ
リンダ7aが油圧伝達パイプ11に固定され、油圧シリ
ンダ孔6に嵌装されているだけなので、上下動台座3を
上昇させるとともに油圧シリンダ7aが油圧伝達パイプ
11の弾性力で極めて緩く曲がり油圧シリンダ7aの底
面がレール13の底部と衝合し更にピストン7bの上面
が上下動台座3を押し上げ、パレット31をレール13
の側壁14、15の作業高さよりも上方に持ち上げる。
次いで、パレット31を支える位置へ角材33を配置す
る(S6)。次いで、油圧シリンダ7aのピストン7b
を縮め、上下動台座3を下降させる(S7)。油圧シリ
ンダ7aは油圧伝達パイプ11の弾性力でレール13の
底面から離れて浮上する。パレット31は角材33に載
置される。次いで、重量物搬送台車1aのフック12に
ロープをかけて後方へ引っ張り重量物搬送台車1aをコ
ンテナ30の開口部付近まで引き寄せる(S8)。次い
で、S3〜S8を繰り返しながら、重量物32を載せた
パレット31をコンテナ30内に連続的に、迅速に、整
然と積み込むことができる。積込み終了後、レール13
の挿通孔20aにワイヤロープを挿通し、レール13を
コンテナ30から引きずり出す。次いで、従来の施工さ
れているフープ筋等により重量物をコンテナ内に固定す
る。
【0025】次に重量物を積み降ろす場合について説明
する。まず、重量物32を載置した角材33、33間に
レール13、13をコンテナ30の開口部から略平行に
並べて挿入し配置する。次いで、2台の重量物搬送台車
aをそれぞれのレール13上で、かつ、重量物を支え
る位置に配置する。次いで、カプラ10に油圧ポンプ
(図示せず)を接続し、油圧シリンダ7aに油圧を伝え
て、上下動台座3を上昇させる。このとき、重量物32
を載せたパレット3は上下動台座3に載置され、角材
33から離れる。次いで、パレット3の下面から角材
33を引き抜き、油圧シリンダ7aのピストン7bを縮
め、上下動台座3を下降させる。次いで、重量物32を
コンテナ3の開口部付近まで搬送していき、フォーク
リフト(図示せず)で積み降ろす。
【0026】以上のように本実施の形態1乃至3の重量
物搬送台車及び重量物搬送装置及びこれらを用いた重量
物搬送方法は構成されているので、以下の作用が得られ
る。 a.重量物搬送台車の油圧シリンダがステンレス等の弾
力性と剛性に優れた油圧伝達パイプで支持されているだ
けなので、重量物を持ち上げて角材上に載置するとき
は、ピストンを上昇させ重量物を上げながらシリンダは
油圧伝達パイプの弾力で下面がレールの底部で支持され
ているので、油圧シリンダの浮揚力を最大限活かすこと
ができるので、単動式シリンダも小型のものでよく、該
台車を背高の低いコンパクトなものにすることができ
る。 b.油圧シリンダの浮揚力を最大限活かせるので数トン
の重量物でも極めて小型の油圧シリンダで充分であり、
重量物搬送台車及び重量物搬送装置を極めてコンパクト
に作成できる。 c.ガイドピンを備えているので、重量物による偏荷重
で上下動台座が傾くのを防止でき、重量物の落下や傾き
を防ぎ安全性を高めることができる。 d.重量物の搬送時に左右の重量物搬送台車のいずれか
一方が多少でも平行関係がくずれると、ローラが回転せ
ず重量物の搬送が不可能になるが、本台座がレールの側
壁の高さと略同一なので重量物搬送台車の移動時に重量
物搬送台車をガイドするので、スムーズに重量物搬送台
車を移動でき途中でストップすることがない。 e.油圧シリンダが油圧伝達パイプだけで支持され揺動
自在に配設されているので、重量物搬送台車の高さを著
しく低くすることができ(高さが6〜20cm好ましく
は8〜12cm)、重量物を低い重心で搬送できるので
安全性に優れるとともに、重量物をコンテナの床面に固
定する際は、従来使用している角材上に載置でき、汎用
性に優れる。 f.コンテナの床面にレールを配置し重量物を重量物搬
送台車でコンテナの奥に運ぶのでコンテナの床面を傷つ
けることがなく、コンテナ車の耐久性を著しく、向上さ
せることができる。 g.ローラ支持部を縦長で床面近くまで形成しているの
で、ローラ支持部の外周壁とU字鋼のレールの曲面部と
が摺動し重量物搬送台車が少しでも傾きそうになっても
重量物搬送台車をガイドすることができ、作業性を高め
る。
【0027】(実施の形態4) 図5は実施の形態4の重量物搬送装置のコンテナの積込
み時の斜視図である。実施の形態1と異なる点は、重量
物搬送台車1bやレール13aが実施の形態1の重量物
搬送台車1aやレール13と比べて、横巾が広く形成さ
れている点である。これにより、一本のレールをコンテ
ナ車の長手方向の中央部に長手方向と平行に配置し、重
量物32の重心が重量物搬送台車1b上にくるように重
量物搬送台車1bに載せた後は実施の形態1と同様にし
て積み込むことができる。以上のように本実施の形態の
重量物搬送台車及び重量物搬送装置は構成されているの
で、実施の形態1で得られる作用の他、 a.一本のレールを中央に配置するだけで重量物を積み
込むことができる。 b.方形やリング状等で重心の取り易い重量物の積込み
作業には、重量物搬送台車に重心をとって乗せるだけで
作業ができ、作業性に優れる。 c.レールが1本なので後片付けの作業工数や作業時間
が著しく削減できる。
【0028】(実施の形態5、6) 図6(a)は実施の形態5の重量物搬送台車の底面図で
あり、図6(b)はその側面図であり、図6(c)はそ
のピストンと上下動台座の当接部の要部拡大図である。
図6において、2は本台座、4はローラ支持部、5はロ
ーラ、6はシリンダ孔、8はガイドピン挿通孔、9はガ
イドピン、11は油圧伝達パイプであり、これらは実施
の形態1と同様なものなので同一の符号を付して説明を
省略する。1cは実施の形態5の重量物搬送台車、3a
は本台座2の上面に本台座2より全体に少し大きめに形
成され載置された上下動台車、3bは上下動台車3aの
下面に球面状の凹状に形成されたピストン嵌合凹部、
7’aは油圧シリンダ、7’bは上端が球面状に形成さ
れ油圧シリンダ7’aのピストン、10a、10bは重
量物搬送台車1cの前後端に配設された油圧シリンダ
7’aに油圧を伝達するカプラ、12a、12bは本台
座2の前後端に延設されたフックである。
【0029】以上のように構成された実施の形態5の重
量物搬送台車1cを用いた重量物搬送装置について、貨
物列車に重量物を載荷する場合を例として、その動作を
説明する。図7は実施の形態6の重量物搬送装置を用い
た貨物列車への重量物の積込み状態を示す斜視図であ
る。図7において、1cは重量物搬送台車、19はロー
ラ通路、31はパレット、32は重量物であり、前述と
同様なものなので同一の符号を付して説明を省略する。
13aは長尺の箱型に形成され内部にローラ通路19を
有するレール、18’はレール13aの両端部に固着さ
れたストッパー、18a’はカプラ出入口であり、実施
の形態6の重量物搬送装置は以上のように構成されてい
る。30aは側面中央が開口する貨物列車、30’a貨
物列車30aの側面開口部、33’は重量物32の底部
の長さに応じて形成された角材である。まず、レール1
3aを貨物列車30aの床面の長手方向にバランスをと
って平行に配置する。次いで、重量物搬送台車1cを各
レール13aの長手方向の中央で側面開口部30’aの
位置に収納する。次いで、重量物32もしくは重量物3
2を載置したパレット31の重心をとってフォークリフ
トで重量物搬送台車1cの上に乗せる。次いで、左右の
いずれかの奥へ重量物32を載置した重量物搬送台車1
cを押し込む。重量物搬送台車1cに載荷した10トン
前後の重量物32もローラ通路19を有するので、重量
物32の重量でローラ5が沈むことを防ぎ、作業員が押
すだけで貨物列車30aの奥の所定部に移動させること
ができる。次いで、実施の形態1と同様にして上下動台
3aに油圧をかける。重量物32に突起等を有し上下
動台座3aに局部的に力がかかってもピストン7’bの
上端が半球面状に形成され上下動台座3aのピストン嵌
合凹部3bに摺動自在に嵌合されているので、外力を分
散させ上下動台座3aが破損したりするのを防ぎ、重量
物32を傷つけることなく移動できる。次いで、重量物
32が角材33’の高さよりも高く持ち上げられている
ので、重量物32の下に角材33’を挿入し配置する。
次いで、重量物搬送台車1cの油圧を解き、ピストン
7’bを下げ、重量物32を角材33’に載置する。次
いで、フック12bにロープをかけ重量物32の下面か
ら重量物搬送台車1cを抜き取る。次いで、フープ筋で
重量物3を貨物列車30aに移動しないように固定す
る。次いで、カプラやフックが重量物搬送台車1cの前
後に配置されているので、先と同様にして重量物搬送台
車1c上に重量物32を載置し貨物列車30aの他方の
隅に重量物32を角材33’上に載置固定する。以上の
作業を繰り返して重量物32を貨物列車30aに積み込
む。重量物搬送台車1cは最後に積み込む重量物32を
積み込む前にレール13から外すか又は到着地で積み降
ろしに使用するためレール13内にそのまま収納してい
てもよい。次に、重量物32を降ろす場合は、まず側面
開口部30’aから重量物32を積み降ろした後、重量
物搬送台車1cを用い、積み込み時と逆の作業で重量物
搬送台車1cを使いながらフォークリフトで降ろす。
【0030】以上のように本実施の形態5、6の重量物
搬送台車及び重量物搬送装置は構成されているので、実
施の形態1及び2で得られる作用の他、以下の作用が得
られる。 a.カプラやフックを本台座の前後に備えているので、
どちらからでも油圧をかけることができるとともに、ど
ちらからでも重量物の下面から重量物搬送台車を引き抜
くことができ、側面に開口部を有するコンテナや貨車で
も容易に重量物の積み降ろしができ、作業性を著しく向
上できる。 b.上下動台車が本台座やピストンに固定されていない
ので、分解取り替えが容易で重量物台車を運搬する際に
搬送性に優れるとともに、重量物の重さの大小、形態の
大小等に応じて上下動台車を最適のものに交換できるの
で作業時の安全性や作業性を向上できる。 c.上下動台座がピストンと球面で摺動自在に嵌合され
ているので、重量物の重量が偏在したり突起によって上
下動台座に偏荷重がかかっても外力を分散し上下動台座
が折れたり曲がったりするのを防ぎ安全性を高めるとと
もに、作業性を向上させ重量物搬送台車の耐久性を向上
できる。
【0031】(実施の形態7、8) 図8(a)は実施の形態7の重量物搬送台車の平面図で
あり、図8(b)はその底面図であり、図8(c)はそ
の側面図,図8(d)はその正面図である。図8におい
て、5はローラ、6は油圧シリンダ孔、7’aは油圧シ
リンダ、7’bは上端が半球面状のピストン、10はカ
プラ、11は油圧伝達パイプであり、これらは実施の形
態5等と同様なものなので同一の符号を付し説明を省略
する。1dは実施の形態7の重量物搬送台車、2aは細
長の長方形板状で形成された本台座、8aは上下動台座
40の下面に連設されたガイドピン挿通孔、9aは上端
面が上下動台座40の下面に固着されガイドピン挿通孔
8aを上下動して上下動台座40をガイドするガイドピ
ン、40は上面に長さ方向の中央で直交状に2分された
凹部41、41を有し下面にピストン7’bの上端の半
球面部を嵌合するピストン嵌合凹部3bを有する上下動
台座、42は上下動台座40の各凹部41に下部が嵌入
され上面が傾斜壁で形成されたABS等のエンジニアリ
ング樹脂や硬質ゴム、FRTP等の強化樹脂等からなる
重量物支持部である。重量物支持部42はピストン7’
bの上面(上下動台座40の中央)で対称形に凹部に圧
密嵌入されている。43は本台座2aに基部が固定され
て配設され他端部に鉄輪や硬質ゴム輪からなるガイド輪
43aを備えたガイド部である。ガイド部43のガイド
輪43aは本台座2aや上下動台座40の横幅よりも多
少外側に突出して配設され、重量物搬送台車1dが重量
物の搬送中に傾むいた際にレールの側壁の内側と当接し
てから重量物搬送台車1dを傾かないようにガイドする
ように形成されている。44は基部が後述するローラ支
持壁に固定されたカプラ支持部、45はカプラ支持
4の前面中央に固定され、先端にフック孔45aを有す
るフック、46は本台座2aの長手方向の両側下面に沿
って固定されたローラ支持壁、46aは本台座2aの上
面から形成された螺孔で、本台座2aとローラ支持壁4
6を固定するとともにローラの軸部を固定するボル
ト、46bはローラ支持壁46に貫装されたローラ5の
軸部を保持する軸孔である。
【0032】以上のように構成された本実施の形態7の
重量物搬送台車を用いた実施の形態8の重量物搬送装置
について、以下その重量物搬送方法を図面を参照しなが
ら説明する。図9(a)は実施の形態7の重量物台車で
構成された実施の形態8の重量物搬送装置を用いたコン
テナへの重量物の積み込み時の要部斜視図であり、図9
(b)はその要部側面図である。図9において、13は
レール、16は前方ストッパー、20はレール後端部、
20aは挿通孔、30はコンテナであり、これは実施の
形態2と同様なものなので、同一の符号を付し説明を省
略する。32aは重量が約10トン近くの鋼板ロール
重量物、50はコンテナ車の開口部の後部に別途配置さ
れるレール支持台、レール支持台50の上面はコンテナ
車の床面と同一の高さにセットされる。51は重量物
2aを吊下しているクレーンのフックである。コンテナ
30への積込み作業はまず、レール支持台50とコンテ
ナ30にレール13を2本平行に配置する。このとき、
レール13が届いていない場所(コンテナ30の奥の部
分)には重量物32aは積荷されない。次いで、レール
13間にスペーサ52をレール13の前後に2本配置す
る。2本のスペーサ52の長さは同じものとし、レール
13が平行になるようにする。次いで、重量物搬送台車
1dをレール13上でかつコンテナ30の開口部付近に
配置する。次いで、重量物32aを重量物搬送台車1d
の重量物支持部42に載置する。重量物支持部42は、
対称で中央が低くなるように配設されているための重量
物32aの転がりを防止し、かつ重量物32aの重心が
油圧シリンダ7’aの真上にくるので安定して載置でき
安全性に優れるとともに、搬送性に優れる。次いで、重
量物32aを載置した重量物搬送台車1dをコンテナ3
0の奥に押し込む。ガイド43を有しているため、ガイ
ド輪43aのガイドにより重量物搬送台車1dがスムー
ズに直進する。重量物搬送台車1dの上下動台座40を
油圧シリンダ7’aにより上昇させる。ピストン7’b
の上端部には半球体状に形成されており、上下動台座3
の下面にはピストン嵌合凹部3bが形成されているの
で、偏荷重によるピストン7’bへの損傷や重量物32
aの傾き等を防ぐとともに、上下動台座40の破損を防
止できる。次いで、上下動台座40が下降した際に、重
量物32aを支える位置に角材53を配置する。次い
で、上下動台座40を下降させる。同様にして他の重量
物32を積み込む。重量物32の積込みが終了する
とレール13をコンテナ30に収まるように押し込む。
【0033】以上のように実施の形態7、8の重量物搬
送台車及びそれを用いた重量物搬送装置は構成されてい
るので、実施の形態1乃至4で得られる作用の他、次の
作用が得られる。 a.重量物搬送台車の上下動台座に重量物中心が油圧シ
リンダ直上にくるように重量物支持部が形成されている
ので、重量物を安定して重量物搬送台車に載置でき、荷
崩れや荷の傾きを防ぎ、搬送時の安全性や作業性を著し
く向上させることができる。 b.重量が数トン以上もある重量物を両側部で支えて搬
送する場合に、いずれか一方のローラが少しでも傾くと
ローラが回転せず搬送が困難で立ち往生するが、重量物
の背面の両端部を均等に押さないで片方部分だけを押し
てもガイド部を有しているのでスムーズにコンテナ内に
押し込むことができる。
【0034】(実施の形態9、10) 図10(a)は実施の形態9の重量物搬送台車の底面図
であり、図10(b)はその側面図であり、図10
(c)はその正面図である。実施の形態9の重量物搬送
台車1eが、実施の形態1の重量物搬送台車1aと異な
る点は、ローラ支持部4及びローラ支持部4に軸支さ
れたローラ5が本台座2に重量物搬送台車1eの長手方
向と直交する方向に配設されている点。油圧伝達パイ
プ11のカプラ64が本台座2の長手方向の一側面の中
央に突設されている点。フック65が本台座2の長手
方向の一側面の中央にカプラ64と同一方向で突設され
ている点。本台座2の一端部が延設されU字状のレー
ルガイド支持部60を備え、レールガイド支持部60の
下面に立設されたガイド壁61a、61bと、ガイド壁
61a、61bの内壁に各々対向して配設固定されたロ
ーラ支持部62とローラ支持部62に軸支されたガイド
ローラ63が配設されている点である。
【0035】以上のように構成された実施の形態9の重
量物搬送台車を用いた実施の形態10の重量物搬送装置
について、以下図面を用いて説明する。図11は実施の
形態10の重量物搬送装置を用いた重量物搬送時の要部
斜視図である。図11において、33は前述した角材、
70はL字型に形成されたL型レール、71はL型レー
ル70の片面に立設され頂部側面がガイドロ−ラ63、
63に挟まれる高さに形成されたレールガイド、72は
重量物搬送台車1eがL型レ−ル70上を移動する際に
移動し易い用に平滑に形成されたロ−ラ通路、73はロ
−ラ通路72の後端部に立設された重量物搬送台車1e
が移動し過ぎないように止めるストッパ、74はローラ
通路72の繋材である。以上のように構成された実施の
形態10の重量物搬送装置について、以下その使用方法
を説明する。コンテナ(図示せず)の床面にL形レール
70を配置する。次いで、L形レール70のレールガイ
ド71に重量物搬送台車1eのレールガイド支持部60
のガイドローラを挟んで、L型レール70上に重量物搬
送台車1eを重量物の長さや大きさ、重さ等に応じて1
乃至数台を配置する。次いで、重量物を重量物搬送台車
1e上に載置しコンテナの奥に送り、次いで、前述の如
く上下動台座3を油圧シリンダ7aで持ち上げた後、重
量物若しくは重量物を載せたパレット等の下に角材33
を配置し、次いで、前述の如く、重量物搬送台車1eを
重量物の下から抜き取る。以上のように実施の形態1乃
至4で得られる作用の他、以下の作用が得られる。 a.重量物搬送台車がコンテナへの搬入方向に対して直
行して配置され、上下動台座の載荷面がコンテナの奥壁
と平行なので、鋼材や鋼管等の長尺物をも容易にコンテ
ナの奥まで搬入することができる。 b.L型レールのレールガイドで重量物搬送台車のガイ
ドローラがガイドされるので、重量物搬送台車のガイド
ローラに沿って直進させることができる。
【0036】(実施の形態11) 図12は実施の形態11における重量物搬送時の状態図
である。図12において、1dは実施の形態7の重量物
搬送台車、30はコンテナ、32aは重量物、43aは
ガイド輪、46はローラ支持壁、80はコンテナ30の
床面に配置された厚さが100mm前後で上面が平滑な
鋼板、81は鋼板89の上表面に形成された潤滑層であ
る。以下に以上のように構成された本実施の形態の重量
物搬送装置を用いた重量物搬送方法について以下その動
作を図12を参照しながら説明する。コンテナ30への
積込み作業はまず、コンテナ30の床面に鋼板80を平
滑面を上面として敷く。次いで、鋼板80の表面にオイ
ル、砂、グリセリン等の潤滑剤をまいて、潤滑層を形成
する。次いで、重量物搬送台車1dを鋼板80上かつコ
ンテナ30の開口部付近に配置する。鋼板ロール等の重
量物32aを重量物搬送台車1dの重量物支持部42に
載置する。次いで、重量物32aと重量物搬送台車1d
を任意の位置へ押し込む。この場合、潤滑層が形成され
ているので、ローラ5の回転方向と異なる方向であって
も、重量物搬送台車1dは滑るように移動していく。次
いで、重量物搬送台車1dの上下動台座40を油圧シリ
ンダ7’aにより上昇させる。次いで上下動台座40が
下降した際に、角材(図示せず)が重量物32aを支え
る位置に角材を配置する。ここで、角材16の高さは上
下動台座40が上昇したときより低く、下降したときよ
り高いものが用いられる。次いで、上下動台座40を下
降させる。これにより、重量物32aが角材上に載置さ
れる。尚、本実施の形態では実施の形態7の重量物搬送
台車を用いて説明したが、ローラを有しないで、ローラ
支持壁だけを用いてもよい。この場合、ローラ支持壁4
6の当接側の角部はアールをつけておくと滑り易くする
ことができる。以上のように、実施の形態11の重量物
搬送方法によれば、以下の作用が得られる。 a.鋼板を床面に敷設固定しておけば、潤滑剤を散布す
るだけでレールが形成でき、作業性を向上できる。
【0037】
【発明の効果】以上のように本発明の重量物搬送台車及
び重量物搬送装置及びそれらを用いた重量物搬送方法に
よれば、以下のような優れた効果を有する。請求項1に
記載の発明によれば、以下のような有利な効果が得られ
る。 a.板状の上下動台座と、移動手段を有しているので、
重量物を上下動台座に載置し、コンテナ等の内部の所定
位置まで運び、上下動台座を上昇させた後、重量物の下
面に角材を配置しフープ筋で重量物を固定した後、重量
物搬送台車を引き戻す作業だけで、確実に所定位置に重
さが数トンの重量物でも搬送できる。b.ガイドピンとガイドピン挿通孔を備えているので、
重量物による偏荷重や重量物の重心の偏りによって上下
動台座が傾くのを防止でき、上下動台座を垂直に上下動
でき重量物の落下や傾きを防ぎ安全性や作業性を高める
ことができる。 c.単動シリンダが、高座屈強度部材からなる圧力伝達
パイプで支持されるので、単動式シリンダで重量物を上
下動させる際に、圧力伝達パイプが撓み単動式シリンダ
の下面をコンテナ等の床面に当接でき、単動式シリンダ
の浮揚力を最大限活かすことができ、その結果、数トン
の重量物でも極めて小型の単動式シリンダで充分であ
り、重量物搬送台車を極めてコンパクトに作成できる。 d.単動式シリンダが圧力伝達パイプだけで支持され揺
動自在に配設されているので、該重量物搬送台車の高さ
を著しく低くすることができ、天井の低いコンテナ車で
もコンテナの奥に重量物を搬送でき、また、該重量物搬
送台車の全高が低いので、重量物を載置しても重心が低
く搬送作業時の安全性を高めることができる。 e.上下動台座を上下動手段で上下させる際に、単動式
シリンダの下面がコンテナ車等の床面に当接し、床面を
ベースとして重量物を上下させるので、構造が簡略化さ
れ、かつ、上下動時にベースとして、厚い鋼板を敷いた
りする必要がなく作業工数が著しく削減でき、かつ安全
性や作業性に優れる。f.重量物の搬送後は、圧力伝達パイプの撓みが基に戻
り、単動式シリンダを元の位置に持ち上げるので、移動
手段を介して移動する際に邪魔にならずスムーズに移動
できる。 g.上下動手段により、上下動台座を効率よくかつスム
ーズに上下動させることができる。 h.シリンダ孔により単動式シリンダの上下運動のガイ
ドができ剪断力等がかかるのを防ぎ、単動式シリンダの
耐久性を向上できる。 i.油圧伝達パイプが鉄パイプの場合は、鉄パイプがバ
ネの役割をし、単動式シリンダのシリンダの下面が重量
物の重量でレール面に接触しても、重量物搬送台車をス
ムーズに走行させることができる。
【0038】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
の効果に加え、以下のような有利な効果が得られる。a.上下動台座が本台座やピストンに固定されていない
ので、分解取り替えが容易で該重量物搬送台車を運搬す
る際に搬送性に優れるとともに、重量物の重さの大小、
形態の大小等に応じて上下動台座を最適のものに交換で
きるので、作業時の安全性や作業性を向上できる。
【0039】請求項3、4に記載の発明によれば、請求
項1又は2の効果に加え、以下の有利な効果を有する。 a.上下動台座に偏荷重がかかってもピストンの頂部と
嵌合面で偏荷重の分散ができ、ピストンへの負荷を軽
減し、ピストンの変形や破損を防止できるという作用が
得られる。b.上下動台座がピストンと球面で摺動自在に嵌合され
ているので、重量物の重量が偏在したり突起によって上
下動台座に偏荷重がかかっても外力を分散し上下 動台座
が折れたり曲がったりするのを防ぎ安全性を高めるとと
もに、作業性を向上させ該重量物搬送台車の耐久性を向
上できる。
【0040】請求項5に記載の発明によれば、請求項1
乃至4のいずれか一項の効果に加え、以下の有利な効果
が得られる。 a.ガイド手段の肉厚を厚く形成した場合は、バンパー
として機能し、重量物搬送台車の衝突等による破損を防
止できる。 b.ガイド手段をU字鋼からなるレールの立壁面と当接
させることにより、レールに沿って重量物搬送台車を安
定して走行させることができる。
【0041】請求項6に記載の発明によれば、請求項1
乃至5の何れか一項の効果に加え、以下の有利な効果を
有する。 a.重量物の搬送終了後、フック等の係止部にロープ等
を係止して重量物搬送台車を簡単に手前に引き寄せるこ
とができ作業性を向上できる。 b.長尺物等の重量物を搬送する際に、連結手段(両端
にワッカ等を有するもの等)で重量物搬送台車を連結し
て使用することができ種々の重量物に対応できる。 c.上下動台座に突条等の凸部を有しているので、ロー
ル状の重量物を載置しても凸部で転がりを防止し重量物
が重量物搬送台車から落下するのを防止し安全性に優れ
る。
【0042】請求項7に記載の発明によれば、請求項1
乃至6の何れか一項の効果に加え、以下の有利な効果を
有する。 a.ロール状の重量物でも支持部で転がりを防止し安定
して支持できるので、安全性と作業性を向上できる。 b.支持部により重量物搬送台車の所定の位置に重量物
の重心をもってくることができ、搬送時の傾きや落下を
防止できる。
【0043】請求項8に記載の発明によれば、請求項1
乃至7の何れか一項の効果に加え、以下の有利な効果を
有する。 a.コンテナ内や倉庫の床面にレールガイドを設け、レ
ールガイド手段のガイドローラをレールガイドに係合さ
せるだけで、重量物を直進させることができ、安全性や
作業性を高めることができる。 b.一端部に立壁状のレールガイドを備えたL型レール
を用いると、L型レールを設定するだけで、重量物搬送
台車を直進させることができ作業性を高める。
【0044】請求項9に記載の発明によれば、請求項1
乃至7の何れか一項の効果に加え、以下のような有利な
効果を有する。 a.表面に凹凸のあるコンテナ床面でも、レールを配置
するだけで、重量物搬送台車をレール上に安定した走行
させることができ、重量物搬送台車が凹凸につまづいて
移動ができなくなるという事故を防ぎ作業性を著しく向
上できる。 b.重量物搬送台車がガイド手段を備えた場合は、ガイ
ド手段がレールの縁に沿って確実に前後に直進できるた
め重量物搬送台車をより安定して走行させることができ
る。 c.コンテナの床面と同一の高さの上面を有するレール
支持台を、コンテナの開口部側に配置し、コンテナの床
面をレール支持台の間にレールを架設することにより、
クレーンで、重量物搬送台車の上下動台座部に重量物を
載置できるので、従来のようなプラットフォームを有さ
ない現場(実際はプラットフォームを有しない現場が多
い)でも重量物を簡単に運搬することができ、重量物の
運送適用範囲を著しく拡大することができる。d.コンテナ等の床面にレールを配置し重量物を重量物
搬送台車でコンテナの奥等に運ぶのでコンテナ等の床面
を傷つけることがなく、コンテナ車等の耐久性を向上さ
せることができる。
【0045】請求項10に記載の発明によれば、請求項
8の効果に加え、以下の有利な効果を有する。 a.重量物搬送台車のレールガイド手段のガイドローラ
をL型レールのレールガイドに係合させるだけで、簡単
に重量物を前後に直進させることができ、作業性を著し
く高めることができる。 b.重量物搬送台車の長手方向の一端部に延設してレー
ルガイド支持部を設けると、一つのL型レールをコンテ
ナ等の床面に配置するだけで、大型の重量物や鋼材等の
長尺の重量物を簡単に搬送することができる。
【0046】請求項11に記載の発明によれば、請求項
9の効果に加え、以下の有利な効果を有する。 a.コンテナ等にレールを配置する際に床面との抵抗が
少なく、スムーズに配置することがきる。 b.ストッパをレールの前後端部側に有しているので、
重量物搬送台車の行き過ぎによる事故を防止でき安全性
を高める。
【0047】請求項12に記載の発明によれば、請求項
9乃至11の何れか一項の効果に加え、以下の有利な効
果を有する。 a.レールがコンパクト化されるので、収納性や搬送性
が向上する。
【0048】本発明の請求項13、14に記載の発明に
よれば、以下の効果を有する。 a.コンテナ等のリフトが入ることが不可能な場所でも
重量物を人力等の少ない作業員で、迅速かつ、安全に、
整然と積み込み、積み降ろし作業ができる。
【0049】本発明の請求項15に記載の発明によれ
ば、以下の効果を有する。 a.コンテナ等のリフトが入ることが不可能な場所でも
重量物を人力等の少ない作業員で、迅速かつ、安全に、
整然と積み込み、積み降ろし作業ができる。 a.前後左右自在に重量物を積み込むことができるとい
う作用が得られる。。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の実施の形態1における重量物搬
送台車の底面図 (b)本発明の実施の形態1における重量物搬送台車の
側面図 (c)本発明の実施の形態1における重量物搬送台車の
正面図
【図2】本発明の実施の形態2における重量物搬送装置
に使用されるレールの斜視図
【図3】実施の形態2の重量物搬送装置を用いてコンテ
ナに重量物を積み込み積み降ろす際の状態を示す斜視図
【図4】作業工程を示すフローチャート
【図5】本発明の実施の形態4における重量物搬送装置
のコンテナの積込み時の斜視図
【図6】(a)本発明の実施の形態5における重量物搬
送台車の底面図 (b)本発明の実施の形態5における重量物搬送台車の
側面図 (c)本発明の実施の形態5における重量物搬送台車の
ピストンと本台座の当接部の要部拡大図
【図7】実施の形態6の重量物搬送装置を用いた貨物列
車への重量物の積込み状態を示す斜視図
【図8】(a)本発明の実施の形態7における重量物搬
送台車の平面図 (b)本発明の実施の形態7における重量物搬送台車の
底面図 (c)本発明の実施の形態7における重量物搬送台車の
側面図 (d)本発明の実施の形態7における重量物搬送台車の
正面図
【図9】(a)実施の形態7の重量物台車で構成された
実施の形態8の重量物搬送装置を用いたコンテナへの重
量物の積み込み時の要部斜視図 (b)実施の形態7の重量物台車で構成された実施の形
態8の重量物搬送装置を用いたコンテナへの重量物の積
み込み時の要部側面図
【図10】(a)本発明の実施の形態9における重量物
搬送台車の底面図 (b)本発明の実施の形態9における重量物搬送台車の
側面図 (c)本発明の実施の形態9における重量物搬送台車の
正面図
【図11】本発明の実施の形態10の重量物搬送装置を
用いた重量物搬送時の要部斜視図
【図12】本発明の実施の形態11における重量物搬送
時の状態図
【符号の説明】
1a、1b、1c、1d、1e 重量物搬送台車 2 本台座 3、3a 上下動台座 3b ピストン嵌合凹部 4 ローラ支持部 5 ローラ 6 油圧シリンダ孔 7a、7’a 油圧シリンダ 7b、7’b ピストン 8 ガイドピン挿通孔 9 ガイドピン 10、10a、10b カプラ 11 油圧伝達パイプ 12、12a、12b フック 13、13a レール 14、15 側壁 16 前方ストッパー 17 スライド壁 18 後方ストッパー 18’ ストッパー 18a、18’a カプラ出入口 19 ローラ通路 20 レール後端部 20a 挿通孔 30 コンテナ 30a 貨物列車 30’a 側面開口部 31 パレット 32、32a 重量物 33 角材 40 上下動台座 41 凹部 42 重量物支持部 43 ガイド部 43a ガイド輪 44 カプラ支持部 45 フック 46 ローラ支持壁 46a ボルト 46b 軸孔 50 レール支持台 51 フック 52 スペーサ 53 角材 60 レールガイド支持部 61a、61b ガイド壁 62 ローラ支持部 63 ガイドローラ 64 カプラ 65 フック 70 L型レール 71 レールガイド 72 ローラ通路 73 ストッパ 74 繋材 80 鋼板 81 潤滑層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭48−76297(JP,A) 特開 平8−133687(JP,A) 特開 平3−211195(JP,A) 特開 昭62−218396(JP,A) 実開 昭50−155759(JP,U) 実開 昭61−157053(JP,U) 実開 昭62−171600(JP,U) 実開 平6−47213(JP,U) 実開 昭50−104356(JP,U) 実開 昭61−56396(JP,U) 実開 平3−68749(JP,U) 実開 平1−149317(JP,U) 実開 昭63−183193(JP,U) 実開 昭57−91708(JP,U) 特公 昭32−6518(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66F 5/04 B66F 19/00

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】a.板状の本台座と、 b.前記本台座の上方に上下動自在に配設された板状の
    上下動台座と、 c.前記上下動台座の下面に立設されたガイドピンと、
    前記本台座に穿設され前記ガイドピンが挿通されるガイ
    ドピン挿通孔と、 d.前記本台座の下面に配設された移動手段と、 e.前記本台座の下面に配設された1以上の単動式シリ
    ンダと、前記本台座に穿孔された前記単動式シリンダの
    少なくともピストンが上下動できる1以上のシリンダ孔
    と、前記本台座の下面に固定され前記単動式シリンダに
    結合された前記単動式シリンダに圧力を伝達する高座屈
    強度部材からなる圧力伝達パイプと、を有し前記上下動
    台座を上下動させる上下動手段と、 を備えたことを特徴とする重量物搬送台車。
  2. 【請求項2】前記上下動台座の下面に前記単動式シリン
    ダの前記ピストンの頂部を嵌合する嵌合手段を備えたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の重量物搬送台車。
  3. 【請求項3】前記単動式シリンダの前記ピストンの頂部
    が凸状の球面状に形成され、かつ、前記上下動台座の下
    面の前記ピストンの頂部との当接面が少なくとも前記ピ
    ストンの球面状の前記頂部を嵌合できる凹面状のピスト
    ン嵌合凹部を有することを特徴とする請求項1又は2
    記載の重量物搬送台車。
  4. 【請求項4】前記単動式シリンダの前記ピストンの頂部
    が凹状の球面状に形成され、かつ、前記上下動台座の下
    面の前記ピストンの頂部との当接面が少なくとも前記ピ
    ストンの球面状の前記頂部を嵌合できる凸面状のピスト
    ン嵌合凸部を有することを特徴とする請求項1又は2
    記載の重量物搬送台車。
  5. 【請求項5】前記本台座の端部の少なくとも一部及び/
    又は前記上下動台座の端部の少なくとも一部に突設され
    たガイド手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至4
    の何れか一項に記載の重量物搬送台車。
  6. 【請求項6】前記本台座又は前記上下動台座に突設され
    た1又は2以上のフック等からなる係止部及び/又は前
    記上下動台座の上面に前記上下動台座の長手方向又は短
    手方向と平行でかつ前記上下動台座の中心部を対称中心
    として形成された突条や複数の突起からなる凸部を備え
    たことを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載
    の重量物搬送台車。
  7. 【請求項7】前記上下動台座の上面又は前記上面に穿設
    された支持部収納凹部と、前記上面に固定又は前記支持
    部収納凹部に収納された支持部と、を備えたことを特徴
    とする請求項1乃至6の何れか一項に記載の重量物搬送
    台車。
  8. 【請求項8】前記本台座の少なくとも一端部に延設され
    たレールガイド支持部と、前記レールガイド支持部の下
    面に固定され各々対向して配設固定されたガイドローラ
    を有したレールガイド手段と、を備えていることを特徴
    とする請求項1乃至7の何れか一項に記載の重量物搬送
    台車。
  9. 【請求項9】請求項1乃至7の何れか一項に記載の重量
    物搬送台車と、コンテナ等の内部に配置され前記重量物
    搬送台車の前記移動手段を嵌装して走行させるレール
    と、を備えたことを特徴とする重量物搬送装置。
  10. 【請求項10】請求項8に記載の重量物搬送台車と、コ
    ンテナ等の内部に配置され前記重量物搬送台車の前記移
    動手段を移動させるレールと前記重量物搬送台車の前記
    レールガイド支持部の前記レールガイド手段の対向した
    前記ガイドローラと係合して前記重量物搬送台車を直進
    させるレールガイドとを有するL型レールと、を備えた
    ことを特徴とする重量物搬送装置。
  11. 【請求項11】a.前記レールが、前記レールのローラ
    通路の前後端部側に固定されたストッパ、 b.若しくは、前記レールが、前記ストッパと、前記レ
    ールの前端部の下面が長さ方向に傾斜して形成されたス
    ライド壁と、 を有していることを特徴とする請求項9に記載の重量物
    搬送装置。
  12. 【請求項12】前記レールが長さ方向に2以上に分割さ
    れ、各分割部に連結部を備えていることを特徴とする請
    求項9乃至11の何れか一項に記載の重量物搬送装置。
  13. 【請求項13】前記コンテナ等の内部に1又は2以上の
    請求項9乃至12の何れか一項に記載のレール若しくは
    L型レールを配置するレール配置ステップと、前記請求
    1乃至8の何れか一項に記載の重量物搬送台車を前記
    レール上若しくは前記L型レール上でかつ前記コンテナ
    等の開口部等の搬送口付近に配置する搬送台車配置ステ
    ップと、重量物を前記重量物搬送台車の前記上下動台座
    に載置する重量物載置ステップと、前記重量物を前記重
    量物搬送台車と共に前記コンテナ等の奥へ押し込む押し
    込みステップと、前記重量物搬送台車の前記上下動手段
    によって前記上下動台座を上昇させる上昇ステップと、
    前記上下動台座を下降させる際に前記重量物を支える位
    置に角材を配置する角材配置ステップと、前記上下動手
    段によって前記上下動台座を下降させる下降ステップ
    と、を有することを特徴とする重量物搬送方法。
  14. 【請求項14】重量物を載置した角材間に1又は2以上
    請求項9乃至12の何れか一項に記載のレール若しく
    はL型レールを配置するレール配置ステップと、前記請
    求項1乃至8の何れか一項に記載の重量物搬送台車を前
    記レール上若しくは前記L型レール上でかつ前記重量物
    の下面に配置する搬送台車配置ステップと、前記重量物
    搬送台車の前記上下動手段によって前記上下動台座を上
    昇させ重量物を前記上下動台座に載置する重量物載置ス
    テップと、角材を抜き取る角材抜き取りステップと、前
    記上下動手段によって前記上下動台座を下降させる下降
    ステップと、前記重量物を前記重量物搬送台車と共に前
    記コンテナ等の開口部等の搬送口へ押し出す押し出しス
    テップと、を有することを特徴とする重量物搬送方法。
  15. 【請求項15】前記コンテナ等の床面に鋼板を配置する
    鋼板配置ステップと、前記鋼板上に潤滑層を形成する潤
    滑層形成ステップと、前記請求項1乃至8の何れか一項
    に記載の重量物搬送台車を潤滑層上に配置する搬送台車
    配置ステップと、前記重量物搬送台車上に重量物を載置
    する重量物載置ステップと、前記重量物を前記重量物搬
    送台車と共に前記コンテナ等の奥へ押し込む押し込みス
    テップと、前記上下動手段によって前記上下動台座を上
    昇させる上昇ステップと、前記上下動台座を下降させる
    際に前記重量物を支えるように角材を配置する角材配置
    ステップと、前記上下動手段によって前記上下動台座を
    下降させる下降ステップと、を有することを特徴とする
    重量物搬送方法。
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