JP3061304U - 預貯金取引における付与ポイントのキャッシュバック・システム - Google Patents

預貯金取引における付与ポイントのキャッシュバック・システム

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 顧客の預貯金口座に特定項目の入出金取引等
があった場合に当該項目種別の取引に応じた経営的配慮
に基づくポイントを付与して蓄積し、蓄積されたポイン
ト数に比例する金額を各顧客の口座に確実にキャッシュ
バック処理ができる預貯金取引における付与ポイントの
キャッシュバック・システムを提供する。 【解決手段】 預貯金管理の電子情報処理組織に、各々
の顧客が得た蓄積データに対し所定の換金係数を乗じて
各人のキャッシュバック金額を算出するポイント情報処
理機構と;算出されたキャッシュバック金額を各顧客の
預貯金口座に振り込むキャッシュバック処理機構とを組
み込んだ。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、金融機関(銀行・郵便局・信用金庫・信用組合・共済組合など)に おける預貯金の入出金取引に伴う顧客サービス・システムに関し、さらに詳しく は、顧客の預貯金口座に所定項目の入金があったとき、および/またはその顧客 の預貯金口座の残高金額から所定項目の引落し出金があったとき、これらの項目 について予め定めたポイント数を蓄積し、その蓄積ポイント数に基いた金額を当 該顧客口座に振り込んで特別の給付を可能にする預貯金取引における付与ポイン トのキャッシュバック・システムに関するものであり、金融機関が特定項目の預 貯金取引を促進するうえに頗る有効である。
【0002】
【従来の技術】
周知のとおり、最近の金融界では、行政的な規制緩和が推進されて自由競争が 活発となり、各金融機関は各々独自の顧客サービスに工夫を凝らして預貯金取引 の拡大発展に真剣に努力するようになってきている。
【0003】 ところで、預貯金取引を拡大発展させるのに最も有効な手段は、競業関係にあ る他の金融機関よりも高利回りの利息を顧客にサービスすることである。しかし ながら、顧客に与え得る利率には自ずから限度がある。金融機関は貸借利率差と 各種手数料収益と株式投資益などを価値増殖源とした所謂「安定収益経営体」で あって、商工業のように特別利潤を常軌的に得ることは期待し難い業種であるか らである。また、ある金融機関が他よりも高利回りの利息を提供することになれ ば、結局のところ利率の過当競争を招くことになり、場合によっては金融不安の 原因ともなって、金融機関の公共性にも反するからである。
【0004】 それゆえ、金融機関による顧客サービスは、前述のごとき安定的な価値増殖源 を有効かつ適切に活用できるような形態で、顧客の預貯蓄意欲を刺戟すべく様々 の工夫が凝らされることになる。
【0005】 しかして、そのような顧客の預貯蓄意欲を刺戟する顧客サービス・システムと して最近提案されたシステムは、登録実用新案第3024255号公報に記載さ れるごときポイント付与システムである。この提案の顧客サービス・システムは 顧客の預金残高に応じた値のポイントを付与し、こうして累積加算された獲得ポ イント数に対応する景品を選択的に交換付与するというものであった。しかし、 かゝる登録新案による顧客サービス・システムは、単に預金残高に対応した予め 定まった景品しか取得できないため、顧客にとっては景品としての魅力が乏しく 預貯蓄意欲を刺戟し得なかったのが実情である。しかも、金融機関側にとっても 景品の交換が煩瑣で面倒であった。
【0006】 このような事情から、獲得ポイントを景品と交換するのではなく、一定金額の 定期預金をした顧客には籤を渡し、当り籤には賞金を出すといった顧客サービス ・システムも提案されている。しかし、かゝる賞金形式の顧客サービス・システ ムにあっては、籤が当った顧客には金銭的満足は与え得ようが、継続的に満足感 を与え得るものではなくて射幸的であり、預貯蓄意欲を刺戟せしめる手段として は有効ではなかった。
【0007】 さらに亦、最近になって、給与や年金の自動受取や電話料金等の自動支払い等 の契約で定めた行為に応じてポイントを付与し、これらのポイント数を加算した 獲得ポイントに基いて利息の適用利率を決定し、この適用利率で預金口座の預金 に対する利息を計算するようにしたシステムも提案されるようになった(特開平 10−116305号公報)。しかし、この顧客サービス・システムは、約定行為をして 多数のポイントを獲得したとしても、利息の計算対象となる預金が小額であれば 得られる利息も必然的に僅かなものとなってしまい、大口預貯金が可能な顧客に は有利であり得ても、小額預貯金の顧客には魅力がなく、預貯蓄意欲を刺戟する には有効ではなかったのである。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】 本考案は、従来提案されてきた預貯金取引の顧客サービス・システムが前述の 如く預貯蓄意欲を喚起する刺戟性が乏しいものであったのに鑑みて為されたもの であり、その技術的課題とするところは、各顧客の預貯金口座において特定項目 の入出金取引を確実に促進活発化できる合理的な顧客サービス・システムを提供 するにある。
【0009】 また、本考案の他の技術的課題は、各顧客の預貯金口座において特定項目の入 出金取引があった場合に当該項目種別の取引に応じた政策的配慮に基づくポイン トを付与して蓄積し、蓄積したポイント数に比例した金額を各顧客の口座に確実 にキャッシュバック処理を可能にならしめる預貯金取引における付与ポイントの 画期的キャッシュバック・システムを提供するにある。
【0010】 また、本考案の他の技術的課題は、各顧客毎の蓄積ポイント数を所定の期末毎 に集計して一定の基準ポイント数値に区分算定できると共に、基準ポイント数に 達しない端数ポイント数については次期へ繰り越して次期に発生してくるポイン ト数と合算して基準ポイント数値に算入して処理することを可能ならしめる預貯 金取引における付与ポイントの実用的キャッシュバック・システムを提供するに ある。
【0011】 さらに、本考案の他の技術的課題は、非流動性預貯金、貸金庫貸与契約、各種 ローン契約などの勧奨取引増進に有効な付与ポイントのキャッシュバック・シス テムを提供するにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本考案者が上記技術的課題を解決するために採用した手段を、添附図面を参照 して説明すれば、次のとおりである。
【0013】 即ち、本考案は、各顧客の預貯金口座に対して所定項目の入金があったとき、 および/または各顧客の預貯金口座の残高金額から所定項目の引落し出金があっ たときに当該入出金の項目種別を識別判定して該当項目に照応したポイント数を 各顧客の口座毎に分類整理し、顧客ポイントデータとして電磁記録するポイント 処理機構1と;このポイント処理機構1によって分類記録された各顧客毎の蓄積 ポイント数に規定の換金係数を乗じて各顧客毎のキャッシュバック金額を算出せ しめるポイント換金計算機構3と;このポイント換金計算機構3によって算出さ れたキャッシュバック金額の各々を、該当する顧客の預貯金口座に振り込むこと によって口座残高を増額せしめるキャッシュバック処理機構4といった情報処理 機構手段を各々工夫設計し、前述の技術的課題を解決した点に特徴がある。
【0014】
【考案の実施の形態】
以下、本考案を添附図面に示す実施形態に基いて更に詳しく説明する。なお、 図1は本考案のキャッシュバック・システムの主要機構を示す説明図、図2は本 考案システムのポイント照会・回答機構を示す説明図、図3は本考案システムの 顧客ポイント転記集合機構を示す説明図、図4は本考案システムの1実施形態の 概略構成を示すブロック図、図5は本考案システムの実施形態に用いるポイント テーブル、図6は本考案システムの実施形態における一連の処理手順を示すフロ ーチャート、図7は本考案システムの実施形態における振込処理手順を示すフロ ーチャートである。
【0015】 まず、本考案の「キャッシュバック・システム」を具体的に適用して図示した 図1〜図3の実施形態に基き、更に詳細に説明する。
【0016】 図1に示すように、本考案の実施形態であるキャッシュバック・システムは、 ポイント処理機構1と、基準ポイント整理算定機構2と、ポイント換金計算機構 3と、キャッシュバック処理機構4とを統合して構成してある。本実施形態にお ける前記ポイント処理機構1は、何れかの顧客の預貯金口座について所定項目の 入金(例えば、給与の自動受取等)があったとき、および/または各顧客の預貯 金口座の残高金額から所定項目の引落し出金(例えば、公的料金や電気料金の自 動支払いなど)があったときに、ポイントテーブルを介して、当該入出金の項目 種別を識別判定して該当項目に照応するポイント数を各顧客の口座毎に分類整理 し、当該ポイント数を顧客ポイントデータとしてコンピュータの記憶媒体(磁気 ディスク)に電磁記録する。一方、前記基準ポイント整理算定機構2は、ポイン ト処理機構1によって分類記録された各顧客毎の蓄積ポイント数(例えば、顧客 Aの口座に発生したポイントA、B、C、D)を所定の期末毎に集計して一定 の基準ポイント数値に区分算定する一方、基準ポイント数に達しない端数ポイン ト数は次期へ繰り越して、次期にポイント処理機構1に発生して記録されるべき 蓄積ポイント数と合算できるように保存処理する。そして、ポイント換金計算機 構3は、基準ポイント整理算定機構2にて算定された基準ポイント数値に規定の 換金係数を乗じて各顧客毎のキャッシュバック金額を算出し、こうして算定され たキャッシュバック金額の各々は、前記キャッシュバック処理機構4が該当する 顧客の預貯金口座に振り込み処理することにより該当する顧客の口座残高を増額 せしめる。
【0017】 図1において、符号5で指示するものは勧奨付加ポイント入力機構であって、 本実施形態では上記ポイント処理機構1に連繋され、かつ、当該金融機関におけ る各支店の窓口などに設置されたワークステーションW・W・・・・により構成され ている。この勧奨付加ポイント入力機構5は、何れかの顧客(例えば、顧客A) が新規に非流動性預貯金(例えば、定期預金)の口座を開設して金員を預け入れ したとき、既設の非流動性預貯金口座の残高を増額したとき、あるいは何れかの 顧客が貸金庫契約、ローン契約、クレジットカード契約の締結など当該金融機関 が奨励する取引を行ったときに作動されるものである。本実施形態における勧奨 付加ポイント入力機構5は、勧奨取引があったとき、その勧奨取引項目に規定さ れている付加ポイント数をマニュアル操作でワークステーションWに打ち込んで ポイント処理機構に当該顧客のポイントデータとして入力し電磁記録せしめる方 式を採用している。
【0018】 次に、図2において符号6で指示するものはポイント照会・回答機構である。 即ち、このポイント照会・回答機構6は、照会するための入力手段と回答するた めの出力手段とを備えたCDやATMによって構成されており、ポイント処理機 構1に分類記録されている各顧客毎の蓄積ポイント数の現在値について照会があ ったとき、当該顧客の蓄積ポイント数の現在値を出力して回答するようにプログ ラムされている。
【0019】 また次に、図3において、符号7で指示するものは顧客ポイント転記集合機構 である。この顧客ポイント転記集合機構7は、ある特定の顧客が複数の預貯金口 座を有する場合に、これら複数の口座(例えば、顧客Aの口座・口座・口座 )に各別に発生するポイント数を何れか一つの預貯金口座(例えば、口座) に転記集合させてポイント処理機構1に電磁記録させることにより端数ポイント 数を減少させるうえに有効である。
【0020】 本考案の実施形態の基本的構成は以上のとおりであり、以下、金融機関として の銀行の普通預金口座の入出金取引に対する本実施形態の運用例を図4〜図7に 準拠して説明するものとする。
【0021】 図4に示すように、本実施形態にあっては、ホストコンピュータHと多数台の 端末ユニットT・T・・・・とが必要な電算処理を行うハードウェアとして用いられ ており、前記ホストコンピュータHには前述のポイント処理機構1、基準ポイン ト整理算定機構2、ポイント換金計算機構3、およびキャッシュバック処理機構 4の実行すべき機能がプログラムされているのである。なお、ここに採用される ホストコンピュータHおよび各端末ユニットT・T・・・・に、ディスプレー、プリ ンター、外部記憶装置、オンライン装置等が附帯していることは当然である。
【0022】 より具体的に説明するならば、図4に示す上記ホストコンピュータHは演算部 h1 を備え、この演算部h1 には記憶部h2 と入出力制御部h3 とが接続され、 入出力制御部h3 には更に入力部h4 と出力部h5 とが接続してある。そして、 記憶部h2 のプログラム記憶部h21には、本実施形態のキャッシュバック・シス テムの処理に必要な各種プログラム、例えばポイント処理プログラム、基準ポイ ント整理算定プログラム、ポイント換金計算プログラム、キャッシュバック処理 プログラム、ポイント照会・回答プログラム、顧客ポイント転記集合プログラム が格納されている。また、記憶部h2 のデータ記憶部h22は、本実施形態システ ムの処理に必要なデータを読み書き自在に記憶することができ、例えば、顧客の 預金口座、顧客ポイントデータ、ポイントテーブル(図5参照)、基準ポイント 数値、換金係数などを記憶する領域を有している。
【0023】 また、上記ホストコンピュータHと接続されている端末ユニットTとしては、 CD(cash dispenser)やATM(automatic teller machine)等があり、これ らCDやATMの画面上で蓄積ポイント数の現在値を照会・回答可能になってお り、この現在値を画面上に表示したり、通帳や利用明細票に印字したりすること ができる。
【0024】 次いで、図6および図7に基き、本実施形態による付与ポイントのキャッシュ バック・サービスの具体的な運用手順を説明する。
【0025】 まず、S1 (ステップ1)において、月末か否かを判断する。月末であれば、 勧奨付加ポイント入力機構5から特定の顧客について当月中に新規定期預金口座 の開設があったか否かをS2 において判断し、新規預入がある場合には、S3 に おいて、ポイント処理機構1のポイントテーブルを参照して当該新規定期預金額 に照応する付加ポイント数(定期預金1万円につき1ポイント。たゞし、本実施 形態にあっては月間最高 500ポイントに制限)を付与し、この付加ポイント数を 前月までの蓄積ポイント数に加算してポイント処理機構1の顧客ポイントデータ を書き換える。次いで、S4 において、蓄積ポイント数を集計すべき期末(本実 施形態では、6月末または12月末に設定)であるか否かを判断し、何れかの期末 であれば、S5 において、前回の期末から今回の期末までの期間中に行われた当 該普通預金口座の入出金取引について各々のポイント数を付与して集計し、この ポイント数を前月までの蓄積ポイント数に加算する。そして、S6 においては、 算定された蓄積ポイント数が、基準ポイント整理算定機構2の基準ポイント数値 (本実施形態では、1000に設定)を超えたか否かを判断し、超えているときは、 S7 において、基準ポイント数値(1000)に規定の換金係数(本実施形態では、 1に設定)を乗じてキャッシュバック金額(1000円)を算出して、S8 において 振込フラグをONにする一方、引き続いてS9 において、前記蓄積ポイント数から 基準ポイント数値(1000)を減算し、次いでS10において、減算された端数ポイ ント数を次期へ繰り越して顧客ポイントデータを書き換える。なお、本実施形態 では、図5のポイントテーブルに示す入出金取引の対象となる取引内容やポイン ト数、あるいは基準ポイント数値や換金係数などを、銀行の経営政策的配慮によ り必要に応じ適宜変更することができる。
【0026】 また、図7は、上記一連の処理に加えて、キャッシュバック金額の振込処理を する例を示している。即ち、S11において、振込日(例えば、毎月15日)である か否かを判断する。振込日であれば、S12において振込フラグがONか否かを判断 し、ONのときは、S13において上記キャッシュバック金額を該当する顧客の普通 預金口座に振り込み、S14において振込フラグを OFFにする。
【0027】 このように構築された本実施形態キャッシュバック・システムにあっては、各 顧客の普通預金口座に所定項目の入金があったとき、および/またはその顧客の 普通預金口座の残高金額から所定項目の引落し出金があったとき、これらの項目 について予め定めたポイント数を蓄積し、その蓄積ポイント数に基いたキャッシ ュバック金額を当該顧客の普通預金口座に振り込むように構成されているので、 非常に分り易く、また直截的である。このため、従来提案されてきた預金取引の 顧客サービス・システムに比べて顧客の預金意欲に対する刺戟が大きく、その結 果、当該金融機関が増進しようとする預金取引項目(例えば、定期預金の拡大) を確実に促進活発化することができる。
【0028】 また、本実施形態システムにあっては、各顧客の普通預金口座において、ポイ ントテーブルの特定項目の入出金取引に応じた政策的配慮に基くポイントを付与 できるように構成してあるので、付与された蓄積ポイント数に比例した金額を各 顧客の普通預金口座に的確にキャッシュバックすることができる。
【0029】 更に、本実施形態システムにあっては、各顧客毎の蓄積ポイント数を所定の期 末毎に集計して一定の基準ポイント数値に区分算定する一方、基準ポイント数に 達しない端数ポイント数については次期へ繰り越して次期に発生してくるポイン ト数と合算して基準ポイント数値に算入して処理するように構成してあるので、 微小に過ぎる金額のキャッシュバックを整理することができる。
【0030】 本明細書に具体的に例示した実施形態は概ね上記のとおりであるが、本考案は 前述の実施形態に限定されるものでは決してなく、「実用新案登録請求の範囲」の 記載内において種々の設計変更が可能であって、例えば、前述の実施形態におい ては、基準ポイント数値に規定の換金係数を乗じてキャッシュバック金額を算出 する方式を例示しているけれども、ポイント処理機構1によって分類記録された 蓄積ポイント数に直接換金係数を乗じてキャッシュバック金額を算出することも 可能であり、また、本実施形態においては、6月末と12月末の年2回の期末に蓄 積ポイント数を集計しているが、集計回数を増減したり集計期末を変更したりす ることも可能であり、当然に本考案の技術的範囲に属する。
【0031】 また、前述の本実施形態においては、銀行におけるキャッシュバック・サービ スについて説明しているけれども、本考案は如何なる形態の金融機関においても 適用可能であり、郵便局、信用金庫、信用組合、共済組合、あるいは証券会社、 保険会社などでも採用可能であり、本考案の技術的範囲に属する。
【0032】
【考案の効果】
以上実施形態を挙げて説明したとおり、本考案キャッシュバック・システムに あっては、各顧客の預貯金口座に所定項目の入金があったとき、および/または その顧客の預貯金口座の残高金額から所定項目の引落し出金があったとき、これ らの項目について予め定めたポイント数を蓄積し、その蓄積ポイント数に基いた キャッシュバック金額を当該顧客の預貯金口座に振り込むように構成されている ので、従来提案されてきた預貯金取引の顧客サービス・システムに比べて顧客の 預貯蓄意欲を強力に喚起することができ、その結果、各顧客の預貯金口座におい て特定項目の入出金取引を確実に促進活発化することが可能となる。
【0033】 また、本考案システムにあっては、各顧客の預貯金口座において、ポイントテ ーブルの特定項目の入出金取引に応じた政策的配慮に基づくポイントを付与可能 に構成されているので、付与された蓄積ポイント数に比例した金額を各顧客の預 貯金口座に確実にキャッシュバックすることができる。さらに、本考案システム にあっては、各顧客毎の蓄積ポイント数を所定の期末毎に集計して一定の基準ポ イント数値に区分算定する一方、基準ポイント数に達しない端数ポイント数につ いては次期へ繰り越して次期に発生してくるポイント数と合算して基準ポイント 数値に算入して処理するように構成することもでき、このような形態に実施する 場合には、微細な端数ポイントを次期に繰り越してまとめることができるので、 顧客にとっても有利である。
【0034】 このように本考案は、頗る簡素な預貯金情報処理機構を組織するだけで実施で きるので、設備費や運用コストも安価に実行できるのであって、金融機関の顧客 サービスとしての利用価値は頗る大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のキャッシュバック・システムの主要機
構を示す説明図である。
【図2】本考案システムのポイント照会・回答機構を示
す説明図である。
【図3】本考案システムの顧客ポイント転記集合機構を
示す説明図である。
【図4】本考案システムの1実施形態の概略構成を示す
ブロック図である。
【図5】本考案システムの実施形態に用いるポイントテ
ーブルである。
【図6】本考案システムの実施形態における一連の処理
手順を示すフローチャートである。
【図7】本考案システムの実施形態における振込処理手
順を示したフローチャートである。
【符号の説明】
1 ポイント処理機構 2 基準ポイント整理算定機構 3 ポイント換金計算機構 4 キャッシュバック処理機構 5 勧奨付加ポイント入力機構 6 ポイント照会・回答機構 7 顧客ポイント転記集合機構 H ホストコンピュータ h1 演算部 h2 記憶部 h21 プログラム記憶部 h22 データ記憶部 h3 入出力制御部 h4 入力部 h5 出力部 T 端末ユニット W ワークステーション
【手続補正書】
【提出日】平成11年3月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各顧客の預貯金口座に対して所定項目の
    入金があったとき、および/または各顧客の預貯金口座
    の残高金額から所定項目の引落し出金があったときに当
    該入出金の項目種別を識別判定して該当項目に照応した
    ポイント数を各顧客の口座毎に分類整理し、顧客ポイン
    トデータとして電磁記録するポイント処理機構と;この
    ポイント処理機構によって分類記録された各顧客毎の蓄
    積ポイント数に規定の換金係数を乗じて各顧客毎のキャ
    ッシュバック金額を算出せしめるポイント換金計算機構
    と;このポイント換金計算機構によって算出されたキャ
    ッシュバック金額の各々を、該当する顧客の預貯金口座
    に振り込むことによって口座残高を増額せしめるキャッ
    シュバック処理機構とを包含することを特徴とした預貯
    金取引における付与ポイントのキャッシュバック・シス
    テム。
  2. 【請求項2】 各顧客の預貯金口座に対して所定項目の
    入金があったとき、および/または各顧客の預貯金口座
    の残高金額から所定項目の引落し出金があったときに当
    該入出金の項目種別を識別判定して該当項目に照応した
    ポイント数を各顧客の口座毎に分類整理し、顧客ポイン
    トデータとして電磁記録するポイント処理機構と;この
    ポイント処理機構によって分類記録された各顧客毎の蓄
    積ポイント数を所定の期末毎に集計して一定の基準ポイ
    ント数値に区分算定する一方、基準ポイント数に達しな
    い端数ポイント数は次期へ繰り越して、次期にポイント
    処理機構に発生して記録されるべき蓄積ポイント数と合
    算できるように保存処理する基準ポイント整理算定機構
    と;この基準ポイント整理算定機構によって算定された
    前記基準ポイント数値に規定の換金係数を乗じて各顧客
    毎のキャッシュバック金額を算出せしめるポイント換金
    計算機構と;このポイント換金計算機構によって算出さ
    れたキャッシュバック金額の各々を、該当する顧客の預
    貯金口座に振り込むことによって口座残高を増額せしめ
    るキャッシュバック処理機構とを包含することを特徴と
    した預貯金取引における付与ポイントのキャッシュバッ
    ク・システム。
  3. 【請求項3】 何れかの顧客が非流動性預貯金口座を開
    設し、若しくは既設の非流動性預貯金口座の残高を増額
    したとき、あるいは何れかの顧客が貸金庫契約、ローン
    契約の締結などの取引を行ったときに、これらの勧奨取
    引に規定された付加ポイント数を、ポイント処理機構に
    当該顧客のポイントデータとして入力して電磁記録せし
    める勧奨付加ポイント入力機構を含む請求項1又は2記
    載の、預貯金取引における付与ポイントのキャッシュバ
    ック・システム。
  4. 【請求項4】 ポイント処理機構に分類記録されている
    各顧客毎の蓄積ポイント数の現在値について照会があっ
    たとき、当該顧客の蓄積ポイント数の現在値を出力して
    回答するポイント照会・回答機構を含む請求項1〜3の
    何れか一つに記載の、預貯金取引における付与ポイント
    のキャッシュバック・システム。
  5. 【請求項5】 複数の預貯金口座を有する単一顧客の各
    々の口座に発生するポイント数を何れか一つの前記預貯
    金口座に転記集合させてポイント処理機構に電磁記録せ
    しめる顧客ポイント転記集合機構を包含しており、こう
    して得られた蓄積ポイント数又は基準ポイント数値に基
    いてポイント換金計算機構がキャッシュバック金額を算
    出するように構成された請求項1〜4の何れか一つに記
    載の、預貯金取引における付与ポイントのキャッシュバ
    ック・システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010205075A (ja) * 2009-03-04 2010-09-16 Mizuho Information & Research Institute Inc 環境負荷評価システム、環境負荷評価方法及び環境負荷評価プログラム
JP2020119251A (ja) * 2019-01-23 2020-08-06 株式会社日本総合研究所 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム

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