JP3024255U - 電子機器によるポイント付与装置 - Google Patents

電子機器によるポイント付与装置

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JP3024255U
JP3024255U JP1995011556U JP1155695U JP3024255U JP 3024255 U JP3024255 U JP 3024255U JP 1995011556 U JP1995011556 U JP 1995011556U JP 1155695 U JP1155695 U JP 1155695U JP 3024255 U JP3024255 U JP 3024255U
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光善 平松
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株式会社大垣共立銀行
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金融機関の多種多様な金融商品について評価
を行って、顧客に不公平感なく適切なポイントを付与す
るとともに、電子機器を用いて迅速かつ間違いなく処理
するものである。 【解決手段】 1か月間における毎日の同一名義人の流
動性預金口座の預金残高と、定期性預金と貸付金の額に
応じた数値データをトータルし、その総数値データに対
して一日当たりの数値データをCPU13により計算
し、CPU13はその算出された数値データの数値に応
じてポイントを付与し、RAM15にそのデータを保存
する。そして、RAM15からデータを呼び出して表示
装置や印字装置により出力するように構成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は銀行、信用金庫、証券会社等における業務において、特に電子機器に おける顧客サービス用の数値データ処理装置及び方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、銀行では普通預金や当座預金のような出入の活発な流動性預金の口座 や、定期預金のように基本的には預金額の動きがない定期性預金の口座がある。 また、車や住宅用に組んだローン(貸付)や給与振込、ガス水道料金の引き落と し等の契約等種々の業務がある。これらは、各々性質は異なるものの銀行におけ る金融商品であることには違いはない。
【0003】 ところで、クレジット会社においてはクレジットカードを使用して商品を購入 すると(役務も含め)その金額に応じたポイント(点数)が付与され、ポイント を溜めて賞品と交換できるシステムがある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
このシステムは顧客獲得やクレジットカードの積極的利用に貢献する点で優れ た機能を発揮するが、上記銀行等の業務においてはクレジットカードのように単 純に使用額に応じたポイントを付与するというわけにはいかず、無理にポイント を付与することはかえって預金者等に不公平感を与えることもあり、ポイント付 与は実質的にできなかった。
【0005】 本考案は上記課題を解決するためのものである。その第1の目的は金融機関の 多種多様な金融商品について評価を行って、顧客に不公平感なく適切なポイント を付与することにある。また、第2の目的は電子機器を用いて迅速かつ間違いな く処理することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、請求項1の考案では、同一名義人の流動性預金 口座の預金残高に応じた数値データに対してポイントを付与するポイント付与手 段と、同ポイント付与手段により付与されたポイントを記憶する記憶手段と、同 記憶手段に記憶されたポイントを出力する出力手段とを有するような構成とした 。
【0007】 従って、請求項1の考案では、普通預金や当座預金のような流動性預金は入金 額ではなく預金残高に応じた数値データをベースとする。こうすれば、例えば新 たな入金がなくとも、金融機関に預金残高があればそれに基づいてポイントが付 与されることとなる。そして、ポイント付与手段により算出された数値データの 数値に応じてポイントを付与する。そのポイントは記憶手段に記憶され出力手段 により出力される。
【0008】 請求項2の考案では、請求項1の考案の構成に加え、前記出力手段を同記憶手 段に記憶された累積されたポイントを出力するように構成した。このように構成 すれば、請求項1の考案の作用に加え利用者は常に累積した最新の累積ポイント 数を出力手段からの出力によって知るようになる。
【0009】 また、請求項3の考案では一定期間内における同一名義人の流動性預金口座の 預金残高に応じた数値データをトータルし、その総数値データに対して単位期間 当たりの数値データを算出する預金データ演算手段と、同演算手段により算出さ れた数値データの数値に応じてポイントを付与する第1のポイント付与手段と、 同ポイント付与手段により付与されたポイントを記憶する記憶手段と、同記憶手 段に記憶されたポイントを出力する出力手段とを有するような構成とした。
【0010】 従って、請求項3の考案では、流動性預金の預金額ではなくある一定期間にお ける預金残高に応じた数値データをベースとする。更に、預金データ演算手段に より例えば一定期間を30日とし、単位時間を1日として預金残高に応じた数値 データを30日分トータルして30で割り、1日当たりの平均預金残高を算出す るようにする。この場合の単位期間は1週間でも勿論よい。こうすれば、例えば 新たな取引(入金)のない預金者であっても公平にポイントが付与されることと なる。また、一定期間ごとにまとめて演算すれば手間もかからない。次いで、第 1のポイント付与手段により算出された数値データの数値に応じてポイントを付 与する。そのポイントは記憶手段に記憶され出力手段により出力される。
【0011】 また、請求項4の考案では請求項1乃至3のいずれかの構成に加え、定期性預 金の額に応じた数値データに対してポイントを付与する第2のポイント付与手段 を備え、同ポイント付与手段によって付与されたポイントを前記記憶手段に記憶 させ、前記出力手段から出力させる構成とした。従って、請求項1乃至3のいず れかの考案の作用に加え、例えば頻繁に口座に入金のない定期性預金である定期 預金であっても第2のポイント付与手段により公平にポイントが付与される。
【0012】 また、請求項5の考案では請求項1乃至4のいずれかの構成に加え、貸付金の 額に応じた数値データに対してポイントを付与する第3のポイント付与手段を備 え、同ポイント付与手段によって付与されたポイントを前記記憶手段に記憶させ 、前記出力手段から出力させる構成とした。従って、請求項1乃至4のいずれか の考案の作用に加え、例えば口座に入金のない貸付金があっても金融機関として はその貸付による利益があるため第3のポイント付与手段により公平にポイント が付与される。
【0013】 また、請求項6の考案では、請求項3乃至5のいずれかの構成に加え、前記ポ イント付与手段により付与されたポイントを累積加算するポイント累積加算手段 と、同ポイント加算手段により累積加算されたポイントを記憶する記憶手段と、 同記憶手段に記憶された累積加算されたポイントを出力する出力手段とを有する ように構成した。従って、請求項3乃至5のいずれかの作用に加え、ポイント付 与手段により算出された例えば1か月間の短期のポイント数は例えば1年間の長 期に渡ってポイント累積加算手段により更に累積され、記憶手段に記憶されて出 力手段によりその長期のポイント数が出力される。
【0014】 また、請求項7の考案では、一定期間内における同一名義人の流動性預金口座 の預金残高に応じた数値データをトータルし、その総数値データに対して単位期 間当たりの数値データを算出する預金データ演算手段と、同演算手段により算出 された数値データの数値に応じてポイントを付与する第1のポイント付与手段と 、同ポイント付与手段により付与されたポイントを更に累積加算するポイント累 積加算手段と、同ポイント付与手段とポイント加算手段により付与された2種類 のポイントを記憶する記憶手段と、同記憶手段に記憶された2種類のポイントの うち少なくとも一方を出力する出力手段とを有するような構成とした。このよう にすれば、短期のポイントと長期のポイントを付与でき、かつそれらを出力する ことができる。
【0015】 請求項8の考案では、一定期間内における同一名義人の流動性預金口座の預金 残高に応じた数値データをトータルし、その総数値データに対して単位期間当た りの数値データを算出する預金データ演算手段と、同演算手段により算出された 数値データの数値に応じてポイントを付与する第1のポイント付与手段と、定期 性預金の額に応じた数値データに対してポイントを付与する第2のポイント付与 手段と、両ポイント付与手段により付与されたポイントを加算するポイント加算 手段と、同ポイント加算手段により決定された加算ポイントを更に累積加算する ポイント累積加算手段と、同ポイント加算手段とポイント累積加算手段により付 与された2種類のポイントを記憶する記憶手段と、同記憶手段に記憶された2種 類のポイントのうち少なくとも一方を出力する出力手段とを有するような構成と した。これにより2種類のポイントを付与でき、かつそれらを出力することがで きる。
【0016】 請求項9の考案では、一定期間内における同一名義人の流動性預金口座の預金 残高に応じた数値データをトータルし、その総数値データに対して単位期間当た りの数値データを算出する預金データ演算手段と、同演算手段により算出された 数値データの数値に応じてポイントを付与する第1のポイント付与手段と、定期 性預金の額に応じた数値データに対してポイントを付与する第2のポイント付与 手段と、貸付金の額に応じた数値データに対してポイントを付与する第3のポイ ント付与手段と、各ポイント付与手段により付与されたポイントを加算するポイ ント加算手段と、同ポイント加算手段により決定された加算ポイントを更に累積 加算するポイント累積加算手段と、同ポイント加算手段とポイント累積加算手段 により付与された2種類のポイントを記憶する記憶手段と、同記憶手段に記憶さ れた2種類のポイントのうち少なくとも一方を出力する出力手段とを有する構成 とした。これにより、2種類のポイントを付与でき、かつそれらを出力すること ができる。
【0017】 請求項10の考案では、請求項1乃至9のいずれかの考案の構成に加え、前記 出力手段をポイントと共にポイントの有効期日も出力するように構成するように した。従って、請求項1乃至9のいずれかの考案の作用に加え、ポイントが加算 される有効日限が同時に顧客に分かる。
【0018】 請求項11の考案では、請求項1乃至10のいずれかの考案の構成に加え、ポ イント付与手段は数値データの含まれる階層に応じてポイントを付与するように 構成した。例えば、5万円以上10万円未満は1ポイント、10万円以上50万 円未満は2ポイントのようにする。このようにポイントに対する金額に幅をもた せるように構成すれば、ポイントを金額に応じて細かく与える必要がなく、シン プルになる。また、計算も迅速に行うことができる。
【0019】 請求項12の考案では、請求項1乃至11のいずれかの考案の構成に加え、同 一名義人の一定期間内における契約で定めた行為があった場合に行為の内容によ ってポイントを付与する第4のポイント付与手段を有するような構成とした。
【0020】 このようにすれば、更に金融期間の取引に応じたポイントが公平に付与される こととなる。契約で定めた行為とは例えば、年金や給与の自動受取、電話、ガス 水道、NHK料金、有線放送料金、くみ取り料金等の自動支払い、又は定期積金 、財形預金、貯蓄預金、クレジットカード、貸し金庫、国債保護預かり等の契約 をいう。
【0021】 請求項13の考案では、請求項1乃至12のいずれかの考案の構成に加え、前 記出力手段を表示装置又は印字装置の少なくとも一方で構成するようにした。従 って、請求項1乃至12のいずれかの考案の作用に加えポイントが表示装置又は 印字装置から出力されるようになる。
【0022】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の電子機器によるポイント付与装置を具体化した実施形態につい て図1〜図7に基づいて説明する。
【0023】 図1に示すように、ポイント付与装置はホストコンピュータ11及び端末12 とより構成されている。ホストコンピュータ11はCPU(中央演算装置)13 を有し、同CPU13にはROM(リードオンリーメモリ)14、RAM(ラン ダムアクセスメモリ)15及び出力装置16が接続されている。ROM14には ポイント付与装置全体の動作の制御や預金、貸金、借入金等の金額に応じた数値 データ処理用の各種プログラムが予め記憶されている。また、RAM15はCP U13の演算に必要な各種情報を一時的に記憶する書き込み及び書き替え可能な 記憶部である。
【0024】 記憶手段たるRAM15は預金、貸金、借入金等の数値データを記憶する預金 等数値記憶領域17、算出されたポイント数を記憶するポイント数記憶領域18 、更に長期に渡りポイント数を累積して記憶する累積ポイント数記憶領域19を 有している。
【0025】 預金データ演算手段,第1〜4のポイント付与手段,ポイント加算手段,ポイ ント累積加算手段たるCPU13は新たな入出金があるとRAM15内の預金等 の取引残高に応じた数値データを呼び出し、取引額に応じた数値データを加減演 算して取引残高を書き換える。
【0026】 図2に示すように、顧客の各口座毎にアドレスが付与され、同一名義人の口座 のアドレスは流動性預金、定期性預金、貸出金、諸取引等に分別された上で一括 管理される。本実施形態ではCPU13は1か月間の同一名義人の流動性預金の 総取引残高を加算演算し、一日当たりの平均取引残高を算出する。例えば、アド レス2,3及び7はある顧客Aのそれぞれ普通預金、当座預金及び普通預金の各 口座であって流動性預金口座である。
【0027】 CPU13はこれらの口座の1か月間のトータルの取引残高を1か月経過した 時点で加算演算し、更に一日当たりの平均預金残高を日数で除算演算して算出す る。また、定期性預金及び貸出金については月末の締めの段階での預金額又は貸 出残高の数値データを使用する。例えば、アドレス15は定期預金であって定期 性預金であり、CPU13は月末になるとアドレス15の数値データを読み取る また、他の定期性預金があれば月末時点でやはりその数値データを読み取る。そ して定期性預金の数値データをトータルして加算演算する。貸出金についても定 期性預金と同様である。
【0028】 図3に示すように、ポイントはROM16内に記憶されたテーブルに従って一 か月経過した時点で取引残高に応じて選択される。流動性預金(当座・普通・通 知・貯蓄・納税準備の各預金)、定期性預金(定期預金、積立定期、財形預金) 及び貸出金(ローン)毎に金額の階層があり、上記のように流動性預金では1日 当たりの平均取引残高に応じたポイントが顧客のその月の獲得ポイントとなる。 また、定期性預金及び貸出金については月末の預金額又は貸出残高のトータル金 額に応じたポイントが顧客のその月の獲得ポイントとなる。尚、ポイントは流動 性預金、定期性預金及び貸出金の性質が考慮され、なおかつ金額階層を定めて割 り付けられている。ポイントの配分等を変更することは自由である。
【0029】 また、CPU13は1か月経過した段階で同様に諸取引に応じたポイントを選 択する。図4に示すような諸取引(例えば、年金や給与の自動受取、電話、ガス 水道、NHK料金、有線放送料金、くみ取り料金等の自動支払い、又は定期積金 、財形預金、貯蓄預金、クレジットカード、貸し金庫、国債保護預かり等)につ いてもROM16内にテーブルが記憶されている。そして契約内容に応じたポイ ントが顧客のその月の獲得ポイントとなる。
【0030】 CPU13は全ての獲得ポイントを加算演算してRAM15のポイント記憶領 域18に記憶させる。一方、CPU13は累積ポイント記憶領域19から前月ま での累積されたポイントを呼び出し、新たなポイントを加算演算して再び累積ポ イント記憶領域19に記憶させる。
【0031】 出力装置16は期間が経過してCPU13によるポイントの算出が終了すると 、その結果を図示しない入力装置の操作により出力する。すなわち、1か月が経 過すると最新の月の獲得ポイントをCPU13はRAM15のポイント数記憶領 域18から呼び出して帳票等の手段によって出力する。また、新たなポイントを 累積した累積ポイントも同時に出力し、累積ポイントが所定回数カウントすると (例えば12回カウントすると1年間の累積ポイントとなる。)同様に所定回数 がカウントアップされた旨を出力する。
【0032】 端末12はホストコンピュータ11とケーブルCにより接続されている。端末 12は出力手段たる表示装置22と印字装置23を備えている。表示装置22は 預金データを確認したり累積ポイント等を画面に表示するものである。印字装置 23は図6又は図7に示すように取引結果を通帳又は取引明細書上に印字するも のである。尚、ポイントがカウントされる有効期日も併記されるようになってい る。
【0033】 次に、図5のフローチャートに基づいて本実施形態のポイント付与装置の作用 を説明する。 ステップ(以下、単にSとする。)1において、CPU13は1か月経過した と判断すると、流動性預金、定期性預金及び貸出金の各ポイントを演算し更に合 計してポイントデータを算出する。そして、S2においてポイント記憶領域18 の書換えを行い、新たなポイントデータを記憶させる。
【0034】 更に、S3において前月までの累積ポイントにこの新たなポイントを加算演算 し、累積ポイント数記憶領域19に記憶させる。そして、S4において端末12 が操作されるとCPU13はその都度RAM15の累積ポイント記憶領域19か らポイントデータを呼び出し通帳記入操作があれば図6のように当月までの(つ まり、前月までの)累積ポイントを通帳に印字させ顧客に報告する。
【0035】 本実施形態の通帳では『20』ポイントが付与されている。また、キャッシュ カードによる取引(引き出し、振替等)があれば図7のように取引明細書を発行 し、通帳と同様に最新の(この場合8月までの累積の)獲得ポイントを印字させ 顧客に報告する。本実施形態の取引明細書では『120』ポイントが付与されて いる。また、別途端末12に付属した表示装置による画面で確認することも可能 である。
【0036】 以上、本実施形態のように構成することにより、次のような効果が奏されるこ ととなる。 (1)金融機関に対する入金額についてだけポイントを付与するのでは、入金 のある当座預金口座のような流動性預金口座だけにポイントが付与されることと なって定期預金者や借入をしている顧客にはポイントがつかないこととなる。し かし、上記のように構成すれば定期性預金や借入をしている顧客にもポイントが 付与される。従って、顧客の不公平感なくポイント付与が可能である。
【0037】 (2)また、流動性預金口座では入出金の出入りが激しく、毎日の入金によっ てポイントを計算していたのでは大変な作業となる。しかし、このように1日当 たりの平均預金残高についてポイントを付与するようにしたのでポイント計算は 1月で一回で済む。残高に応じてポイント量を調整してポイントを付与すること ができ (3)当座預金のように出入りの大きな口座については例えばある一日の預金 残高は大きくともそれが極めて短期の場合がある。しかし、一時的でも預金残高 が大きいと金融機関の利息による利益に対してポイントが大きすぎてしまう場合 もある。しかし、月平均の残高でポイントを計算するためそのような瞬間の大口 取引も平均化されポイントは大きくなり過ぎず、例えば定期の顧客とのバランス もとれる。
【0038】 (4)端末12により顧客が金融機関を利用する度に、現在までの累積ポイン トが通帳や取引明細書によって容易に分かることとなる。また、ポイントがカウ ントされる有効期日も併記されるため、いつまでの期日の取引にポイントが付与 されるかが同時に分かる。
【0039】 (5)1か月毎の獲得ポイントに対し賞品と引換えすることができるとともに 、これらのポイントの累積(上記実施形態では12回)についても賞品と引き換 えることができ、顧客の金融機関の利用率が向上する。
【0040】 (6)1か月経過するとその月の獲得ポイントを出力手段16から帳票として 出力でき、また、1年が経過するとその間の総ポイントが同じく出力手段16か ら帳票として出力できるため金融機関側の顧客のホイントの管理及びポイントの 確認が容易である。
【0041】 (7)ポイントの付与や印字等の出力はすべてホストコンピュータ11により 処理されてホストコンピュータ11付属の出力装置16或いは端末12の表示装 置22、印字装置23により行われる。従って、各段階での処理が極めてスムー ズかつ迅速である。
【0042】 (8)図3及び図4に示すように、ポイントが付与される金額は階層毎に分け られているため、細かい金額に応じた細かいポイント設定をする必要がなく、C PU13の演算上迅速化が図られる。
【0043】 また、上記実施形態は次のように変更して実施することも可能である。 a)例えば、第7図では8月までの獲得ポイントが印字されているが、これを 毎月ごとのポイントを併記するようにしてもよい。すなわち、8月の獲得ポイン トが『2』ポイントであったならば、そのポイント数を累積ポイント『120』 と共に併記することである。この場合、併せてそれら両ポイントの有効期日もそ れぞれ併記してもかまわない。また、毎月ごとのポイントだけを印字することも 勿論かまわない。その場合、毎月ごとポイントの有効期日を併記してもよい。
【0044】 b)上記実施形態ではポイントの計算を1か月経過した段階で流動性預金は総 取引残高等を加算演算しその平均残高に基づいて、定期性預金、貸付金について は月末の預金額及び貸付残高に基づいて、諸取引についてはその月の取引内容に 応じてそれぞれポイントを計算するようにしていた。しかし、日々の取引残高等 にポイントを計算するようにしてもかまわない。更に、そのポイントの平均を計 算するようにしてもよい。また、必ずしも1月の平均をとってポイントを計算す る必要はない。
【0045】 c)表示装置22、印字装置23はいずれか一方だけでもよい。また、これら 端末12の出力手段はなくともホストコンピュータ11付属の出力装置からのデ ータに基づいて別途顧客に連絡するようにしてもよい。
【0046】 その他、ホストコンピュータ11と端末12とは必ずしもケーブルCで接続さ れていなくともよい、ROM14及びRAM15は取り出し可能なフレキシブル ディスク等で構成してもよい等本実施形態はその趣旨を逸脱しない態様で変更し て実施することは自由である。
【0047】
【考案の効果】 以上のように構成することで本願考案では次のような効果 が奏される。 請求項1の考案では預金残高に応じてポイントを付与するようにしたため、入 金額だけでなく預金額全体を考慮して量を調整してポイントを付与することがで き、金融機関において顧客の不公平感なく賞品に対するポイントの付与が可能と なる。また、ポイント付与が電子機器を利用して極めて迅速に行われる。
【0048】 請求項2の考案では請求項1の効果に加え、顧客は常に最新のポイント状況を 知ることができる。 請求項3の考案では預金残高に応じてポイント量を調整してポイントを付与す るようにしたため入金額だけでなく預金額全体を考慮して量を調整してポイント を付与することができ、金融機関において顧客の不公平感なく賞品に対するポイ ントの付与が可能となる。また、ポイント付与が電子機器を利用して極めて迅速 に行われる。また、一定期間の総残高に対してポイントを付与するため、ポイン ト計算は一定期間内で一回で済む。更に、単位期間当たりに平均するため、ポイ ントの数値が大きくなりすぎることもない。
【0049】 請求項4の考案では請求項1乃至3のいずれかの効果に加え、定期性預金の額 に応じた数値データも考慮してポイントが付与されることとなる。 請求項5の考案では請求項1乃至4のいずれかの効果に加え、貸付金の額に応 じた数値データも考慮してポイントが付与されることとなる。
【0050】 請求項6の考案では請求項3乃至5のいずれかの効果に加え、所定期間内の獲 得ポイントに対し賞品と引換えすることができるとともに、これらのポイントの 累積についても賞品と引き換えることができ、顧客の金融機関の利用率が向上す る。
【0051】 請求項7乃至請求項9の考案では所定期間内の獲得ポイントに対し賞品と引換 えすることができるとともに、これらのポイントの累積についても賞品と引き換 えることができ、顧客の金融機関の利用率が向上する。
【0052】 請求項10の考案では請求項1乃至9のいずれかの効果に加え、ポイントの有 効期日が分かるため、いつまでの期日の取引にポイントが付与されるかが分かる 。
【0053】 請求項11の考案では請求項1乃至10のいずれかの効果に加え、ポイント付 与手段は数値データの含まれる階層に応じてポイントを付与するようになってい るため、残高の数値データ毎に細かくポイントを設定する必要がなく、また、ホ ストコンピュータの演算速度の迅速化も図られる。
【0054】 請求項12の考案では請求項1乃至10のいずれかの効果に加え、取引残高だ けでなく、例えば給与振込のような契約行為においてもポイントを獲得でき更に 顧客の公平感がまし、金融期間の利用率がアップする。
【0055】 請求項13の考案では請求項1乃至12のいずれかの効果に加え、印字又は表 示によりポイントを確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施形態の電気的構成を説明するブロ
ック図。
【図2】同じ実施形態におけるアドレスと口座との関係
を示す図。
【図3】同じ実施形態におけるポイント付与のためのテ
ーブルを示す図。
【図4】同じ実施形態におけるポイント付与のためのテ
ーブルを示す図。
【図5】同じ実施形態におけるフローチャート。
【図6】同じ実施形態においてポイントを記入した通帳
の平面図。
【図7】同じ実施形態においてポイントを記入した取引
明細書の平面図。
【符号の説明】
13…預金データ演算手段,第1〜3のポイント付与手
段,ポイント加算手段,ポイント累積加算手段たるCP
U、14…記憶手段たるRAM、16…出力手段たる出
力装置、22…出力手段たる表示装置、23…出力手段
たる印字装置。

Claims (13)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】同一名義人の流動性預金口座の預金残高に
    応じた数値データに対してポイントを付与する第1のポ
    イント付与手段と、 同ポイント付与手段により付与されたポイントを記憶す
    る記憶手段と、 同記憶手段に記憶されたポイントを出力する出力手段と
    を有する電子機器によるポイント付与装置。
  2. 【請求項2】前記出力手段は同記憶手段に記憶された累
    積されたポイントを出力するものである請求項1に記載
    の電子機器によるポイント付与装置。
  3. 【請求項3】一定期間内における同一名義人の流動性預
    金口座の預金残高に応じた数値データをトータルし、そ
    の総数値データに対して単位期間当たりの数値データを
    算出する預金データ演算手段と、 同演算手段により算出された数値データの数値に応じて
    ポイントを付与する第1のポイント付与手段と、 同ポイント付与手段により付与されたポイントを記憶す
    る記憶手段と、 同記憶手段に記憶されたポイントを出力する出力手段と
    を有する電子機器によるポイント付与装置。
  4. 【請求項4】定期性預金の額に応じた数値データに対し
    てポイントを付与する第2のポイント付与手段を備え、
    同ポイント付与手段によって付与されたポイントを前記
    記憶手段に記憶させ、前記出力手段から出力させるよう
    にした請求項1乃至3に記載の電子機器によるポイント
    付与装置。
  5. 【請求項5】貸付金の額に応じた数値データに対してポ
    イントを付与する第3のポイント付与手段を備え、同ポ
    イント付与手段によって付与されたポイントを前記記憶
    手段に記憶させ、前記出力手段から出力させるようにし
    た請求項1乃至4に記載の電子機器によるポイント付与
    装置。
  6. 【請求項6】同一名義人の前記ポイント付与手段により
    付与されたポイントを更に累積加算するポイント累積加
    算手段と、 同ポイント累積加算手段により累積加算されたポイント
    を記憶する記憶手段と、 同記憶手段に記憶された累積加算されたポイントを出力
    する出力手段とを有する請求項3乃至5のいずれかに記
    載の電子機器によるポイント付与装置。
  7. 【請求項7】一定期間内における同一名義人の流動性預
    金口座の預金残高に応じた数値データをトータルし、そ
    の総数値データに対して単位期間当たりの数値データを
    算出する預金データ演算手段と、 同演算手段により算出された数値データの数値に応じて
    ポイントを付与する第1のポイント付与手段と、 同ポイント付与手段により付与されたポイントを更に累
    積加算するポイント累積加算手段と、 同ポイント付与手段とポイント累積加算手段により付与
    された2種類のポイントを記憶する記憶手段と、 同記憶手段に記憶された2種類のポイントのうち少なく
    とも一方を出力する出力手段とを有する電子機器による
    ポイント付与装置。
  8. 【請求項8】一定期間内における同一名義人の流動性預
    金口座の預金残高に応じた数値データをトータルし、そ
    の総数値データに対して単位期間当たりの数値データを
    算出する預金データ演算手段と、 同演算手段により算出された数値データの数値に応じて
    ポイントを付与する第1のポイント付与手段と、 定期性預金の額に応じた数値データに対してポイントを
    付与する第2のポイント付与手段と、 両ポイント付与手段により付与されたポイントを加算す
    るポイント加算手段と、 同ポイント加算手段により決定された加算ポイントを更
    に累積加算するポイント累積加算手段と、 同ポイント加算手段とポイント累積加算手段により付与
    された2種類のポイントを記憶する記憶手段と、 同記憶手段に記憶された2種類のポイントのうち少なく
    とも一方を出力する出力手段とを有する電子機器による
    ポイント付与装置。
  9. 【請求項9】一定期間内における同一名義人の流動性預
    金口座の預金残高に応じた数値データをトータルし、そ
    の総数値データに対して単位期間当たりの数値データを
    算出する預金データ演算手段と、 同演算手段により算出された数値データの数値に応じて
    ポイントを付与する第1のポイント付与手段と、 定期性預金の額に応じた数値データに対してポイントを
    付与する第2のポイント付与手段と、 貸付金の額に応じた数値データに対してポイントを付与
    する第3のポイント付与手段と、 各ポイント付与手段により付与されたポイントを加算す
    るポイント加算手段と、 同ポイント加算手段により決定された加算ポイントを更
    に累積加算するポイント累積加算手段と、 同ポイント加算手段とポイント累積加算手段により付与
    された2種類のポイントを記憶する記憶手段と、 同記憶手段に記憶された2種類のポイントのうち少なく
    とも一方を出力する出力手段とを有する電子機器による
    ポイント付与装置。
  10. 【請求項10】前記出力手段はポイントと共にポイント
    の有効期日も出力する請求項1乃至9のいずれかに記載
    の電子機器によるポイント付与装置。
  11. 【請求項11】ポイント付与手段は数値データの含まれ
    る階層に応じてポイントを付与するようにした請求項1
    乃至10のいずれかに記載の電子機器によるポイント付
    与装置。
  12. 【請求項12】同一名義人の一定期間内における契約で
    定めた行為があった場合に行為の内容によってポイント
    を付与する第4のポイント付与手段を有する請求項3乃
    至11のいずれかに記載の電子機器によるポイント付与
    装置。
  13. 【請求項13】前記出力手段は表示装置又は印字装置の
    少なくとも一方である請求項1乃至12のいずれかに記
    載の電子機器によるポイント付与装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009064475A (ja) * 2007-06-06 2009-03-26 Sony Corp 情報処理装置、資産管理方法及びプログラム

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