JP3060840B2 - 腕装着型無線機及びアンテナ装置 - Google Patents

腕装着型無線機及びアンテナ装置

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JP3060840B2 JP6167095A JP16709594A JP3060840B2 JP 3060840 B2 JP3060840 B2 JP 3060840B2 JP 6167095 A JP6167095 A JP 6167095A JP 16709594 A JP16709594 A JP 16709594A JP 3060840 B2 JP3060840 B2 JP 3060840B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、腕装着用バンドに一体
的に構成されたアンテナ体をスロットアンテナとして機
能させている腕装着型無線機に関し、特にアンテナ利得
向上のためのアンテナ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】腕装着型無線機のアンテナ装置のうち、
アンテナ体をスロットアンテナとして機能させている例
として、図1に示すようなアンテナ体1構造がある。帯
状の導体板2は腕装着用バンドに固定されており、その
長さ方向に細長いスロット溝3が形成されている。この
図では腕装着時を想定して導体板2は丸めた形状(ルー
プ形状)で示してある。容量素子4は、スロット溝3に
より分割された導体板2の一方側2aと他方側2bの間
に装荷されており、この容量値を調整することによって
所望の周波数にアンテナの同調をとることができる。容
量素子4を装荷する位置は導体板2の長さ方向の中央部
付近が電流分布のバランスがとれ、アンテナ利得が大き
くなるので好ましい。給電線5a、5bは、導体板2
a、2bからそれぞれ無線機回路部(図示せず)へ接続
されている。
【0003】また、そのアンテナ放射指向性パターンを
図2に示す。X−Y面における垂直偏波成分を示してあ
り、最大アンテナ利得で規格化してある。容量素子4が
装荷されているX軸方向が最大放射方向となっていお
り、スロットアンテナとして機能していることがわか
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の構成の腕装着型無線機用のスロットアンテナ
では、腕装着用バンドと一体になっていてアンテナ寸法
が小さく限られてしまうこともあって、必要十分なアン
テナ利得を得ることは困難で、満足な無線通信品質を保
つことは難しかった。
【0005】そこで本発明はこのような問題点を解決す
るもので、その目的とするところは腕装着用バンドに一
体的に構成されたアンテナ体をスロットアンテナとして
機能させている腕装着型無線機やアンテナ装置におい
て、無線機ケース内のスペースを有効に使用した簡単な
構造で、従来より大きなアンテナ利得が得られる構成を
提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の腕装着型無線機は、回路基板を内部に有する
ケース体と、前記ケース体の両側に接続された腕装着用
のバンド体と、前記ケース体及び前記バンド体に設けら
れたスロット溝を備えた導体板とを有する腕装着型無線
機において、前記導体板の導体部に電気的に接続された
容量素子と、前記スロット溝の周囲の前記導体板によっ
て形成されたループとを備え、前記スロット溝を備えた
導体板によるスロットアンテナとして機能するほか、人
体装着時には前記ループと前記容量素子によってループ
アンテナとしても機能するとともに、前記回路基板が、
前記ケース体と前記バンド体で形成される腕装着のため
のループ形状の内側に配置されると共に、前記容量素子
が前記導体板を介して前記回路基板のほぼ中央部に相当
する前記導体板上に配置されることを特徴とする。
【0007】また、より具体的な構成として、バンド体
は、ケース体の両側に接続された腕装着用の2つのバン
ド体(第1のバンド体および第2のバンド体)から構成
され、導体板は、2つのバンド体毎に固定されたケース
体側の端縁から長さ方向に溝が形成された2つの導体板
(第1の導体板および第2の導体板)と、ケース体内に
設けられた二つの電気経路とから構成されており、ケー
ス体側において、溝により分割された第1の導体板側の
一方側および他方側の端部と第2の導体板側の一方側お
よび他方側の端部とは、二つの電気経路を介してそれぞ
れ電気的接続されており、二つの電気経路の間に容量素
子を装荷することが望ましい。
【0008】また、容量素子は、腕装着型無線機の情報
を表示する表示素子と回路基板との間に構成されている
ことが望ましく、また、回路基板上に表面実装されてい
てもよい。
【0009】また、容量素子は、直列に接続された二つ
のバラクタダイオードで構成されていてもよい。
【0010】
【作用】以下本発明のアンテナ装置の作用について説明
するが、まず腕装着型のアンテナについて簡単に述べ
る。
【0011】図4に腕装着型のアンテナ装置の動作原理
を示す。スロットアンテナは磁界検出型アンテナであ
り、垂直偏波のときの磁界成分10は図のように水平の
向き(Y軸方向)になる。このとき導体板に流れる電流
の方向は12のようになる。なお、ここでは導体板11
は簡略化して線状に表してあり、容量素子13が装荷さ
れている。これら2系統の電流の流れる方向は、Y軸方
向からみると同相でありループアンテナが二つ並列に接
続されたようにみえる。このように導体板11を丸めた
形状の場合には、スロットアンテナとループアンテナの
電流の向きが一致しているため、スロットアンテナのみ
ならずループアンテナとしても機能しており、両者が相
加されて、比較的大きなアンテナ利得を得ることができ
る。
【0012】さて、本発明のアンテナ装置においては図
3に示すように、導体板7および導体板7の長さ方向の
中央部に装荷された容量素子6を腕装着型無線機の回路
基板8の外側に配置し(逆に言えば、回路基板8を導体
板7によって形成されるループ形状の内側に配置し)、
さらに容量素子6は回路基板8のほぼ中央に位置するよ
うに配置させてある。これは導電体板である回路基板8
をアンテナ反射板として有効に活用し、アンテナ利得を
増大させようとするものである。また、導体板7と回路
基板8とは給電線9a、9bで接続されている。
【0013】より大きなアンテナ利得を得る目的で、本
発明では腕装着型無線機の回路基板をスロットアンテナ
における反射板として活用する。ここで、その配置の効
果について説明する。
【0014】図5、図6において容量素子14、無線機
回路基板15および導体板16の一部は無線機ケース体
17の内部に構成されている。
【0015】図5(a)はアンテナ装置の平面図、図5
(b)はその側面図である。図に示すように導体板16
の長さ方向の中央部にある容量素子14が回路基板15
の端部に位置するように配置すると、回路基板15で反
射された電磁波18がアンテナ正面方向とは傾いた方向
に放射されるためスロットアンテナにとって反射板とし
ての効果が薄れるのみならず、図5(b)で示すように
スロット溝19の実質的な開口面積(図中の斜線の部
分)が減り、ループアンテナとしての特性も劣化するた
めアンテナ利得が小さくなってしまうという短所があ
る。
【0016】同様に図6(a)はアンテナ装置の平面
図、図6(b)はその側面図であり、図5と同様な構成
であるため、対応する部分には同符号を付してある。図
に示すように、導体板16の長さ方向の中央部にある容
量素子14が回路基板15の中央に位置するように配置
すると、回路基板15で反射された電磁波18がアンテ
ナ正面方向に放射されるため、図2に示したようにアン
テナ最大放射方向と向きが一致し、スロットアンテナに
とって反射板の効果が最大になる。また、側面図である
図6(b)に示すようにスロット溝19の実質的な開口
面積(図中の斜線の部分)の減少も最小限に抑えられる
ため、ループアンテナとしての特性の劣化もほとんどな
くなり、最大のアンテナ利得が得られる。図6のような
最適なアンテナ装置の構成で反射板の効果は、約2、3
dBのアンテナ利得の向上がある。
【0017】
【実施例】本発明の実施例について図面により詳細に説
明する。
【0018】図7は本発明の腕装着型無線機(腕装着型
無線機用アンテナ装置)の実施例の概略斜視図である。
図において、腕装着型無線機は、内部に無線機回路が収
納されたケース体20の両側に接続された腕装着用の第
1のバンド体21aと第2のバンド体21bを備えてお
り、第1のバンド体21aの端部にはバンド止め具22
がとりつけられている。一方、第2のバンド体21bに
はバンド止め具が機構的に連結可能な止め穴23が複数
個形成されている。
【0019】第1のバンド体21a、第2のバンド体2
1bにはそれぞれ金属製の導体板24が固定されてお
り、導体板24には長さ方向にスロット溝25が形成さ
れている。そして、導体板24は第1のバンド体21
a、第2のバンド体21bの内部に配置されている。な
お、バンド体21a、21bの材質がウレタン、シリコ
ンなど合成樹脂であれば、バンド体21a、21bと導
体板24との一体的な成形製造も可能である。また、バ
ンド体21a、21bの材質が皮革であれば表裏2枚の
皮革の間に導体板24を縫いこめばよい。
【0020】導体板24の長さ方向の中央部で、スロッ
ト溝25により分割された導体板24の間には可変容量
コンデンサなどの容量素子26を装荷してあり、この容
量素子26の容量値を調整することにより所望の周波数
にアンテナ装置が同調できる。無線機の使用周波数が単
一周波数であるならば、容量素子23は固定コンデン
サ、もしくは半固定コンデンサでよい。
【0021】図8(a)は本発明の腕装着型無線機(腕
装着型無線機用アンテナ装置)の実施例によるケース体
付近の横断面図、図8(b)はその縦断面図である。こ
れらの図において、第1のバンド体27a、第2のバン
ド体27bに固定された導体板28a、28bは無線機
ケース体30側の端縁から長さ方向にスロット溝29
a、29bが形成されている。そして、スロット溝29
a、29bで分離された部分同士が無線機ケース30内
に設けられた二つの電気経路である導体板31、32を
介してそれぞれ接続されている。導体板31、32は金
属板でもよいが、ポリイミドなどで覆われた銅のフレキ
シブルテープでもよい。導体板28a、28bと導体板
31、32との接続は、バネ接触やはんだ接続もしくは
ネジ留めなどで導電接続されている。
【0022】本実施例においては、導体板がバンド部と
ケース部とに分けられている。もちろん図7に示すよう
に一体に形成しても良いのであるが、このように分ける
ことにより、ケース部の組み立てと、バンド部の組み立
てとを分離して行うことができる。このことは腕装着型
無線機の製造に際しての自由度が増えることになり好ま
しい。
【0023】可変容量コンデンサなどの容量素子33は
導体板31、32に接続されており、導体板28a、2
8bも含めたアンテナ体の長さ方向のほぼ中央部に位置
し、腕装着型無線機の情報を表示する液晶パネルなどの
表示素子34と回路基板35との間の空間に構成され、
さらに回路基板35のほぼ中央付近に位置している。回
路基板35はガラスエポキシ系の多層両面基板であっ
て、両表面部には配線パターンが、基板内層にはほぼベ
タパターンである電源およびグラウンドパターンが形成
されている。
【0024】表示素子34は、導通コネクター36a、
36bを介して回路基板35と接続されており、回路基
板35の上面側にはロジックIC37が、一方、下面側
には導体板31、32と給電線(図示せず)を介して接
続されているアナログIC39、そして電池40が配置
されている。ケース裏蓋41の材質はコスト低減のため
合成樹脂製でも構わないが、金属製にした場合にはアン
テナ反射板の効果が高まり、また無線機回路から発生す
るノイズ成分をシールドする効果があるので、アンテナ
利得はより向上する。
【0025】このような構成において、容量素子33を
表示素子34と回路基板35との間の空間に配置するこ
とで、スペースを有効に活用でき、無線機本体の薄型化
が可能となり、かつ、回路基板35をアンテナ反射板と
して最も効果的に利用できるのでより大きなアンテナ利
得を得ることができる。図9は本発明の腕装着型無線機
(腕装着型無線機用アンテナ装置)の別の実施例による
ケース体付近の横断面図である。なお本例の腕装着型無
線機(腕装着型無線機用アンテナ装置)は図8に示した
例の変形例であり、ほぼ同様な構成となっているので対
応する部分には同符号を付してある。
【0026】この図において容量素子34は、表示素子
34と回路基板35の間に配置されているが、ロジック
IC37とは重ならないように平面的にずらした場所に
位置している(この位置も回路基板35のほぼ中央部に
配置しているものとみなす)。よって、表示素子34と
回路基板35との間隔を狭めることができ、無線機ケー
ス体30のより薄型化が実現できるという特徴がある。
このような構成でも、回路基板35はアンテナ反射板と
して機能できるため大きなアンテナ利得を得ることがで
きる。
【0027】図10(a)は本発明の腕装着型無線機
(腕装着型無線機用アンテナ装置)のさらに別の実施例
によるケース体付近の横断面図、図10(b)はその縦
断面図である。なお本例の腕装着型無線機(腕装着型無
線機用アンテナ装置)も図8に示した例とほぼ同様な構
成となっているので対応する部分には同符号を付してあ
る。
【0028】これらの図において、第1のバンド体27
a、第2のバンド体27bに固定された導体板28a、
28bは無線機ケース体30側の端縁から長さ方向にス
ロット溝29a、29bが形成されており、スロット溝
29a、29bで分離され部分同士が無線機ケース30
内に設けられた導体板31、32を介してそれぞれ接続
されている。可変容量コンデンサなどの容量素子33
は、導体板31、32に接続されており、導体板28
a、28bも含めたアンテナ体の長さ方向のほぼ中央部
に位置し、かつ腕装着型無線機の情報を表示する液晶パ
ネルなどの表示素子34の下側に回路基板35上に表面
実装で構成され、回路基板35のほぼ中央付近に位置し
ている。表示素子34は、導通コネクター36a、36
bを介して回路基板35と接続されており、回路基板3
5の上面側にはロジックIC37、38が、一方、下面
側には導体板31、32と給電線(図示せず)を介して
接続されているアナログIC39、電池40が配置され
ている。
【0029】本例の構成においては、ロジックICを二
つのチップで構成して、容量素子33を回路基板35に
表面実装しているため、表示素子34と回路基板35と
の間隔をさらに狭めることができ、無線機ケース体30
のより薄型化が実現できるという特徴がある。また、回
路基板35をアンテナ反射板として最も有効に利用でき
るので、大きなアンテナ利得を得ることができるという
効果は変わらない。図11は、上述した本発明の腕装着
型無線機用アンテナ装置の実施例の回路説明図である。
スロット溝43により分割された導体板42間に装荷す
る容量素子を2対の直列に接続されたバラクタダイオー
ド44a、44bで構成してある。バラクタダイオード
44a、44bのカソード端子同士が互いに接続され、
さらに回路基板上に形成された無線機回路46に信号線
47を介して接続されている。一方、バラクタダイオー
ド44a、44bのアノード端子側は、導体板42の長
さ方向の中央部の45a、45bでそれぞれ導体板42
に接続されており、二つのバラクタダイオード44a、
44bのどちらか一方のアノード端子は信号線48を介
して無線機回路46に接続されている。このバラクタダ
イオード44a、44bの接続のアノード、カソードの
組み合わせは入れ換えても構わない。また、無線機回路
46は、導体板42上の適当な位置の給電点49a、4
9bと給電線50a、50bを介して接続されている。
この給電点49a、49bの位置を調整することにより
アンテナ入力インピーダンスを任意に変えることがで
き、無線機回路46との最適インピーダンスマッチング
をとることができる。
【0030】このような構成により、本腕装着型無線機
用アンテナ装置において、簡単な構成でバラクタダイオ
ード44a、44bを容量素子として利用することが可
能となり、二つの信号線48、49の電圧を無線機回路
46で変化させることによって、アンテナの同調周波数
を任意に変えることが可能となる。よって、シンセサイ
ザ方式などの自動電子同調が実現でき、無線機の使用周
波数が複数周波数であっても容易に対応することができ
る。
【0031】
【発明の効果】以上のとおり、本発明による腕装着型無
線機及びアンテナ装置においては、次のような効果を有
する。
【0032】請求項1、3、6記載の発明によれば、腕
装着型無線機内の限られたスペースを有効に活用できる
ためケース体の薄型化が実現できる。しかも、回路基板
をアンテナ反射板として最も効果的に利用できる構造で
あるので、より大きなアンテナ利得を得ることができ
る。
【0033】また、請求項2記載の発明によれば、導体
板をバンド部とケース部とに分けることにより、腕装着
型無線機の製造性を大幅に向上することができる。
【0034】また、請求項4記載の発明によれば、より
一層ケース体の薄型化を実現することができる。また、
容量素子の実装作業を容易に行うことができる。
【0035】さらに、請求項5記載の発明によれば、容
量素子をバラクタダイオードで簡単に構成できる回路を
提供したので、同調周波数を任意に変えることができ自
動電子同調に対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来例による腕装着型無線機用アンテナ装置
の構成を示す説明図である。
【図2】 従来例による腕装着型無線機用アンテナ装置
の放射指向性を示すグラフである。
【図3】 本発明による腕装着型無線機用アンテナ装置
の構成を示す説明図である。
【図4】 図1に示す腕装着型無線機用アンテナ装置の
動作原理を示す説明図である。
【図5】 容量素子の配置位置によるアンテナの特性を
説明する図であって、同図(a)は腕装着型無線機用ア
ンテナ装置の平面図であり、同図(b)はその側面図で
ある。
【図6】 本発明の作用(容量素子の配置位置によるア
ンテナの特性)を説明するための図であって、同図
(a)は本発明による腕装着型無線機用アンテナ装置の
平面図であり、同図(b)はその側面図である。
【図7】 本発明の腕装着型無線機用アンテナ装置を備
える腕装着型無線機の実施例を示す概略斜視図である。
【図8】 本発明の腕装着型無線機用アンテナ装置の実
施例を示す図であって、同図(a)はケース体付近の構
造を示す横断面図であり、同図(b)はその縦断面図で
ある。
【図9】 本発明の腕装着型無線機用アンテナ装置を備
える腕装着型無線機のケース体付近の構造の別の実施例
を示す横断面図である。
【図10】 本発明の腕装着型無線機用アンテナ装置の
別の実施例を示す図であって、同図(a)はケース体付
近の構造を示す横断面図であり、同図(b)はその縦断
面図である。
【図11】 本発明の腕装着型無線機用アンテナ装置の
実施例による回路説明図である。
【符号の説明】
1 ・・・・・・アンテナ体 2a、2b ・・・導体板 3、19、25、43・・スロット溝 4、6、13、14、26、33・・容量素子 5a、5b ・・・・・・給電線 7、16、24、42・・導体板 8、15、35・・回路基板 9a、9b ・・・給電線 10 ・・・・・磁界の向き 11 ・・・・・導体板 12 ・・・・・電流 17、20、30・・無線機ケース体 18 ・・・・・反射された電磁波 21a、27a・・第1のバンド体 21b、27b・・第2のバンド体 22 ・・・・・バンド留め具 23 ・・・・・連結穴 28a ・・・・・第1の導体板 28b ・・・・・第2の導体板 29a、29b・・スロット溝 31、32 ・・・導体板(電気経路) 34 ・・・・・表示素子 36a、36b・・導通コネクタ 37、38 ・・・ロジックIC 39 ・・・・・アナログIC 40 ・・・・・電池 41 ・・・・・ケース裏蓋 44a、44b・・バラクタダイオード 46 ・・・・・無線機回路 47、48 ・・・信号線 49a、49b・・給電点 50a、50b・・給電線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H01Q 13/10 H01Q 13/10 H04B 7/26 H04B 7/26 U

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回路基板を内部に有するケース体と、 前記ケース体の両側に接続された腕装着用のバンド体
    と、 前記ケース体及び前記バンド体に設けられたスロット溝
    を備えた導体板とを有する腕装着型無線機において、 前記導体板の導体部に電気的に接続された容量素子と、 前記スロット溝の周囲の前記導体板によって形成された
    ループとを備え、 前記スロット溝を備えた導体板によるスロットアンテナ
    として機能するほか、人体装着時には前記ループと前記
    容量素子によってループアンテナとしても機能するとと
    もに、 前記回路基板が、前記ケース体と前記バンド体で形成さ
    れる腕装着のためのループ形状の内側に配置されると共
    に、前記容量素子が前記導体板を介して前記回路基板の
    ほぼ中央部に相当する前記導体板上に配置されることを
    特徴とする腕装着型無線機。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記バンド体は、前
    記ケース体の両側に接続された腕装着用の第1のバンド
    体および第2のバンド体から構成され、 前記導体板は、前記第1および第2のバンド体毎に固定
    された前記ケース体側の端縁から長さ方向に溝が形成さ
    れた第1の導体板および第2の導体板と、前記ケース体
    内に設けられた二つの電気経路とから構成されており、 前記ケース体側において、前記溝により分割された前記
    第1の導体板側の一方および他方の側の端部と前記第2
    の導体板側の一方側および他方側の端部とは、 前記二つの電気経路を介してそれぞれ電気的に接続され
    ており、前記二つの電気経路の間に前記容量素子を装荷
    することを特徴とする腕装着型無線機。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記容量素子は、腕
    装着型無線機の情報を表示する表示素子と前記回路基板
    との間に設けられていることを特徴とする腕装着型無線
    機。
  4. 【請求項4】 請求項2において、前記容量素子は前記
    回路基板に表面実装されていることを特徴とする腕装着
    型無線機。
  5. 【請求項5】 請求項1または2において、前記容量素
    子は直列に接続された二つのバラクタダイオードで構成
    されたことを特徴とする腕装着型無線機。
  6. 【請求項6】 回路基板を内部に有するケース体と、 前記ケース体の両側に接続された腕装着用のバンド体と
    を有する腕装着型無線機に用いられるアンテナ装置にお
    いて、 前記ケース体および前記バンド体に設けられたスロット
    溝を備えた導体板と、 前記導体板の導体部に電気的に接続された容量素子と、 前記スロット溝の周囲の前記導体板によって形成された
    ループとを備え、 前記スロット溝を備えた導体板によるスロットアンテナ
    として機能するほか、 人体装着時には前記ループと前記容量素子によってルー
    プアンテナとしても機能するとともに、 前記回路基板が、前記ケース体と前記バンド体で形成さ
    れる腕装着のためのループ形状の内側に配置されると共
    に、前記容量素子が前記導体板を介して前記回路基板の
    ほぼ中央部に相当する前記導体板上に配置されることを
    特徴とするアンテナ装置。
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