JP4327982B2 - 携帯型無線機用アンテナ - Google Patents

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  • Waveguide Aerials (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は携帯型無線機用アンテナに関し、例えば、生体信号を無線送信するための通信用アンテナとして用いると好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、腕時計型の携帯無線機において筐体の大きさの制約から腕時計のリング部を利用し、スロットアンテナを組み込んだものがある(例えば、伊藤、松沢、内藤:「移動体通信におけるアンテナの解析・設計技術」、5章5.2節、(株)トリケップス、1995)。
【0003】
しかし、更なる性能向上が望まれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、この発明の目的は、更なる性能向上を図ることができる携帯型無線機用アンテナを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、スロットの周囲の金属をアンテナパターンとして備えるスロットアンテナを有する携帯型無線機用アンテナであって、このスロットアンテナは、その全長が該スロットアンテナにて使用される周波数に固有の波長に対応する長さであるとともに、スロットとアンテナパターンとが共々、少なくとも1カ所にて折り返され、該スロットアンテナは、(a)折り返し部分では、同折り返し部分を挟んだスロット同士およびアンテナパターン同士のなす角が同一平面上にて90度となるように折り返された後、さらにこれらスロット同士およびアンテナパターン同士のなす角が同じく同一平面上にて90度となるように折り返されることで、当該折り返しにより内側となるアンテナパターン同士が離間して設けられること、および(b)スロットおよびアンテナパターンの折り返し部分に向かう方向のアンテナ長さがその方向に垂直な方向のアンテナ長さよりも長い形状を有すること、および(c)この長い形状を有する折り返し部分に向かう方向のアンテナ長さが同一とされること、および(d)折り返し部分を挟んで対向するアンテナパターンには整合用コンデンサが接続されること、が満たされる態様で形成されることを特徴としている。
【0006】
よって、アンテナ長を稼ぐことによりアンテナ効率を向上することができる。
つまり、従来の携帯型無線機においては、指輪の場合には、単純なスロットアンテナをリング部に収めようとした場合、アンテナ長の不足に伴いアンテナ効率が低下してしまう欠点があるが、スロットアンテナのスロット形状を変えることにより、アンテナ効率を向上させることができる。
しかも、スロットアンテナの備えるスロットとアンテナパターンと共々少なくとも1カ所にて折り返されるとともに上記(a)〜(d)に記載の条件が満たされる態様で該スロットアンテナが形成されることにより、スロットアンテナの電界成分を増強することができ、スロットアンテナに電流アンテナとしての特性を持たせることが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】
(第1の比較例
以下、この発明を具体化した第1の比較例を図面に従って説明する。
【0014】
図1には、本比較例における携帯型無線機1を示す。この携帯型無線機1は指輪型送信器であって、人の指に装着され、光を利用して血管中の血液の流れを検出して電波にして送る装置である。つまり、光を応用した脈波計測信号を生成し、アンテナから送信するものである。
【0015】
図1は、携帯型無線機(指輪型送信器)1を、正面と平面と右側面から見た図である。指輪型送信器1は、指を入れるリング部(指入れ部)2と、このリング部2に固定された四角板状の台座部3からなる。リング部2は、芯材4を有し、芯材(バンド)4はゴム製または布製の帯を円環状にしたものである。この芯材4の内周面には計測系フレキシブル基板5が固定され、計測系フレキシブル基板5にはLED6とフォトダイオード7が固定されている。そして、LED6から指の血管に向けて光が照射され、その反射光がフォトダイオード7にて受光され、電気信号に変換される。このようにして、LED6とフォトダイオード7により脈波信号が計測される。
【0016】
台座部3はプリント基板8を有する。プリント基板8の上面には送信回路9が実装され、この送信回路9から前述の脈波信号が出力される。
前述のリング部2において芯材4の外周面には送信用のスロットアンテナ10が設けられている。つまり、リング部2においては芯材4の内側に計測系フレキシブル基板5が、また、芯材4の外側にスロットアンテナ10が配置されている。さらに、台座部3において、プリント基板8の上には他のアンテナ素子としてのパターンアンテナ(マイクロストリップアンテナ)11が設けられ、パターンアンテナ11が送信用アンテナとして機能する。このように、送信用アンテナは、台座部3のパターンアンテナ11とリング部2のスロットアンテナ10で構成されている。
【0017】
なお、図1においては図2に示すごとくリング部2は完全に環状になっていたが、図3に示すように、リング部2は途中で分離するような構造であってもよい。図3の符号2a,2bに示す部材は、バンド止め具である。
【0018】
以下、スロットアンテナ10とパターンアンテナ11について詳しく説明する。
図4には、パターンアンテナ11を示す。図4において、絶縁基板20の裏面には導体21が全面に形成されている。絶縁基板20の表面には帯状のアンテナパターン22が延設されている。帯状のアンテナパターン22の一端が給電線23と接続されている。
【0019】
図5には、スロットアンテナ10を展開図として示す。つまり、帯状をなすスロットアンテナ10は、その長手方向にリング状に巻かれて使用される(図1参照)。図5において、帯状をなすフレキシブル基板(裏材)30はポリイミド膜よりなる。フレキシブル基板30の上に粘着層31を介して銅箔32が形成されている。銅箔32にはスロット(溝)33が形成され、銅箔32が細長い四角環状となっている。この銅箔32は給電線と接続されている。また、細長い四角環状の銅箔32においてその中央部には整合用コンデンサ34が設けられている。
【0020】
銅箔32の厚さは0.035mm、粘着層31の厚さは0.010mm、裏材のフレキシブル基板30の厚さは0.025mmである。また、フレキシブル基板30は幅Wが8.0mmであり、長さLが60mmである。スロット33の長さは、使用する電波の波長をλとすると、λ/4である。
【0021】
なお、図5のスロットアンテナ10の形状はスロット長がリング部2内に収まる場合の例である。
図1の送信回路9の出力は、台座部3のパターンアンテナ11と、リング部2のスロットアンテナ10に並列に接続されている。パターンアンテナ11とスロットアンテナ10は各々100Ωにインピーダンスマッチングをとり、並列に接続することで送信回路の出力インピーダンス50Ωに整合をとっている。
【0022】
図1の台座部3におけるパターンアンテナ11は、図4の基板20と水平な主偏波成分を持ち、人体から離れた場所でアンテナ効率が良くなる。また、リング部2のスロットアンテナ10は、リング部2に水平な主偏波成分を持ち、人体近傍でアンテナ効率が良くなる。つまり、表1に示すように、パターンアンテナ11においては主偏波成分が台座部3に水平であり、また、アンテナ特性が人体から離れると効率がよい(電流アンテナ)。一方、スロットアンテナ10においては主偏波成分が台座部3に垂直であり、また、アンテナ特性が人体近傍で効率がよい(磁流アンテナ)。
【0023】
【表1】
このように、本比較例は下記の特徴を有する。
(イ)リング部2及び台座部3からなる指輪形状の携帯型無線機1において、リング部2にスロットアンテナ10を設け、かつ、台座部3に、スロットアンテナ10とは放射パターンの異なる他のアンテナ素子のパターンアンテナ11を設けたので、2つのアンテナ10,11を使用してアンテナ効率を向上することができる。
【0024】
詳しくは、リング部2にスロットアンテナ10を、台座部3にパターンアンテナ11という構成にすることで人体近傍はもちろん離れたところでもアンテナ効率が良く、指向性が良好なアンテナにすることができる。より詳しくは、台座部3において台座部3に水平な主偏波成分を持ち、人体から離れると効率の良いパターンアンテナ11を設置し、スロットアンテナ10と並列接続をする。これにより、指輪がどのように向いても垂直水平両偏波を放出することができる。つまり、単純なスロットアンテナ10に対し容易に指向性を合成することができ、人体近傍および離れた場所でも良好なアンテナ効率を得ることができる。このようにして、従来の携帯型無線機においては、リング部のみの一つのアンテナでは垂直(台座に水平)な偏波の放射効率が弱くなるという欠点があるが、2つのアンテナ10,11を使用して、二種類の放射パターンにてアンテナ効率を向上することができる。
(第2の比較例
次に、第2の比較例を、第1の比較例との相違点を中心に説明する。
【0025】
本例でも図1のように携帯型無線機1は、リング部2及び台座部3からなる指輪形状を有し、リング部2にスロットアンテナ10を設け、かつ、台座部3に、他のアンテナ素子としてのパターンアンテナ11を設けたものとなっている。
【0026】
図6,7には、本比較例におけるスロットアンテナ10の平面図を示す。
スロット長がリング部2に収まらない場合、銅箔42に対しスロット(溝)40をジグザグに折り返す形状に形成し、これによりスロット長を稼ぎ、使用する周波数に対応するスロット長を確保している。図6(a),(b),(c)はそれぞれ長手方向に折り返した例である。図6(a)はスロット(溝)40を1回折り返したものであり、図6(b)はスロット40を2回折り返したものであり、図6(c)はスロット40を3回折り返したものである。図6(a)はスロット長が約1/8λであり、図6(b)はスロット長が約3/16λであり、図6(c)はスロット長が約1/4λである。また、図6(a),(b),(c)はL=60mm、W=8mmである。図7においては、スロット40を横手方向に折り返している。
【0027】
スロットを折り返す場合、図6,7のように、整合用のコンデンサ41は、スロット40の中央に設置するのがよい。コンデンサ41の設置箇所は図1での台座部3の真下となっている。
【0028】
ここで、整合用コンデンサ41をスロット40の中央に設置したのは、以下の理由による。コンデンサ41の設置位置が台座部3の真下となり、突起部となるコンデンサ41が台座部3により隠れ、リング部2の外周面に凹凸を生じさせることなくコンデンサ41を設置する空間が容易に確保できる。また、コンデンサ41を中心にパターンアンテナ11が対称であるとインピーダンスのマッチングがとりやすい。
【0029】
図8に、図6(a),(b),(c)に示すスロットアンテナの人体装着時の相対利得を示す。図8の縦軸にアンテナ利得をとり、横軸にスロットアンテナの種類をとっている。この図8からスロット長が大きいほどアンテナ利得を向上させることができることが分かる。ゆえに、十分にスロット長を得ることができれば、アンテナ効率を向上することができるといえる。
【0030】
なお、本例でも送信回路9の出力は、台座部3のパターンアンテナ11と、リング部2のスロットアンテナ10に並列に接続され、全体として両放射パターン(指向性)を合成した放射パターン(指向性)を有している。
【0031】
このように、本比較例は下記の特徴を有する。
(イ)携帯型無線機に用いられるスロットアンテナ10を、スロット40が折り返される形状に形成することにより、使用する周波数に対応するスロット長を確保するようにしたので、アンテナ長を稼ぐことによりアンテナ効率を向上することができる。つまり、従来の携帯型無線機(リング部に単にスロットアンテナを組み込んだもの)においては、指輪の場合には、単純なスロットアンテナをリング部に収めようとした場合、アンテナ長の不足に伴いアンテナ効率が低下してしまう欠点があるが、スロットアンテナのスロット形状を変えることにより、アンテナ効率を向上させることができる。
(ロ)ここで、リング部2を備えた指輪形状を有する携帯型無線機において、(イ)のスロットアンテナ10を、リング部2に配置したので実用上好ましい。
(ハ)特に、携帯型無線機1には、スロットアンテナ10の放射パターンとは異なる放射パターンを有する他のアンテナ素子11がさらに設けられ、スロットアンテナ10の放射パターンと他のアンテナ素子11の放射パターンとを合成した放射パターンを有するものとしたので、2つのアンテナ10,11を使用してアンテナ効率を向上することができる。つまり、従来の携帯型無線機においては、リング部のみの一つのアンテナでは垂直(台座に水平)な偏波の放射効率が弱くなるという欠点があるが、2つのアンテナを使用して、二種類の放射パターンを有しアンテナ効率を向上することができる。
(第3の比較例
次に、第3の比較例を、第1の比較例との相違点を中心に説明する。
【0032】
図9には、本比較例におけるスロットアンテナの平面図を示す。
図9(a)には、スロットアンテナ10におけるフレキシブル基板30の裏面でのパターンを示すとともに、図9(b)には、フレキシブル基板30の表面でのパターンを示す。図9(a)に示すように、フレキシブル基板30の裏面において銅箔アンテナパターン50,51が外周側に形成されている。また、図9(b)に示すように、フレキシブル基板30の表面において銅箔アンテナパターン52,53が内周側に形成されている。パターン端部50aと52a、50bと53a、51aと52b、51bと53bは、それぞれ、基板30に形成したスルーホールにて接続されている。
【0033】
このように、スロットアンテナ10のアンテナパターン(50,51,52,53)をリング部2の表裏に配置すると、アンテナパターンを配置するための領域が拡大されるので、給電線や給電線とアンテナパターンを接続するためのジャンパもパターン化できる。これにより、アンテナパターン及び給電線のインピーダンスの調整が容易となる。詳しくは、アンテナパターン50,51,52,53を表裏両面に分けて配置することで、試作時にアンテナインピーダンスをジャンパにより容易に調整でき、ジャンパをパターンに変えることにより、そのままインピーダンス固定でき、量産容易な構成を実現することができる。
【0034】
図9(a)に示すように、フレキシブル基板30の裏面において銅箔給電パターン54,55が形成されている。このように、給電線をパターン化することにより、フレキシブル基板30の端点で給電でき、送信回路との接続が容易である。
【0035】
また、フレキシブル基板30の裏面において給電点調整用ジャンパ56がパターニングされ、このジャンパ56にて銅箔給電パターン54と銅箔アンテナパターン50が接続されている。同様に、給電点調整用ジャンパ57がパターニングされ、このジャンパ57にて銅箔給電パターン55と銅箔アンテナパターン51が接続されている。
【0036】
なお、リング部2は、フレキシブル基板30にアンテナパターン50〜53、給電パターン54,55及びジャンパ56,57を印刷等によってパターン形成することにより形成される。その後、樹脂等の保護膜が表裏両面に形成されて、リング部2とする。
【0037】
そして、給電パターン54,55の一端のパッド54a,55aには送信回路(発振回路)9からの高周波信号が入力され、パッド54a,55aから、給電パターン54,55、ジャンパ56,57、アンテナパターン50,51を経て、アンテナパターン52,53に至る。このように給電パターン54,55にてアンテナパターン50,51,52,53に給電される。
【0038】
また、図9(a)のフレキシブル基板30の裏面において整合用コンデンサ58が配置され、同コンデンサ58がアンテナパターン52と53との間において基板30に形成したスルーホールを通して電気的に接続されている。また、図9(a)のフレキシブル基板30の裏面において、給電パターン54の途中には抵抗59が配置されている。
【0039】
このように、本比較例は下記の特徴を有する。
(イ)スロットアンテナ10は、リング部2(基板30)の表裏両面に所定のパターンに配置されたアンテナパターン50,51,52,53と、リング部2の表裏面の少なくとも一方に設けられ、アンテナパターン50〜53に給電する給電パターン54,55とからなるものとしたので、実用上好ましい。
(ロ)アンテナのパターン50〜53をフレキシブル基板30の表裏両面に分けて配置し、アンテナインピーダンスをジャンパにより調整できるようにし、ジャンパをパターン(56,57)に変えて、そのままインピーダンス固定できるようにしたので、実用上好ましい。
(第4の比較例
次に、第4の比較例を、第3の比較例との相違点を中心に説明する。
【0040】
図10には、本比較例におけるスロットアンテナの平面図を示す。
図10(a)には、スロットアンテナ10におけるフレキシブル基板30の裏面でのパターンを示すとともに、図10(b)には、フレキシブル基板30の表面でのパターンを示す。図10(a)に示すように、フレキシブル基板30の裏面において銅箔アンテナパターン60,61,62が形成されている。また、図10(b)に示すように、フレキシブル基板30の表面において銅箔アンテナパターン63,64,65が形成されている。パターン端部60aと64a、60bと63a、62aと63b、61aと64b、61bと65b、62bと65aは、それぞれ、基板30に形成したスルーホールにて接続されている。
【0041】
フレキシブル基板30の裏面において銅箔給電パターン66が形成されるとともに、フレキシブル基板30の表面において銅箔給電パターン67が形成されている。給電パターン66と67は基板30の表と裏に重ねて配置されている。また、給電パターン66,67は基板30の端点で給電できるようになっている。さらに、フレキシブル基板30の裏面においてパターニングされた給電点調整用ジャンパ68にて銅箔給電パターン66と銅箔アンテナパターン60が接続されている。同様に、フレキシブル基板30の表面においてパターニングされた給電点調整用ジャンパ69にて銅箔給電パターン67と銅箔アンテナパターン65が接続されている。
【0042】
そして、給電パターン66,67の一端には送信回路9からの高周波信号が入力され、給電パターン66,67、ジャンパ68,69、アンテナパターン60,65を経て、アンテナパターン63,64,61,62に至る。
【0043】
また、図10(a)のフレキシブル基板30の裏面において整合用コンデンサ58が配置され、同コンデンサ58がアンテナパターン63と64との間において基板30に形成したスルーホールを通して電気的に接続されている。
【0044】
また、銅箔給電パターン66,67の配置部分においてその一方の給電部分はフレキシブル基板30が細長く形成されている。つまり、フレキシブル基板30の端部が帯状をなし、この上に給電パターン66,67が延設されている。この細い部位70が給電線として機能し、細い部位70の端部が送信回路(発振回路)9と直接、接続されている。
【0045】
この図10に示すように、給電線を表と裏に重ねて配置することでインピーダンスを規定値に保つことも容易である。また、基板30での給電線の部分のみを細く延長することにより、アンテナ本体を指輪のベルト内に収納し、そのまま指輪本体内の送信回路と接続することが可能となる。
【0046】
また、給電線をリング部2の表裏に重ねて配置すると、インピーダンスの変動を招くような相互作用を排除でき、インピーダンスを規定値に保つことができる。なお。台座部3に設けられた送信回路9のインピーダンス、給電線のインピーダンス及びアンテナパターンのインピーダンスが例えば50Ωにマッチングされていると、送信出力は最も効率良くアンテナから送出される。しかし、例えば給電線のインピーダンスがその値からずれると、送信出力の反射が生じて送信出力が低下してしまう。このように、アンテナパターンだけでなく、給電線のインピーダンスも整合をとる必要がある。
【0047】
このように、本比較例は下記の特徴を有する。
(イ)給電パターン66,67は、リング部2の表裏両面にそれぞれ設けられるものとしたので、実用上好ましい。
(ロ)特に、給電線(66,67)をパターン化してアンテナ基板30の端点で給電できるようにするとともに、表と裏に重ねて配置してインピーダンスを規定値に保持するようにしたので、実用上好ましい。
(ハ)フレキシブル基板30での給電線の部分70のみを延長し、当該延長部位70を送信回路と接続したので、実用上好ましい。
【0048】
なお、これまで説明してきた各比較例においてはスロットアンテナとパターンアンテナとを組み合わせて使用したが、スロットアンテナのみで使用してもよい。
【0049】
また、スロットアンテナの形状は、完全につながった円環状であっても、一部が切れた円環状であっても、円環における所定角度(例えば、90°や60°等)だけを用いたものであってもよい。
(第5の比較例
次に、第5の比較例を、第1の比較例との相違点を中心に説明する。
【0050】
図11に示すように、本比較例における携帯型無線機1も、リング部2及び台座部3からなる指輪形状を有する。リング部2にはスロットアンテナ80が配置されている。台座部3において無線回路基板(ポリイミド製基板)8にはグランド面パターン81が形成されるとともに、送信回路82が設けられている。
グランド面パターン81および送信回路82はリング部2のスロットアンテナ80とグランド用および信号用給電線(図示略)にて接続されている。そして、グランド電位を規定するためのグランド面パターン81は、スロットアンテナ80の一箇所にグランド電位を与える。また、スロットアンテナ80の他の一箇所に高周波信号が入力されるようになっている。
【0051】
なお、図11においてはリング部2は完全に環状になっていたが、図12に示すように、リング部2は途中で分離するような構造であってもよい。図12の符号2a,2bに示す部材は、バンド止め具である。
【0052】
図13には、本比較例におけるリング部アンテナとして用いるスロットアンテナ80の平面図(展開図)を示す。
図13において、スロットアンテナ80は、2本の長辺パターン(銅箔)83a,83bが対向して配置されている。また、2本の短辺パターン(銅箔)84a,84bが長辺パターン83a,83bの端部同士を接続している。各辺83a,83b,84a,84bにて囲まれた領域85がスロットである。さらに、2本の長辺パターン83a,83b同士が整合用コンデンサ86を介して接続されている。また、スロットアンテナ80への給電は給電点87a,87bを通して不平衡線路を使用し、さらにバラン等を用いず不平衡電流を許すものとしている。このようにしてスロットアンテナ80がグランド面パターン81と結合している。そして、スロットアンテナ80をリング部2に使用することで送信回路・グランド面パターンと物理的に離れた配置となる。
【0053】
このように、磁流アンテナ素子であるスロットアンテナ80への給電において不平衡電流を許すことで、無線回路基板8のグランド面パターン81を、該磁流アンテナ素子と結合する電流アンテナ素子の一部として利用している。また、スロットアンテナ80を無線回路基板8から離して配置することで、電流アンテナとしても効率よく動作する。つまり、このアンテナは図14に示すように磁流型のスロットアンテナと、電流型のダイポールアンテナの2つのモードがあり、垂直水平両偏波を放出し、人体近傍および離れた所でも利得に優れる。即ち、電流アンテナは、人体が遠くにあるときに利得が向上する性質を有し、一方で磁流アンテナは人体の近傍にあるときに利得が向上する性質を有するので、結果として、指輪型アンテナを指に装着した際に、人体に対する位置関係に係わらず優れた利得のアンテナとすることができる。
【0054】
また、パターンアンテナ等を新たに設ける必要がなく、部品数、スペースの面で優れている。
以下、詳しく説明する。
【0055】
2つのループアンテナを使用することで垂直・水平偏波を放出し、さらに指向性を改善することが提案されている(特開平7−231217号公報)。また、人体近傍で特性のよくなる磁界型モードに電界型モードを加えたアンテナが提案されている(昭和59年度電子通信学会光・電波部門全国大会、1−81頁、「スロット・ダイポールアンテナ」)。しかしながら、この方法ではアンテナ素子が2つ必要となり、部品点数、スペースが増えるという問題がある。また、2つのループアンテナを使用する場合、磁流アンテナを用いているため、人体近傍で使用している時は利得が向上するが、人体から1/4波長離れた点では利得が落ちるという問題点がある。さらに、電界型モードを加える場合もアンテナサイズが大きくなる問題点がある。
【0056】
これに対し、本比較例においては、磁流アンテナを基本としつつ、もとから存在するグランド面パターン81とこのアンテナ80が形成する電流アンテナのモードを追加している。このような構成とすることにより、2つのアンテナ素子を使用すること無く垂直・水平偏波を放射するとともに、磁流アンテナと電流アンテナの特性が補い合い、人体近傍および若干離れた所でも利得に優れるアンテナ特性を得ることができる。
【0057】
以上のごとく、2つのアンテナ素子を使用すること無く垂直・水平偏波を放射するとともに磁流アンテナと電流アンテナの特性が補い合い、人体近傍および離れた所でも利得に優れるアンテナ特性を得ることができる。
(第6の比較例
次に、第6の比較例を、第5の比較例との相違点を中心に説明する。
【0058】
図15には、図13に代わる本比較例のスロットアンテナの平面図を示す。
比較例においては、磁流アンテナとしてのスロットアンテナを磁界成分に加え電界成分を強く生成するように工夫し、より積極的に不平衡電流を許すようにしている。スロットアンテナの電界成分を強くすると、本来の磁流アンテナとしての特性に加え、電流アンテナとしての特性もより付与することが可能となる。
【0059】
図15において、2本の長辺パターン83a,83bと2本の短辺パターン84a,84bに関して、2本の短辺パターン84a,84b同士が整合用コンデンサ88を介して接続されている。詳しくは、接続線89a,89bを通して接続されている。
【0060】
図13に示すスロットアンテナの場合、スロット長方向に磁界成分が発生し、スロット幅方向に電界成分が発生する。これに対し、図15に示すようなスロット幅Wの広いスロットアンテナを使用することで、スロット幅方向に長くなり、電界が強く発生する。このような形状にすることで、本来、磁流アンテナであるスロットアンテナが、磁界成分を弱める代わりに電界成分を強く生成できるようになる。つまり、スロットアンテナのスロット幅Wが広くなるように構成すると、本来、磁流アンテナであるスロットアンテナの電界成分を強くすることができる。
【0061】
スロットアンテナが電界成分を強く生成すると送信回路・グランド面パターンとの結合が容易となり、スロットアンテナとグランド面パターン81が形成する電流アンテナのダイポールアンテナのモードがより付加できる。
【0062】
ここで、スロットアンテナの長手方向がスロット幅Wになるか、若しくはスロット長Lになるかは、整合用コンデンサの接続位置に依存する。つまり、図13のように長辺パターン83a,83b同士を整合用コンデンサ86で接続すると、短辺部分がスロット幅Wとなり、図15のように短辺パターン84a,84b同士を接続すると、長辺部分がスロット幅Wとなる。なお、給電位置は、単にインピーダンスマッチングをとるために変更されているだけでスロット幅Wの設定方向に対する影響はない。
【0063】
このように本比較例は下記の特徴を有する。
(イ)電界成分を強く生成すべく、スロットアンテナの幅Wを広くした。具体的には、スロットアンテナは、対向して配置された少なくとも2本の長辺パターン83a,83bと、この2本の長辺パターン83a,83bの端部同士を接続する少なくとも2本の短辺パターン84a,84bと、を備え、2本の短辺パターン84a,84b同士を整合用コンデンサ88を介して接続した。
(実施の形態)
次に、本発明の実施の形態を、第5の比較例との相違点を中心に説明する。
【0064】
図13に代わる本実施形態のスロットアンテナパターン(銅箔)を、図16に示す。つまり、図16の(a),(b),(c)のいずれかを使用する。この図のように、スロットアンテナは、スロット91が折り返され、かつそのスロット91の端部からスロット91の折り返し部分に向かう方向のアンテナの長さが、その方向に垂直な方向のアンテナの長さよりも長い形状を有し、折り返し部分において対向して配置されたアンテナパターン90同士を整合用コンデンサ(共振用コンデンサ)92を介して接続することにより、スロットアンテナの電界成分を強くしている。
【0065】
つまり、図6(a),(b),(c)に示したスロット40を折り返したスロットアンテナは、整合用コンデンサ41に接続されたスロット間のアンテナパターン(図6でのコンデンサ41に対し上下のスロット間のアンテナパターン)を接続線と考えれば、本実施形態のアンテナの構造と均等な構造を有することとなる。即ち、図6(a),(b),(c)に示したスロットを折り返したスロットアンテナにおいても、電界成分を強め、電流アンテナとしての特性を持たせることができる。
【0066】
この図16に示したように、アンテナ長Lを稼ぐためにスロットを折り返したアンテナを用いるとともに、同折り返したスロットアンテナを図11のリング部2のアンテナとしても、スロットアンテナとして電気的には第6の比較例と等価であるため、第6の比較例と同様な効果を得ることができる。
【0067】
以上のごとく、スロットを折り返すことでアンテナ長Lを稼ぎ、使用する周波数(この場合は300MHz)に対応するアンテナ長が確保できる。また、アンテナ長Lを確保しているため、アンテナ効率を向上することができる。さらに、磁界成分に加え電界成分を強く生成できるため、送信回路・グランド面パターンとの結合で電流型のモードを加えることができる。
(第比較例
次に、第比較例を、第5の比較例との相違点を中心に説明する。
【0068】
図17には図13に代わる本比較例のアンテナパターン(銅箔)を示す。本比較例においては、磁流アンテナとしてループアンテナ100を用いている。
つまり、図17のループアンテナ100を図11のリング部アンテナとして用いても、第5の比較例(図13)と同様な効果を得ることができる。即ち、図18に示すように、ループアンテナ100への給電は給電点102a,102bを通して不平衡線路を使用し、さらにバラン等を用いず不平衡電流を許すものとする。このようにしてアンテナパターン101がグランド面パターン81と結合している。そして、ループアンテナ100をリング部2に使用することで送信回路・グランド面パターンと物理的に離れた配置となり、図19に示すように、不平衡電流によりグランド面パターン81とアンテナパターン101による電流アンテナのダイポールのモードを付加することができる。これより、磁流型のモードに電流型のモードを加えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の比較例における携帯型無線機を示す図。
【図2】 携帯型無線機を示す斜視図。
【図3】 携帯型無線機を示す斜視図。
【図4】 パターンアンテナを示す図。
【図5】 スロットアンテナを示す図。
【図6】 第2の比較例におけるスロットアンテナの平面図。
【図7】 第2の比較例におけるスロットアンテナの平面図。
【図8】 アンテナ利得の測定結果を示す図。
【図9】 第3の比較例におけるスロットアンテナの平面図。
【図10】 第4の比較例におけるスロットアンテナの平面図。
【図11】 第5の比較例における携帯型無線機を示す斜視図。
【図12】 携帯型無線機を示す斜視図。
【図13】 第5の比較例におけるスロットアンテナの平面図。
【図14】 等価なアンテナを示す図。
【図15】 第6の比較例におけるスロットアンテナの平面図。
【図16】 本発明の実施の形態におけるスロットアンテナの平面図。
【図17】 第比較例におけるアンテナを示す平面図。
【図18】 アンテナを示す図。
【図19】 第比較例における等価なアンテナを示す図。
【符号の説明】
1…携帯型無線機、2…リング部、3…台座部、8…プリント基板(無線回路基板)、9…送信回路、10…スロットアンテナ、11…パターンアンテナ、40…スロット、50,51,52,53…アンテナパターン、54,55…給電パターン、56,57…ジャンパ、60,61,62,63,64,65…アンテナパターン、66,67…給電パターン、68,69…ジャンパ、81…グランド面パターン、83a,83b…長辺パターン、84a,84b…短辺パターン、88…整合用コンデンサ、91…スロット、92…整合用コンデンサ。

Claims (1)

  1. スロットの周囲の金属をアンテナパターンとして備えるスロットアンテナを有する携帯型無線機用アンテナであって、
    前記スロットアンテナは、その全長が該スロットアンテナにて使用される周波数に固有の波長に対応する長さであるとともに、前記スロットと前記アンテナパターンとが共々、少なくとも1カ所にて折り返され、
    a.この折り返し部分では、同折り返し部分を挟んだ前記スロット同士および前記アンテナパターン同士のなす角が同一平面上にて90度となるように折り返された後、さらにこれらスロット同士およびアンテナパターン同士のなす角が同じく同一平面上にて90度となるように折り返されることで、当該折り返しにより内側となるアンテナパターン同士が離間して設けられること、および
    b.スロットおよびアンテナパターンの折り返し部分に向かう方向のアンテナ長さがその方向に垂直な方向のアンテナ長さよりも長い形状を有すること、および
    c.この長い形状を有する前記折り返し部分に向かう方向のアンテナ長さが同一とされること、および
    d.前記折り返し部分を挟んで対向する前記アンテナパターンには整合用コンデンサが接続されてなること、
    が満たされる態様で形成されてなることを特徴とする携帯型無線機用アンテナ。
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