JP3060726U - 蓋付き容器 - Google Patents
蓋付き容器Info
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- JP3060726U JP3060726U JP1999000044U JP4499U JP3060726U JP 3060726 U JP3060726 U JP 3060726U JP 1999000044 U JP1999000044 U JP 1999000044U JP 4499 U JP4499 U JP 4499U JP 3060726 U JP3060726 U JP 3060726U
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 蓋体を自動開放させる弾力を与え弾性疲労の
少ない弾性装置を具えた蓋付き容器の提供。 【解決手段】 本考案は、容器開口13を具えた容器本
体10と、該容器本体10に枢接されて開閉可能とされ
た蓋体20を具えた蓋付き容器において、皺折状を呈す
る金属弾性片30が該蓋体20と容器本体10の間に設
置されて蓋体20に自動開放する弾力を付与するように
して構成された蓋付き容器としている。
少ない弾性装置を具えた蓋付き容器の提供。 【解決手段】 本考案は、容器開口13を具えた容器本
体10と、該容器本体10に枢接されて開閉可能とされ
た蓋体20を具えた蓋付き容器において、皺折状を呈す
る金属弾性片30が該蓋体20と容器本体10の間に設
置されて蓋体20に自動開放する弾力を付与するように
して構成された蓋付き容器としている。
Description
【0001】
本考案は一種の蓋付き容器に係り、特に蓋付き容器において各種寸法の蓋体に 組み合わされ得て弾性疲労が少ない弾性装置に関するものである。
【0002】
周知の容器には弾性により自動開放する蓋体が設けられたものがあり、例えば 台湾パテント公報公告番号第290972号には蓋体に組み合わされる弾性装置 が記載されている。それは、引出し式の物品、例えばウエットティッシュを収容 するプラスチック容器本体の上部に、開放或いは下への押圧により閉合が可能な 蓋体が設けられ、該容器本体の上部に並びに容器開口が設けられて蓋体が開放さ れた時に、該容器開口より容器本体内部に収容された物品を引き出すことができ るようにしてある蓋付き容器において、容器本体の上部及び蓋体の間に弾性を有 する軟質プラスチックが設けられて、該軟質プラスチックが蓋体を自動的に上向 きに開かせる弾性を提供するようにしてある。
【0003】 ただし、上述の周知の蓋体の弾性装置は、軟質プラスチックにより蓋体の自動 開放の弾力を提供しているが、蓋体が長時間閉合されて軟質プラスチックが長時 間弯曲変形した状態とされると、軟質プラスチックに弾性疲労が発生しやすく、 そうなると軟質プラスチックが十分な弾力を提供できなくなり、蓋体が自動開放 できなくなった。
【0004】 さらに、この軟質プラスチックはただ小面積の蓋体に適用可能であり、蓋体の 面積が比較的大きく、重量が比較的大きくなると、軟質プラスチックは蓋体を自 動開放させるのに十分な弾力を提供できなかった。このため二つ以上の軟質プラ スチックを設置する必要が生じ、そのために構造が複雑化し、また組立が面倒と なり、相対的に生産速度が遅くなり、経済的なメリットを得られなくなった。
【0005】
本考案の周知の蓋付き容器における蓋を自動開放させるための弾性装置の欠点 を鑑み、その改善を図るためになされたものである。
【0006】 具体的には、本考案は、蓋付き容器において各種寸法の蓋体に組み合わされ得 て弾性疲労が少ない弾性装置を提供することを課題としている。本考案の蓋付き 容器は、容器本体と該容器本体に枢接されて一端を以て開閉可能な蓋体を具え、 一つの金属弾性片が蓋体と容器本体の間に設置され、該金属弾性片が皺折状とさ れて蓋体に自動開放する弾力を提供するようにしてある。本考案で使用される金 属弾性片は弾性疲労を発生しにくく、比較的長い使用寿命を有し、各種面積の蓋 体に適用可能であり、金属弾性片の厚さと幅は蓋体の面積と重量に応じて適宜増 減されうる。即ち、蓋体の面積が比較的大きく、その重量が大きい時には、金属 弾性片の厚さと幅が増加されて金属弾性片により蓋を自動開放させるのに十分な 弾力が提供されるようにしてあり、金属弾性片の設置数を増加する必要がなく、 そのため、構造が複雑化して組立てが面倒となったり、生産速度が遅くなる状況 を発生させない。
【0007】
請求項1の考案は、容器開口13を具えた容器本体10と、該容器本体10に 枢接されて開閉可能とされた蓋体20を具えた蓋付き容器において、皺折状を呈 する金属弾性片30が該蓋体20と容器本体10の間に設置されて蓋体20に自 動開放する弾力を付与するようにして構成された蓋付き容器としている。
【0008】 請求項2の考案は、前記容器本体10の上面に上板11が連結されて、上板1 1に前記容器開口13が設けられたことを特徴とする、請求項1に記載の蓋付き 容器としている。
【0009】 請求項3の考案は、前記上板11がプラスチック材料で製造されて、該上板1 1に被圧凹部12、容器開口13及び該容器開口13の外縁に位置する上凸環1 、後方に位置する下固定溝15、及び上凸環14の外縁に位置する嵌め溝17が 一体に形成されており、蓋体20の後端に上固定溝21が形成され、前記金属弾 性片30が上固定溝21と下固定溝15の間に嵌められ、蓋体20に該上凸環1 4の外縁に対応し嵌合する嵌め環23が形成され、該嵌め環23の内面に上述の 上凸環14の嵌め溝17と係合する嵌めブロック24が形成されていることを特 徴とする、請求項2に記載の蓋付き容器としている。
【0010】 請求項4の考案は、前記容器本体10の内部に自由に昇降可能な可動板40が 設けられ、該可動板40の底部と容器本体10の内底部の間に複数の弾性体50 が介装されたことを特徴とする、請求項1に記載の蓋付き容器としている。
【0011】
本考案は一種の蓋付き容器を提供し、それは、容器本体と該容器本体に枢接さ れて一端を以て開閉可能な蓋体で組成された容器において、一つの金属弾性片が 蓋体と容器本体の間に設置され、該金属弾性片が、皺折状とされて弾性疲労が少 ないものとされて各種面積の蓋体に適用されて蓋体を上向きに付勢するようにし てある。
【0012】
図1、2及び図3に示されるように、本考案は蓋付き容器の各種面積の蓋体に 適用可能な弾性装置を提供するものである。該容器は、容器本体10と該容器本 体10の後端に枢支され別端を以て開閉可能な蓋体20で組成され、その中の容 器本体10は上面が開放状の中空ケース体とされ、その上面にはめ込み方式で上 板11が連結され、容器本体10の上面を被覆するのに用いられている。上板1 1はプラスチック材料で一体成形されてなり、上面前方位置に被圧凹部12が、 中央位置に容器開口13が、該容器開口13の外縁位置に上凸環14が、後方位 置に下固定溝15と下固定溝15両側の枢接溝16がそれぞれ形成され、上凸環 14の外縁位置に上蓋20の嵌合に供される「−」形の嵌め溝17が形成されて いる。
【0013】 蓋体20の後端位置中央及び両側位置にそれぞれ上固定溝21と二つの凸伸す る枢軸22が設けられ、蓋体20の二つの枢軸22が容器本体10の上板11上 の枢接溝16と相互に嵌合し相互に枢接される。また蓋体20と容器本体10の 上板11の相互に対応する上固定溝21と下固定溝15の間に金属材料で製造さ れた金属弾性片30が設けられ、金属弾性片30は折り曲げられて皺折状を呈す る。金属弾性片30の厚さと幅は必要に応じて適宜増減されうる。金属弾性片3 0が蓋体20に自動的に上向きに弾開する作用を提供する。蓋体20に別に容器 本体10の上板11の上凸環14と嵌合する嵌め環23が設けられ、該嵌め環2 3の内面に上凸環14の嵌め溝17と係合する「−」形の嵌めブロック24が形 成されている。蓋体20が下に圧されて容器本体10と閉合する時、嵌めブロッ ク24が嵌め溝17に嵌合し、金属弾性片30が圧縮されてねじまがった状態を 呈する。
【0014】 前述の蓋体20が下に圧されて容器本体10の上板11と閉合状態を呈する時 、即ち図1及び図3に示される状態となる。使用者が容器本体10内部の物品6 0、例えば引出し式のウエットティッシュを取り出す時には、ただ片手で被圧凹 部12を圧すると、容器本体10の上板11が軟質プラスチック材料で製造され ているため、被圧凹部12の後方の上凸環14もまた下向きに弯曲変形し、この とき、上凸環14上の嵌め溝17が下向きに移動し蓋体20の嵌めブロック24 を離脱させ、これにより蓋体20に対する係止作用が解除されて蓋体20が後方 の金属弾性片30の回復弾性により上向きに弾開し、図4に示されるように完全 に開放された状態となる。本考案はこのように片手により容易に操作できる容器 構造とされている。
【0015】 また、容器本体10内部にさらに自由に昇降可能な可動板40を設置可能であ り、該可動板40と容器本体10の底部の間に複数の弾性体50が設けられ、該 弾性体50は圧縮バネ(図2、3及び図4参照)或いはその他の弾性部品とされ る。また可動板40の底部と該容器本体10底部それぞれに対応する孔座41、 18が設けられ、弾性体50の上端と下端が対応する孔座41、18に挿入され ることで弾性体50が可動板40と容器本体10底部の間に位置決めされる。
【0016】 図4に示されるように、容器本体10内部の物品60は可動板40の上に置か れ、可動板40が下方の弾性体50の弾力により上昇すべく付勢されて、可動板 40上に放置された物品60もそれにより上昇して高い位置に至って、容器本体 10内の物品60が使用により減った時にも物品60の位置が高く保持されるた め、取り出しに便利である。
【0017】 また、図5及び図6に示されるように、該弾性体50は片状とされ得て、二つ の弾性体50が前後の対応位置に設置され、容器本体10の底部に係止座19が 設けられ、弾性体50の下端が該係止座19に係止されて、弾性体50の上端が 可動板40の底部に接触し、可動板40が下方の弾性体50の弾力により上向き に移動可能とされ、可動板40上の物品60の位置が高く保持されて取り出しに 便利とされうる。
【0018】 また、図7に示されるように、本考案は、金属弾性片30の厚さと幅を増加さ せることで、金属弾性片30が比較的大きな弾力を有するものとされ得うるため 、面積が比較的大きく、重量が比較的重い蓋体20に適用可能である。
【0019】
本考案では、金属弾性片30で蓋体20の弾性装置を形成しており、金属材料 で製造した金属弾性片30により蓋体20が自動的に上向きに開放する弾力が提 供されており、蓋体20が長時間閉合された状態とされて金属弾性片30が長時 間圧縮変形されても金属弾性片30が容易に弾性疲労を発生しないため、金属弾 性片30により蓋体20が自動開放するのに十分な弾力が提供される。
【0020】 さらに、本考案は金属弾性片30の厚さと幅を蓋体の面積と重量に応じて適宜 増減することで、各種面積、重量の蓋体に適用可能であり、比較的面積が大きく 、重たい蓋体20に対しては、金属弾性片30の厚さと幅を増加させることで蓋 体を自動開放させるための十分な弾力を提供でき、金属弾性片を増設する必要が なく、このため構造が複雑化したり、組立てが面倒となったり、生産速度が遅く なる恐れがない。
【0021】 総合すると、本考案は周知の蓋付き容器の蓋体の弾性装置を提供しており、そ れは弾性疲労を発生しにくく、比較的大きな面積の蓋体に適用可能である。本考 案はこのように実用的で、新規性及び産業上の利用価値を有している。
【図1】本考案の斜視図である。
【図2】本考案の分解斜視図である。
【図3】本考案の断面図である。
【図4】本考案の使用状態の断面図である。
【図5】本考案のもう一つの実施例の断面図である。
【図6】本考案のもう一つの実施例の使用状態の断面図
である。
である。
【図7】本考案のさらにもう一つの実施例の分解斜視図
である。
である。
10 容器本体 11 上板 12 被圧凹部 13 容器開口 14 上凸環 15 下固定溝 16 枢接溝 17 嵌め溝 18 孔座 19 係止座 20 蓋体 21 上固定溝 22 枢軸 23 嵌め環 24 嵌めブロック 30 金属弾性片 40 可動板 41 孔座 50 弾性体 60 物品
Claims (4)
- 【請求項1】 容器開口13を具えた容器本体10と、
該容器本体10に枢接されて開閉可能とされた蓋体20
を具えた蓋付き容器において、皺折状を呈する金属弾性
片30が該蓋体20と容器本体10の間に設置されて蓋
体20に自動開放する弾力を付与するようにして構成さ
れた蓋付き容器。 - 【請求項2】 前記容器本体10の上面に上板11が連
結されて、上板11に前記容器開口13が設けられたこ
とを特徴とする、請求項1に記載の蓋付き容器。 - 【請求項3】 前記上板11がプラスチック材料で製造
されて、該上板11に被圧凹部12、容器開口13及び
該容器開口13の外縁に位置する上凸環1、後方に位置
する下固定溝15、及び上凸環14の外縁に位置する嵌
め溝17が一体に形成されており、蓋体20の後端に上
固定溝21が形成され、前記金属弾性片30が上固定溝
21と下固定溝15の間に嵌められ、蓋体20に該上凸
環14の外縁に対応し嵌合する嵌め環23が形成され、
該嵌め環23の内面に上述の上凸環14の嵌め溝17と
係合する嵌めブロック24が形成されていることを特徴
とする、請求項2に記載の蓋付き容器。 - 【請求項4】 前記容器本体10の内部に自由に昇降可
能な可動板40が設けられ、該可動板40の底部と容器
本体10の内底部の間に複数の弾性体50が介装された
ことを特徴とする、請求項1に記載の蓋付き容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1999000044U JP3060726U (ja) | 1999-01-08 | 1999-01-08 | 蓋付き容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1999000044U JP3060726U (ja) | 1999-01-08 | 1999-01-08 | 蓋付き容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3060726U true JP3060726U (ja) | 1999-09-07 |
Family
ID=43194537
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1999000044U Expired - Lifetime JP3060726U (ja) | 1999-01-08 | 1999-01-08 | 蓋付き容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3060726U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020183263A (ja) * | 2019-05-08 | 2020-11-12 | コンビ株式会社 | ウェットティッシュウォーマー |
CN114947593A (zh) * | 2022-06-20 | 2022-08-30 | 厦门麻花科技有限公司 | 一种组合式干湿纸巾机 |
-
1999
- 1999-01-08 JP JP1999000044U patent/JP3060726U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020183263A (ja) * | 2019-05-08 | 2020-11-12 | コンビ株式会社 | ウェットティッシュウォーマー |
CN114947593A (zh) * | 2022-06-20 | 2022-08-30 | 厦门麻花科技有限公司 | 一种组合式干湿纸巾机 |
CN114947593B (zh) * | 2022-06-20 | 2023-10-31 | 厦门麻花科技有限公司 | 一种组合式干湿纸巾机 |
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