JP3060560U - 結露防止屋外型ボックス - Google Patents

結露防止屋外型ボックス

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JP3060560U
JP3060560U JP1998010343U JP1034398U JP3060560U JP 3060560 U JP3060560 U JP 3060560U JP 1998010343 U JP1998010343 U JP 1998010343U JP 1034398 U JP1034398 U JP 1034398U JP 3060560 U JP3060560 U JP 3060560U
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JP
Japan
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box
plate
woodcut
opening
dew condensation
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Application number
JP1998010343U
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Inventor
不二雄 酒井
Original Assignee
旭光通信システム株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 昼夜の寒暖の差及びケーブル
孔からの湿気により屋外で箱内部に結露が発生するのを
防ぐようにした結露防止屋外型ボックスを提供するもの
である。 【解決手段】 本考案の結露防止屋外型ボッ
クスは、前面開口の直方体の箱体1と、該箱体1内に内
蔵された電話機等の電気・通信機器3と、前記箱体1の
開口部を覆う、開閉自在の扉体2と、からなり、前記箱
体1は、表面に耐塩塗装を施した金属製の上板4、左側
板5、右側板6、底板7及び背板8から形成されてお
り、前記箱体1の上板4、左側板5、右側板6及び背板
8には、吸湿性を有する材料からなる上側木版10、左
側木版11、右側木版12及び背側木版13を内側に張
り合わせて、さらに上側木版10には、木版通風孔16
が形成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、屋外にて使用する電気・通信機器を格納する結露防止屋外型ボック スに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電気・通信機器(電話機)を屋外で使用する場合、鉄製の箱の中に電話 機を組み込み、柱や壁に取り付けて使用している。 地域によってその環境が箱に与える影響は様々であり、特に東北地域では、昼 夜の寒暖の差及びケーブル孔からの湿気により屋外で箱内部に結露が発生し、内 部の電話機器の劣化を早めているのが現状である。 このことから結露を防止する機能を持たせた屋外型収納ボックスが求められて いる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、上記に鑑み、昼夜の寒暖の差及びケーブル孔からの湿気により屋外 で箱内部に結露が発生するのを防ぐようにした結露防止屋外型ボックスを提供す るものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記のような課題を解決するために、本考案の結露防止屋外型ボックスは、前 面開口の直方体の箱体1と、該箱体1内に内蔵された電話機等の電気・通信機器 3と、前記箱体1の開口部を覆う、開閉自在の扉体2と、からなり、 前記箱体1は、表面に耐塩塗装を施した金属製の上板4、左側板5、右側板6 、底板7及び背板8から形成されており、前記箱体1の上板4、左側板5、右側 板6及び背板8には、吸湿性を有する材料からなる上側木版10、左側木版11 、右側木版12及び背側木版13を内側に張り合わせて、さらに上側木版10に は、木版通風孔16が形成されており、 また、箱体1の開口部は、上板4、左側板5、右側板6及び底板7を内側に直 角に折り曲げて内側フランジ17を形成し、さらに前面方向に直角に折り曲げて 立ち上がり部18を形成し、再度外側に折り曲げて外側フランジ19を形成して おり、底板7の立ち上がり部18には、横細長形状の箱下部通風孔21が形成さ れており、一方、上板4は、斜め前方に延長して開口部より突出した逆コ字形断 面の庇9を形成して内側フランジ17に連結され、上板4と上側木版10との空 間に上部通風路22を形成し、庇9の扉体2側には、縦細長形状の箱上部通風孔 23が形成されているものである。 また、上記吸湿性を有する材料は、桐等の木材から成るものである。
【0005】
【作用】
箱体1内部の電気・通信機器3は通電することで発熱を生じ、箱体1内部の空 気を暖めることになり、特に外気温度が低い場合には、箱体1内部に結露を生じ ることになるが、箱体1内部には吸湿性の桐板材の上側木版10、左側木版11 、右側木版12及び背側木版13が張られているので結露を生じることがない。 また、箱体1内部の暖気は、木版通風孔16→上部通風路22→箱上部通風孔 23を経由して外部に排気されると共に、外気は隙間G→箱下部通風孔21を経 由して箱体1内部に吸気される。 このように、常に、箱体1内部は空気の自然対流により温度及び湿度を一定に することができ、電気・通信機器3に悪影響を及ぼすことがなく、電気・通信機 器3の精度を増すことができる。
【0006】
【実施例】
以下、本考案の実施例を添付図面に基づいて説明する。 本考案の結露防止屋外型ボックスは、図1に示すように、前面開口の直方体の 箱体1と、該箱体1の開口部を覆う、ハンドル24を有し左右方向に開閉自在の 扉体2と、からなり、前記箱体1内には電話機等の電気・通信機器3が内蔵され る。
【0007】 そして、前記箱体1は、表面に耐塩塗装を施した金属製の上板4、左側板5、 右側板6、底板7及び背板8から形成されており、図2に示すように、箱体1の 上板4を斜め前方に延長して庇(ひさし)9を形成し、箱体1上部から雨水等が 浸入しないように形成している。 また、前記箱体1の上板4、左側板5、右側板6及び背板8には、吸湿性を有 する材料、例えば桐等の木材からなる上側木版10、左側木版11、右側木版1 2及び背側木版13を内側に張り合わせて箱体1内の湿気を吸収できるようにし ている。
【0008】 さらに、扉体2を開けた状態で下方から見た図3に示すように、箱体1の底板 7には、通信ケーブルを通すためのケーブル穴14を左右に2個設けている。 また、箱体1の背板8には、上下に取付金具15を設けて、柱などにスチール バンドで緊締することができるようになっている。
【0009】 さらに、図2のQ-Q断面である図4に示すように、上側木版10には、5個の 木版通風孔16が形成されており、箱体1内で温度上昇した空気が木版通風孔1 6を通過し、排気できるようになっている。 なお、木版通風孔16は5個に限らず、必要に応じて適宜個数を選択すること ができる。
【0010】 次に、箱体1の開口部は、上板4、左側板5、右側板6及び底板7を内側に直 角に折り曲げて内側フランジ17を形成し、さらに前面方向に直角に折り曲げて 立ち上がり部18を形成し、再度外側に折り曲げて外側フランジ19を形成して おり、図2のA部拡大図である図5に示すように、底板7、内側フランジ17、 立ち上がり部18、外側フランジ19を一体に形成し、コ字形断面を形成してい る。 前記外側フランジ19には、扉体2のパッキング20が圧接して開口部を閉塞 するようになっており、扉体2を閉じた時には、箱体1との間に隙間Gが形成さ れるようになっている。 また、底板7の立ち上がり部18には、図3に示すように、5個の横細長形状 の箱下部通風孔21が形成されており、前記隙間Gを通って箱下部通風孔21か ら箱体1内部に外気が侵入できるようになっている。
【0011】 一方、図2のB部拡大図である図6に示すように、上板4は、斜め前方に延長 して開口部より突出した逆コ字形断面の庇9を形成して内側フランジ17に連結 され、上板4と上側木版10との空間に上部通風路22を形成し、庇9の扉体2 側には、図3に示すように、9個の縦細長形状の箱上部通風孔23が形成されて いる。 この箱上部通風孔23によって、電気・通信機器3の発熱により箱体1内部で 発生した暖気は、木版通風孔16→上部通風路22→箱上部通風孔23を経由し て外部に排気され、一方、外部の冷気は、隙間G→箱下部通風孔21を経由して 箱体1内部に吸気される。 なお、箱上部通風孔23及び箱下部通風孔21は、上記実施例に限らず、必要 に応じて適宜個数を選択することができる。
【0012】 次に、この結露防止屋外型ボックスの使用法について述べると、 箱体1の背板8の上下2個の取付金具15を柱に当て、スチールバンドで緊締 し、結露防止屋外型ボックスを屋外に設置する。 そして、通信ケーブル(図示せず)を底板7のケーブル穴14を通して箱体1 内部の電気・通信機器3の端子に接続し、ケーブル穴14と通信ケーブルとの隙 間は充填材を詰めて完全に閉塞することによって、蟻などの昆虫が箱体1内部に 侵入することを防止することができる。
【0013】 つぎに、箱体1内部の電気・通信機器3は日中外気温の上昇に伴い内部の空気 を暖めることになり、夜間気温が低下することにより内外の温度差により、内部 に結露を生じるが、箱体1内部には吸湿性の桐板材の上側木版10、左側木版1 1、右側木版12及び背側木版13が張られているので結露を生じることがない 。 また、箱体1内部の暖気は、木版通風孔16→上部通風路22→箱上部通風孔 23を経由して外部に排気されると共に、外気は隙間G→箱下部通風孔21を経 由して箱体1内部に吸気される。 このように、常に、箱体1内部は空気の自然対流により温度及び湿度を一定に することができ、電気・通信機器3に悪影響を及ぼすことがなく、電気・通信機 器3の精度を増すことができる。
【0014】
【効果】
以上の如く、本考案の結露防止屋外型ボックスは、上下に通風孔を設けて空気 の自然対流を行うため、従来の密閉型のボックスと比較して湿度が20%程度低 くすることができ、結露を防止することができる。 また、本考案の結露防止屋外型ボックスは、箱体内面に吸湿性を有する材料、 例えば桐等の木材からなる上側木版、左側木版、右側木版及び背側木版を内側に 張り合わせて箱体内の湿気を吸収できるようにしているので、結露を防止するこ とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】結露防止屋外型ボックスの斜視図である。
【図2】結露防止屋外型ボックスの側面図である。
【図3】結露防止屋外型ボックスの扉体を開けた状態で
下から見た図である。
【図4】図2のQ-Q断面図である。
【図5】図2のA部拡大断面図である。
【図6】図2のB部拡大断面図である。
【符号の説明】
1‥‥‥箱体 2‥‥‥扉体 3‥‥‥電気・通信機器 4‥‥‥上板 5‥‥‥左側板 6‥‥‥右側板 7‥‥‥底板 8‥‥‥背板 9‥‥‥庇(ひさし) 10‥‥‥上側木版 11‥‥‥左側木版 12‥‥‥右側木版 13‥‥‥背側木版 14‥‥‥ケーブル穴 15‥‥‥取付金具 16‥‥‥木版通風孔 17‥‥‥内側フランジ 18‥‥‥立ち上がり部 19‥‥‥外側フランジ 20‥‥‥パッキング 21‥‥‥箱下部通風孔 22‥‥‥上部通風路 23‥‥‥箱上部通風路 24‥‥‥ハンドル

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面開口の直方体の箱体と、該箱体内に
    内蔵された電話機等の電気・通信機器と、前記箱体の開
    口部を覆う、開閉自在の扉体と、からなり、前記箱体
    は、表面に耐塩塗装を施した金属製の上板、左側板、右
    側板、底板及び背板から形成されており、前記箱体の上
    板、左側板、右側板及び背板には、吸湿性を有する材料
    からなる上側木版、左側木版、右側木版及び背側木版を
    内側に張り合わせて、さらに上側木版には、木版通風孔
    が形成されており、 また、箱体の開口部は、上板、左側板、右側板及び底板
    を内側に直角に折り曲げて内側フランジを形成し、さら
    に前面方向に直角に折り曲げて立ち上がり部を形成し、
    再度外側に折り曲げて外側フランジを形成しており、底
    板の立ち上がり部には、横細長形状の箱下部通風孔が形
    成されており、一方、上板は、斜め前方に延長して開口
    部より突出した逆コ字形断面の庇を形成して内側フラン
    ジに連結され、上板と上側木版との空間に上部通風路を
    形成し、庇の扉体側には、縦細長形状の箱上部通風孔が
    形成されていることを特徴とする結露防止屋外型ボック
    ス。
  2. 【請求項2】 上記吸湿性を有する材料は、桐等の木材
    から成ることを特徴とする請求項1記載の結露防止屋外
    型ボックス。
JP1998010343U 1998-12-28 1998-12-28 結露防止屋外型ボックス Expired - Lifetime JP3060560U (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006351645A (ja) * 2005-06-14 2006-12-28 Hitachi Ltd 制御装置
JP2016131036A (ja) * 2016-03-24 2016-07-21 株式会社京三製作所 筐体、電装装置用の筐体、電源装置用の筐体、交通端末装置用の筐体及び交通信号制御機用の筐体
JP2016154025A (ja) * 2016-03-24 2016-08-25 株式会社京三製作所 筐体、電装装置用の筐体、電源装置用の筐体及び交通端末装置用の筐体
JP2017092260A (ja) * 2015-11-11 2017-05-25 日東工業株式会社 筐体の屋根構造
JP2018117079A (ja) * 2017-01-20 2018-07-26 株式会社京三製作所 筐体

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