JP3060394U - 収納家具の鍵構造 - Google Patents

収納家具の鍵構造

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JP3060394U
JP3060394U JP1997011247U JP1124797U JP3060394U JP 3060394 U JP3060394 U JP 3060394U JP 1997011247 U JP1997011247 U JP 1997011247U JP 1124797 U JP1124797 U JP 1124797U JP 3060394 U JP3060394 U JP 3060394U
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door
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JP1997011247U
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English (en)
Inventor
美信 村上
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美信 村上
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 老人性痴呆症の患者さんはその病気ゆえ,通
常では考えられない行為をし、ベットサイドの収納家具
からあらゆるものを取り出し周囲に散乱させてしまうた
め、患者さんには扉を開け閉めすることが出来ず、家族
や看護職員にはカギを使用せずとも簡単に扉の開閉が出
来る鍵システムとした。 【構成】 施錠方法 図4において片方の手(右)の人
差し指と中指を扉1の窓2より中へ入れ水平バー3の凸
部4を両指で挟みスライドさせ収納家具本体5の凹部に
入れる、と同時に垂直バー6がスプリング7の作用によ
り下方へ引かれストッパー8の上まで自動的に下がり施
錠は完了する。解錠方法 図5において片方の手(左)
で扉の表にあるツマミ9を上へ押し上げながら、一方の
手(右)の人差し指と中指を本体5の窓2より中へ入れ
水平バー3の凸部4を両指で挟み矢印の方向へスライド
させることにより解錠される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案が解決しようとする課題】
従来、病院に患者さんが入院した場合ベットサイドの収納家具には鍵が付いて いないため痴呆症の患者さんの場合は中のあらゆるものを取り出しては辺りに散 乱させてしまうため、これを防ぐためには扉に鍵を付けるしか方法が無かった。 しかし鍵を付けた場合はそれを施錠解錠するためのカギを職員や家族が持たなけ ればならず、また出し入れにいちいち施錠解錠しなければならず病院にとっては 悩みの種であった
【0002】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、カギを持たずとも両手で操作するだけで簡単に施 錠解錠でき,患者さん自身には痴呆症のため開閉出来ない鍵システムを設置する 事とした。
【考案の効果】
両手で同時に操作さえすればカギを用いなくとも施錠解錠できる鍵システムな ので家族は勿論看護職員も簡単に開閉でき、しかも両手を同時に操作しなければ ならないので痴呆症の患者さんにはその行為ができず目的達成の効果は大きい。
【提出日】平成10年4月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】 【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、老人性痴呆症患者等が入院する病院での、例えばベッドサイドに設 置されている鍵付収納家具等に使用される老人性痴呆症患者病室用の収納家具の 鍵構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、病院に老人性痴呆症患者等が入院した場合、ベッドサイドの収納家具等 に物を入れておくと、痴呆症患者自身が通常では考えられない行為をし、不用意 に収納家具中のあらゆるものを取り出して辺りに散乱させてしまうような弊害が 生じていた。そして、このような弊害を防ぐためには、扉に鍵を付けるしか方法 が無かった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、扉に鍵を付けた場合は、これを施錠・解錠するためのキーを看 護職員や付き添いの家族等が常時所持しなければならず、また収納家具からの収 納物の出し入れに際し、いちいちキーでもって施錠・解錠しなければならず扉の 開閉が非常に面倒であった。
【0004】 そこで本考案は、叙上のような従来存した問題点に鑑み創案されたもので、収 納家具専用のキーを所持せずとも両手で操作するだけで簡単に施錠・解錠が行な えるようにして、痴呆症患者が収納家具の扉を不用意に開閉できないものとした 老人性痴呆症患者病室用のための収納家具の鍵構造を提供することを目的とした ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このため、本考案は、老人性痴呆症患者が不用意に扉1を開閉できないように するための収納家具の鍵構造であって、扉1には指を挿入させる窓2を有し、前 記扉1の裏側に、上下に摺動可能な垂直バー6、該垂直バー6が所定の位置より 下方に行かないように係止させるストッパー8、前記窓2から挿入した指で摘ん で施錠時の家具本体の凹部14への差し込み位置と解錠時の凹部14からの退避 位置との間を左右に摺動可能とした水平バー3を有し、前記扉1の表側に、前記 垂直バー6を上下動させるツマミ9を有し、水平バー3が家具本体の凹部14へ 差し込まれている施錠時には前記垂直バー6が下がって水平バー3の左右の摺動 を阻止し、解錠時にはツマミ9によって持ち上げられた垂直バー6の下に水平バ3を摺動介入させて前記凹部14から水平バー3を解離させることにより扉1 の開閉を行なわせる構造を有することによって、解錠にはツマミ9と水平バー3 との同時操作を必要とすることで、上述した課題を解決した。 また、垂直バー6を引き下げ方向に付勢させるよう当該垂直バー6と扉1間に スプリングを懸架させることによって、同様に上述した課題を解決した。
【0006】 本考案に係る収納家具の鍵システムにあっては、扉1の窓2より内部へ入れら れた手指でもって水平バー3をスライドさせてこれを収納家具本体5の凹部14 に入れて施錠させる。このとき、水平バー3の上に当接していた垂直バー6は、 水平バー3が凹部14に入ることで下方が開放され、スプリング7の作用により 下方へ引かれてストッパー8の上まで自動的に下がる。そして、垂直バー6の下 端部が水平バー3の一端に当たって水平バー3の横方向への移動を阻止すること で扉1を施錠させる。一方、手指で扉1の表側にあるツマミ9を上方へ押し上げ ながら扉1の窓2より中へ入れた他方の手指で水平バー3を凹部14から退避さ せることにより扉1を解錠させる。
【0007】
【考案の実施の形態】
以下、図面を参照して本考案の実施の形態を説明する。本考案は、図1乃至図 7に示すように、病院でのベッドサイドの収納家具本体5の扉1に指を挿入させ るための矩形状の窓2(図1、図2、図4、図5参照)と、前記扉1の裏側に、 上下に摺動可能となるように上下に一対のハット型の支持枠具11を配し扉1に 保持させた角型形状の垂直バー6(図4、図5、図6参照)と、該垂直バー6を 引き下げ方向に付勢させるために一端を垂直バー6に設けた突起部12に取り付 け、他端を突起部12よりも下方にある扉1裏側部位に取り付けたスプリング7 (図4、図5参照)と、前記垂直バー6が所定の位置より下方に行かないように 係止させる側面略L字型のストッパー8(図6参照)と、前記窓2から挿入した 指で摘むための操作用の凸部4を突設し、施錠時の収納家具本体5の凹部14へ の差し込み位置と解錠時の凹部14からの退避位置との間を左右に摺動可能とす るよう左右一対のハット型の支持枠具13を配して扉1に保持させた角型形状の 水平バー3(図4、図5、図7参照)を有し、前記扉1の表側に、前記垂直バー 6を上下動させるツマミ9(図1、図2、図6参照)を縦長のスリット10を通 して外方へ露出させた構成としてある。尚、垂直バー6を引き下げ方向に付勢さ せるための上記したスプリング7を除去し、垂直バー6の自重によりストッパー 8側へ落下させるようにしても良い。
【0008】 そして、図4、図7に示すように、水平バー3が収納家具本体5の凹部14へ 差し込まれている施錠時には前記垂直バー6が下がってバー6の下端部が水平バ ー3の一端に当たって水平バー3の左右の摺動を阻止する(図4、図7参照)。 一方、図5に示すように、解錠時にはツマミ9によって持ち上げられた垂直バー 6の下に水平バー3を摺動介入させて前記凹部14から水平バー3を解離させる ことにより扉1の開閉を行なわせる構造を有している。この様に、解錠にはツマ ミ9の持ち上げと水平バー3の移動という同時操作を必要とし、老人性痴呆症患 者が不用意に扉を開閉できないようにしている。
【0009】 次に、本実施の形態の使用の一例を説明する。先ず施錠方法としては、図4に 示すように、片方の手(左手)の人差し指と中指を扉1の窓2より中へ入れ、水 平バー3の凸部4を両指で挟みスライドさせて水平バー3の端部を収納家具本体 5の凹部14に入れる。このとき、水平バー3の上に当接していた垂直バー6は 、水平バー3が凹部14に入ることで下方が開放され、スプリング7の作用によ り下方へ引かれてストッパー8の上まで自動的に下がる。そして、垂直バー6の 下端部が水平バー3の一端に当たって水平バー3の横方向への移動を阻止するこ とで扉1を施錠させる。次に施錠方法としては、図5に示すように、片方の手( 右手)で扉1の表側にあるツマミ9を上方へ押し上げながら他方の手(左手)の 人差し指と中指を扉1の窓2より中へ入れ、水平バー3の凸部4を両指で挟み凹 部14と反対方向(矢印の方向)へスライドさせる。
【0010】
【考案の効果】
本考案は以上のように構成されており、特に、両手で同時に操作すればキーを 用いなくても施錠・解錠が簡単に行なえる鍵構造なので、家族は勿論のこと看護 職員も簡単に開閉することができ、しかも両手を同時に操作しなければならない ので痴呆症患者等にとってはその行為自体が行なえず、収納家具からあらゆるも のを取り出して周囲に散乱させてしまうような弊害を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】収納家具の斜視図である。
【図2】収納家具の正面図である。
【図3】収納家具の側面図である。
【図4】収納家具の扉の鍵を掛けた状態を内側から見た
図である。
【図5】収納家具の扉の鍵を外した状態を内側から見た
図である。
【図6】図4においてA−Bの断面図である。
【図7】図4においてC−Dの断面図である。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年4月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】
【請求項1】 老人性痴呆症患者には収納家具の
扉を開閉出来ない構造とするために,図4において家具
の扉1の内側に鍵システムを構成する水平バー3、垂直
バー6,垂直バーを引き下げるスプリング7および垂直
バーを止めるストッパー8を取り付け、水平バー3と垂
直バー6は角型形状とし扉1には指を入れるための長方
形の窓2を設ける。水平バー3は施錠解錠をするバー
で、扉1の表側より窓2へ指を入れこの水平バー3を左
右に動かす事により家具本体の凹部への抜き差しを行い
施錠解錠する構造で、窓2のすぐ下に取り付ける。垂直
バー6は扉1の内側へ水平バー3の動きを止める位置に
垂直に取り付け,垂直バー6を扉1の表側より操作出来
るようツマミ9を取り付けた構造とした。解錠は扉1の
表側から窓2へ指を入れ行うが、この時垂直バー6つい
ているツマミ9を上へ揚げ水平バー3が横へ移動出来る
空間をつくってやる行為を同時に行わなければ解錠出来
ない構造とした。このように水平バー3と垂直バー6の
同時操作が出来ない限り扉は開かない鍵システムとし
た。また、施錠は図4において水平バー3を横へ移動さ
せ本体の凹部へ差し込むことにより垂直バー6がスプリ
ング7の力で下へ引き寄せられ、ストッパ8に当たりと
まる。これで水平バー3は左右どちらへも動かず施錠さ
れる老人性痴呆症患者用収納家具の鍵システム。
【手続補正書】
【提出日】平成10年9月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【考案の名称】 収納家具の鍵構造
【実用新案登録請求の範囲】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施の形態を示した収納家具の斜視
図である。
【図2】同じく収納家具の正面図である。
【図3】同じく収納家具の側面図である。
【図4】本考案の収納家具の扉施錠状態を内側から見た
平面図である。
【図5】本考案の収納家具の扉解錠状態を内側から見た
平面図である。
【図6】図4におけるA−B線断面図である。
【図7】図4におけるC−D線断面図である。
【符号の説明】1…扉 2…窓 3…水平バー 4…凸部 5…収納家具本体 6…垂直バー 7…スプリング 8…ストッパー 9…ツマミ 10…スリット 11,13…支持枠具 12…突起部 14…凹部
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図6】
【図7】
【図4】
【図5】

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 老人性痴呆患者専用の収納家具で患者自
    身には家具の扉を開けることが出来ず、看護職員や家族
    にはカギなしで両手を同時に操作するだけで扉の施錠解
    錠が簡単にできる便利な鍵システムである
JP1997011247U 1997-11-18 1997-11-18 収納家具の鍵構造 Expired - Lifetime JP3060394U (ja)

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