JP3060090U

JP3060090U - 管状内面自送式洗浄器

Info

Publication number: JP3060090U
Application number: JP1997005477U
Authority: JP
Inventors: 年男小宮山
Original assignee: 有限会社ファースト機械
Priority date: 1997-05-22
Filing date: 1997-05-22
Publication date: 1999-07-21
Anticipated expiration: 2003-05-22

Abstract

(57)【要約】【課題】管状内面の洗浄に外部圧力（気体、液体）の
みで洗浄を行なう。【解決手段】外部圧力により羽根車が回転しその回転
力が減速機により減速され、その出力軸に固定された磁
石１の回転力がもう一方の磁石２に伝達されその外周に
固定された刷毛が回転し管状内面の洗浄を行なう。互い
に向い合った筐体は可とう管で連結されている為、外部
圧力（液体、気体）のみで洗浄距離や管の屈曲部にも影
響されず本洗浄器は自走しながら管状内面の洗浄が行な
える。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は管状内面自送式洗浄器の改良に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

図３および図４は従来の管状内面洗浄器を示す説明図である。弾性体（１ａ）を内部に挿入し、フランジ（２）を密閉し外部よりの圧力（気体、液体）により弾性体（１ａ）を進行させ、ゴミおよび汚れを洗浄している。また、図４の場合は棒（３）に布（Ｂ）等を巻き付け、前後に押して管内を洗浄している。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、この場合管（１）が長い時、外部圧力（気体、液体）を高くすると管（１）の強度により危険性が有る。低圧にて使用すると弾性体（１ａ）が管（１）内面途中にて詰まり、管内洗浄不能となる。また押し棒（３）にて洗浄の場合管（１）の長さの分押し棒も長くなり作業性が非常に面倒である。本考案は弾性体の管（１）内面途中の詰まりと作業性の悪さを解決可能な管状内面洗浄器を提供する。

【０００４】

【問題点を解決するための手段】

上記問題点を解消するために本考案は成されたものであり、つまり羽根車の端部に減速機を接続し、その外周に筐体とパッキンを取り付け、減速機の後端シャフト部に磁石を設け、その磁石の外周に刷毛を有する。また、先端部の筐体とパッキンを減速機に連結するために可とう管を設けた構造と成す。

【０００５】

【考案の実施の形態】

考案実施の形態について図面を参照して説明する。図２において、管（１）の内面に本考案の管状内面自送式洗浄器を挿入しフランジ（２）を閉じ後、圧縮空気または圧縮液体（９０）を入れ、その圧力により羽根車（１０）が回転運動を起こす、その回転運動が減速機（２０）により、磁石１（３０ａ）を回転させる、その回転力がもう片方の磁石２（３０ｂ）へ伝達され刷毛（４０）が回転する事により、管内面のゴミ、汚れを洗浄する。圧縮体（９０）は、羽根車（１０）を回転させる必要量より多く導入する事により、パッキン（５０ａ，５０ｂ）部に支えられた筐体（８０ａ，８０ｂ）は圧縮体の侵入方向とは反対方向へ進行する。また、筐体（８０ａ，８０ｂ）は可とう管（６０）にて合体しているため角度の付いた管内での走行も可能となる、圧縮体（９０）の圧力、流量および侵入方向により、往復運動が可能となり、管状内面の洗浄作業は終了する。

【０００６】

【考案の効果】

本考案は上述のとおり構成されているので、次に記載する効果を奏する。

【０００７】請求項１の装置を管（１）内部に入れフランジ（２）を閉じ、圧縮体（９０）を投入する事によって自送し、刷毛（４０）が回転する事により、管状内面の洗浄が行える。また、駆動源を圧縮体（９０）のみと単純化し自送式のため、従来の如き弾性体（１ａ，Ｂ）が管内にて詰まるとか、押し棒（３）の接触により管内の再汚れ等の不具合が無く、あらゆる管状物体の内面洗浄が可能となり、作業効率が飛躍的に向上し衛生面にも優れている。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係わる構造を示す断面図である。

【図２】本考案の使用状態を示す断面図である。

【図３】従来品の弾性体による管内洗浄治具を示す図で
ある。

【図４】従来品の押し棒を使用した管内洗浄治具を示す
図である。

【符号の説明】

１０羽根車２０減速機３０ａ磁石１３０ｂ磁石２４０刷毛５０ａ、５０ｂパッキン６０可とう管７０洗浄液８０ａ、８０ｂ筐体９０圧縮体１管２フランジ３押し棒１ａ、Ｂ弾性体

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【手続補正書】

【提出日】平成９年９月２２日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】請求項１

【補正方法】変更

【補正内容】

【請求項１】本洗浄器は、羽根車（１０）、減速機
（２０）、筐体（８０ａ，８０ｂ）、パッキン（５０
ａ，５０ｂ）、磁石１，２（３０ａ，３０ｂ）、刷毛
（４０）、可とう管（６０）以上の構成からなる管状内
面自走式洗浄器。 ─────────────────────────────────────────────────────

【手続補正書】

【提出日】平成１０年４月１４日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】請求項１

【補正方法】変更

【補正内容】

【請求項１】管状内面自走式洗浄器に於いて、円筒状の
筐体（８０ａ，８０ｂ）に固定されたパッキン（５０
ａ，５０ｂ）を洗浄対象の管（１）の内面に密着させ、
密封状態を保持させた後、導入側と進行側へ圧縮体（９
０）によって圧力差（導入側は進行側に対して高圧また
は正圧とし、進行側は導入側に対し低圧または負圧とす
る）を生じさせ、その圧縮体（９０）が減速機（２０）
入力軸に固定された羽根車（１０）を通過する時生じる
回転力を、減速機（２０）の出力軸側に固定された磁石
１（３０ａ）に回転伝達し、その外周にには軸方向は固
定されているが、任意回転容易な磁石２（３０ｂ）が配
置され、磁石２（３０ｂ）の外周に固定された刷毛（４
０）を設け、筐体（８０ａ，８０ｂ）どうしを連結する
為の可とう管（６０）とから構成され、圧縮体（９０）
が羽根車（１０）を通過する時に生じる回転力が減速機
（２０）に伝達され、磁石１（３０ａ）が回転し、これ
に伴なって磁石２（３０ｂ）が従動回転すると共に、磁
石２（３０ｂ）の外周に固定された刷毛（４０）が回転
し、管（１）の内面を刷毛（４０）部分がが回転しなが
ら圧縮体（９０）の推進力により、管（１）の内側を洗
浄器全体が進行しながら洗浄することを特徴とする管状
内面自走式洗器。

【手続補正書】

【提出日】平成１０年９月１４日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【実用新案登録請求の範囲】

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】羽根車（１０）の端部に減速機（２０）
を接続しその外周に筐体（８０ｂ）とパッキン（５０
ａ）を取り付け、また減速機（２０）の後端シャフト部
に磁石１，２（３０ａ，３０ｂ）を設け磁石２（３０
ｂ）の外周に刷毛（４０）を有する。筐体（８０ａ）と
パッキン（５０ｂ）を減速機（２０）に連結する為に、
可とう管（６０）を設けた事を特徴とする管状内面自送
式洗浄器。