JP3060086U - 紙製包装用容器 - Google Patents

紙製包装用容器

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JP3060086U
JP3060086U JP1998009963U JP996398U JP3060086U JP 3060086 U JP3060086 U JP 3060086U JP 1998009963 U JP1998009963 U JP 1998009963U JP 996398 U JP996398 U JP 996398U JP 3060086 U JP3060086 U JP 3060086U
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Inventor
佳則 木村
裕二 霜村
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三和紙工株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1枚の紙シートから、安定して自立すること
ができる包装用容器を提供する。 【解決手段】 前面部2、後面部4、底面部3、左右の
側面部62及び各側面部から後方に延在する脚部61を
1枚の紙シートによって構成し、前記前面部及び後面部
は上から下に向い緩く湾曲して円弧状に膨らむ形態であ
り、前記左右の側面部62は上から下に向い緩く湾曲し
て円弧状に窪む形態であり、前記左右の脚部61は各側
面部62に沿って後方に延在させるようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、自立して直立状態で使用に供することができる紙製包装用容器に関 するものである。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、スティック状のフライドポテトやチョコレート等の特に細い棒 状の食料品、筆記具等の文房具類、メガネ等、縦方向に長い物品を収納する紙製 の包装用容器は多種類のものが知られている。 その内、例えば特開平9−50237号公報に記載されている包装用容器は、 容器全体を支えて自立できる支持体と、この支持体内に組込まれて目的の紙葉等 を収容支持する複数段に形成されて前上部を開放されたポケットと、このポケッ トの背面部を形成支持する背板とを有し、これら支持体とポケット及び背板が所 要形状に形成されるシートが折り目線を介して連なる各部片を折り曲げて、それ ら各部片の一部に形成される係止片と対応する相手部片に設けられる係止孔とを 係合させて固定する組立係止機構により組合せることで自立可能に組み立てられ て、前記支持体と背板との前記組立係止機構を解くと平らに折り畳まれる構成で ある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、前記従来の包装用容器では、係止片と係止孔とからなる組立係止機構 を使用しているので、この組立係止機構が外れると、直ちに倒れたり崩壊してし まう。また、自立させるための左右の側面部片は上下方向の平板状であるから曲 がりやすく、内部に重量のあるものを収納すると倒れることがある。 したがって、構造が簡単で容易に組み立てることができ、しかも内部に重量の あるものを収納しても安定して自立できる包装用容器が要望されている。
【0004】
【課題を解決するための手段】 本考案は前記従来からの欠点と要望とに鑑み提案されたもので、前面部、後面 部、底面部、左右の側面部及び各側面部から後方に延在する脚部を1枚の紙シー トによって構成し、前記前面部及び後面部は上から下に向い緩く湾曲して円弧状 に膨らむ形態であり、前記左右の側面部は上から下に向い緩く湾曲して円弧状に 窪む形態であり、左右の脚部は各側面部に沿って後方に延在させるようにしたこ とを特徴とする。
【0005】 また本考案によれば、後面部の上端に蓋部を延長させ、前記蓋部の先端を前面 部の上方で係止させるようにしたことも特徴とする。
【0006】
【考案の実施の形態】
以下に本考案を図面の実施の形態に基づいて説明する。 図1から図7までは本考案の第1の実施例を示し、図8から図11は本考案の 第2の実施例を示すもので、図1は展開状態の平面図、図2は折り畳み状態の正 面図、図3は僅かに組み立てた状態の斜視図、図4は組立状態の斜視図、図5は 組立状態の側面図、図6は横断平面図、図7は縦断側面図、図8は展開状態の平 面図、図9は蓋部が上面を開放している状態の斜視図、図10は蓋部が上面を閉 止している状態の斜視図、図11は縦断側面図である。
【0007】 本考案の第1の実施例の紙製包装用容器1は、図1で示すように縦長な前面部 2と、前記前面部2の下端に形成されている底面部3と、前記底面部3から連続 する縦長な後面部4と、前記前面部2の左右の側縁部に形成した第1側面部21 及び後面部4の左右の側縁部に形成した第2側面部41と、前記した第1側面部 21の側縁から外方に延在する第1脚部22及び前記した第2側面部41の側縁 から外方に延在する第2脚部42とを、1枚の紙シート5によって構成したもの で、紙シート5のほぼ中央の位置には左右方向に横切る谷折り線51を形成する ことにより第1脚部22と第2脚部42とを仕切るとともに、底面部3を上下に 区切っている。 前記紙シート5は、厚紙そのものでもよいが、内部に収納する商品によって、 表面を合成樹脂等で処理して耐水性や防水性をもたらせたり、強度の高い紙材を 使用することができる。
【0008】 前記前面部2は、組み立てた状態における上縁部23が緩い円弧状であって、 下端から上端に向って次第に幅広となっている。また後面部4は、組み立てた状 態における上縁部43が上方に湾曲する円弧状で、また前記前面部2と同様に下 端から上端に向かって次第に幅広となっている。
【0009】 前記底面部3は、前面部2及び後面部4の下端において円弧状に形成した折れ 線31、折れ線32により囲まれた楕円形状である。
【0010】 そして、前記左右の第1側面部21は、下端から上端に向って次第に幅広とな っている前記前面部2の側縁部24と、前記側縁部24から前面部2に内部に向 って円弧状に膨らむ弧状の折れ線25により囲まれて構成されている。
【0011】 また前記左右の第2側面部41は、下端から上端に向って次第に幅広となって いる前記後面部4の側縁部44と、前記側縁部44から後面部4に内部に向って 円弧状に膨らむ弧状の折れ線45により囲まれて構成されている。
【0012】 左右の前記第1脚部22は、前記側縁部24と谷折り線51、及び紙シート5 の第1側縁部分52によって囲まれる二等辺三角形状で、前面部2の上端に位置 する二等辺三角形の頂部26には短尺な水平部分を形成してある。
【0013】 また、左右の第2脚部42は、前記側縁部44と谷折り線51、及び紙シート 5の第2側縁部分53によって囲まれる二等辺三角形状で、後面部4の上端に位 置する二等辺三角形の頂部46にも短尺な水平部分を形成してある。 したがって、前記前面部2と左右の第1脚部22、及び後面部4と左右の第2 脚部42とは、前記谷折り線51を基準にして対称形状で、上縁部23と上縁部 43とが上下逆の円弧状である点のみが相違する。
【0014】 本考案の包装用容器1は、展開状態が前記した構成であるから、容器として組 み立てるには、前記谷折り線51を谷折りして前面部2と後面部4とを重合状に するとともに、左右の第1脚部22と第2脚部42とを相互に重合して全面的に 接着固定する。
【0015】 したがって、図2で示すように側縁部24と側縁部44とが重なって左右の側 縁となり、前面が前面部2で、後面が後面部4によって囲まれる扁平に折り畳ま れた包装用容器1を構成することができ、左右に第1脚部22と第2脚部42と が重合固定している脚部61が横方向に形成される。
【0016】 上記包装用容器1を、左右の折れ線25及び折れ線45を円弧状に山折りして 図3で示すように次第に膨らませ、前面部2と第1側面部21、後面部4と第2 側面部41とがほぼ直角になるまで折ると、図4で示すように第1側面部21と 第2側面部41とが前後に連続して側面部62が左右に形成され、縦方向の脚部 61が側面部62から後方に延在することになる。
【0017】 この組み立て状態では、左右の折れ線25及び折れ線45の円弧状によって前 面部2及び後面部4が上から下に向い緩く湾曲して膨らむ形態であり、また左右 の側面部62は上から下に向かい緩く湾曲して窪む形態となる。
【0018】 そして、前記した左右の脚部61は、縦方向の薄板状であるが側面部62と同 様に上から下に向い緩く窪む形態となって後方に延在するが、下端が前記谷折り 線51によって構成されるので、組み立てられた包装用容器1の下面と同一の位 置である。
【0019】 そして、前記底面部3は、前後の折れ線31、折れ線32を山折りすることに より、上方に窪むような形態で形成されるが、折れ線31、折れ線32を形成し ないで谷折り線51による直線状の底面であってもよい。
【0020】 したがって、本考案の包装用容器1は、組み立て状態においては前面部及び後 面部が上から下に向い緩く湾曲して膨らむ形態で、また左右の側面部が上から下 に向かい緩く湾曲して窪む形態であって、しかも全体的に下から上に向い次第に 幅広となって上面が開放するカップ状で、左右の脚部61が平行になって後方に 延在しているので、左右の脚部61によって自立するスタンド状である。
【0021】 そして、包装用容器1の上記組み立て状態においては、第1脚部22や第2脚 部42の上端の頂部26、頂部46が後面部4の上端の外面に添う状態になるの で、後面部4の上縁を補強するとともに、脚部61が安定する。 したがって、組み立てられた包装用容器1の内部には、スティック状のフライ ドポテトやチョコレート等の特に細い棒状の食料品、筆記具等の文房具類、メガ ネ等、縦方向に長い物品を収納することができ、収納状態では上方が包装用容器 1の開放上面から延長するので、取り出しやすいし体裁がよくなり、使用勝手が 良好である。
【0022】 そして、包装用容器1の不使用時には、特に折れ線25、折れ線45を折り戻 すことにより、図2に示すような扁平な状態になるので、嵩張らないで保存する ことができる。
【0023】 図8から図11に示す本考案の第2の実施例の包装用容器1は、後面部4の上 端から蓋部47を屈曲可能に延長させ、前記蓋部47の先端に設けた係止片48 を、前面部2の上方に横方向に形成した係止溝27に差し込んで開放する上面を 閉止できるようにした構成であり、その他の構成は前記第1の実施例と変わらな いので同一の構成部分には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
【0024】 本考案の第2の実施例の包装用容器1によれば、使用状態において、蓋部47 を上方や後方に折って上面を開放したままにすることができるし、蓋部47を屈 曲させて上面を閉止することもできる。したがって、第2の実施例の包装用容器 1では、内部に食料品等を収納して保存する場合に効果的で、また内部に収納す る商品によって紙シート5の表面を耐水性や防水性に処理した厚紙で成形するこ とができる。
【0025】 以上本考案を図面の実施例に基づいて説明したが、本考案は前記実施例に限定 されるものではなく、実用新案登録請求の範囲に記載の構成を変更しない限りど のようにでも実施することができる。例えば、脚部61の下縁を前縁から後縁に 向かって緩く上り傾斜させ、直立状態における包装用容器1を多少後方に傾斜さ せると、自立状態が安定する。
【0026】
【考案の効果】
以上要するに、本考案によれば前面部、後面部、底面部、左右の側面部及び各 側面部から後方に延在する脚部を1枚の紙シートによって構成し、前記前面部及 び後面部は上から下に向い緩く湾曲して円弧状に膨らむ形態であり、前記左右の 側面部は上から下に向い緩く湾曲して円弧状に窪む形態であり、左右の脚部は各 側面部に沿って後方に延在させるようにしたことを特徴とする。
【0027】 したがって、組み立て状態においてはきわめて変化に富んだ形状であるから、 つまみ用の食料品を内部に収納して特にアルコールを主とする飲食店のテーブル 上に置くと、変化のある装飾的な価値が発生する。 そして、不使用状態では扁平になるので保管や搬送時に嵩張らないし、使用状 態では左右の脚部によって著しく安定して倒れたり崩壊することがなく、内部に 収納する商品が重くても十分に自立状態を維持することができる。しかも、1枚 のシートから簡単に作製できるばかりでなく、組立が簡単なので、特に飲食店に おいて商品の収納用として広範に利用することができ、実用的価値の高いもので ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例を示す展開状態の平面図
である。
【図2】同上の折り畳み状態の正面図である。
【図3】同上の僅かに組み立てた状態の斜視図である。
【図4】同上の組立状態の斜視図である。
【図5】同上の組立状態の側面図である。
【図6】同上の横断平面図である。
【図7】同上の縦断側面図である。
【図8】本考案の第2の実施例を示す展開状態の平面図
である。
【図9】同上の蓋部が上面を開放している状態の斜視図
である。
【図10】同上の蓋部が上面を閉止している状態の斜視
図である。
【図11】同上の縦断側面図である。
【符号の説明】
1 包装用容器 2 前面部 3 底面部 4 後面部 5 紙シート 21 第1側面部 22 第1脚部 23 上縁部 24 側縁部 25 折れ線 26 頂部 31 折れ線 32 折れ線 41 第2側面部 42 第2脚部 43 上縁部 44 側縁部 45 折れ線 46 頂部 51 谷折り線 52 第1側縁部分 53 第2側縁部分 61 脚部 62 側面部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面部、後面部、底面部、左右の側面部
    及び各側面部から後方に延在する脚部を1枚の紙シート
    によって構成し、前記前面部及び後面部は上から下に向
    い緩く湾曲して円弧状に膨らむ形態であり、前記左右の
    側面部は上から下に向い緩く湾曲して円弧状に窪む形態
    であり、左右の脚部は各側面部に沿って後方に延在させ
    るようにしたことを特徴とする紙製包装用容器。
  2. 【請求項2】 後面部の上端に蓋部を延長させ、前記蓋
    部の先端を前面部の上方で係止させるようにした請求項
    1に記載の紙製包装用容器。
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