JP3060079U - 回転式門扉 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 一般家屋の門扉として、あるいは工場、学校
その他の施設などに設置して操作が容易で安全な回転式
門扉を提供する。 【解決手段】 地上より立設した回転門柱２に門扉本体
６を取り付け、回転門柱２に設けたスプロケットと、駆
動用モータと減速機および手動に切り替えることができ
るクラッチとからなる門扉開閉機構１２の前記クラッチ
に取り付けたスプロケットとをチェンで連繋させて、駆
動用モータの回転で開閉する回転式門扉１からなり、門
扉開閉機構１２に施錠機構を連動させて門扉の施錠と解
錠を行わせるようにしたものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は、一般の家屋、工場、学校その他の施設などに設置されて遠隔操作 による自動開閉および手動による開閉に切替えしうる回転式門扉に関するもので ある。

【０００２】

【従来の技術】

工場や公共施設に使用されている回転式の大型門扉として、戸車や吊りワイヤ などを用いることなく、コンパクトな構成による回転式門扉が特開平７−６２９ ６３号公報や特開平１０−１６９３４２号公報などに開示されている。 これらの回転式門扉は門扉本体を支持する門柱を地面に固定する内筒と、門扉 本体を固定して上記の内筒の外側に回動可能に取り付ける外筒とによって構成さ れているものである。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

前記の公報に記載された回転式の門扉は、いずれも大型の門扉であっても円滑 な回動を可能とすると共に、開又は閉の状態で不用意に回動する危険のない優れ たものである。 これらの回転式の門扉は、主に門扉本体の支持と門柱の回動機構を開示してい るものであり、自動車などの車両に乗ったまゝで遠隔操作によって門扉の開閉を 行うことができ、必要に応じて手動による開閉操作に簡単に切り換えることがで きる機構について具体的な開示はない。

【０００４】 この考案の目的は、大掛かりな機構を必要とすることなく、遠隔操作による自 動開閉および手動による開閉を簡単に切替えて操作することができると共に、こ の開閉に連動して門扉の施解錠を可能とする高い安全性を有する回転式門扉を提 供せんとするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

前記の目的を達成するため、この考案の回転式門扉は、駆動用モータ、該駆動 用モータに連結されて正逆の回動に変換しうる減速機および減速機の回動を手動 に切替えるためのクラッチとからなる門扉開閉機構において、前記クラッチに取 り付けたスプロケットと、門扉本体を支持してベースに立設された回転門柱の下 部に取り付けたスプロケットとをチェーンで連繋させて駆動用モータによる回転 を前記回動門柱に伝えて所定範囲で開閉しうる門扉を構成し、当該門扉には、門 扉の開閉動作に連動して門扉の閉止時に施錠すべき対象物に対して自動施錠し、 門扉の開放に先立って自動解錠するかんぬきもしくは落し棒からなる施錠機構を 具備させてなることを特徴とするものである。

【０００６】

【考案の実施の形態】

この考案の回転式門扉は、立設した回転門柱に取り付けた門扉本体を回転門柱 の所定範囲の回転によって開閉するもので、その開閉方向は内側（敷地内）また は外側（敷地外）のいずれの方向であってよいが、一般的な開閉方向として内側 の方向に開閉することが望ましい。

【０００７】 この考案の回転式門扉は、片開き式もしくはいわゆる観音開きといわれている 両開き式のものであってもよく、これらは設置すべき門扉の間口の大きさなどに よって適宜選択することができる。

【０００８】 片開き式の場合は、回転門柱とこれに対向して門扉を閉止する際の対象物との 間を回転門柱に固定した前記門扉本体で閉止する構造とするもので、かゝる対象 物としては地上に立設した固定門柱か、この固定門柱に代えて既存の塀などを利 用することができる。

【０００９】 両開き式の場合は回転門柱とこれに固定した門扉本体との一対により、閉止状 態で回転門柱に固定された門扉本体の固定側の端部に対向する端部を相互に閉じ 合わせることによって閉止し、かつ各回転門柱によって開放できるように設置さ れる。

【００１０】 これらにおいて、回転門柱の門扉本体の支持と回転の構造などに特別な制限は ないが、前記した特開平７−６２９６３号公報や特開平１０−１６９３４２号公 報などに記載されているように、ベースに立設した固定内筒と、外側に前記門扉 本体を取り付けて前記固定内筒を覆い、該固定内筒に対して回動する外筒からな るものを採用することができる。

【００１１】 この考案の回転式門扉は、リモコン（リモートコントローラ）などによる遠隔 操作や門扉の近傍に設けた押しボタンなどの操作によって通常の電源で自動開閉 し、停電時などの際には予備的に備えた他のバックアップ用のバッテリーに切り 替えて自動開閉することができるものであるが、最終的にはこれらの自動開閉を 手動に切り換えて開閉することができる門扉開閉機構と、この門扉開閉機構に連 動した施錠機構を具備しているものである。

【００１２】 この門扉開閉機構は、駆動用モータと、この駆動用モータに連結されて正逆の 回動に自動変換するための減速機とこの減速機に連繋されたクラッチとからなる もので、このクラッチに取り付けたスプロケットと、回転門柱の下部に取り付け たスプロケットとをチェーンで連繋させ、駆動用モータによる回転を前記回動門 柱に伝えて所定範囲で開閉するものである。

【００１３】 前記クラッチは停電その他で自動から手動に切り替える必要のある場合に操作 するもので、装置の小型化と大きな伝達力とを得るために、好ましくは、２枚以 上の摩擦板で構成された多段クラッチを使用することができる。

【００１４】 この門扉開閉機構に連動して設けられる施錠機構は、門扉の閉止時に自動施錠 し、門扉の開放に先立って自動解錠するもので、その好ましい機構として、シリ ンダーとスピンドルとで構成されるもので、モータによってシリンダーに対して スピンドルが所定の範囲で進退するよう構成し、スピンドルの最大突出位置でそ の先端が施錠すべき対象物に設けたホールに嵌入して施錠し、所定の引込み位置 において先端がホールから抜け出て解錠するものである。

【００１５】 このシリンダーとスピンドルとからなる施錠機構は、スピンドルの移動方向を 横方向にすることによって対象物に穿設したホールとの間でかんぬきとして、ま た、縦方向として地表に穿設したホールに突刺することにより落とし棒として機 能するもので、かんぬきの場合の施錠すべき対象物としては、片開き式の門扉に おいては前記固定門柱或いは塀などであり、両開き式の門扉においては、閉じ合 わせによって対面する両門扉本体の端部近傍であり、また、落とし棒として使用 する場合には回転門柱の取付端部に対向する端部の下部近傍に設けることができ る。

【００１６】 この考案の回転式門扉は、前記門扉開閉機構による開閉動作中に、光と音によ って注意を促す警報機構と、同じく開閉動作中に障害物の接近もしくは接触する ことによって開閉動作を自動停止する機構とを前記門扉開閉機構に連動させ設け ることができる。

【００１７】

【作用】

この考案の回転式門扉は、門扉本体を設けた回転門柱に取り付けたスプロケッ トと、門扉開閉機構のクラッチに設けたスプロケットをチェンで連繋させ、門扉 開閉機構の駆動用モータの動力を減速機、前記クラッチを介して回転門柱を所定 範囲で回転させ、これによって門扉本体の開閉を行うもので、同時にこの門扉開 閉機に施錠機構を連動させて門扉を対象物に対して施錠および解錠するものであ るので、この門扉開閉機構をリモコンなどによる遠隔操作あるいは門扉の近傍に 設けた押しボタンスイッチによって操作することにより、門扉の内外から開閉操 作が可能であるほか、停電時などにおいては、クラッチの操作で手動に切り替え て使用することができる。

【００１８】

【実施例】 以下、この考案の回転式門扉の実施例を添付の図面に基づいて具体的に説明す る。 図１及び図２に示すように、この考案の回転式門扉１は、回転門柱２と、該回 転門柱２の外側に一端を固定した門扉本体６と、門扉本体６の他端に設けた固定 門柱９と、回転門柱２を所定の範囲で正逆回転させて門扉本体６を自動開閉する ための門扉開閉機構１２と、回転式門扉１の閉止時に自動施錠し、開放に先立っ て自動解錠するかんぬきで構成された施錠機構２１とからなるものである。

【００１９】 この回転式門扉１は、門扉本体６が回転門柱２の回転によって、一般家屋や工 場の敷地の内側に向けて開閉する片開き式のものである。

【００２０】 回転門柱２は下端に設けたアンカー３を地中に埋設したコンクリートのベース ４に固定して地上に立設された円筒状のもので、その機構は省略するが、地表か ら上部は軸芯を中心にして回動可能に構成されており、図３および図４で示すよ うに下端部に径の大きなスプロケット５を固定している。

【００２１】 門扉本体６は、上下の横フレーム６ａ，７ａと左右の縦フレーム７ｂ，７ｂと によって形成したフレーム７と、左右の縦フレーム７ｂ，７ｂ間に適宜の間隔を 保持して固定した縦桟８とからなるもので、一方の縦フレーム７ｂ（図の左端） は回転門柱２の長手方向に沿った外側に固定されている。

【００２２】 固定門柱９は、円筒状の下端に設けたアンカー１０を地中に埋設したコンクリ ートのベース１１に固定して地上に立設されたもので、閉止状態における門扉本 体６の他方の縦フレーム７ｂに接近して配置されている。

【００２３】 門扉開閉機構１２は、回転門柱２に近接して設けたボックス１３の内部に駆動 用のモータ１４と、その駆動軸に連結した減速機１５と、この減速機１５に連結 したクラッチ１６を格納し、さらにこれらの機器類を制御するための制御装置１ ７を格納させたものである。

【００２４】 この門扉開閉機構１２のボックス１３の天板上にはリモコンによる受信機能を 備えた適宜の長さのポール３１を設置し、このポール３１には門扉の開閉に際し てブザーと回転発光によって門扉が開閉中であることを知らせるための表示灯３ ２と、かんぬきの作動を知らせるための表示灯３３が取り付けられている。

【００２５】 減速機１５は、一方回転する駆動用のモータ１４の回転を受け入れて正逆に変 換し、かつその回転を所定の回転数に減速することができるものであり、図示し ないが、駆動用のモータ１４の水平方向の回転軸をウオームホイールとウオーム ギヤの組み合わせによって垂直な回転軸に変換してしてクラッチ１６に伝達して いるものである。

【００２６】 クラッチ１６は多段クラッチであり、図示しないが、このクラッチ１６に設け たハンドルを操作して駆動用モータ１４の回転の伝達と遮断の切替えを行うこと ができるようになっている。

【００２７】 このクラッチ１６の被動軸には、径の小さなスプロケット１８が設けられてい ると共に、このスプロケット１８と前記した回転門柱２に設けた径の大きいスプ ロケット５とにチェン１９を掛けて回転門柱２を回転するように構成されている もので、図中２０はチェン１９に用いるテンションホイールである。

【００２８】 施錠機構２１は、門扉本体６における下部の横フレーム６ａの固定門柱９に近 い内側に台座２２を固定し、この台座２２にシリンダー２３と、このシリンダー ２３内を摺動して所定の範囲で移動するスピンドル２４を設けたものである。

【００２９】 スピンドル２４は、モータ２５に連結されて内蔵するボールネジ機構によって その回転を直線方向の移動量に変えて、台座２２に固定されたシリンダー２３に 対して回転することなく伸縮するもので、シリンダー２３からの最大突出位置に おいて、その先端が固定門柱９に設けたホール２６に嵌入して施錠し、所定の引 込み位置において先端がホール２６から抜け出て解錠するものである。

【００３０】 このスピンドル２４には接触子２７が設けられると共に、台座２２の所定位置 には所定の間隔を保持した２個のスイッチ２８ａと２８ｂが取り付けられ、スピ ンドル２４の所定の引込み位置において、一方のスイッチ２８ａが接触子２７に 接触してスピンドル２４の先端が固定門柱９のホール２６から抜け出た状態を保 持して解錠し、また、スピンドル２４が突出して接触子２７が他方のスイッチ２ ８ｂに接触することによってスピンドル２４の先端が固定門柱９のホール２６内 に嵌入して施錠するように構成されているものである。

【００３１】 かゝる施錠機構２１の施錠と解錠の機能は、前記した門扉開閉機構１２に電気 的に繋がっている。 ２９はシリンダー２３の固定具、３０はスピンドル２４を貫通保持して支障な く移動させるためのガイドである。

【００３２】 なお、この回転式門扉１の回転門柱２と固定門柱９の前後面には、門扉本体に 対して適当な間隔を保持して補助光線回路を構成する光電管が設けら、この光電 管による補助光線回路が前記門扉開閉機構１２に組み込まれ、門扉の開閉時に人 や車が接近したり、接触した時に即時に開閉動作を中止するよう構成されている ものである。

【００３３】 この回転式門扉１は、以下のとおり作動する。 すなわち、回転式門扉１は、閉止の状態では図１および図２に示すように、門 扉本体６が回転門柱２と固定門柱９の間に保持され、その際、図５と図６に示し た施錠機構２１のスピンドル２４の先端が固定門柱９に形成したホール２６内に 嵌入して施錠した状態になっている。

【００３４】 この状態において、たとえば、この回転式門扉１の門前に自動車が停車して乗 員が携帯したリモコンを操作して回転式門扉１の開放を指示すると、最初にポー ル３１に設けた表示灯３３によりかんぬきが作動中であることを知らせながら施 錠機構２１のスピンドル２４の先端が引き込まれて固定門柱９との施錠を解き、 終われば表示灯３３は消灯する。

【００３５】 ついで、表示灯３２がブザー音を発して回転発光しながら、門扉開閉機構１２ の駆動用モータ１４が始動し、減速機１５、クラッチ１６を回転させてクラッチ １６に設けたスプロケットホィール１８がチェン１９を介して回転門柱２に設け たスプロケットに連繋して回転門柱２を回転させて門扉本体６を開放し、全開後 に表示灯３２は消灯する。

【００３６】 この開放状態で車を門内に乗り入れることができ、その後、リモコンで閉止を 指令すると、前記と逆の動作によって回転式門扉１の閉鎖が行われ、施錠機構２ １が作動して自動的に施錠する。

【００３７】 この回転式門扉１は、リモコンの操作によって敷地内から操作することも可能 であると共に、門扉の近傍に設けた押しボタンの操作によって開閉することもで きる。

【００３８】

【考案の効果】

この考案の回転式門扉は、門扉本体を取り付けた回転門柱に設けられたスプロ ケットと、門扉開閉機構のクラッチに設けたスプロケットをチェンで連繋させ、 門扉開閉機構の駆動用モータの動力を減速機、前記クラッチを介して回転門柱を 所定範囲で回転させ、これによって門扉本体の開閉を行うもので、同時にこの門 扉開閉機に施錠機構を連動させて門扉を対象物に対して施錠および解錠すること ができるもので、門扉として確実な使用が可能なものである。

【００３９】 特に、この門扉開閉機構はリモコンなどによる遠隔操作によって乗物に乗った まゝで開閉が可能となり、門扉の近傍に設けた押しボタンスイッチによって門扉 の内外から開閉操作が可能であり、これによって門扉の開閉を容易にすることが できると共に、停電時などにおいては、クラッチの操作で手動に切り替えて使用 することができるのできわめて安全に使用することができる。

【００４０】 さらに、この考案の回転式門扉に、開閉動作中に光と音を発して注意を促す警 報機構と、障害物の接近もしくは接触によって停止する自動停止機構を具備させ ることによって、その安全性をさらに高めることができる。

【提出日】平成１０年１１月２日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】００１１

【補正方法】変更

【補正内容】

【００１１】 この考案の回転式門扉は、リモコン（リモートコントローラ）などによる遠隔 操作や門扉の近傍に設けた押しボタンなどの操作によって通常の電源で自動開閉 し、停電などに際しては、この自動開閉を手動に切り換えて開閉することができ る門扉開閉機構と、この門扉開閉機構に連動した施錠機構を具備しているもので ある。

【手続補正２】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】００２４

【補正方法】変更

【補正内容】

【００２４】 この門扉開閉機構２１のボックス１３の天板上にはリモコンによる受信機能を 備えた適宜の長さのポール３１を設置し、このポール３１には門扉の開閉に際し てブザーと回転発光によって門扉が開閉中であることを知らせるための表示灯３ ２と、かんぬきの異常を知らせるための表示灯３３が取り付けられている。

【手続補正３】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】００３２

【補正方法】変更

【補正内容】

【００３２】 なお、この回転式門扉１の回転門柱２と固定門柱９の前後面には、門扉本体に 対して適当な間隔を保持して補助光線回路を構成する光電管が設けられており、 この光電管による補助光線回路が前記門扉開閉機構１２に組み込まれ、門扉の開 閉時に人や車が接近した時に即時に開閉動作を中止するよう構成されているもの である。

【手続補正４】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】００３４

【補正方法】変更

【補正内容】

【００３４】 この状態において、たとえば、この回転式門扉１の門前に自動車が停車して乗 員が携帯したリモコンを操作して回転式門扉１の開放を指示すると、最初に施錠 機構２１のスピンドル２４の先端が引き込まれて固定門柱９との施錠を解く。

【手続補正５】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】００４０

【補正方法】変更

【補正内容】

【００４０】 さらに、この考案の回転式門扉に、開閉動作中に光と音を発して注意を促す警 報機構と、障害物の接近によって停止する自動停止機構を具備させることによっ て、その安全性をさらに高めることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の回転式門扉の実施例を示す一部切欠
正面図である。

【図２】図１の回転式門扉の平面図である。

【図３】図１の回転式門扉の門扉開閉機構を略示した正
面図である。

【図４】図３の門扉開閉機構の略示平面図である。

【図５】図１の回転式門扉の施錠機構を略示した正面図
である。

【図６】図５の施錠機構の略示平面図である。

【符号の説明】

１ 回転式門扉 ２ 回転門柱 ３，１０ アンカー ５，１８ スプロケット ６ 門扉本体 ７ フレーム ９ 固定門柱 １２ 門扉開閉機構 １４ 駆動用モータ １５ 減速機 １６ クラッチ １７ 制御装置 １９ チェン ２０ テンションホイール ２１ 施錠騎機構 ２２ 台座 ２３ シリンダー ２４ スピンドル ２５ モータ ２６ ホール ２７ 接触子 ２８ａ，２８ｂ スィッチ ２９ 固定具 ３０ ガイド ３１ ポール ３２，３３ 表示灯

Claims (5)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 駆動用モータ、該駆動用モータに連結さ
   れて正逆の回動に変換しうる減速機および減速機の回動
   を手動に切替えるためのクラッチとからなる門扉開閉機
   構において、前記クラッチに取り付けたスプロケット
   と、門扉本体を支持してベースに立設された回転門柱の
   下部に取り付けたスプロケットとをチェーンで連繋させ
   て駆動用モータによる回転を前記回動門柱に伝えて所定
   範囲で開閉しうる門扉を構成し、当該門扉には、門扉の
   開閉動作に連動して門扉の閉止時に施錠すべき対象物に
   対して自動施錠し、門扉の開放に先立って自動解錠する
   かんぬきもしくは落し棒からなる施錠機構を具備させて
   なることを特徴とする回転式門扉。
2. 【請求項２】 前記施錠機構はシリンダーとこのシリン
   ダー内を進退するスピンドルとから構成され、対象物に
   設けたホール内に前記スピンドルの突入させて施錠し、
   後退させてホール内より抜き出すことによって解錠する
   ものであることを特徴とする請求項１に記載の回転式門
   扉。
3. 【請求項３】 前記回転門柱がベースに立設した固定内
   筒と、外側に前記門扉本体を取り付けて前記固定内筒を
   覆い、該固定内筒に対して回動する外筒からなるもので
   あることを特徴とする請求項１又は２に記載の回転式門
   扉。
4. 【請求項４】 前記回転式門扉は、開閉動作中に光と音
   を発して注意を促す警報機構と、障害物の接近もしくは
   接触によって停止する自動停止機構を具備したことを特
   徴とする請求項１〜３のいずれかに記載の回転式門扉。
5. 【請求項５】 前記回転式門扉は、片開き式もしくは両
   開き式のものであることを特徴とする請求項１〜４のい
   ずれかに記載の回転式門扉。