JP3059840U - 車両走行時における空気圧力を利用したタイヤ冷却装置 - Google Patents

車両走行時における空気圧力を利用したタイヤ冷却装置

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JP3059840U
JP3059840U JP1996012689U JP1268996U JP3059840U JP 3059840 U JP3059840 U JP 3059840U JP 1996012689 U JP1996012689 U JP 1996012689U JP 1268996 U JP1268996 U JP 1268996U JP 3059840 U JP3059840 U JP 3059840U
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tire cooling
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淑男 新岡
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】走行時における空気圧力を利用したタイヤ冷却
装置を提供する。 【解決手段】タイヤ9並びにブレーキ機構を冷却するた
めにこの構造体を造った。フェンダーモール1と一体型
になったタイヤ冷却装置はFRPにより製造されてい
る。FRPにより造られたタイヤ冷却装置はエアーダク
ト4内にベンチレーター5を取り付けた構造になってお
り、自動車が走行し空気の流れが速くなるとエアーダク
ト内に入った空気は圧力を増し、エアーダクトの後方か
ら膨脹した空気が噴射され、その空気をタイヤに当てる
ことによりタイヤを冷却するものである。更に、エアー
ダクト内にモーター送風ファンを設置し車両が停止しタ
イヤの温度が上昇してもモーター送風ファンを設置した
エアーダクトから送られてくる空圧をタイヤに吹き付け
冷却するような構成となっている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車のタイヤが高速道路等において高速回転している場合、タイ ヤと接地面との間に摩擦熱が発生しタイヤが柔らかくなり磨耗が激しくなる。更 にはブレーキ機構にタイヤからの熱が伝わりペーパーロック現象が起こりやすく なることからタイヤを冷却すると共にブレーキ機構を冷却するものである。 更に、雨中を走行する車両のタイヤの溝に浸透した水を空気圧力により発散さ せることによりタイヤのスリップを少なくしようとするものである。 更に、自動車が高速道路を高速走行した後、パーキングエリアで停止すると走行 時と同じ空気圧力がタイヤに当たらなくなりタイヤ並びにブレーキ機構の温度が 上昇するためモーター送風ファンを設置したタイヤ冷却装置から噴出する空気圧 力を自動車停止時のタイヤに吹き付けタイヤ並びにブレーキ機構の温度を下げる ものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この技術は自動車レース用、スポーツカー等、高速走行用車両には製造 段階で設置されているが形状はボディー両サイドの全フェンダー部に空気の流れ の穴を造りエンジン用ラジエターを冷却する方法であるが送風ファンを備えた車 両用タイヤ並びにブレーキ機構冷却装置は一般車両にまったく設置されていない 。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の方法は自動車本体に既製品として冷却装置を設置してあるが一般車両は タイヤ冷却装置は設置されていないため高速道路等を走行する車両のタイヤの急 激な磨耗、更に、ブレーキ装置の破壊につながる等の課題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
既製品として設置してある自動車以外の車両に本考案のタイヤ用冷却装置を車 両側面のフェンダー部に設置することにより課題を解決することができる。
【0005】
【作用】
このような本考案のタイヤ冷却装置を自動車に設置することにより交通事故を 未然に防止することができる。
【0006】
【実施例】
次に本考案の実施例の構成を図面によって説明する。 本考案であるフェンダーモールと一体型になったタイヤ冷却装置はFRPにより 造られている。
【図1】はフェンダーモールと一体型になったタイヤ冷却装置を車両に設置し たときの構造を示す。
【図2】と
【図4】はフェンダーモールと一体型になったタイヤ冷却装置 を車両に設置したときの構造を拡大した図で車両走行時におけるエアーダクト 内の空気の流れを示す。 ベンチレーターは空気の流れをエアーダクト内に誘導すると共に空気を圧 縮する効果がある。 高速道路を走行をしている車両のタイヤは路面との摩擦により高温になるため
【図1】に示すように車両にタイヤ冷却装置を設置することによりタイヤの温度 を5℃〜8℃下げることができる。 走行直後、自動車を停止させるとタイヤの温度が上昇することからこの温度を 下げるためにモーター送風ファンを設置したタイヤ冷却装置を自動車に取り付 けた状況を
【図6】に示す。 高速道路において本考案を車両に設置した場合と設置しない場合を実験した結果 を
【図7】に示す。 更に、雨中を車両が走行する場合、タイヤの溝に浸透した水により車両はスリ ップしやすくなるため、このタイヤ冷却装置を設置することにより車両走行時の 空気圧力をタイヤに当て、タイヤの溝に浸透した水を発散させ車両をスリップし にくくするものである。 このフェンダーモールと一体型になったタイヤ冷却装置はすべての車両に設置 することができる。
【図7】のグラフは車両に1トンの負荷荷重を乗せ、期間は8月から9月まで の間、時間は午前11時から午後3時までの間、そして距離は高速道路を200 Kmの間を15回走行し、タイヤの平均温度を測定したものである。 尚、この時の車両の平均速度は80Km/hである。
【0007】
【考案の効果】
以上のように本考案のタイヤ冷却装置を設置することによりタイヤを冷却し磨 耗を少なくし、かつ、ブレーキ機構を冷却する効果がある。 タイヤの磨耗を少なくすることによりタイヤからのスラッジが少なくなり高速道 路などにおけるタイヤの粉塵公害を少なくする効果がある。 更に、雨中における車両の走行時のスリップを少なくする効果がある。
【0008】
【提出日】平成9年10月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】 【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は自動車のタイヤが高速道路等において高速回転している場合、タイヤ と接地面との間に摩擦熱が発生しタイヤが柔らかくなり磨耗が激しくなる。更に はブレーキ機構にタイヤからの熱が伝わりペーパーロック現象が起こりやすくな ることからタイヤを冷却すると共にブレーキ機構を冷却するものである。更に、 雨中を走行する車両のタイヤの溝に浸透した水を空気圧力により発散させること によりタイヤのスリップを少なくしようとするものである。 更に、自動車が高速道路を高速走行した後、パーキングエリアで停止すると走行 時と同じ空気圧力がタイヤに当たらなくなりタイヤ並びにブレーキ機構の温度が 上昇するためモーター送風ファンを設置したタイヤ冷却装置から噴出する空気圧 力を自動車停止時のタイヤに吹き付けタイヤ並びにブレーキ機構の温度を下げる ものであ。
【0002】
【従来の技術】
従来、この技術は自動車レース用、スポーツカー等、高速走行用車両には製造 段階で設置されているが形状はボディー両サイドの全フェンダー部に空気の流れ の穴を造りエンジン用ラジエターを冷却する方法であるが送風ファンを備えた車 両用タイヤ並びにブレーキ機構冷却装置は一般車両にまったく設置されていない 。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の方法は自動車本体に既製品として冷却装置を設置してあるが一般車両は タイヤ冷却装置は設置されていないため高速道路等を走行する車両のタイヤの急 激な磨耗、更に、ブレーキ装置の破壊につながる等の課題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
既製品として設置してある自動車以外の車両に本考案のタイヤ用冷却装置を車 両側面のフェンダー部に設置することにより課題を解決することができる。
【0005】
【作用】
このような本考案のタイヤ冷却装置を自動車に設置することにより交通事故を 未然に防止することができる。
【0006】
【実施例】
次に本考案の実施例の構成を図面によって説明する。 本考案であるフェンダーモールと一体型になったタイヤ冷却装置はFRPに より造れている。
【図1】はフェンダーモールと一体型になったタイヤ冷却装置を車両に設置 したときの構造を示す。
【図2】と
【図4】はフェンダーモールと一体型になったタイヤ冷却装置を 車両に設置したときの構造を拡大した図で車両走行時におけるエァーダクトカバ ー内の空気の流れを示す。 ベンチレーターは空気の流れをエァーダクトカバー内に誘導すると共に空気 を圧縮する効果がある。 高速道路を走行をしている車両のタイヤは路面との摩擦により高温になるため
【 図1】に示すように車両にタイヤ冷却装置を設置することによりタイヤの温度を 5℃〜8℃下げることができる。 走行直後、自動車を停止させるとタイヤの温度が上昇することからこの温度を下 げるためにモーター送風ファンを設置したタイヤ冷却装置を自動車に取り付け た状況を
【図6】に示す。 高速道路において本考案を車両に設置した場合と設置しない場合を実験した結果 を
【図7】に示す。 更に、雨中を車両が走行する場合、タイヤの溝に浸透した水により車両はスリッ プしやすくなるため、このタイヤ冷却装置を設置することにより車両走行時の空 気圧力をタイヤに当て、タイヤの溝に浸透した水を発散させ車両をスリップしに くくするものである。 このフェンダーモールと一体型になったタイヤ冷却装置はすべての車両に設 置することができる。
【図7】のグラフは車両に1トンの負荷荷重を乗せ、期間は8月から9月までの 間、時間は午前11時から午後3時までの間、そして距離は高速道路を200K mの間を15回走行し、タイヤの平均温度を測定したものである。 尚、この時の車両の平均速度は80Km/hである。
【0007】
【考案の効果】 以上のように本考案のタイヤ冷却装置を設置することによりタイヤを冷却し磨 耗を少なくし、かつ、ブレーキ機構を冷却する効果がある。 タイヤの磨耗を少なくすることによりタイヤからのスラッジが少なくなり高速道 路などにおけるタイヤの粉塵公害を少なくする効果がある。 更に、雨中における車両の走行時のスリップを少なくする効果がある。
【0008】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のフェンダーモールと一体型になったタ
イヤ冷却装置を車両側面に設置した状況を車両側面から
見た図を示す。
【図2】設置した本考案のフロント部タイヤ冷却装置の
拡大図と空気の流れを示す。尚、リヤー部タイヤ冷却装
置も
【図2】と同様の構造になっていることを示す。
【図3】本考案のフロント部タイヤ冷却装置のエアーダ
クト部断面図を示す。
【図4】本考案のフェンダーモールを車両側面に設置し
た状況を車両上部から見た図を示す。
【図5】本考案のリヤー部タイヤ冷却装置の拡大図と空
気の流れを示す。
【図6】本考案のモーター送風ファンを付設したタイヤ
冷却装置を示す。
【図7】冷却装置を設置してある場合と設置していない
場合の車両走行時におけるタイヤの温度上昇の差をグラ
フに示す。グラフ(1)はタイヤ冷却装置を設置しない
場合を示す。グラフ(2)はタイヤ冷却装置を設置した
場合を示す。
【符号の説明】 フェンダーモール ボディー後部 自動車ぎ装部品 車体 エアーダクト タイヤ ベンチレーター ▲10▼ 泥除け タイヤ冷却装置 ▲11▼ 空気の流
れ モーター送風ファン
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年4月30日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年10月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【考案の名称】 車両走行時における空気圧力を利用し
たタイヤ冷却装置
【実用新案登録請求の範囲】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のフェンダーモールと一体型になったタ
イヤ冷却装置を車両側面に設置した状況を車両側面から
見た図を示す。
【図2】設置した本考案のフロント部タイヤ冷却装置の
拡大図と空気の流れを示す。尚、リヤー部タイヤ冷却装
置も
【図2】と同様の構造になっていることを示す。
【図3】 本考案のフロント部タイヤ冷却装置のエァー
ダクト部断面図を示す。
【図4】 本考案のフェンダーモールを車両側面に設置
した状況を車両上部から見た図を示す。
【図5】 本考案のリヤー部タイヤ冷却装置の拡大図と
空気の流れを示す。
【図6】 本考案のモーター送風ファンを付設したタイ
ヤ冷却装置を示す。
【図7】 冷却装置を設置してある場合と設置していな
い場合の車両走行時におけるタイヤの温度上昇の差をグ
ラフに示す。 グラフ(1)はタイヤ冷却装置を設置しない場合を示
す。 グラフ(2)はタイヤ冷却装置を設置した場合を示す。
【符号の説明】 フェンダーモール ボディー後部 タイヤ冷却装置 車体 自動車ぎ装部品 タイヤ エァーダクトカバー ▲10▼ 泥除け ベンチレーター ▲11▼ 空気の流れ モーター送風ファン

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車用に設置することのできる車両走
    行時における空気圧力を利用したタイヤ並びにブレーキ
    用冷却装置を特徴とする。
  2. 【請求項2】 自動車ボディー及び自動車ぎ装関係部品
    にモーター送風ファンを備えたモーター送風ファンによ
    る送風圧力を利用したタイヤ並びにブレーキ用冷却装置
    を特徴とする。
JP1996012689U 1996-11-07 1996-11-07 車両走行時における空気圧力を利用したタイヤ冷却装置 Expired - Lifetime JP3059840U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7461713B2 (en) 2002-08-28 2008-12-09 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Tire protecting apparatus
WO2010055803A1 (ja) * 2008-11-12 2010-05-20 住友ゴム工業株式会社 空気入りタイヤを具えた車両及び車両におけるタイヤの冷却方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7461713B2 (en) 2002-08-28 2008-12-09 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Tire protecting apparatus
WO2010055803A1 (ja) * 2008-11-12 2010-05-20 住友ゴム工業株式会社 空気入りタイヤを具えた車両及び車両におけるタイヤの冷却方法
US8562023B2 (en) 2008-11-12 2013-10-22 Sumitomo Rubber Industries, Ltd. Vehicle with pneumatic tire and method for cooling tire in the vehicle

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