JP3059647B2 - 半導体の処理方法 - Google Patents
半導体の処理方法Info
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Description
び集積回路等のデバイスを作製するために好適に用いる
ことができる半導体の処理方法、例えばエッチングやク
リーニング等の処理方法に関する。
方法から、液相中で実施されるウェットエッチングと、
気相中で実施されるドライエッチングとの2つに分類さ
れる。
ンエッチング(ReactiveIon Etchin
g:以下、「RIE」という。)が用いられている。こ
のRIEの原理には、イオン反応エッチングまたは化学
的エッチングと、イオン衝撃エッチングまたは物理的エ
ッチングの2つがある。
およびドライエッチング技術が開発され、例えばインジ
ウム・ガリウム・ヒ素/インジウム・アルミニウム・ヒ
素(InGaAs/InAlAs)のゲートリセスエッ
チングに適用されている。
Br)を用いたRIE技術により、このゲートリセスエ
ッチングを行っている〔Appl.Phys.Let
t.62(22),31 May 1993〕。Lut
herbachらは、メタン/水素混合ガス(CH4 /
H2 )を用いたRIE技術を開発したが、選択比は6し
か達成することができなかった〔Proc.3rd I
nt.Conf.Indium Phosphide
and Related Materials,199
1,pp.610〜613.〕。また、これらのRIE
技術には、高い自己バイアスが必要であり、これは、デ
バイス特性を劣化させる原因となる。
チャント(クエン酸:過酸化水素=1:1)を開発し、
選択比25を達成している〔IEEE Electro
nDevice Letters,Vol.13,N
o.10,October1992.〕。
ウエットエッチャントと選択性のないエッチャントとを
組み合わせた3ステップのエッチングを行った〔IEE
EElectron Device Letters,
Vol.13,No.9,September 199
2.〕。しかし、この技術においては、プロセスが複雑
で、その結果もあまり好ましいものではなかった。
H3 Br)を低圧水銀ランプからの放射光で励起する選
択光エッチングを行って、選択比25を達成している
〔IEEE Electron Device Let
ters,Vol.13,No.2,February
1992.〕。
Br),塩化水素ガス(HCl)をフッ化アルゴン(A
rF)エキシマレーザからの放射光で励起することによ
ってインジウム・リン化合物半導体(InP)の光エッ
チングを行っている〔Applied Surface
Science 43(1989)416〜42
3〕。しかし、この技術においては、試料表面に強力な
レーザが照射されるため、当該試料表面へのダメージが
問題となる。
体の表面やガリウム・ヒ素(GaAs)のような化合物
半導体の表面のドライクリーニングを行う際において、
塩素ガス(Cl2 )や塩化水素ガス(HCl)を導入
し、これらのガスをプラズマ化して塩素ラジカルを生成
させ、この塩素ラジカルにより前記半導体の表面をクリ
ーニングし、前記表面に形成された酸化被膜、有機汚染
物、無機汚染物を除去する方法が採られている。しか
し、この方法においても、プラズマ中において発生した
イオンによる衝撃が半導体の表面にダメージを与えると
いう問題がある。ここで、塩素ガス(Cl2 )や塩化水
素ガス(HCl)を光励起する方法も考えられる。これ
らのガスにおける光吸収の波長域は300nmから40
0nmであって斯かる波長域に適した光源としては高圧
水銀放電ランプがある。しかし、この高圧水銀放電ラン
プは上記の吸収波長域よりも長い波長の光も放射するた
め、照射時間の継続とともに試料温度が上昇してしま
い、適切な処理を行うための制御が困難であるという欠
点がある。
チング技術には、ウェットエッチングとドライエッチン
グとがあるが、ウェットエッチングには、異方性が低
い、選択比が小さい、環境に悪影響を及ぼすなどの欠点
がある。他方、ドライエッチングであるRIEには、そ
の原理としてイオン衝撃を用いていることから、処理す
べき半導体の表面にダメージを与えてその表面状態を悪
化させてしまうという欠点があり、この結果、デバイス
特性の劣化を招来してしまう。
たものであって、本発明の目的は、上記のような欠点の
ない新規な半導体の処理方法、特に、エッチングやクリ
ーニング等の処理方法を提供することにある。
おりの半導体の処理方法によって良好に達成される。 (1)臭素および臭素化合物の中から選ばれた少なくと
も一種のガスを含む雰囲気の中に半導体を配置し、波長
172nmとその近傍の波長を有する紫外線を放射する
光源からの紫外線を、当該光源とガラス窓との間の窒素
ガスで満たされた空間および前記ガラス窓を介して前記
半導体に照射し、この半導体の表面をエッチング又はク
リーニングする処理方法。ここで、前記光源は、キセノ
ンガスを発光成分とする誘電体バリア放電ランプである
ことが好ましい。また、前記雰囲気に、塩素、塩素化合
物、フッ素、フッ素化合物、処理用酸素および酸素化合
物の中から選ばれた少なくとも一種のガスが添加されて
いると更に良い。
体と、アルミニウム元素を含まない化合物半導体とが共
存する基板を、臭素および臭素化合物の中から選ばれた
少なくとも一種のガスと処理用酸素もしくは酸素化合物
を含む雰囲気の中に配置し、波長172nmとその近傍
の波長を有する紫外線を放射する光源からの紫外線を、
当該光源とガラス窓との間の窒素ガスで満たされた空間
および前記ガラス窓を介して前記基板に照射し、アルミ
ニウム元素を含まない化合物半導体を選択的にエッチン
グ又は選択的に除去する処理方法。ここで、アルミニウ
ム元素を含まない化合物半導体がインジウム・ガリウム
・ヒ素半導体(Inx Ga1-x As)であり、アルミニ
ウム元素を含む化合物半導体がインジウム・アルミニウ
ム・ヒ素半導体(Iny Al1-y As)である場合特に
好ましい結果を得る。また、前記光源は、キセノンガス
を発光成分とする誘電体バリア放電ランプであることが
好ましい。
るガスとして臭素および/または臭素化合物を選択する
と共に、エッチングガスの光吸収波長に一致する波長の
紫外線を放射する光源を励起源として用いているので、
イオン衝撃によるダメージを半導体の表面に与えること
がない。エッチングガスを構成するエッチャント(臭素
および/または臭素化合物)は、紫外線により分解され
て反応性の高いラジカルを生成し、このラジカルが半導
体の表面と反応する。
をエッチングするためのエッチャントとしては、通常、
ハロゲンが用いられるが、本発明者らは、ハロゲンの中
から、臭素および臭素化合物、特に臭化水素ガス(HB
r)を選択した。
70nmから250nmの範囲にあり、そのピークは波
長180nm付近に存在する。このため、波長172n
mとその近傍の波長を有する紫外線を良好に放射する光
源を励起源として用いる。斯かる光源としては、キセノ
ンガスを発光成分とする誘電体バリア放電ランプ(以
下、「誘電体バリア放電キセノンランプ」という)を好
適に用いることができる。この誘電体バリア放電キセノ
ンランプは、例えば特開平1−144560号公報にお
いて紹介されているように、キセノンエキシマから放射
される紫外線を利用するものである。
解反応)によって臭素ラジカル( 2P3/2 )を生成し、
この臭素ラジカルが半導体の表面と反応する。
に用いられる光エッチング装置の基本構造の説明図であ
り、同図において、10は反応室、11はガス導入口、
12はガス排出口、20は誘電体バリア放電キセノンラ
ンプ、30は合成石英ガラス窓、40はハロゲンランプ
ヒータ、Sは処理されるべき半導体試料である。
略)を通りガス導入口11から反応室10内に導入され
る。この臭化水素ガスの純度は99.8%、光の吸収ピ
ークは波長175nmにある。反応室10内の背圧は1
0-6Torrであり、反応室10内および臭化水素ガス
の供給ラインはエッチング処理プロセスの前後において
窒素置換される。誘電体バリア放電キセノンランプ20
から放射される紫外線は、合成石英ガラス窓30を透過
して(波長172nmの透過率は75%〜80%であ
る。)反応室10内に導入される。誘電体バリア放電キ
セノンランプ20と合成石英ガラス窓30との間は、反
応室外の大気中の酸素による光吸収を避けるために窒素
ガスで満たされている。誘電体バリア放電キセノンラン
プ20と、半導体試料Sとの間の距離は4cmであり、
半導体試料Sの表面における照射エネルギー密度は3m
W/cm2 と見積もられる。この半導体試料Sは、ハロ
ゲンランプヒータ40によって150℃まで加熱され
る。この温度は、半導体試料S上に塗布されているフォ
トレジストの耐熱温度に相当する。前述のように、臭化
水素ガスにおける光の吸収ピークは波長175nmにあ
り、従って、誘電体バリア放電キセノンランプ20から
の紫外線によって臭化水素が効率よく分解されて臭素ラ
ジカルが生成される。
半導体のエッチングが可能となるが、酸素もしくは酸素
化合物の存在する雰囲気の中において、アルミニウム元
素を含む化合物半導体についてエッチングを行う場合に
は、その表層に酸化アルミニウム(Al2 O3 )の被覆
膜が形成されてエッチングの進行が停止してしまう。そ
こで、この作用を逆に利用すると、アルミニウム元素を
含む化合物半導体と、アルミニウム元素を含まない化合
物半導体とが共存する系において、アルミニウム元素を
含まない化合物半導体を選択的にエッチングすることが
可能になる。例えば、インジウム・アルミニウム・ヒ素
半導体(Iny Al1-y As)の層上に、インジウム・
ガリウム・ヒ素半導体(Inx Ga1-x As)の層が形
成されている積層体についてエッチングすると、インジ
ウム・アルミニウム・ヒ素半導体(Iny Al1-y A
s)に臭素ラジカルが到達したときエッチングの進行が
停止する。これは、光エッチング装置内に微量に残留す
る酸素ガス(O2 )や水(H2 O)中の酸素原子が、イ
ンジウム・アルミニウム・ヒ素半導体(Iny Al1-y
As)中のアルミニウムと反応し、不揮発性の酸化アル
ミニウム(Al2 O3)が形成されるためと考えられて
いる。そして、光電子分光法(X−ray Photo
electron Spectroscopy:XP
S)によっても酸化アルミニウムの存在が確認されてい
る。
有する紫外線を放射する誘電体バリア放電キセノンラン
プを励起源として用いる場合には、半導体試料の温度が
予め定められた初期温度に維持されるとともに、臭素化
合物、例えば臭化水素の光吸収の波長域(170nmか
ら250nm)と、励起源の放射波長域とが重なってく
るので、エッチングやクリーニングに寄与する臭素ラジ
カルが十分に半導体試料に供給され、除去されるべき汚
染物との化学反応が促進され、より短時間で効率の良い
処理を行うことができる。
の近傍の波長を有する紫外線の照射によって生成した臭
素ラジカル( 2P3/2 )は、ガリウム・ヒ素(GaA
s)からなる基板の表面と反応し、臭化ガリウムを生成
させる。このエッチングの際、半導体試料の表面に付着
している有機汚染物や無機汚染物も臭素化合物として当
該表面から離脱し、半導体試料において清浄な表面が得
られる。
気に、塩素、塩素化合物、フッ素、フッ素化合物、処理
用酸素および酸素化合物の中から選ばれた少なくとも一
種のガスを微量に添加しておくと、その相乗作用によ
り、無機汚染物、有機汚染物、自然生成された厚さ10
Å前後以下の酸化被膜等の除去を一層効果的に実行でき
ることが確認された。
て臭化水素ガス(HBr)を用いる場合について説明し
たが、これに限られるものではなく、臭素および臭素化
合物の中から適宜選択することができ、例えば、光吸収
の波長域が170nmから200nmにある一臭化メタ
ンガス(CH3 Br)も、波長172nmとその近傍の
波長を有する紫外線により臭素ラジカルを生成させるこ
とができる。
ン衝撃を伴わず、イオン反応のみによりエッチングを行
うので、イオン衝撃によるダメージを半導体(例えばイ
ンジウム・アルミニウム・ヒ素半導体)の表面に与える
ことがないので、前記表面の状態を良好なものとするこ
とができる。このため、本発明の処理方法は、例えばE
モードのHEMT(E−mode HEMT)の作製プ
ロセスに適している。また、異方性が高く、サブミクロ
ンオーダーのエッチングやマイクロ波トランジスタなど
への適用が可能である。
ンプル(2)およびサンプル(3)を準備し、各半導体
試料の表面をエッチングする実験を行った。
リン(InP)からなる基板上に、ケイ素がドーピング
されたインジウム・ガリウム・ヒ素の層(n+ −InG
aAs)が形成されてなる試料(その層構成を図2に示
す。)。この層の厚さは6000Å、ケイ素のドープ量
は、1×1018個/cm3 である。
リン(InP)からなる基板上に、ドーピングされてい
ないインジウム・ガリウム・ヒ素の層(In0.52Ga
0.48As)が形成されてなる試料(その層構成を図3に
示す。)。この層の厚さは5000Åである。
リン(InP)からなる基板上に、ドーピングされてい
ないインジウム・ガリウム・ヒ素の層(undoped
−InGaAs,厚さ300Å)と、ドーピングされて
いないインジウム・アルミニウム・ヒ素の層(undo
ped−InAlAs,厚さ270Å)の層と、ケイ素
がドーピングされたインジウム・ガリウム・ヒ素の層
(n+ −InGaAs,厚さ500Å)が形成されてな
るHEMT構造の試料(その層構成を図4に示す。)。
ケイ素のドープ量は、1×1018個/cm3 である。
(2)およびサンプル(3)について、以下の第1工程
乃至第4工程による前処理を施した。
塗布した。 第2工程:試料の表面に塗布されているポジレジスト
を、ストライプ状に形成されたマスクを通して露光し
た。 第3工程:不要ポジレジスト(露光部分)を除去し、ス
トライプ状にポジレジストにより被覆されている表面を
形成した。 第4工程:塩化水素、過酸化水素、水の組成比がHC
l:H2 O2 :H2 O=1:1:100である洗浄液に
試料を浸漬して、当該試料の表面のうちポジレジストに
より被覆されていない部分を洗浄して表面汚染物を除去
した。
(3)を乾燥させた後、図1に示す光エッチング装置内
に搬入した。次に、光エッチング装置内をターボ分子ポ
ンプを用いて10-6Torrの真空状態になるまで吸引
脱気した後、10sccmの流量で臭化水素ガスを導入
した。また、ハロゲンランプヒータ40により装置の外
部からサンプル(1)及びサンプル(3)を加熱した。
臭化水素ガスを1分間流して安定させた後、誘電体バリ
ア放電キセノンランプ20を点灯してエッチングを開始
した。なお、エッチング深さの測定は、表面アラサ計
「DEKTAK」(商品名)を用いて行った。様々な条
件下で実験を行った結果、試料温度80℃、臭化水素ガ
ス流量10sccm、臭化水素ガス圧力120mTor
r、光強度3mW/cm2 の条件下において、サンプル
(1)から、インジウム・ガリウム・ヒ素(InGaA
s)のエッチング速度は、図5の曲線イに示すように約
62Å/minであった。他方、サンプル(3)から
は、図5の曲線ロに示すように、インジウム・アルミニ
ウム・ヒ素(InAlAs)のエッチング速度は約0.
61Å/minであり、選択比は約103と大きいもの
であった。図5の曲線ロからも理解されるように、50
0Åの厚さのn+ −InGaAsの層がエッチングされ
た後は、InAlAsの層が露出し、その層からは、殆
どエッチングが進行していない。
化水素ガス圧力とエッチング速度の関係、および、サン
プルの温度とエッチング速度の関係を測定した。結果を
図6および図7に示す。なお、臭化水素ガス圧力とエッ
チング速度の関係を示す図6において、縦軸は、35分
間あたりのエッチング深さをÅ単位で示している。ま
た、サンプルの温度とエッチング速度の関係を示す図7
において、縦軸は、1分間あたりのエッチング深さをÅ
単位で示している。なお、エッチングの状態は、ポジレ
ジストの下部がエッチングされにくいので、異方性が高
い。
なわち、HBr圧力が上がるとラジカル濃度が上昇する
と考えられるので、エッチングレートが大きくなると思
われる。また、飽和傾向が見られるのは、HBr圧力が
上昇すると吸収波長と一致するエキシマランプ光の透過
率が低くなるため、基板表面の光強度が落ちるためと予
想される。
れる。すなわち、基板温度110℃までのエッチングレ
ートの上昇は、エッチング生成物(InBr等)の脱離
が温度上昇によって促進されるためと考えられる。
れる処理として、図1に示すような光エッチング装置内
に当該シリコンウェーハを搬入載置し、光エッチング装
置内を真空とした後、一臭化メタンガスと処理用酸素と
の混合ガス(体積比5:1)を12sccmの流量で導
入した。この混合ガスを1分間流して安定させた後、誘
電体バリア放電キセノンランプ20を点灯してクリーニ
ングを開始し、波長172nmとその近傍の波長を有す
る紫外線をシリコンウェーハの表面に5分間照射した。
なお、この間において、シリコンウェーハは、ハロゲン
ランプヒータ40により加熱されて150℃に維持され
ていた。次いで、シリコンウェーハを搬出し、その表面
をオージェ分析装置を用いて分析した。その結果、ウェ
ーハの表面上において、有機汚染物、重金属汚染物およ
び自然生成されたシリコンの酸化被膜は検出されず、極
めてクリーンな表面状態が得られていることが確認され
た。
実験例による結果からも理解されるように、本発明によ
れば、従来の処理方法における種々の問題を発生させる
ことなく、元素半導体や化合物半導体について、エッチ
ングやクリーニング等の処理を良好に達成することがで
き、しかも、臭素および臭素化合物の中から雰囲気を構
成するガスを選択することにより、選択性の高い半導体
の表面処理を行うことができる。具体的な効果は次のと
おりである。また、光源よりの波長172nmとその近
傍の波長を有する紫外線を、光源とガラス窓との間の窒
素ガスで満たされた空間を介して照射することによっ
て、大気中の酸素による光吸収を避けることができる。
ジウム・アルミニウム・ヒ素(InxGa1-x As/I
ny Al1-y As)ヘテロ接合を用いたHEMT(MO
DFET)やHBT、光デバイスなどを作製する際、本
発明の処理方法を適用すれば、インジウム・ガリウム・
ヒ素(InGaAs)の層を選択的にエッチングするこ
とができる。 (2)本発明の処理方法を適用すれば、エンハンスメン
トモードHEMTのショットキーゲートを作製するとき
に必要なゲートリセスエッチングを行うことができる。 (3)本発明の処理方法を適用すれば、インジウム・ア
ルミニウム・ヒ素(InAlAs)の層に与えるダメー
ジを最小限にとどめ、インジウム・アルミニウム・ヒ素
の層の上に形成されたインジウム・ガリウム・ヒ素(I
nGaAs)の層を選択的に除去することができる。 (4)上記(1)〜(3)の処理において、半導体試料
の表面に付着している有機汚染物や無機汚染物を除去す
ることができ、半導体において清浄な表面が得らる。
説明図である。
す説明図である。
説明図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 臭素および臭素化合物の中から選ばれた
少なくとも一種のガスを含む雰囲気の中に半導体を配置
し、波長172nmとその近傍の波長を有する紫外線を
放射する光源からの紫外線を、当該光源とガラス窓との
間の窒素ガスで満たされた空間および前記ガラス窓を介
して前記半導体に照射し、この半導体の表面をエッチン
グ又はクリーニングすることを特徴とする半導体の処理
方法。 - 【請求項2】 アルミニウム元素を含む化合物半導体
と、アルミニウム元素を含まない化合物半導体とが共存
する基板を、臭素および臭素化合物の中から選ばれた少
なくとも一種のガスと処理用酸素もしくは酸素化合物を
含む雰囲気の中に配置し、波長172nmとその近傍の
波長を有する紫外線を放射する光源からの紫外線を、当
該光源とガラス窓との間の窒素ガスで満たされた空間お
よび前記ガラス窓を介して前記基板に照射し、アルミニ
ウム元素を含まない化合物半導体を選択的にエッチング
又は選択的に除去することを特徴とする半導体の処理方
法。 - 【請求項3】 アルミニウム元素を含まない化合物半導
体が、下記化学式(1)で表されるインジウム・ガリウ
ム・ヒ素半導体であり、アルミニウム元素を含む化合物
半導体が下記化学式(2)で表されるインジウム・アル
ミニウム・ヒ素半導体であることを特徴とする請求項2
に記載の半導体の処理方法。 化学式(1)Inx Ga1-x As 化学式(2)Iny Al1-y As - 【請求項4】 光源が、キセノンガスを発光成分とする
誘電体バリア放電ランプであることを特徴とする請求項
1乃至請求項3の何れかに記載の半導体の処理方法。 - 【請求項5】 塩素、塩素化合物、フッ素、フッ素化合
物、処理用酸素および酸素化合物の中から選ばれた少な
くとも一種のガスが雰囲気に添加されていることを特徴
とする請求項1に記載の半導体の処理方法。
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JP6273122A JP3059647B2 (ja) | 1994-10-13 | 1994-10-13 | 半導体の処理方法 |
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JP6273122A JP3059647B2 (ja) | 1994-10-13 | 1994-10-13 | 半導体の処理方法 |
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JPH08115891A JPH08115891A (ja) | 1996-05-07 |
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JP6273122A Expired - Fee Related JP3059647B2 (ja) | 1994-10-13 | 1994-10-13 | 半導体の処理方法 |
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