JP3059508B2 - 上下部表面を有するウェブを冷却する装置 - Google Patents

上下部表面を有するウェブを冷却する装置

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JP3059508B2
JP3059508B2 JP3049134A JP4913491A JP3059508B2 JP 3059508 B2 JP3059508 B2 JP 3059508B2 JP 3049134 A JP3049134 A JP 3049134A JP 4913491 A JP4913491 A JP 4913491A JP 3059508 B2 JP3059508 B2 JP 3059508B2
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ダニエル・ジエイ・ベシンガー
フイリツプ・イー・ネツトザー
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メグテツク・システムズ・インコーポレイテツド
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    • B41FPRINTING MACHINES OR PRESSES
    • B41F23/00Devices for treating the surfaces of sheets, webs, or other articles in connection with printing
    • B41F23/04Devices for treating the surfaces of sheets, webs, or other articles in connection with printing by heat drying, by cooling, by applying powders
    • B41F23/0476Cooling
    • B41F23/0479Cooling using chill rolls

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Supply, Installation And Extraction Of Printed Sheets Or Plates (AREA)
  • Advancing Webs (AREA)
  • Preliminary Treatment Of Fibers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、長さ方向で一方向に移
動するウェブと、ウェブがその周囲に部分的に巻き付い
係合し、且つ回転してその表面の外周速度すなわち周
速度がウェブの長さ方向の速度と一致するロールあるい
ローラのシリンダ表面との間で実質的に接触すること
を確実にする方法及び手段に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、紙の製造、印刷及びコーティン
グなどの種々の方法に於いて、長さ方向に移動するウェ
ブは、その巻き路(path)のある点で回転するローラの
回りに部分的に巻き付けられてかみ合い、ウェブは熱転
移または他の目的用のローラのシリンダ表面に密接に接
触し得る。このような方法に関係して従来残存していた
問題は、ウェブとローラのシリンダ表面との間の薄層
(film)に空気が侵入してしまい、このことによってこ
れらの間の所望の接触が妨げられてしまうことである。
【0003】比較的に空気の薄い『境界層』は、ウェブ
とローラの移動する表面によって拾い上げられ、この空
気の幾らかはウェブがローラ表面に進入(approach)す
る楔型のスペースにトラップされてしまうことが知られ
ている。ウェブが長さ方向に比較的高い張力下にない限
り、またはウェブが比較的遅い速度で長さ方向に移動し
ない限り、トラップされた空気はローラとその回りに湾
曲するウェブの部分との間に入り、ローラとその回りを
包んでいるウェブの全部分との間で薄層を形成してしま
う。
【0004】もし、ウェブの速度が十分に遅く、且つウ
ェブが十分な長さ方向の張力下にあるならば、上述した
楔型スペース内にトラップされた空気は、ウェブの圧力
によって弾かれて、ローラのシリンダ表面を押す。ロー
ラ表面を押しているウェブによって及ぼされる圧力p
[ポンド/平方インチ(psi)で表し、冷却ロール上に18
0°の巻き付きを想定する。]は、 p=t/r [式中、tはウェブの直線1インチ当たりの張力(ポン
ド/インチ(pli))であり、rはシリンダ半径(イン
チ)である。]によって与えられる。
【0005】このように、紙またはプラスチックのウェ
ブが、通常の張力(2pli(0.357kg/c
m))下にあり、且つ直径12インチ(30.48c
m)のローラの回りを走行している場合、ウェブがロー
ラ表面を押す圧力は1/3psi(0.0234kg/
cm である。ウェブ及びシリンダ速度が非常に遅い
場合は(例えば、100fpm(30.48m/分)
満)、1/3psi(0.0234kg/cm のウ
ェブ圧力は、ローラとその回りを弯曲するウェブ部分と
の間の入口から楔型のスペース内の空気を殆ど完全に
き抜くのに十分に高く、ウェブはローラ表面と適度に接
触できる。無論、ウェブ及びローラ表面の完全な平滑さ
は実際には得難く、空気は幾らかこれらの表面の間に残
り、表面の凹凸によって定義される間隙スペースに入る
が、空気の薄層がある場合には表面の間で実質的に完全
に分離するのとは対照的に、(この場合には)実質的に
表面と表面とで接触するだろう。
【0006】ウェブがその回りを部分的に巻かれている
ローラによって加熱または冷却されるのは明らかであ
り、ウェブとローラとの間に空気の薄層が侵入すると、
実質的に熱転移効率を減少させる。新しく印刷またはコ
ートしたウェブがオーブンの中を通り、次いで冷却ロー
ルにかけられて冷却される場合、ウェブと冷却ロールと
の間に浸入した空気の薄層は、ウェブが冷却ロールから
遠く移動する際にその温度を有する様に意図される温度
にウェブが冷却するのを妨げ、ウェブの次の加工工程で
問題が発生してしまう。
【0007】さらに、空気の薄層は冷却ロール表面で溶
媒を濃縮させ、ウェブがインクを再び柔らかくするのに
十分な量を途切れ途切れに再含浸する、どちらかという
と凝縮物の厚いリボン状の層を形成してしまう。ヒート
セットインクは、製品の品質を保持するために最終製品
中に約10%〜15%の残存溶媒レベルが必要である。一度加
熱されると、これらの溶媒はウェブ温度が約170°F以上
である限り蒸発を続ける。ウェブが持ち上がって離れ始
めると(lift-off)、溶媒は冷却ロール上で集積し始め
る。実際の集積量は被覆力、張力、速度及びドライヤ操
作パラメータに依存する。
【0008】ウェブの実質的な全長がウェブ自体の上に
巻かれて継続的なロールを形成するウェブの巻き取り及
び巻き直し操作では、接近するウェブと既にロールに巻
かれた部分との間にトラップされた空気は、次々と巻か
れた層の間に薄層を形成し、過多な直径を有するロール
となり、緩く巻かれて、傾けられた際に折り重なる様な
使用または次の取り扱いの間に問題を引き起こしてしま
う。
【0009】アイドラロールが移動するウェブによって
駆動される場所では、ウェブとロールとの間の空気の薄
層はロールを駆動するのに必要とされる摩擦力を減少さ
せ、その間でひどく滑ってしまう。
【0010】ウェブと、その回りにウェブが部分的に巻
き付くローラとの間の空気の薄層の成長(developmen
t)は、ウェブによって接触させるべきローラと並列に
圧力ローラを据え付けることによって幾らかは避けられ
得る。これによって、ウェブは実際に押し潰されてロー
ラと接触する。しかしながら、この手段は使用され得な
い場合が多い。というのも、接触されるべきローラから
離れて面するウェブ表面は、固体物によるかみ合いに耐
えられないからである。
【0011】1969年にT.A.Gardnerによって発行された
米国特許第3,452,447号は、ウェブとドラムとの間にト
ラップされた同伴空気(entrained air)により、ドラ
イヤの蒸気シリンダなどのドラムにウェブを強く固定す
ると、『長期に渡り難問を発生させ』、『これによって
熱転移が非常に減少する』ことを指摘している。この特
許は、ウェブがドラムに接触するような線に沿って配置
されている空気の筋を据え付けて、ドラムの反対側から
ウェブに対して空気を吹き付けることを提案している。
特許は、ドラムにウェブを強制的に接触させようとして
ウェブの方へ直接空気を吹き付けても、通常効果がない
ことを認めている。というのも、ウェブをぎゅっと押し
付けた後、単数または複数のエアジェットがリフト効果
を生み出すその表面に沿った流れの中にウェブによって
偏らせられたりまたは方向を変えられたり、『方向転換
されたジェットのリフト効果が十分に大きいので、ジェ
ットによって及ぼされた圧力を無駄にしがちである』か
らである。そのかわりGarderの空気の筋は、ウェブの移
動方向に少し離れて配置され、そこからエアジェットが
互いに近付くような表面に対して実質的に反対の斜めの
角度でウェブの方に流れ出る一対の出口を有する。収束
するエアジェットは、そこからエアジェットが発せられ
る出口間の領域に空気の筋とウェブとの間の圧力ゾーン
を生成すると言われる。特許は、『比較的大きな圧力ゾ
ーン領域に及ぼされた圧力は、方向転換されたジェット
のリフト効果よりも非常に大きいので後者(方向転換さ
れたジェット)は意味がなくなってしまう』と述べてい
る。
【0012】特許から明白に予想されたように、ウェブ
の張力がやや高く、且つ適度なウェブ速度である場合に
は、Gardnerによって開示された手段は価値があ
るであろうが、比較的高いウェブ速度及び小さいかまた
は緩和な張力の場合に効果的であるかは疑問である。総
ての場合に於いて、その手段には効果的であるべき実質
的に速い空気流量が必要であり、従ってその通常の操作
でもかなりの量のエネルギーが消費するだろう。
【0013】本発明の本出願人名義の米国特許第4,369,
584号は、高速エアジェットを使用して、移動するウェ
ブを冷却ロールなどの回転するロールと接触させること
を開示している。このような試みは成功であったが、ジ
ェットは高圧の空気を生み出すためにかなりの量のエネ
ルギーを強要する。
【0014】本発明の本出願人名義の米国特許第4、4
62、169号は、干渉嵌合の使用に依存する冷却ニッ
プについて開示している。この様な2つの協同するロー
ルは、ウェブの厚みよりも約0.001インチ(0.0
254mm)小さく保持された調節可能なニップの隙間
を形成する。しかしながら、得られた物理的なウェブの
圧縮は、印刷された表面ばかりか、ウェブそのものも傷
めてしまう。
【0015】
【課題を解決するための手段】従来技術の問題は、移動
するウェブの上に下向きに十分な力を加え、冷却ロール
などの回転ローラとしっかり接触するように保つための
方法及び手段を提供する本発明によって解決された。特
定的には、冷却ロールなどのもう1つのローラは積み重
ねられているか、または移動するウェブが部分的に巻き
付きかみ合うのが好ましいそのローラから少しずらされ
ている。2つのローラは、ウェブがその中を通過するニ
ップを形成する。もう1つのローラは、1列になってい
て、どんな空気の空隙でも強制的に除去されるようなそ
のローラと狭い隙間を隔てて近接している。
【0016】従って、本発明の目的は、移動するウェブ
を強制的に回転するローラと接触させるためのエネルギ
ー的に効率的な手段を提供することである。
【0017】本発明のもう1つの目的は、移動するウェ
ブとローラのシリンダ表面との間に進入しがちな空気の
薄層を軽減する手段を提供することである。
【0018】本発明のさらにもう1つの目的は、ローラ
表面の溶媒濃縮を軽減することである。
【0019】本発明のこれら及び他の目的は、以下に記
載された詳細説明及び添付図面によってさらに明らかに
なるだろう。
【0020】
【実施例】図1に於いては、その中から外へウェブ12
がウェブスロット14を通って駆動されるドライヤアセ
ンブリ10の部分が示されている。従来の装置では、新
しくコートまたは刷り込まれたウェブ12は加熱された
状態でドライヤ10から出てくる。ウェブ12は、冷却
ロールとして当業界では公知の冷却シリンダ15の表面
上を通過することによって冷却される。冷却ロール15
は、ドライヤ10から出てくる熱いウェブ12から熱を
水などの冷却ロール媒体に転移させ、これによってウェ
ブ12を冷却し、且つウェブ12に塗布されたインクま
たはコーティングを固化するように作用する。ウェブは
ドライヤ10から冷却ロール15の方へ1000〜30
00fpm(304.8〜914.4m/分)の範囲の
速度で長さ方向に移動する。冷却ロール15は、その表
面の外周速度が実質的にウェブの速度と適合するような
好適な外周速度で回転する。
【0021】前述したように、ウェブと冷却ロールとの
上の空気の境界層の共通部分は、ウェブと冷却ロール表
面との間でエアウエッジを形成しがちで、これはその表
面からウェブを強制的に離して『ウェブの持ち上がり離
れ(web lift-off)』をさせてしまう。ウェブ離れに関
連した問題としては、非効率的な熱転移、駆動摩擦の損
失、及びきつ過ぎずまたは緩過ぎないようにフィルムま
たは紙のロールを巻きとりが困難などのことを含む。さ
らに、溶媒が濃縮し始め、冷却ロールの上で集積する。
集積量はインクの被覆力、張力、速度及びドライヤ操作
パラメータに依存する。集積がかなりひどいと、移動す
るウェブは1ユニット面積当たり集積した濃縮物を十分
に多く吸収するので、インクを再び柔らかくして、ウェ
ブを汚したり、目詰まりさせたりしてしまう。
【0022】本発明に従って、ウェブ12を冷却ロール15
に十分に近接させて、濃縮物形成を防ぐような対向力
(opposed force)を発生する手段を提供する。
【0023】対向力は好ましくは、設置されている冷却
ロールニップ20によって冷却ロール15と協働してニップ
を発生させる。カレンダー効果を防ぐためにこのニップ
はウェブ12の厚みよりもやや大きい。ウェブ12及びニッ
プロール20は、対向するエアウエッジ(air wedge)の
力を発生し、この力はロール20からのウェブ隙間とロー
ル15からのウェブ隙間を等しくさせる。ロール20の重量
及び位置、ウェブ張力及びウェブ重量に関連するもう一
つの力は、冷却ロール15からウェブまでの隙間を有害な
溶媒濃縮物が形成するのに必要な分よりも小さくしてい
る。ロール20の直径は、ロールが十分に冷却されていて
ロール表面温度をインクのべとつき温度(pick-off poi
nt)以下に保持し、且つ下方向へ十分な力を供給した支
持装置の重量に加えてロール重量が前の持ち上がって離
れる力に打ち勝つ限り重要ではない。しかしながらロー
ル20の直径がより大きいと、下方への大きなエアウエッ
ジ力が発生するという利点は、当業者には明白であろ
う。
【0024】冷却ニップロール20は、調整装置によって
垂直に保持され且つストッパで配置された、冷却され
て、回転している冷却ロールである。装置は、ウェブ12
の正常の厚みに加えて冷却ロールとニップロールとの半
径のブレの合計にほぼ等しい隙間を作動するデザインで
あるべきである。理想的にはロールは半径でのブレが0
であるように設計されねばならない。半径のブレは、回
転表面から参照表面の回転軸に対し垂直方向に於ける、
全体の変動として定義される。半径のブレは偏心及び丸
さの不完全さを含み、且つ通常は偏心の約2倍である。
ロール20は実質的にウェブの速度と等しいか、またはよ
り速い速度で回転されてウェブ方向と適合する。冷却ニ
ップロール20と冷却ロール15との間の隙間は、制限(li
miting)調整装置によって調整されウェブ12の位置を好
適に下へと変える。冷却ロールの半径方向でのずれと、
ウェブの厚みの変化とに応じて、このようにウェブを少
し圧縮させる。冷却ロール15に対して起きる溶媒濃縮物
は接触面積の量の影響を受けないので、冷却ロール20に
対して溶媒濃縮物は問題とならない。
【0025】本発明の一態様に於いて、冷却ニップロー
ル20の中心は、図1に示されているように冷却ロール15
の中心の直上に配置されている。しかしながら、当業者
には冷却ニップロール20の中心は冷却ロール15の中心の
一直線上に配置される必要はないことが認められる。有
効要因(operative fastor)とは、十分な対向力を生
成し、ウェブの持ち上がり離れ及び生じた溶媒濃縮物の
集積を軽減することである。冷却ニップロール20は正接
点以外の点に配置され得、こうして冷却ロール15からず
れて、一方向にやや『S』字型の巻き付きを発生する。
このように冷却ニップロール20は、冷却ロール15の回り
を通るウェブの巻き路に沿って冷却ロール15の上流側の
点に配置され得、且つウェブ12が通らなければならない
もう一つの湾曲部が発生するよう低位置にされる。この
配置はウェブの惰性と見掛けの遠心力とを利用して、ウ
ェブをロール15中に駆動し且つ空気の隙間を除去するの
を助長する。
【0026】好ましい態様に於いては、ウェブがドライ
ヤから出る時にウェブが出会う第1の冷却ロールで、ニ
ップは形成されている。通常、第1の冷却ロールより後
のウェブの温度が十分に低いので、溶媒蒸発速度は後続
する次の冷却ロール上での有害溶媒濃縮の観点からみて
も十分に小さい。しかしながら、有害な溶媒濃縮は次の
冷却ロール上で発生するだろうから、ニップも同様にそ
こでも形成され得るだろう。
【0027】図3は、冷却ニップロール20の支持装置の
1例を示している。冷却ニップロール20は、1つの平坦
な板31の上部に支持された垂直板30に据え付けられた1
列のボールベアリングによって各端に据え付けられてい
る。平板31は、装置のもう1つの端に1本の軸33周りで
回動する2つの水平部材32と交差して置かれる。水平移
動量は4つの調整合わせくぎによって調節される。冷却
ニップ装置は、与圧エアバッグ35を使用して上げられた
り、下げられたりする。装置を上げたり下げたりするの
に好適な他の手段としては、空気圧シリンダがある。10
0対1の回転比を有する調和の取れた駆動装置と結合し
ている市販で入手可能な軸相からなる、2つの調節装置
36がある。これは、千分の1インチのオーダーで非常に
細かく調節できる。冷却ニップロールは、一端37から入
り水圧ユニオンを通ってもう一端から出る水によって冷
却される。いかなる理由であっても上昇後には、ニップ
ロール20を下げさせない場所に自動的にスライドする一
般には40に示されるような安全装置がある。装置40は水
平板32の下をスライドするばね負荷のバーからなり、緊
急停止、制動(速度の10%未満)または通常の停止の場
合に装置の下方への動きを物理的に妨げる。装置40の一
端には、オペレータが安全バーを押してニップロールを
下の位置に下げてさらに安全となったことを認識するリ
ミットスイッチがある。緊急停止すると冷却ニップ20は
自動的に上昇し、圧力は速度の10%未満になるか、また
はオペレーターはマニュアル停止ボタンを押す。またウ
ェブの接合部が系を通ってくる場合には、ニップロール
を制御して上昇させる。冷却ニップロール20は駆動装置
50によってモーター/ベルトで駆動される。駆動装置の
パッケージは、第1の冷却ロール速度と適合するように
作成されるか、または必要により幾らか速い速度以下の
ニップロール20を配備し得る。装置全体はこの冷却スタ
ンドの75の位置に据え付けられている2つの側板70の中
で上がったり、下がったりする。ブレーキ60も安全性の
理由から装置内に組み込まれるべきである。
【0028】無論、当業者は、冷却ロールニップをプー
リーやベルトまたは歯車を経て通る冷却スタンドまたは
プレスの一直線上から離して駆動するなど、冷却ロール
ニップとのかみ合いに対する他の試みも評価し得る。
【0029】本発明を最も良く利用するために、冷却ニ
ップロールが第1の冷却ロールに対し上死点(top-dead
-center)の位置にあると想定すると、プレスオペレー
ターはまず機械的調整装置を予備調整し、ロールとロー
ルとの隙間をセットする。これらの調整はウェブの重量
を基準とする。上昇位置にある間においてオペレーター
は、プレスと速度を適合させようとして、直接駆動クラ
ッチの係合またはモーターの始動を介して冷却ニップロ
ールを誘導する。任意の安全装置が解放後は、ニップロ
ールは次いで、機械の調整装置に対する最終調節手段が
運転成果が促進される位置にまで下げられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の装置の側面の概略図である。
【図2】図2は、本発明に従って形成されたニップを示
す図1に於ける詳細部分Aの拡大図である。
【図3】図3は、本発明の冷却ニップロール装置の概略
図である。
【符号の説明】
10 ドライヤアセンブリ 12 ウェブ 14 ウェブスロット 15 冷却シリンダ 20 冷却ニップロール 30 垂直板 31 平面板 32 水平部材 33 軸 35 エアバッグ 36 調整装置 37 端 40 安全装置 50 駆動装置 60 ブレーキ 70 板 75 冷却スタンド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フイリツプ・イー・ネツトザー アメリカ合衆国、ウイスコンシン・ 59415、アツプルトン、ハービスト・ド ライブ・316 (56)参考文献 特開 昭57−184050(JP,A) 実開 昭63−84343(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41F 23/04 B65H 20/00 B65H 23/00

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部表面及び下部表面を有するウェブを
    冷却する装置であって、 前記装置は、ウェブの下部表面が部分的に巻き付いて係
    合しながら移動する第1の回転シリンダ表面を有する第
    1の冷却ロールを備えており、 前記移動するウェブの下部表面及び第1の冷却ロールの
    表面は、ウェブが前記第1の回転シリンダ表面に近づく
    場所に第1のエアウエッジを一緒に形成する空気の薄い
    境界層を夫々担持しており、 前記装置は更に、第1のエアウエッジに対向する第2の
    エアウエッジを発生する手段を備えており、該手段が、
    第2の回転シリンダ表面を有する第2の冷却ロールから
    なり、該第2の冷却ロールは、前記移動するウェブが通
    過すると共に該ウェブの厚みよりも大きなニップを、第
    1の冷却ロールと共に形成しており、 ウェブの上部表面及び第2の冷却ロールの表面は、ウェ
    ブが前記第2の回転シリンダ表面に近づく場所に第2の
    エアウエッジを一緒に形成する空気の薄い境界層を夫々
    担持している前記装置。
  2. 【請求項2】 前記第1及び第2の冷却ロールが、ウェ
    ブの速度とほぼ一致する周速度で回転する請求項1に記
    載の装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の冷却ロールが、ウェブの速度
    と一致する周速度で回転し、前記第2の冷却ロールが、
    ウェブの速度よりも大きな周速度で回転する請求項1に
    記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の冷却ロールが前記第1の冷却
    ロールのほぼ真上に積み重ねられる請求項1に記載の装
    置。
  5. 【請求項5】 前記第2の冷却ロールが前記第1の冷却
    ロールの真上からずれて位置する請求項1に記載の装
    置。
  6. 【請求項6】 溶媒でコーティングされたウェブが、規
    定された通路に沿った一方向における長さ方向運動に制
    限されており、前記通路は、ウェブがほぼ真っ直ぐに延
    びる1つの部分と、該1つの部分の末端から始まり、周
    速度がウェブの長さ方向運動の速度と一致するように回
    転する第1のローラのシリンダ表面に部分的に巻き付い
    て係合しながら湾曲するもう1つの部分とを有する装置
    であって、 第1のローラとウェブとの間における空気薄層の浸入を
    ほぼ防止する手段を備えており、 前記手段が、ウェブが通り抜けて移動するニップを第1
    のローラと協働して形成するように位置決めされる第2
    のローラからなり、 前記ニップが、ウェブの厚みよりも大きな寸法を有して
    おり、 前記第2のローラは、ウェブの重量及びウェブの張力と
    協働して、前記第1のローラのシリンダ表面上における
    溶媒濃縮物の集積を防止するのに十分な力を発生する前
    記装置。
  7. 【請求項7】 前記第2のローラが前記第1のローラの
    ほぼ真上に積み重ねられる請求項6に記載の装置。
  8. 【請求項8】 前記第2のローラが前記第1のローラの
    真上からずれて位置する請求項6に記載の装置。
  9. 【請求項9】 ウェブが部分的に巻き付いて係合しなが
    ら移動するように該ウェブを方向付ける第1の冷却ロー
    ルの表面に、ウェブをコーティングする濃縮物が集積す
    るのをほぼ除去する方法であって、 ウェブが第1の冷却ロールに近づくにつれて生じる力に
    対抗する力をウェブの重量及び張力と協働して発生さ
    せ、これによりウェブを第1の冷却ロールの表面の方へ
    移動させる段階を備える前記方法。
  10. 【請求項10】 前記力は、ウェブが通り抜けるニップ
    を形成するように第1の冷却ロールに対して第2の冷却
    ロールを位置決めすることにより生じる請求項9に記載
    の方法。
  11. 【請求項11】 前記第2の冷却ロールが前記第1の冷
    却ロールのほぼ真上に積み重ねられる請求項10に記載
    の方法。
  12. 【請求項12】 前記第2の冷却ロールが前記第1の冷
    却ロールの真上からずれて位置する請求項10に記載の
    方法。
  13. 【請求項13】 前記力が第2の冷却ロールにより生
    じ、該力は、第1の冷却ロールに対する第2の冷却ロー
    ルの位置、第2の冷却ロールの重量、並びにウェブの重
    量及び張力に関係している請求項10に記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記第2のローラによって生じる力
    が、第1のローラに対する第2のローラの位置、第2の
    ローラの重量、並びにウェブの重量及び張力に関係して
    いる請求項6に記載の装置。
JP3049134A 1990-02-21 1991-02-21 上下部表面を有するウェブを冷却する装置 Expired - Lifetime JP3059508B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US482,465 1990-02-21
US07/482,465 US5111595A (en) 1990-02-21 1990-02-21 Chill roll nip

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04216053A JPH04216053A (ja) 1992-08-06
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