JP3059313U - プラスチック袋取出し用収納箱 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 市販の各種プラスチック袋を選別使用しやす
く、しかも置き場所をなるべくとらないようにする。 【解決手段】 プラスチック袋取出し用収納箱として、
箱状体内に連接する各仕切り枠にそれぞれ所定枚数のプ
ラスチック袋を収納する挿入口とプラスチック袋の取出
し口を有している。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は包装の有無にかかわらず所定枚数のプラスチック袋の複数を一カ所に 収納するプラスチック袋取出し用収納箱に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、プラスチック袋は家庭用に各種用途のものが所定枚数ごと紙箱やプラス チック袋で包装され販売されており、包装体は一般に使用のための取出し口を有 している。したがって、各種用途に応じたものをそれぞれ選別して使用するので 煩雑をまねくことが多い。また、これら包装されたプラスチック袋は平面的に適 宜積重ねて保存されることが多いので、置き場所をとることもある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は各種プラスチック袋を選別使用しやすく、しかも置き場所をなるべく とらないようにしたプラスチック袋取出し用収納箱を提供せんとするものである 。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

ここにおいて本考案者は、かかるプラスチック袋取出し用収納箱として、箱状 体内に連接する各仕切り枠にそれぞれ所定枚数のプラスチック袋を収納する挿入 口とプラスチック袋の取出し口を有しているものを見出すにいたった。

【０００５】

【考案の実施の形態】

本考案によるプラスチック袋取出し用収納箱に入れて使用するプラスチック袋 は、ポリエチレン製などによる用途に応じた各種市販のものが対象になる。その 大きさは各種あり、マチ付きのものもみうけられ、厚さは０．０１ｍｍ程度のも のが多い。これらのプラスチック袋は機械的強度がかなりあり、野菜、果物、菓 子類などの保存や生ゴミの後始末などに使用されることが多い。水切り用に小孔 を多数設けてあるものもあり、キッチンシンクの三角コ−ナ−に使用したり、通 風の必要なものの保存や洗った食品の水切りなどに使用される。

【０００６】 これらのプラスチック袋は使用に便利なように厚紙やプラスチック袋で適宜包 装されており、プラスチック袋が１枚ごと取出しやすいように、取出し口を得る ための切取り線が設けられている。

【０００７】 市販のプラスチック袋の包装体として厚紙製のものは一般に底の比較的浅い直 方体状の箱型のものが多く、ほぼ同形のプラスチック袋を使用したものもある。 前者の場合はそのままプラスチック袋取出し用収納箱の各仕切り枠に挿入して使 用できるが、後者の場合は包装用のプラスチック袋の取出し口付近（通常中央部 ）が常時プラスチック袋取出し用収納箱のプラスチック袋の取出し口に接するよ うにしておく必要があるので、包装用のプラスチック袋の背後に形状がくの字状 の金属やプラスチックの薄板を当て全体を三つ折り程度にして押圧し全体の形状 を維持するようにしておくとよい。本考案では包装なしの場合であっても、所定 枚数のプラスチック袋を後者の場合に準じて使用することができる。

【０００８】 本考案によるプラスチック袋取出し用収納箱はその構成にあたり、ダンボ−ル 紙やベニヤ板、アルミニウム、ステンレス等の金属板、あるいはプラスチック板 を使用することができる。プラスチック板の場合は全体を一体成形して得ること ができる。

【０００９】 プラスチック袋取出し用収納箱はタテて使用したほうが場所をとらないので、 これを原則とする。プラスチック袋取出し用収納箱には箱状体内に連接して各仕 切り枠が設けられてあり、各仕切り枠の大きさをある程度は市販の厚紙製による 包装体の形状に合わせたものにしておく。したがって、代表的な市販品の形状に 合わせたものを何種類か作成しておくと好都合である。各仕切り枠には所定枚数 のプラスチック袋を収納する挿入口がたとえば上方に開口して設けられており、 また使用時における一枚ごとのプラスチック袋の取出し口が前面にくり抜かれて いる。各仕切り枠の連接方向はヨコ方向あるいはタテ方向等をとることができ、 使用場所に合わせて適宜選択すればよい。

【００１０】 各仕切り枠の連接方向をタテ方向にとる場合は、挿入口の設けかたの１例とし て、上方に１個設けておき、仕切り板をヨコ方向から差込み仕切り枠を設けるこ とができる。仕切り板を差し込む前はその箇所を挿入口とみなすことができる。 なお、仕切り板の挿入を省略して、厚紙製による包装体のみを重ねて収納するこ とができる場合もある。

【００１１】 プラスチック袋取出し用収納箱の取付け方法としては、プラスチック袋取出し 用収納箱の頂部付近に小孔を設け金具に掛けるようにしてもよく、あるいは背面 に両面粘着テ−プを当て壁面に固定するか、背面に帯状磁石板を張付けて冷蔵庫 側面に接合するなどしてもよい。

【００１２】

【実施例】

以下、実施例により本考案をさらに具体的に説明する。 （その１） 図１にプラスチック袋取出し用収納箱の１例を示す。このものは３個の仕切り 枠をヨコ方向にの連接させたものであり、全体が厚さ３．６ｍｍのベニヤ板で構 成されている。全体がタテ２０ｃｍ、ヨコ３０．５ｃｍ、奥行き５ｃｍで上方の 突出部を５ｃｍとしてある。頂部付近に小孔を２個設け金具に掛けるか、背面に 帯状磁石板を３列張付けて冷蔵庫側面に接合し得るようにしてある。

【００１３】 箱状体１内に各仕切り板２を介して仕切り枠を設け、仕切り枠には底板を当て てある。プラスチック袋の包装体挿入口３を上方にとり、１枚ごとのプラスチッ ク袋の取出し口４を前面にくり抜いてある。プラスチック袋はポリエチレン製で 外形寸法３２０×３００ｍｍ、厚さ０．０１ｍｍのもの３０枚入りが厚紙製包装 体として底面が９×１８ｃｍ、深さが３．５ｃｍの大きさのものに包装されてお り、通常のものと孔あきの水切り用のものを各１個のほか、プラスチック袋とし てポリエチレン製で外形寸法２７０×１８０ｍｍ、厚さ０．０２ｍｍのもの１０ ０枚入りをプラスチック袋で包装したもの（折り重ねてくの字形状のプラスチッ ク板を芯にしている）をそれぞれ箱状体１の仕切り枠に収納しプラスチック袋取 出し用収納箱とする。

【００１４】 （その２） 図２にプラスチック袋取出し用収納箱の他の１例を示す。このものは２個の仕 切り枠をタテ方向にの連接させたものであり、全体が厚さ６ｍｍのベニヤ板で構 成されている。全体がタテ３８ｃｍ、ヨコ１１ｃｍ、奥行き４．５ｃｍで上方の 突出部を３．５ｃｍとしてある。頂部付近に小孔を１個設け金具に掛けるか、背 面に帯状磁石板を２列張付けて冷蔵庫側面に接合し得るようにしてある。

【００１５】 箱状体１内に仕切り板２を介して仕切り枠を設け、下段の仕切り枠には底板を 当ててある。プラスチック袋の包装体挿入口３を上方にとり、１枚ごとのプラス チック袋の取出し口４を前面にくり抜いてある。プラスチック袋はポリエチレン 製で外形寸法３２０×３００ｍｍ、厚さ０．０１ｍｍのもの３０枚入りが厚紙製 包装体として底面が９×１８ｃｍ、深さが３．５ｃｍの大きさのものに包装され ており、通常のものと孔あきの水切り用のものを組合わせて箱状体１の仕切り枠 に収納しプラスチック袋取出し用収納箱とする。

【００１６】

【考案の効果】

本考案のプラスチック袋取出し用収納箱は一カ所にまとめて用途に応じた各種 プラスチック袋を収納できるので、使用にあたり選別しやすく、壁面や冷蔵庫の 側面に設置できるので、置き場所をとらない利点もある。

【提出日】平成１０年１２月２１日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】０００７

【補正方法】変更

【補正内容】

【０００７】 市販のプラスチック袋の包装体として厚紙製のものは一般に底の比較的浅い直 方体状の箱型のものが多く、プラスチック袋とほぼ同形のプラスチック袋を使用 したものもある。前者の場合はそのままプラスチック袋取出し用収納箱の各仕切 り枠に挿入して使用できるが、後者の場合は包装用のプラスチック袋の取出し口 付近（通常中央部）が常時プラスチック袋取出し用収納箱のプラスチック袋の取 出し口に接するようにしておく必要があるので、包装用のプラスチック袋の背後 に形状がくの字状の金属やプラスチックの薄板を当て全体を三つ折り程度にして 押圧し全体の形状を維持するようにしておくとよい。本考案では包装なしの場合 であっても、所定枚数のプラスチック袋を後者の場合に準じて使用することがで きる。

【手続補正２】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】０００９

【補正方法】変更

【補正内容】

【０００９】 プラスチック袋取出し用収納箱は立てた方向で使用したほうが場所をとらない ので、これを原則とする。プラスチック袋取出し用収納箱には箱状体内に連接し て各仕切り枠が設けられてあり、各仕切り枠の大きさをある程度は市販の厚紙製 による包装体の形状に合わせたものにしておく。したがって、代表的な市販品の 形状に合わせたものを何種類か作成しておくと好都合である。各仕切り枠には所 定枚数のプラスチック袋を収納する挿入口がたとえば上方に開口して設けられて おり、また使用時における一枚ごとのプラスチック袋の取出し口が前面にくり抜 かれている。各仕切り枠の連接方向はヨコ方向あるいはタテ方向等をとることが でき、使用場所に合わせて適宜選択すればよい。

【手続補正３】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】００１４

【補正方法】変更

【補正内容】

【００１４】 （その２） 図２にプラスチック袋取出し用収納箱の他の１例を示す。このものは２個の仕 切り枠をタテ方向に連接させたものであり、全体が厚さ６ｍｍのベニヤ板で構成 されている。全体がタテ３８ｃｍ、ヨコ１１ｃｍ、奥行き４．５ｃｍで上方の突 出部を３．５ｃｍとしてある。頂部付近に小孔を１個設け金具に掛けるか、背面 に帯状磁石板を２列張付けて冷蔵庫側面に接合し得るようにしてある。

【手続補正４】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】００１５

【補正方法】変更

【補正内容】

【００１５】 箱状体１内に差込む仕切り板２を介して仕切り枠を設け、下段の仕切り枠には 底板を当ててある。プラスチック袋の包装体挿入口３を上方にとり、１枚ごとの プラスチック袋の取出し口４を前面にくり抜いてある。プラスチック袋はポリエ チレン製で外形寸法３２０×３００ｍｍ、厚さ０．０１ｍｍのもの３０枚入りが 厚紙製包装体として底面が９×１８ｃｍ、深さが３．５ｃｍの大きさのものに包 装されており、通常のものと孔あきの水切り用のものを組合わせて箱状体１の仕 切り枠に収納しプラスチック袋取出し用収納箱とする。

【図面の簡単な説明】

【図１】 プラスチック袋取出し用収納箱の１例を示す
斜視図である。

【図２】 プラスチック袋取出し用収納箱の他の１例を
示す斜視図である。

【符号の説明】

１ 箱状体 ２ 仕切り板 ３ プラスチック袋の包装体挿入口 ４ プラスチック袋の取出し口

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 箱状体内に連接する各仕切り枠にそれぞ
   れ所定枚数のプラスチック袋を収納する挿入口とプラス
   チック袋の取出し口を有しているプラスチック袋取出し
   用収納箱。