JP3059115U - 携帯用連続メモ用紙 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 各葉を必要に応じて簡単に切り離して伝言用
の用紙等として使用することができると共に、ほとんど
使用されることのなかった裏面を広告および／または装
飾用の空間として利用できる携帯に便利な連続メモ用紙
を提供する。 【解決手段】 各葉は横ミシン目を介して連続してお
り、必要葉数だけ連続させて多量のメモ内容を記入でき
る。広告および／または装飾用の表示部は、ジクザグ状
に折り畳まれたとき、連続メモ用紙の一方の面側にのみ
現れ、少なくとも連続メモ用紙の他方の面側は常にメモ
用の空間として使用できる。伝言等のために切り離した
いとき、横ミシン目に沿って破ることにより単位頁単位
で簡単かつ確実に切り離すことができる。このとき、表
示部を有する面を表にして置くことにより、装飾性を持
った用紙となり、他の書類等に混じって気付かなくなっ
てしまうのを回避することができる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案はメモ用紙に関し、特に、伝言用の用紙等として切り離して使用するこ ともできる携帯用連続メモ用紙に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

メモ用紙は、通常、その場その場で必要な事項を書き出すことを目的としてい るため、一般的に、片面のみが使用され、その裏面が用いられることはほとんど なかった。また、複数枚の単票を装丁されていない形式のメモ用紙では不用意に 単票が分かれてしまい扱い難く、一方、ノート形式のメモ用紙では各葉を切り離 すのが極めて困難であった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、簡単に一冊のメモ帳としてまとめることができ、かつ、各葉を必要 に応じて簡単に切り離して伝言用の用紙等として使用することができると共に、 ほとんど使用されることのなかった裏面を広告および／または装飾用の空間とし て利用できる携帯用連続メモ用紙を提供しようとするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案による携帯用連続メモ用紙は、所定の幅を有する連続用紙を所定の間隔 で設けられた横ミシン目に沿ってジクザグ状に折り畳むことにより作成され、そ して、少なくとも連続用紙の一方の面の相互に隣接する横ミシン目間に画定され る単位頁に、広告および／または装飾用の表示部が１単位頁置きに印刷されてい る。

【０００５】 本考案による携帯用連続メモ用紙はまた、さらに連続用紙の対向面に広告およ び／または装飾用の表示部を１単位頁置きに印刷することもできる。この表示部 を印刷される単位頁は、その対向面側の表示部を有する単位頁間に位置する単位 頁に対応するように位置付けられている。

【０００６】 さらに、本考案による携帯用連続メモ用紙は、表示部を有する単位頁に、メモ の内容を端的に表示したり注意を喚起したりするように簡単な言葉を記入するた めの書込み用空間を設けることもできる。

【０００７】 １単位頁置きに印刷された広告および／または装飾用の表示部は、ジクザグ状 に折り畳まれたとき、携帯用連続メモ用紙の一方の面側にのみ現れ、少なくとも 携帯用連続メモ用紙の他方の面側は常にメモ用の空間として使用することができ る。伝言等のために切り離したいとき、横ミシン目に沿って破ることにより単位 頁単位で簡単かつ確実に切り離すことができる。このとき、表示部を有する面を 表にして置くことにより、装飾性を持った用紙となり、他の書類等に混じって気 付かなくなってしまうのを回避することができる。また、表示部と共に設けられ た書込み用空間に適切な短い言葉を書き込むことにより、メモした内容の把握や 注意喚起等を容易に行わせることができる。加えて、各葉が横ミシン目を介して 連続しているため、メモすべき一つの内容が１頁に書き切れないような場合で あっても前後の関係を乱すことなく記入することができ、外出時であっても簡便 に使用することができる。

【０００８】

【考案の実施の形態】

【実施例１】 本考案の実施例による携帯用連続メモ用紙は、図１に示すように、所定の幅を 有する連続用紙１により作成される。連続用紙１は所定の間隔で設けられた横ミ シン目２に沿って、図２に示すように、ジクザグ状に折り畳まれる。相互に隣接 する横ミシン目２，２間の連続用紙の各部分は携帯用連続メモ用紙としての１葉 をそれぞれ構成し、そして、この各葉の各面がそれぞれ１つの単位頁を形成する 。

【０００９】 連続用紙１の一方の面には、広告および／または装飾用の表示部３を有する単 位頁４ａが１単位頁置きに配設されている。表示部３を有していない単位頁４ｂ は白紙のままであっても、適当な罫線等を印刷されていてもよい。表示部３には 風景写真やイラストや種々の広告等が印刷されている。この表示部３に印刷され るものは単一のものでもよいが、順次に異なったものを用いることが好ましく、 それにより変化のある携帯用連続メモ用紙を作成することができる。

【００１０】 上述の如く形成される本考案の携帯用連続メモ用紙は、連続用紙１に表示部３ を印刷し、横ミシン目２に沿って連続用紙１をジグザグ状に折り畳むことにより 一冊のメモ帳として作成できるため、その製造コストを低減することができる。

【００１１】 また、表示部３を有する単位頁４ａが１単位頁置きに配設されていることによ り、ジクザグ状に折り畳んで積み重ねた状態では、表示部３を有する単位頁４ａ は携帯用連続メモ用紙の一方の面側にのみ現れ、携帯用連続メモ用紙は積み重ね た状態で表示部のない単位頁４ｂが他方の面側に現れることにより、少なくとも 前記他方の面側に位置する単位頁４ｂを常にメモ用空間として使用することがで きる。このことは、表示部のない単位頁４ｂを上にして携帯用連続メモ用紙を置 いておけば、メモ済の葉を展張または切り離すだけで、メモを続けることができ ることを意味している。

【００１２】 伝言等のために単葉に切り離す必要がある場合、横ミシン目２に沿って簡単か つ確実に切り離すことができると共に、表示部３を有する単位頁４ａを表にして 置くことにより、装飾性を持った用紙となり、他の書類等に混じって気付かなく なってしまうのを回避することができるものである。また、本考案のメモ用紙は 各葉が横ミシン目２を介して連続しているため、外出時、小さな寸法形状で持ち 運ぶことができる一方、大判のメモ用紙として使用できる利点を有している。例 えば、道順等のように前後の関係を明確にすべき内容を記入するような場合、必 要葉数だけ連続して記入することができ、前後の関係を明確に把握することがで きる。

【００１３】

【実施例２】 図３は、本考案の別の実施例による携帯用連続メモ用紙を示す図で、広告およ び／または装飾用の表示部３が前記実施例では連続用紙１の一方の面のみに設け られているのに対し、連続用紙１の他方の面にも設けられている点で異なってい ることを除き、前記実施例と同様に構成される。

【００１４】 連続用紙１の前記他方の面の表示部３を有する単位頁５ａと表示部のない単位 頁５ｂとは、前記一方の面における単位頁４ａと単位頁４ｂの場合の関係と同様 に、単位頁５ａと単位頁５ｂが交互に位置するように設けられるが、単位頁５ａ および５ｂが単位頁４ｂおよび４ａにそれぞれ対応した位置に配置される。すな わち、表示部を有する単位頁５ａが表示部のない単位頁４ｂの裏面に位置し、表 示部のない単位頁５ｂが表示部を有する単位頁４ａの裏面に位置するように配置 されている。

【００１５】 これにより、本実施例の携帯用連続メモ用紙は、ジクザグ状に折り畳んで積み 重ねた状態では、常に、メモ用の空間を備えた単位頁４ｂおよび５ｂが携帯用連 続メモ用紙の一方の面側に位置し、その対向面側に広告および／または装飾用の 表示部３を有する単位頁４ａまたは５ａが位置することになる。そのため、表示 部のない単位頁４ｂまたは５ｂを上にして携帯用連続メモ用紙を置いておけば、 メモ済の葉を展張または切り離すだけで、メモを続けることができる。また、伝 言等のために単葉に切り離したとき、すべての各葉は広告および／または装飾用 の表示部３を有しており、前述した装飾効果、注意喚起効果を確実に達成させる ことができる。

【００１６】 ここにおいて、上述した各実施例における表示部３は、単位頁４ａおよび単位 頁５ａの全体を使用するように図示されて説明したが、図４に示すように、簡単 な言葉を記入するための書込み用空間６を設けることもできる。書込み用空間６ は必ずしも表示部３と明確に分離した形体で設ける必要はなく、表示部３に組み 込まれた形体、例えば、表示部３に表示される風景写真やイラストや種々の広告 等に、書込み用空間６として使用できる空白部分または高明度の部分を設けるこ とで対応することもできる。

【００１７】 書込み用空間６にはメモの内容を端的に表す言葉や伝言相手等の注意を喚起す る言葉が随意に記入される。これにより、前述した装飾効果、注意喚起効果に加 え、メモした内容の把握や具体的な注意喚起をより確実に行わせることができ る。

【００１８】 上述した各実施例において、連続用紙１の各葉はその長手方向へ相互に連続す るように図示して説明されているが、短手方向へ相互に連続するように作成する こともできることは容易に理解されよう。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例による携帯用連続メモ用紙の展
張状態を示す平面図である。

【図２】図１に示す携帯用連続メモ用紙のジグザグ状に
折り畳んだ状態を示す図である。

【図３】本考案の別の実施例による携帯用連続メモ用紙
を示す図１と同様な図である。

【図４】本考案の実施例における表示部を有する単位頁
の変形例を示す図である。

【符号の説明】

１ 連続用紙 ２ 横ミシン目 ３ 表示部 ４ａ，４ｂ，５ａ，５ｂ 単位頁 ６ 書込み用空間

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 所定の幅を有する連続用紙を所定の間隔
   で設けられた横ミシン目に沿ってジクザグ状に折り畳む
   ことにより作成される連続メモ用紙であって、少なくと
   も連続用紙の一方の面の相互に隣接する横ミシン目間に
   画定される単位頁には広告および／または装飾用の表示
   部が１単位頁置きに印刷されていることを特徴とする携
   帯用連続メモ用紙。
2. 【請求項２】 さらに前記連続用紙の他方の面に広告お
   よび／または装飾用の表示部が１単位頁置きに印刷され
   ており、該他方の面の表示部を有する単位頁は前記一方
   の面の表示部を有する単位頁間に位置する単位頁に対応
   する位置に配置されていることを特徴とする請求項１記
   載の携帯用連続メモ用紙。
3. 【請求項３】 前記表示部を有する単位頁はメモの内容
   を端的に表したり注意を喚起したりするように簡単な言
   葉を記入するための書込み用空間をさらに備えているこ
   とを特徴とする請求項１または２記載の携帯用連続メモ
   用紙。