JP3058967U - スポンジ枕 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案は予め形状の定まったスポンジ枕を、
使用者に合った高さおよび傾斜角度に自在に調整するこ
とができるズポンジ枕を提供することを目的とする。 【解決手段】本考案は、その上面に頭載置部２が形成さ
れた所要形状のスポンジ枕本体１と、該枕本体１底面
に、使用者の好みに応じて選定し装着する数種の高さ調
節板部５および角度調節部から構成される。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案が属する技術分野】

本考案は予め形状の定まったスポンジ枕を、使用者に合った高さおよび傾斜角 度に自在に調整することができるズポンジ枕に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来より枕には芯材として蕎麦殻、綿、あるいはプラスチックのチップを用い たものが用いられている。 これらの枕は、その高さおよび頭の傾斜角に沿って変形することで使用者の好 みに応じてある程度の調整ができるものである。

【０００３】 又近年図９に示すようなスポンジ枕がある、このスポンジ枕ａは予め高さおよ び頭の傾斜角が定められている。従って芯材として蕎麦殻などを使用した枕のよ うに、使用者に合った高さおよび傾斜角度に自在に変形できるものではない。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

上記スポンジ枕では使用者の好みに応じた高さ、あるいは傾斜角度にある程度 応じられるように、数種の高さおよび傾斜角度のスポンジ枕が用意されてはいる が、実際には店内で試して購入することが殆どなく、見た目で購入しているのが 現状である。

【０００５】 従って折角購入しても高さおよび傾斜角度が合わないことが多く、又使用者の 好みに応じた高さおよび傾斜角度の枕の全てを用意することは非常に困難であり 、我慢して使用しているのが現状である。

【０００６】 本考案では上記問題点を解消するために、使用者の好みに応じた高さおよび傾 斜角度に自在に調節ができるスポンジ枕を提供することを目的とするものである 。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

本考案の上記目的は次の如き構成の枕によって達成できる。即ちその要旨はそ の上面に頭載置部が形成された所要形状のスポンジ枕本体と、該枕本体底面に、 使用者の好みに応じて選定し装着する数種の高さ調節板部から構成されることを 特徴とするスポンジ枕およびその上面に頭載置部が形成された所要形状のスポン ジ枕本体と、該枕本体底面に、使用者の好みに応じて選定し装着する数種の角度 調節板部から構成されることを特徴とするスポンジ枕である。 なお上記高さ調節板部および角度調節板部とを組み合わせて使用者の好みに応 じた高さおよび角度調節を自在に行うことができる構成とするものである。

【０００８】

【考案の実施の形態】

以下本考案に係るスポンジ枕を、その実施例を示す図面を参酌しながら詳述す る。 図１に示すように、スポンジより形成される枕本体１は、底面が平面状とされ 上面が頭を載置する頭載置部２が形成されるものである。

【０００９】 この頭載置部２は首から後頭部にかけての曲線に応じての凸部３および凹部４ が形成されるものである。

【００１０】 そこで上記枕本体１の底面に対して図２および図３に示すように、枕本体１全 体の高さを調節する高さ調節板部５および傾斜面が形成された角度調節板部６を 装着できる構成とするものである。

【００１１】 この高さ調節板部５および角度調節板部６は、その厚さおよび傾斜角度の異な る数種の高さ調節板部５および角度調節板部６を予め用意し、同高さ調節板部５ 、あるいは角度調節板部６を枕本体１の底面に対して粘着など装着することによ り枕本体１の高さおよび傾斜角度を自在に調節できる機構とするものである。

【００１２】 例えば高さ調節を行う場合には、図４に示すように設定しようとする高さの厚 みを有する高さ調節板部５を枕本体１の底面に対して両面テープ７などによって 接着する。又数枚の高さ調節板部５を積層して枕本体１の底面に接着する。

【００１３】 更に図５に示すように、枕本体１の底面に対して角度調節板部６を両面テープ ７などによって接着し、枕本体１全体の傾斜角度を調整する方法。又は図６に示 すように上記角度調節板部６に対して小とされる角度調節板部６を重ね合わせて 傾斜角度を調整する方法。

【００１４】 図７および図８に示すように、一対の角度調節板部６、６を枕本体１の底面に 凸状、又は凹状に接着することによって枕本体１上面の凸部３および凹部４の傾 斜角度を自在に調節できるものである。

【００１５】 なお上記高さ調節板部５および角度調節板部６を組み合わせて高さおよび角度 調節を行うことも可能である。このようにして使用者の好みに応じて高さおよび 角度調節を行った後に、枕収納カバー（図示せず。）内に収納する。 又上記高さ調節板部５および角度調節板部６の材質は、枕本体１同様のスポン ジ材の他に、ウレタン材などの種々の材質が考えられる。

【００１６】

【考案の効果】

以上述べて来た如く本発明によれば、枕本体に対して数種の高さ調節板部およ び角度調節板部とのセット販売により消費者は、自分の好みに応じた高さおよび 角度調整が可能となり、販売側おいては無駄のない販売又消費者側においては自 分に合った枕を自在に調整することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の枕本体の斜視図である。

【図２】本考案の高さ調節板部の説明図である。

【図３】本考案の角度調節板部の説明図である。

【図４】本考案の高さ調節板部の使用状態を示す説明図
である。

【図５】本考案の角度調節板部の使用状態を示す説明図
である。

【図６】本考案の角度調節板部の他の使用状態を示す説
明図である。

【図７】本考案の一対の角度調節板部による使用状態を
示す説明図である。

【図８】本考案の一対の角度調節板部による他の使用状
態を示す説明図である。

【図９】従来のスポンジ枕の説明図である。

【符号の説明】

１ 枕本体 ２ 頭載置部 ５ 高さ調節板部 ６ 角度調節板部

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】その上面に頭載置部が形成された所要形状
   のスポンジ枕本体と、該枕本体底面に、使用者の好みに
   応じて選定し装着する数種の高さ調節板部から構成され
   ることを特徴とするスポンジ枕。
2. 【請求項２】その上面に頭載置部が形成された所要形状
   のスポンジ枕本体と、該枕本体底面に、使用者の好みに
   応じて選定し装着する数種の角度調節板部から構成され
   ることを特徴とするスポンジ枕。