JP3042117U - 写真紙 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 写真の表面を周辺に対し平坦にすることによ
り写真を美的に装飾できると共に、アルバムにした場合
１ページに複数の写真を所望の配列にでき、１ページ当
たりの収納枚数が多く、厚みも薄く収納にすぐれ、さら
に写真の傷や空気による劣化が少ない写真紙であって、
さらにランチマットや写真立て等にも転用できる写真紙
を提供することを目的とする。 【解決手段】 少なくとも１葉の写真と、当該写真と同
じ大きさの開口部が穿設された裏台紙と、前記裏台紙と
同じ大きさに形成され、可撓性を有する透明なコート用
フィルムと、から成る写真紙であって、前記写真表面と
前記裏台紙表面とが同一平面上になるように接着剤でコ
ートフィルムが展着されることにより表面が平坦に形成
されたことを特徴とする写真紙。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】 本考案は、アルバム、写真立てなどに写真を装 飾的に保持する写真紙に関する。

【０００２】

【従来の技術】 従来、写真をアルバムや写真立てに保持するためには各種 のものが知られている。例えば、図１１のように裏台紙４に、写真３ａを直接接 着剤で貼り付けるものがある。又、図１２のように、裏台紙４に貼り付けられた 写真３ａの上から、写真の寸法より縦横共に小さい開口部を穿設した中抜きマッ ト紙１２で写真の周辺部を残して全体が見えるように、上から写真を挟んで写真 紙を覆ったものにより保持するものがあった。

【０００３】 また、図１３のように裏台紙４に、弱い粘着性を有する接着剤を塗布し、写真 ３ａを貼り付けたあとに、上から密着シート１３を被せて密着し、保持するもの もあった。

【０００４】 さらに、図１４のように２枚のラミネートフィルム１４の間に直接台紙なしで 写真を挟み込んで接着して保持するものがあった。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】 しかし、図１１のような場合は、外観が 写真の印画紙そのままのため、傾いて貼り付けられ美観が損なわれたり、また、 写真の保護が十分ではなく、剥れ落ちることも多かった。

【０００６】 一方、図１２のような場合であれば、当該マット紙に色彩や文字を印刷等する ことにより美観を与えることができるが、写真３ａと裏台紙４にまたがるような 文字は配置できなかった。その上、アルバム収納時には、裏台紙と写真とマット 紙の厚みが加わり、１ページ当たりの厚みが厚くなるため、アルバムの単位厚み 当たりの収納枚数を多くすることが困難だった。さらに、写真が直接手や空気に 触れるため写真の表面に汚れ・傷がつきやすく、空気による褪色や、印画紙の酸 化等の写真の劣化を招くという問題もあった。

【０００７】 また、図１３のような場合では、ある程度写真の劣化は防止できるが、裏台紙 ４に接着剤が塗布されているため写真の周辺に字を書き込んだり、印刷により美 的に装飾することが困難であった。写真の周囲に段差が生じるため、しわが生じ たりするために美観が損なわれるという問題もあった。そして、１ページ当たり の厚みも厚いため単位厚み当たりの収納枚数が少なくなるという同様の問題もあ った。

【０００８】 さらに、図１４のような場合には、空気による劣化は最も少なく、厚みは薄く なるが、台紙がないためページ全体が透明となり、アルバムにすると下の写真が 透けて見え、そのため写真が見にくくなり写真が引き立たない。また、ラミネー トシートだけでは強度的に弱く、これ単体で写真立てにすると、折り曲がり易く 平面を維持できず、またアルバムとして見る場合も角が折れ曲がったり、不安定 でみにくいという問題があった。

【０００９】 また、これらの写真用台紙では、一枚の写真用台紙に複数の写真を保持したい 場合には、写真が重なると重なった部分の厚みが増し写真の保持が困難になるた め、それぞれ単体の写真を一枚の写真用台紙に重ならないように配置しなければ ならなかった。

【００１０】 ところで、従来特定の写真を飾りたい場合には、アルバム用台紙単体では保持 できず、アルバムから剥し、別の写真立てなどを利用して飾らなければならなか った。

【００１１】 そこで、本願考案においては、上記課題を鑑み、以下の１又は２以上の目的を 達成することを目的とする。

【００１２】 即ち、写真の周辺を美的に装飾できると共に、アルバムにした場合１ページ当 たりの厚みが薄く収納にすぐれ、その一方で単体でも強度があり、さらに写真の 空気による劣化が少ない写真紙を提供することを目的とする。

【００１３】 そして、複葉の写真を一枚の写真紙に、重ねても配置でき装飾効果が高く、収 納にも優れる写真紙を提供することも目的とする。

【００１４】 また、アルバム用台紙としてばかりでなく、写真紙単体でランチマット、マウ スパッドにもできるような写真紙を提供することも目的とする。

【００１５】 またさらに、アルバムからそのままで写真立てになる写真紙を提供することを 目的とする。

【００１６】

【課題を解決するための手段】 このため、本考案では、以下の手段によっ て上記課題を解決した。

【００１７】 即ち、 少なくとも１葉の写真と、当該写真と同じ大きさの開口部が穿設され た裏台紙と、前記裏台紙と同じ大きさに形成された可撓性を有する透明なコート 用フィルムと、から成る写真紙であって、 前記写真紙の開口部に前記写真が嵌 入されるとともに、前記写真表面と前記裏台紙表面とが同一平面上になるように 前記コート用フィルムが接着剤により展着され、前記写真が固定されることを特 徴とする写真紙である。

【００１８】 さらに、２葉以上の写真を保持するための写真紙にあっては、複数の写真のう ち、少なくとも１葉の写真に切欠部が形成され、他の写真が前記切欠部に連接さ れて１葉に形成された連合写真と、当該連合写真と同じ形状の開口部が穿設され た裏台紙と、前記裏台紙と同じ大きさに形成された可撓性を有する透明なコート 用フィルムと、を有して構成され、前記裏台紙の開口部に前記連合写真が嵌入さ れるとともに、前記連合写真表面と前記裏台紙表面とが同一平面上になるように 前記コート用フィルムが接着剤により展着され前記連合写真が固定されることを 特徴とする写真紙であれば、上記目的を達成できる。

【００１９】 そして、前記写真や連合写真の裏部に配設され、前記写真又は連合写真と同一 形状で、前記写真又は連合写真と前記裏台紙の厚みの差と、同一の厚みを有する スペーサー部材を備えた請求項１又は請求項２記載の写真紙や、前記連合写真の 裏部に配設され、前記連合写真と同一形状で、前記連合写真と前記裏台紙の厚み の差と同一の厚みを有するスペーサー部材を備えた請求項２記載の写真紙であれ ば、さらに、目的が達成できる。

【００２０】 また、裏面に写真立てとして立てるための支持部材を備えた、請求項１記載の 写真紙や請求項２記載の写真紙によっても、さらに目的が達成され得る。

【００２１】

【考案の実施の形態】 本願に係る考案を１実施形態を例に挙げ、図面に沿 って説明する。なお、本考案はこれに限定されるものでないことは、いうまでも ない。 （１） 図１は、本考案に係る写真紙の表面の外観を表す。

【００２２】 ここで、本願においては、写真と写真を保持するための台紙が一体に形成され たものを写真紙という。

【００２３】 １は写真紙、２はコート用フィルムである。

【００２４】 コート用フィルム２は、裏台紙４と写真３ａの表面に展着され、平坦な面を形 成してなる。また、透明なコート用フィルム２を通して、写真用裏台紙４が看取 できるため、裏台紙４には裏台紙地模様７の如く、予め模様や写真を印刷してお くことができる。

【００２５】 その上、コート用フィルム２により表面が保護されるため、そのままでは剥離 しやすい市販のインスタントレタリング（登録商標）などによっても、写真にふ さわしいレタリング文字８を容易に入れることが可能となる。

【００２６】 さらに、コート用フィルム２は、平滑で透明なものばかりでなく、曇りガラス 様のものや、凹凸のあるもの，着色されたものを用いることで、一層写真の効果 を引き立てることもできる。またさらに、大きな凹凸のあるコート用フィルム２ を用いることで写真のコピーの防止をすることも可能になる。

【００２７】 コート用フィルム２の接着に際しては、感圧性の接着剤による圧着や、熱可溶 性の接着剤を用いたヒートローラによる溶着等でも可能である。いずれの場合も 、コート用フィルム２と写真３ａ、裏台紙４との間に気泡等が残らないように密 着して接着できるようにローラー等による加圧をしながら接着をすることが好ま しい。

【００２８】 なお、コート用フィルム２は、裏台紙４と同じ大きさで展着してもよいが、裏 台紙４よりもやや大きいコート用フィルム２を圧着後に、裏台紙４の回りにはみ 出した余分なコート用フィルム２をトリミングしてもよい。

【００２９】 図２は、本考案に係る写真紙１の裏面の外観を表す。３ａは写真、４は裏台紙 、５は裏止め粘着テープである。

【００３０】 写真３ａは、一般には印画紙に焼きつけられたポジ写真を用いるが、カラープ リンタによりプリントされたもののような印刷されたものや、カラーコピーによ り作成されたようなコピーされたものであってもよい。

【００３１】 裏台紙４は、材質は、写真紙の使用目的等に応じて、紙製の他、合成樹脂製の ものであってもよく、剛性の高いものや可撓性を有するもののいずれであっても よい。また、厚みも目的によって適宜選択する。

【００３２】 なお、従来の裏台紙では写真自体の反りに対して、これを平面に修正し維持す るため、ある程度の厚みと強度が要求されたが、本願考案に係る裏台紙４におい ては、表面がコート用フィルムにより強度的に強化されるため、裏台紙４は従来 よりも薄くすることが可能になっている。

【００３３】 図３は、本願考案に係る写真紙１の分解図である。本図に示されるように裏台 紙４には写真３ａと同大の開口部６ａが、打ち抜きあるいはカッターナイフ等に より穿設されている。

【００３４】 図４は、本願考案に係る写真紙１の断面図を表す。写真３ａは開口部６ａに嵌 入され、写真表面を、裏台紙４の表面と同一面に保持した状態で、裏から裏止め 用粘着テープ５によって固定されている。

【００３５】 裏台紙４に写真３ａを嵌め込んだ場合に、裏台紙４と写真３ａの厚みが違うた め裏面の段差が大きくなった場合であっても、裏台紙４と写真３ａはコート用フ ィルム２に支持されるため表面が平坦に維持される。 （２） また図６のように複葉の写真を重ねるように配列する場合においては、 図７に示すように写真３ａと追加写真３ｂが重なる部分を写真３ａから切り欠き 、写真どうしが重ならないようにする。写真３ａの切欠いた部分に追加写真３ｂ の角を嵌合して裏から粘着テープで固定して３ｃのように連接する。

【００３６】 ここで、本願では、３ｃのようにして複葉の写真を連接し、一体の写真とした ものを連合写真と呼ぶことにする。

【００３７】 このようにして形成された前記連合写真３ｃと同一形状の開口部６ｃを裏台紙 ４に穿設する。そして、該開口部６ｃに前記連合写真を嵌入し、前記連合写真と 裏台紙の表面が同一平面になるようにコート用フィルム２を展着する。

【００３８】 従って、写真３ａと写真３ｂが重ならず、写真を１葉だけ使用した場合と同じ 厚みで、かつ表面に段差がなく表面の平坦な写真紙１が形成されている。

【００３９】 更に、３葉目の写真を加える場合も、同様に既に連合写真とした写真の一部を 切リ欠き、又は追加する写真の一部を切り欠き、３葉目の写真と連接させる。こ のようにして次々に連合写真に、写真を追加していくことができる。

【００４０】 また、前記連合写真は、以下の方法で作成することも可能である。

【００４１】 先ず最初の写真３ａは、写真３ａと同大の開口部６ａを裏台紙４に穿設し、写 真３ａと裏台紙の表面が同一平面上になるように裏から粘着テープで固定する。 さらに追加写真３ｂと同大の新たな開口部６ｂを設ける時に、写真３ａも裏台紙 ４と同様にみなして、追加写真３ｂが配置される部分と重なる写真３ａの一部を 裏台紙４とともに切り欠き、開口部６ｂを穿設し、追加写真３ｂを開口部に嵌入 し、コート用フィルムを展着すれば、連合写真３ｃについて写真紙を形成できる 。 （３） なお、図５のように裏台紙４と写真３ａの厚みの差が大きい時は写真３ ａの裏面にスペーサ９を挿入して裏台紙４と厚みが同一になるようにすれば、表 面の写真３ａの部分に部分的に圧力がかかっても、スペーサ９に担持されるため 写真３ａが抜け落ちることなく、表面の平坦性を維持できる。

【００４２】 ここで、裏台紙４に、例えばフォームウレタンのように滑りにくく、耐水性が あり、可撓性のある素材を使用し、表面のコート用フィルム２にやはり耐水性の あるものを使用すれば、ランチマットとして利用できるが、裏面にスぺーサ９を 用いることにより上部に食器等を載せても表面の平坦性は維持されることになる 。そのため所望の写真を配したオリジナルのランチマットとして利用することが 可能となる。

【００４３】 また同様にスペーサ９を用いれば、５mm前後の厚みを有するクッション性のあ るスポンジ材のような素材を、裏台紙４とし、表面に硬質で滑りの良いポリプロ ピレン等の厚手のフィルムを用いれば、所望の写真を配したオリジナルのマウス パッドとして使用することもできる。 （４） 一方、図１１のように、裏台紙４に厚紙のような固い素材を用い、写真 紙支持部材１０を写真紙１の裏面に配設すれば、写真立てとして使用することも 可能となる。前記支持部材は、図示したように、裏面の中ほどに垂設した板状の ものの他棒状のものや、写真紙支持部材１１のように切れ込みを有する板状の部 材であって写真紙の下辺に垂直に嵌合された一対の支持部材などであってもよい 。

【００４４】 又、容易にアルバム帖から離脱できるように綴じておき、一冊のアルバムから 、自由に所望のページを写真立てとして使用し、見飽きたらまたアルバムに保管 できるようにすることもできる。

【００４５】 なお、写真紙支持部材１１は両面テープ等により着脱可能又は折り畳み可能に すれば、アルバムに保管する場合のじゃまにならない。

【００４６】

【考案の効果】 請求項１に係る考案は、少なくとも１葉の写真と、当該写 真と同じ大きさの開口部が穿設された裏台紙と、前記裏台紙と同じ大きさに形成 された可撓性を有する透明なコート用フィルムと、から成る写真紙であって、 前記写真紙の開口部に前記写真が嵌入されるとともに、前記写真表面と前記裏台 紙表面とが同一平面上になるように前記コート用フィルムが接着剤により展着さ れ、前記写真が固定されることを特徴とする写真紙であるため、以下のような効 果を有する。

【００４７】 即ち、写真紙の表面を平坦に保持できるため、外観が美しく写真の装飾効果が 生じるばかりでなく、裏台紙の表面に予め写真やイラストを配することにより、 写真の装飾効果を高めることができる。さらに、裏台紙や写真にインスタントレ タリング（登録商標）などを配することが可能になるため、写真にふさわしい言 葉を添えて写真の演出効果を更に高めることができる。

【００４８】 また、従来の写真用台紙に比較して写真用台紙の厚みを、写真の厚みだけ薄く することができるため、アルバムにした場合にアルバム全体の厚みも薄くできる 。そのため、アルバムが同一の厚さであれば従来と比較すればより多数の写真を 格納することが可能になる。

【００４９】 更に、写真の表面をコート用フィルムで密着して覆うため、写真に指紋などの 汚れや傷がつきにくいだけでなく、空気による写真の劣化が著しく防止され貴重 な写真を美しいままで永年保持することができる。

【００５０】 また、請求項２記載の考案によれば、請求項１記載の考案の効果に加え、複数 の写真を自由に配置でき、写真の演出効果を著しく上げることができる。

【００５１】 さらに写真紙１枚あたりに多くの写真を格納できる上に、写真紙の厚みが厚く ならないため、数多くの写真を効率よくアルバムに納めることができる。

【００５２】 請求項３又は４記載の考案は、前記写真や前記連合写真の裏部に配設され、前 記写真又は連合写真と同一形状で、前記写真又は連合写真と前記裏台紙の厚みの 差と同一の厚みを有するスペーサー部材を備えた請求項１記載の写真紙であるた め、以下のような効果を生じる。

【００５３】 即ち、写真表面に部分的に力がかかっても、写真等の裏にスペーサーがあるた め、写真表面は平坦さを失いにくく、美観が損なわれない。そのため、食器など を上に載せても写真に傷をつけることもなく、所望の写真をアルバムでなくラン チマットなどにして、日常生活のなかで見ることが可能になる。例えば、その人 に応じた顔写真や季節の写真を配して、オリジナルのランチマットにすれば、食 事の演出効果も著しく高まる。

【００５４】 また、所望の写真を配し、適当な素材を使用すればオリジナルのマウスパッド などにして使用することも可能になる。

【００５５】 請求項５又は６記載の考案は、裏面に写真立てとして利用可能にする支持部材 を備えた請求項１又は２記載の写真紙であるため、以下のような効果を生じる。

【００５６】 即ち、本考案の写真紙は、支持部材を付加するだけで単独で容易に写真立て用 の写真紙として用いることができる。そのため、例えばアルバムとして使用しつ つ、特にじっくり見たいと思う写真については写真紙１を単独でアルバムから取 り出して、裏面の支持部材をつけるだけで、写真立てとして美観を損なわず、又 写真を痛めることもなく、常時見ることができる。そして、見飽きたらまたアル バムに戻し、別の写真台紙を取り出しこれを写真立てとして見ることができる。 即ち、写真紙を自由に写真立てとして使用したり、アルバムとして保管すること ができるようになる。

【図面の簡単な説明】

【図１】写真紙１の表面外観を示す正面図

【図２】写真紙１の裏面外観を示す背面図

【図３】写真紙１の分解図

【図４】写真紙１の側断面図

【図５】スペーサ９を用いた場合の写真紙１の側断面図

【図６】複葉の写真を用いる場合の写真紙１の正面図

【図７】複葉の写真を用いる場合の写真紙１の分解図１

【図８】複葉の写真を用いる場合の写真紙１の分解図２

【図９】写真立てとして用いた写真紙１の斜視図１

【図１０】写真立てとして用いた写真紙１の斜視図２

【図１１】写真用台紙の従来例１

【図１２】写真用台紙の従来例２

【図１３】写真用台紙の従来例３

【図１４】写真用台紙の従来例４

【符号の説明】

１ …写真紙 ２ …コート用フィルム ３ａ…単写真 ３ｂ…追加写真 ３ｃ…連合写真 ４ …裏台紙 ５ …裏止め粘着テープ ６ａ…単写真開口部 ６ｂ…追加写真開口部 ６ｃ…連合写真開口部 ７ …裏台紙地模様 ８ …レタリング文字 ９ …スペーサ １０…写真紙支持部材１ １１…写真紙支持部材２ １２…写真マット紙 １３…密着シート １４…ラミネートフィルム

Claims (6)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】少なくとも１葉の写真と、 当該写真と同じ大きさの開口部が穿設された裏台紙と、 前記裏台紙と同じ大きさに形成された可撓性を有する透
   明なコート用フィルムと、から成る写真紙であって、 前記写真紙の開口部に前記写真が嵌入されるとともに、
   前記写真表面と前記裏台紙表面とが同一平面上になるよ
   うに前記コート用フィルムが接着剤により展着され、前
   記写真が固定されることを特徴とする写真紙。
2. 【請求項２】複数の写真のうち、少なくとも１葉の写真
   に切欠部が形成され、他の写真が前記切欠部に連接され
   て一体に形成された連合写真と、 当該連合写真と同じ形状の開口部が穿設された裏台紙
   と、 前記裏台紙と同じ大きさに形成された可撓性を有する透
   明なコート用フィルムと、から成る２葉以上の写真を保
   持するための写真紙であって、 前記裏台紙の開口部に前記連合写真が嵌入されるととも
   に、前記連合写真表面と前記裏台紙表面とが同一平面上
   になるように前記コート用フィルムが接着剤により展着
   され前記連合写真が固定されることを特徴とする写真
   紙。
3. 【請求項３】前記写真の裏部に配設され、前記写真と同
   一形状で、前記写真と前記裏台紙の厚みの差と同一の厚
   みを有するスペーサー部材を備えた請求項１記載の写真
   紙。
4. 【請求項４】前記連合写真の裏部に配設され、前記連合
   写真と同一形状で、前記連合写真と前記裏台紙の厚みの
   差と同一の厚みを有するスペーサー部材を備えた請求項
   ２記載の写真紙。
5. 【請求項５】裏面に写真立てとして使用可能にする支持
   部材を備えた、請求項１記載の写真紙。
6. 【請求項６】裏面に写真立てとして使用可能にする支持
   部材を備えた、請求項２記載の写真紙。