JP3058958U - 携帯電話保持具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】この考案は携帯電話をフリーハンドで使用する
ための保持具に関するもので、従来の携帯電話・携帯電
話保持具には、ヘッドアーム（アーチ）を折り畳んだり
折り曲げたり引き伸ばしたり出来るものはあったが自由
に湾曲出来るものはなかったし、耳掛けに、頭掛けと顎
掛けとが付いたものはなかった。ヘッドアームを自由な
形に湾曲変形して収納し、顔に合わせて装着し、顎の動
きでずれず、頭上の前後のずれ動きがなく、携帯電話が
耳の高さからずれて下がらず、手で持たなくても使用出
来る器具を提供する。 【解決手段】携帯電話のディスプレー面が覗くようにし
て嵌まり合う携帯電話の容体１を、基盤２に回転自在に
軸接し、基盤２・頭掛け４・耳掛け３・顎掛け５を輪状
に連結して、携帯電話を片側の耳付近に保持し、耳掛け
３を他側の耳に引っかけて滑落を止めるように構成した
携帯電話保持具。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は、携帯電話をフリーハンドで使用するための保持具に関するものであ る。

【０００２】

【従来の技術】

従来携帯電話には、ヘッドアーム（又はアーチ、レスト）が、折り畳み、折り曲 げ、引き伸ばし等が出来るものはあったが湾曲出来るものはなかったし、耳掛け に頭掛けと顎掛けとが付いたものはなかった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

ヘッドアームが自由な形に湾曲変形して収納出来、顔のサイズに合わせた装着が 出来、顎の動きでずれず、頭上での前後のずれ動きもなく、携帯電話が耳の高さ からずれて下がらずに、手で支え持たなくても使用が出来る器具を提供する。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

携帯電話のディスプレー面が覗くようにして嵌まり合う携帯電話の容体（１）を 、基盤（２）の盤面に回転自在に軸接し、この基盤（２）の上端部と、耳に掛け られる輪又は鉤状の耳掛け（３）の上端部とを頭掛け（４）で連結し、前記基盤 （２）の下端部と前記耳掛け（３）の下端部とを顎掛け（５）で連結し、基盤（ ２）・頭掛け（４）・耳掛け（３）・顎掛け（５）を輪状に連結して、携帯電話 をディスプレー面を顔に向けて片側の耳付近に保持し他側の耳に耳掛け（３）を 引っかけて滑落を止めるように構成した携帯電話保持具である。 また前述の携帯電話保持具の容体（１）を省略し、携帯電話の筺体の背辺その他 適当箇所に回転自在とした基盤（２）を、一体的に取り付けるか又は取り付けネ ジ等で着脱自在に取り付けられる構成とした携帯電話保持具であり、さらに詳述 すれば、 容体（１）は、携帯電話が端側より挿入し嵌脱自在に嵌まり合う、横断面形状が 両端部に顎の付いたコ字型の案内嵌合溝を設けた枠で、枠表側には携帯電話の操 作面が覗く開口部を設け、枠裏側に基盤（２）を、所要角度で係止するクリック ストッパー付き回転軸で、回転自在に軸着してある。 基盤（２）は容体（１）と回転自在に面接軸着する盤体で、上部に所要間隔で２ 個の取り付け穴又は取り付けピンを設け、下部に１個の取り付け穴又は取り付け ピンを設けてあり、これらの穴やピンを介して頭掛け（４）と顎掛け（５）が係 止してある。なお、必要に応じて頭掛け（４）と顎掛け（５）とは夫れ夫れ１条 又は２条とする場合もある。 また、容体（１）と基盤（２）との面接部は、頭 掛け（４）顎掛け（５）の取り付け部の厚さ分を逃がした段差構成としてあり、 従って容体（１）と基盤（２）との回転がスムースに出来る。 なお、

【請求項２】の場合は容体（１）を省き、直接容体（１）と携帯電話の筐 体とが、一体的に又は軸部取り付けネジで着脱自在に、軸着係合してある。 耳掛け（３）は、耳に掛けやすい形状とした輪・環・鉤等で成型し、上部に所要 間隔で２個の取り付け穴又は取り付けピンを設け、下部に１個の取り付け穴又は 取り付けピンを設け、これらの穴やピンを介して頭掛け（４）と顎掛け（５）が 係止してある。 頭掛け（４）は、それらの端部にバックル等を取り付けた長さ調節自在の所要数 本の帯び・紐等より成り、これらは基盤（２）と耳掛け（３）との間の上方頭側 に並べて介設してあり、また顎掛け（５）は、その端部にバックル・係合錠・ソ ケット・プラグ等を取り付けた長さ調節自在、必要に応じて嵌脱・開閉自在とし たとした帯び・紐等より成り、基盤（２）と耳掛け（３）との間の下方顎側に介 設してある。そして、これら２条の頭掛け（４）を適宜距離離して頭に掛け、顎 掛け（５）を顎に掛け、容体（１）と基盤（２）と装着した携帯電話を適宜角度 回転させ、その携帯電話を片側の耳と口との近くに保持し、反対側の耳に耳掛け （３）を掛けて、携帯電話を支承できる構成としてある。

【０００５】

【考案の実施の形態】

イ、頭掛け（４）と顎掛け（５）との何れか一方又は両方を必要に応じて弾性材 で形成した携帯電話保持具。 ロ、頭掛け（４）と顎掛け（５）とを必要に応じてそれぞれ一又は二本で構成し た携帯電話保持具。 ハ、顎掛け（５）頭掛け（４）耳掛け（３）のいずれかに複数蝶部より構成した 折り畳み伸縮装置を設け顎掛け（５）を外さずに伸縮開閉できるようにした携帯 電話保持具。（図３参照） ニ、耳掛け（３）をヘッドホーンに替えるか若しくは耳掛け（３）をヘッドホー ンと一体的に耳に掛けられるように構成し、頭掛け（４）と顎掛け（５）との双 方又は一方に、携帯電話とヘッドホーンを連結するコード・電線を内設又は併設 し、必要に応じて容体（１）・基盤（２）と耳掛け（３）とにそれぞれ接続用の ジャック・ソケット・接続端子を設けた携帯電話保持具。 ホ、容体（１）・基盤（２）と耳掛け（３）の所要箇所に接続用のジャック・ソ ケット・接続端子を設けるか同箇所よりイヤホーンを引き出し、携帯電話とイヤ ホーンを連結するコード・電線を頭掛け（４）と顎掛け（５）との双方又は一方 に内設又は併設した携帯電話保持具。 ヘ、頭掛け（４）の適数箇所に蝶部・関節部・摺動部を設け、折り畳み自在・伸 縮自在に構成し、顎掛け（５）を着脱自在に取り付けた携帯電話保持具。（図４ 、５参照）

【０００６】

【考案の効果】

頭掛け（４）顎掛け（５）を折り畳み折り曲げが自由な素材で構成した場合は自 由な形に湾曲変形し収納に場所を取らず、かさ張らず、携帯するのに邪魔になら ないし、また、頭掛け（４）顎掛け（５）を弾性とすることにより顎の動きが阻 害されず顔のサイズに合わせた装着が出来、携帯電話が耳の高さから下がらず、 手で支え持たなくても適当なポジションで携帯電話が使用が出来る。 また容体 （１）が回転するから、収納時は携帯電話と頭掛け（４）顎掛け（５）が揃い整 然と片付くし、また通話時には携帯電話を通話し易い高さ角度に保持出来る。頭 掛け（４）が二重にしてあるから、携帯電話の取り付け位置が頭の前側に偏した 場合でも、一方の頭掛け（４）で頭の後方から支えられ、耳掛け（３）が耳に係 止するからずれ動かない。 なお（ニ）（ホ）の場合は両耳で聞くことが出来る 。

【図面の簡単な説明】

【図１】は本考案

【請求項１】の斜視図、

【図２】は本考案

【請求項２】の斜視図、

【図３】は本考案の実施例（ハ）の部分を示す斜視図、

【図４】は本考案の実施例（ヘ）の斜視図、

【図５】は本考案の実施例（ヘ）の斜視図、

【符号の説明】

容体（１）、基盤（２）、耳掛け（３）、頭掛け
（４）、顎掛け（５）、携帯電話（６）

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】携帯電話のディスプレー面が覗くようにし
   て嵌まり合う携帯電話の容体（１）を、基盤（２）の盤
   面に回転自在に軸接し、この基盤（２）と、耳に掛けら
   れる輪又は鉤状の耳掛け（３）とを頭掛け（４）で連結
   し、前記基盤（２）と前記耳掛け（３）とを顎掛け
   （５）で連結し、基盤（２）・頭掛け（４）・耳掛け
   （３）・顎掛け（５）を輪状に連結して、携帯電話をデ
   ィスプレー面を顔に向けて片側の耳付近に保持し他側の
   耳に耳掛け（３）を引っかけて滑落を止めるように構成
   した携帯電話保持具。
2. 【請求項２】請求項１の携帯電話保持具の容体（１）を
   省略し、携帯電話の筐体の背辺その他適当箇所に回転自
   在とした基盤（２）を、一体的に取り付けるか又は着脱
   自在に取り付けられる構成とした携帯電話保持具。