JP3058942U - 耳当て式体温計 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 正確に且つ迅速に体温を測定することができ
る耳当て式体温計を提供する。 【解決手段】取っ手部１１と頭部１２と取っ手部１１上
に形成される電源スイッチ１３及びモニター１５と頭部
１２の後面に形成される測定スイッチ１４とを含む本体
１０と、耳当て式体温計の内部に縦方向に取付けられる
電路板２０とその電路板２０からそれぞれ別々に延出す
る二つのセンサー２１、２２と、センサー２１と電気接
触すると共に、本体側の一端が電路板２０と粘着結合さ
れ、外表面にネジ山３１を有する円柱状に形成される中
空の金属ブロック３０と、金属ブロック３０の内部に挿
入し、且つ本体１０側の一端が金属ブロック３０の内部
と電気接続し、本体１０側の一端中央にセンサー２２が
設けられる導波管４０と、外側から金属ブロック３０を
カバーするように螺合する外カバー５０とからなる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、人間の耳を介して体温を測定する耳当て式体温計に関するものであ る。

【０００２】

【従来の技術】

従来の体温計は主に人間の脇の下で体温を測定するものと、耳で測定するもの があった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上述した従来の脇の下で体温を測定する体温計は測定時間が長いため、子供な どは嫌がることがよくあった。最近では人間の耳で体温を測定する体温計が開発 され、その耳当て式体温計はセンサーが測定する温度を変化させないために開閉 が素早いシャッター式を採用し、測定時間短縮という目的を達成した。しかし、 体温を測定するセンサーが一つだけしかなく、外部気温の激しい変化にも耐えら れないため、測定体温が不正確になってしまうという問題点があった。

【０００４】 この点、本考案は二つのセンサーを使用することにより、気温に対する影響も 考慮されているので、正確に且つ迅速に体温を測定することができる。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

取っ手部（１１）と頭部（１２）と前記取っ手部（１１）上に形成される電源 スイッチ（１３）及びモニター（１５）と前記頭部（１２）の後面に形成される 測定スイッチ（１４）とを含む本体（１０）と、耳当て式体温計の内部に縦方向 に取付けられる電路板（２０）とその電路板（２０）からそれぞれ別々に延出す る二つのセンサー（２１、２２）と、前記センサー（２１）が電気接触すると共 に、本体側の一端が前記電路板（２０）と粘着結合され、外表面にネジ山（３１ ）を有する円柱状に形成される中空の金属ブロック（３０）と、前記金属ブロッ ク（３０）の内部に挿入し、且つ前記本体（１０）側の一端が前記金属ブロック （３０）の内部と電気接続し、前記本体（１０）側の一端中央に前記センサー（ ２２）が設けられる導波管（４０）と、前記金属ブロック（３０）をカバーする ように外側から螺合する外カバー（５０）とからなることを特徴とする耳当て式 体温計を提供する。

【０００６】 本考案は体温を迅速かつ正確に測定できるので、病人に発熱や風邪などの症状 がある場合、すぐに正確な体温を知ることができると共に、病人を病院へ連れて 行く判断も正確に行えるので、病気をこれ以上悪化させることはない。

【０００７】

【考案の実施の形態】

以下、添付図面を参照して本考案の好適な実施の形態を詳細に説明する。

【０００８】 図１は本考案の斜視図であり、図２は本考案の分解斜視図であり、図３は本考 案の側面透視図であり、図４は本考案の実施例の側面透視図である。

【０００９】 図４に示すように、本考案の耳当て式体温計の使用方法は、先ず電源スイッチ （１３）を入れ、先ず一回目には気温測定をし、約五秒後モニター（１５）に測 定準備完了のマークが出たら、耳（６０）に外カバー（５０）を軽く挿入させ、 測定スイッチ（１４）を押し、二・三・四・五回目には体温及び気温の測定をし 、六回目には気温の測定をする。そして、全六回の測定結果から計算された正確 な体温の数値が、すぐに電路板（２０）を介して前記モニター（１５）に表示さ れる。

【００１０】 図１，図２及び図３に示すように、本考案は、下部に形成され、表面がＲ状を 成している取っ手部（１１）と、上部に形成され、円筒状を成している頭部（１ ２）と、前記取っ手部（１１）の上部に形成され、体温や気温を測定する際にＯ Ｎ，ＯＦＦの役目をする測定スイッチ（１４）と、その頭部（１２）の下方に四 方形に形成され、測定した体温や気温を表示するためのモニター（１５）と、そ のモニター（１５）の下方に円板状に形成され、電源のＯＮ，ＯＦＦを制御する 電源スイッチ（１３）とを有する本体（１０）と、前記本体（１０）の内部に縦 方向に取付けられる電路板（２０）と、パイプ状に形成され、前記電路板（２０ ）からそれぞれ別々に外部方向へ延出するように取付けられる二つのセンサー（ ２１、２２）と、前記センサー（２１）と電気接触すると共に、本体側の一端が 前記電路板（２０）と粘着結合され、外表面にネジ山（３１）を有する円柱状に 形成される中空の金属ブロック（３０）と、前記金属ブロック（３０）の内部に 挿入し、且つ前記本体（１０）側の一端が前記金属ブロック（３０）の内部と電 気接続し、前記本体（１０）側の一端中央に前記センサー（２２）が設けられる 導波管（４０）と、先端に行くにつれて先細になるように形成されると共に、外 側から前記金属ブロック（３０）をカバーするように螺合する外カバー（５０） とからなる。

【００１１】 また、前記導波管（４０）の内表面を鏡面処理、鍍金処理すると共に、外表面 を鍍金処理し、前記導波管（４０）の内・外表面を平滑面にすることにより体温 を迅速且つ正確に測定することができる。

【００１２】 また、前記外カバー（５０）と前記金属ブロック（３０）と前記導波管（４０ ）との間に適当な隙間を形成させているので、外部気温に激しい変化があっても 内部気温はそのままの気温を保つことができ、体温や気温を正確に測定すること ができる。

【００１３】

【考案の効果】

本考案は二つのセンサーを使用することにより、気温に対する影響も考慮され ているので、正確に旦つ迅速に体温を測定することができ、大変便利である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の斜視図である。

【図２】本考案の分解斜視図である。

【図３】本考案の側面透視図である。

【図４】本考案の実施例の側面透視図である。

【符号の説明】

１０…本体 １１…取っ手部 １２…頭部 １３…電源スイッチ １４…測定スイッチ １５…モニター ２０…電路板 ２１…センサー ２２…センサー ３０…金属ブロック ３１…ネジ山 ４０…導波管 ５０…外カバー ６０…耳

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 取っ手部（１１）と頭部（１２）と前記
   取っ手部（１１）上に形成される電源スイッチ（１３）
   及びモニター（１５）と前記頭部（１２）の後面に形成
   される測定スイッチ（１４）とを含む本体（１０）と、
   耳当て式体温計の内部に縦方向に取付けられる電路板
   （２０）とその電路板（２０）からそれぞれ別々に延出
   する二つのセンサー（２１、２２）と、前記センサー
   （２１）と電気接触すると共に、本体側の一端が前記電
   路板（２０）と粘着結合され、外表面にネジ山（３１）
   を有する円柱状に形成される中空の金属ブロック（３
   ０）と、前記金属ブロック（３０）の内部に挿入し、且
   つ前記本体（１０）側の一端が前記金属ブロック（３
   ０）の内部と電気接続し、前記本体（１０）側の一端中
   央に前記センサー（２２）が設けられる導波管（４０）
   と、外側から前記金属ブロック（３０）をカバーするよ
   うに螺合する外カバー（５０）とからなることを特徴と
   する耳当て式体温計。
2. 【請求項２】前記導波管（４０）の内・外表面を平滑面
   にするために、前記導波管（４０）の内表面を鏡面処
   理、鍍金処理し、外表面を鍍金処理することを特徴とす
   る請求項１に記載の耳当て式体温計。
3. 【請求項３】前記外カバー（５０）と前記金属ブロック
   （３０）と前記導波管（４０）との間に適当な隙間を形
   成させることを特徴とする請求項１に記載の耳当て式体
   温計。