JP3058708U - 広告装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 幟用のポールなど、それ自体は広告媒体とし
て使用されていない物品に取付けて、その物品を広告媒
体として利用可能とする有用な広告装置を提供する。 【解決手段】 広告表示板１と、その広告表示板１の両
端にそれぞれ取付可能な一対の支持体２，３と、広告表
示板１の周囲に配置する枠体４とから成り、その支持体
２，３と枠体４とに支持体２，３を枠体４に対し脱着自
在且つ回動自在とする嵌合手段を設けるとともに、枠体
４に他物品に対する取付手段を設けた。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

【０００２】 本考案は広告装置に関する。

【従来の技術】

例えば、広告用の幟は、ポールに取付けた細長い布が広告媒体で、ポール自体 は広告媒体の機能を有していなかった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、幟用のポールなど、それ自体は広告媒体として使用されていない物 品に取付けて、その物品を広告媒体として利用可能とする有用な広告装置の提供 を課題とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するために、本考案の広告装置は、広告表示板１と、その広告 表示板１の両端にそれぞれ取付可能な一対の支持体２，３と、広告表示板１の周 囲に配置する枠体４とから成り、その支持体２，３と枠体４とに支持体２，３を 枠体４に対し脱着自在且つ回動自在とする嵌合手段を設けるとともに、枠体４に 他物品に対する取付手段を設けたことを特徴とする、という構成を採るものであ る。

【０００５】 なお、上記の本考案の広告装置は、広告媒体としての幟の広告効果を増大する ために、枠体４の取付対象となる他物品を幟用のポール１３となし、そのポール １３の上端頭部に枠体４を取付けるようにすることが好ましい。

【０００６】 また、上記の本考案の広告装置は、広告表示板１に対する支持体２，３の取付 手段として広告表示板１の縁を挟み止め可能なクリップ５，６を設け、又、支持 体２，３と枠体４の嵌合手段として嵌合穴７，８とそれに挿入する嵌合ピン９， １０とを設け、又、幟用のポール１３等他物品に対する枠体４の取付手段として ネジ機構を用いることが好ましい。

【０００７】

【実施例】

以下、図示した実施例について説明する。まず、図１〜図４は第１実施例を示 したものである。この広告装置は幟用のポール１３の上端頭部に取付けるもので あり、広告表示板１と、一対の支持体２，３と、枠体４とによって構成したもの である。

【０００８】 広告表示板１は可撓性のあるプラスチック製で、円板状を呈し、その両面に広 告を印刷可能である。なお。上下両端の縁に切欠部１８，１９を設けている。

【０００９】 一対の支持体２，３はそれぞれ内端に広告表示板１の縁を挟み止め可能なクリ ップ５，６を設けるとともに、外端に嵌合穴７，８を設けている。一対の支持体 ２，３は広告表示板１の上下両端の切欠部１８，１９に取付ける。

【００１０】 枠体４はリング状を呈し、その内径は広告表示板１の外径より少し大きく、そ の上下両端の内面に中心方向へ向かう嵌合ピン９，１０を突設し、又、下端外面 の張り出し部１１にネジ穴１２を設けている。

【００１１】 上下両端の切欠部１８，１９の縁をクリップ５，６で挟むことにより支持体２ ，３を取付けた広告表示板１を枠体４の内側に配して、枠体４に設けた嵌合ピン ９，１０を支持体２，３の嵌合穴７，８に挿入して組み付ける。なお、嵌合ピン ９，１０を嵌合穴７，８に挿入する場合や、逆に、嵌合ピン９，１０を嵌合穴７ ，８から抜き取る場合は、広告表示板１を少し撓ませて行う。

【００１２】 嵌合ピン９，１０と嵌合穴７，８は互いに回動自在に嵌合して、広告表示板１ は枠体４に対し回動自在である。したがって、屋外に設置して風力を受けると、 図４に示すように、広告表示板１は回転することができる。

【００１３】 枠体４は幟用のポール１３の上端頭部に取付けるように構成している。すなわ ち、ポール１３の上端に取付けたネジ１４をネジ穴１２に挿入して螺着すること により取付けることができる。なお、ネジ１４はポール１３の上端に直に形成す ることもできる。

【００１４】 次に、図５は第２実施例を示したものである。この第２実施例は枠体１５を半 リング状としたもので、その他の構成は上記第１実施例と同一である。

【００１５】 次に、図６は第３実施例を示したものであり、この第３実施例は、広告表示板 １６と枠体１７を矩形にしたもので、その他の構成は上記第１実施例と同一であ る。

【００１６】 上記の各実施例では嵌合穴７，８を支持体２，３に設け、嵌合ピン９，１０を 枠体４，１５，１７に設けているが、これを逆にする実施例も可能である。

【００１７】 また、上記の各実施例では枠体４，１５，１７にネジ穴１２を設け、幟用のポ ール１３の上端頭部にネジ１４を設けているが、これを逆にする実施例も可能で ある。

【００１８】

【考案の効果】

本考案の広告装置は上記の通りであり、幟用のポール１３など、それ自体は広 告媒体の機能を有していない他物品に取付けることによって、その他物品を広告 媒体として利用可能とするので有用性が高い。 また、広告表示板１に支持体２，３を取付け、その支持体２，３に枠体４，１ ５，１７を嵌合させるだけでよいので、組立が簡単であるという利点がある。 また、広告表示板１は回転自在なので、両面を広告媒体として利用できるとい う利点もある。 次に、請求項２記載のように、幟用のポール１３の上端に取付けるようにすれ ば、その幟自体の広告機能と相俟って広告効果を相乗的に増大させることができ る。 次に、請求項３記載のように構成すれば、広告表示板１に対する支持体２，３ の取付け、支持体２，３と枠体４，１５，１７との嵌合、及び、他物品に対する 枠体４，１５，１７の取付けが簡単になる。

【図面の簡単な説明】

【図１】第１実施例の斜視図である。

【図２】図１のＡ−Ａ線における断面図である。

【図３】図１のＢ−Ｂ線における断面図である。

【図４】広告表示板が回転する状態を示す第１実施例の
斜視図である。

【図５】第２実施例の斜視図である。

【図６】第３実施例の斜視図である。

【符号の説明】

１ 広告表示板 ２ 支持体 ３ 支持体 ４ 枠体 ５ クリップ ６ クリップ ７ 嵌合穴 ８ 嵌合穴 ９ 嵌合ピン １０ 嵌合ピン １１ 張り出し部 １２ ネジ穴 １３ ポール １４ ネジ １５ 枠体 １６ 広告板 １７ 枠体 １８ 切欠部 １９ 切欠部

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 広告表示板１と、その広告表示板１の両
   端にそれぞれ取付可能な一対の支持体２，３と、広告表
   示板１の周囲に配置する枠体４とから成り、その支持体
   ２，３と枠体４とに支持体２，３を枠体４に対し脱着自
   在且つ回動自在とする嵌合手段を設けるとともに、枠体
   ４に他物品に対する取付手段を設けたことを特徴とする
   広告装置。
2. 【請求項２】 枠体４の取付対象となる他物品を幟用の
   ポール１３となし、そのポール１３の上端頭部に枠体４
   を取付けるようにした請求項１記載の広告装置。
3. 【請求項３】 広告表示板１に対する支持体２，３の取
   付手段として広告表示板１の縁を挟み止め可能なクリッ
   プ５，６を設け、又、支持体２，３と枠体４の嵌合手段
   として嵌合穴７，８とそれに挿入する嵌合ピン９，１０
   とを設け、又、幟用のポール１３等他物品に対する枠体
   ４の取付手段としてネジ機構を用いた請求項１又は請求
   項２記載の広告装置。