JP3058439B2 - 規則音声合成装置 - Google Patents

規則音声合成装置

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JP3058439B2
JP3058439B2 JP2288175A JP28817590A JP3058439B2 JP 3058439 B2 JP3058439 B2 JP 3058439B2 JP 2288175 A JP2288175 A JP 2288175A JP 28817590 A JP28817590 A JP 28817590A JP 3058439 B2 JP3058439 B2 JP 3058439B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、規則音声合成装置に関する。
従来の技術 一般に、人間による文章の読上げを考えると、同じよ
うな文章であっても重要な部分は少し強く読み、そうで
ない部分は普通に読むなどの調整を行いながら読上げて
いる。ところが、従来の規則音声合成装置による読上げ
は、程度の差はあっても、どの文も同じように読上げて
いるため、単調である。
発明が解決しようとする課題 よって、従来の音声合成装置による文章読上げでは、
単調であり、聞き手が重要な文脈上の転換、或いは結論
などを聞き逃しやすく、文章の意味を理解しにくいもの
となる。
課題を解決するための手段 漢字仮名混じり文を形態素列に変換し、この形態素列
を読みを表す音韻情報とアクセント等の韻律情報とに変
換し、これらの情報に基づき音素辞書から音素を選択
し、一定の規則に基づいて順次結合して任意の音声を合
成するようにした規則音声合成装置において、請求項1
記載の発明では、形態素の重要度を示す数値を伴い各々
の形態素が登録された形態素辞書と、文毎の形態素の重
要度の総計又は平均が所定値以上になったときにその文
を重要文と判断して読上げ文章中の重要文を検出する重
要文検出部と、この重要文検出部により検出された重要
文を通常文と異なる発声で読上げさせる発声指示部とを
設け、請求項2記載の発明では、読上げ文章における段
落中の文の位置及び話題転換の接続詞を用いて読上げ文
章中の重要文を検出する重要文検出部と、この重要文検
出部により検出された重要文を通常文と異なる発声で読
上げさせる発声指示部とを設けた。
作用 読上げ文章中の文を、文の状況によって読み分けるの
で、単調でなく、聞き手にとって判り易い読上げとな
る。
特に、請求項1記載の発明によれば、形態素毎の重要
度を用いて文の状況を判断するので、文の状況を細かに
判断でき、細かく読上げることができる。
また、請求項2記載の発明によれば、段落中の文の位
置及び話題転換のための特定の接続詞を用いて文の状況
を判断するので、形態素辞書の変更も必要なく、システ
ム変更が容易であり、重要文検出のための計算時間も短
縮される。
実施例 請求項1記載の発明の一実施例を図面に基づいて説明
する。まず、日本語文字列の入力を受けた場合、単語辞
書(形態素辞書)1を用いて複数の形態素列に分解する
形態素解析部2が設けられている。この形態素解析部1
には、受取った形態素列から発声のための発音記号列を
作成する音韻処理部3が接続されている。この音韻処理
部3には発音記号列と発声データ4(発声速度、声の大
きさ、声の高さなど)とから、音声を合成しスピーカ5
から発声させる音声合成部6が接続されている。これら
の構成は、従来の規則音声合成装置でも採用されている
ものである。
ここに、本実施例の単語辞書1には第2図に例示する
ように表記、読み、品詞、アクセントの他に、形態素毎
に重要度(例えば、「0」〜「5」なる数値)が登録さ
れている。
しかして、本実施例では形態素解析部2には重要文検
出部7が接続され、この重要文検出部7と前記発声デー
タ4との間には発声指示部8が接続されている。
形態素解析により得られる形態素列は、重要文検出部
7にも送られ、文毎に形態素の重要度の累計が計算され
る。さらに、形態素の総数も計算され、重要度累計を形
態素総数で割った値が、その文の重要度を示す値とな
る。文の重要度が、ある値以上になったとき、その文を
重要文と判断する。重要文検出部7は、通常の文に対し
ては値0を出力するが、重要文に対しては値1を出力す
る。
例えば、 「 東西ドイツの統一を巡り、歴史の歯車が急ピッチで
回転し始めた。
ベルリンの壁が崩壊してからわずか三カ月余りという
のに、もう両独首脳はまず通貨統合に向けて専門委員会
を発足することで合意した。戦後東西ドイツに誕生した
のは二種類のマルクという通貨であり、ドイツの分断を
決定的にした。その両ドイツが通貨同盟設立に向かって
交渉を開始したことは、ドイツ統一への第一歩といえよ
う。
それにしても当事者とはいえ両独のこうも早い動き
は、私達に戸惑いと不安を与える。」 という例文に対する重要文検出部7の判断結果を第1表
に示す。
発声指示部8では重要文検出部7からの出力に基づ
き、音声合成のための発声データ4を変更する。出力0
なる通常文の場合は、通常の発声速度にて通常の大きさ
の発声データを与え、出力1なる重要文の場合には通常
よりも遅く通常よりも大きな声の発声データを与える。
つづいて、請求項2記載の発明について説明する。本
実施例は、重要文検出部7における重要文検出に段落及
び話題転換の接続詞を用いるようにしたものであり、構
成自体は第1図の場合と同様である。
本実施例の重要文検出部7は2つの動作を行う。即
ち、段落の検出と話題転換の接続詞の検出である。段落
検出は、改行コードの後に空白文字(スペース)が続い
たものを探し出すことにより行う。話題転換の接続詞の
検出は、予め重要文検出部7に登録された接続詞を形態
素解析結果中から探し出すことにより行う。
前述した例文に対する本実施例の重要文検出部7の判
断結果を第2表に示す。
発明の効果 本発明は、上述したように読上げ文章中の重要文を検
出する重要文検出部と、この重要文検出部により検出さ
れた重要文を通常文と異なる発声で読上げさせる発声指
示部とを設け、読上げ文章中の文を、文の状況によって
読み分けるようにしたので、単調でなく、聞き手にとっ
て判り易い読上げを可能とすることができ、特に、請求
項1記載の発明によれば、形態素毎の重要度を用いて文
の状況を判断するので、文の状況を細かに判断でき、細
かく読上げることができ、また、請求項2記載の発明に
よれば、段落中の文の位置及び話題転換のための特定の
接続詞を用いて文の状況を判断するので、形態素辞書の
変更も必要なく、システム変更が容易であり、重要文検
出のための計算時間も短縮できる。
【図面の簡単な説明】
図面は請求項1記載の発明の一実施例を示すもので、第
1図はブロック図、第2図は単語辞書の内容例を示す説
明図である。 1……形態素辞書、7……重要文検出部、8……発声指
示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G10L 11/00 - 13/08 G10L 19/00 - 21/06 JICSTファイル(JOIS)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】漢字仮名混じり文を形態素列に変換し、こ
    の形態素列を読みを表す音韻情報とアクセント等の韻律
    情報とに変換し、これらの情報に基づき音素辞書から音
    素を選択し、一定の規則に基づいて順次結合して任意の
    音声を合成するようにした規則音声合成装置において、
    形態素の重要度を示す数値を伴い各々の形態素が登録さ
    れた形態素辞書と、文毎の形態素の重要度の総計又は平
    均が所定値以上になったときにその文を重要文と判断し
    て読上げ文章中の重要文を検出する重要文検出部と、こ
    の重要文検出部により検出された重要文を通常文と異な
    る発声で読上げさせる発声指示部とを設けたことを特徴
    とする規則音声合成装置。
  2. 【請求項2】漢字仮名混じり文を形態素列に変換し、こ
    の形態素列を読みを表す音韻情報とアクセント等の韻律
    情報とに変換し、これらの情報に基づき音素辞書から音
    素を選択し、一定の規則に基づいて順次結合して任意の
    音声を合成するようにした規則音声合成装置において、
    読上げ文章における段落中の文の位置及び話題転換の接
    続詞を用いて読上げ文章中の重要文を検出する重要文検
    出部と、この重要文検出部により検出された重要文を通
    常文と異なる発声で読上げさせる発声指示部とを設けた
    ことを特徴とする規則音声合成装置。
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