JP3058281U - 学習用時計 - Google Patents

学習用時計

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JP3058281U
JP3058281U JP1998007809U JP780998U JP3058281U JP 3058281 U JP3058281 U JP 3058281U JP 1998007809 U JP1998007809 U JP 1998007809U JP 780998 U JP780998 U JP 780998U JP 3058281 U JP3058281 U JP 3058281U
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正人 大橋
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株式会社文溪堂
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現時刻から所定分後又は前の分単位の時刻の
学習を容易に行うことができる学習用時計を提供する。 【解決手段】 文字盤22に1時間単位の時数字Aと、
1時間単位の分時目盛Bと、1分単位の分目盛Cを時計
回り方向に表示する。この文字盤22に対し短針27及
び長針28を回動可能に装着する。前記文字盤22の外
周には学習補助リング42を時計回り方向又は反時計回
り方向の回動可能に装着する。前記学習補助リング42
に対し、5分単位又は1時間単位の分時目盛F〜Fと、
前記文字盤22側の長針28と対応して所定分後の分時
刻を学習する分目盛G〜Gとを時計回り方向に形成し、
該分時目盛F〜Fのうち一つを前記文字盤22側の長針
28と対応して、該長針28から所定分後の分時刻の学
習開始点を設定する起点マークFaとする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、低学年小学生を対象にして短針と長針の位置によって時刻の読み取 りを学習するための学習用時計に関し、さらに詳しくは現時刻から所定分後又は 所定分前の時刻の学習の理解を容易にするための学習補助体に関するものである 。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の学習用時計としては、例えば、図9に示すものが知られている 。この学習用時計では、本体ケース30に1時間単位の数字(以下、時数字とい う。)が表示された文字盤31が一体に組付けられ、この文字盤31の前面に短 針32と長針33とが回動自在に設けられている。又、本体ケース30の前面側 には文字盤31を覆う透明カバー34が取付けられている。前記文字盤31の外 周縁には5分おきに分単位の数字(以下、分数字という。)を表示する表示プレ ートが取り付けられ、分単位の時刻の学習の理解度を高めるようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
この学習用時計は、学習レベルに応じて以下のように使用される。すなわち、 小学低学年では、短針32と長針33が示す現時刻の学習が行われる。又、現時 刻から所定分後の時刻の学習も行われる。このとき、長針33が5分おきの分単 位を示す目盛線のいずれか一つを指示している場合は、その長針33から所定分 後の分時刻を学習することは比較的容易となる。すなわち、図9に実線で示すよ うに、短針32が3時を示し、長針33が0分を示している現時刻が「3時00 分」の状態から例えば10分後の時刻を学習する際、5分おきの分数字やこれと 対応する分目盛線を参考にして、答えが3時10分であることを理解することは 比較的容易である。
【0004】 ところが、長針33が例えば図9の鎖線で示すように5分単位の分数字(分目 盛線)の間の1分単位の分目盛線「23分」を指している場合には、この分時刻 から10分後の分時刻が何分となるかを理解することが難しいという問題があっ た。すなわち、長針33から10分に相当する1分単位の目盛線を一つ一つ10 回だけ数えてその分時刻を認識しなければならないので、学習の理解度が低い。 さらに、現時刻が例えば「3時23分」から12分後とか24分後の時刻を学習 する場合には、理解度がさらに低くなる。
【0005】 このように、従来の学習用時計は、現時刻から所定分後の時刻を学習する際の 理解度が低く、学習時間が長くなるという問題があった。なお、所定分前の時刻 の学習や短針の示す時単位の現時刻から所定時間後又は前の時単位の時刻の学習 においても学習を効率良く行うことができないという問題があった。
【0006】 本考案の目的は、上記従来の問題点を解消して、現時刻から所定分後又は前の 分単位の時刻の学習や所定時間後又は前の時刻の学習を容易に行うことができる 学習用時計を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の考案は、5分単位及び一時間単位の複数の分時目盛と一分単 位の複数の分目盛が時計回り方向に表示された文字盤と、前記文字盤に対して回 動可能に設けられた短針及び長針を備えた学習用時計において、 前記文字盤と別体に形成され、かつ該文字盤に対し前記分時目盛及び分目盛に 沿って時計回り方向に対応位置を変更するようにした学習補助体を備え、 上記学習補助体は、前記文字盤側の各分目盛と対応可能な分目盛を備えるとと もに、前記文字盤側の長針に指向して、該長針から所定分後の分単位の時刻を学 習するための起点を設定する起点マークを備えている。
【0008】 請求項2に記載の考案は、請求項1において、前記学習補助体は、起点マーク を起点として5分単位の分時刻を表示する分目盛が形成されている。 請求項3に記載の考案は、請求項1又は2において、前記文字盤は本体ケース に収容され、前記学習補助体は前記本体ケースに設けられた環状の案内リング部 により時計回り又は反時計回り方向への回動可能に支持されている。
【0009】 請求項4に記載の考案は、請求項3において、前記本体ケースの前面には文字 盤を覆う透明カバーが装着され、前記学習補助体は前記透明カバーに形成した環 状の係止リング部と前記環状の案内リング部との隙間において、時計回り方向又 は反時計回り方向への往復回動可能に介装されている。
【0010】 請求項5に記載の考案は、請求項3において、前記本体ケースの前面には文字 盤の外周縁を覆う取付リング部が形成され、該取付リング部には前記透明カバー の外周面に形成した被取付リング部が取り外し可能に装着され、該被取付リング 部の前側外周縁には係止リング部が形成され、前記学習補助体は前記被取付リン グ部の外周面と係止リング部とにより時計回り又は反時計回り方向の往復回動可 能に支持されている。
【0011】 請求項6に記載の考案は、請求項1又は2において、前記文字盤は本体ケース に収容され、該本体ケースには透明カバーが時計回り又は反時計回り方向に往復 回動可能に装着され、該透明カバーは学習補助体としての機能を有し、該カバー には起点マークと分目盛が形成されている。
【0012】 請求項7に記載の考案は、請求項1〜5のいずれかにおいて、前記学習補助体 は、円環状に形成された学習補助リングである。 請求項8に記載の考案は、請求項1〜6のいずれかにおいて、前記学習補助体 には起点マークの付近に時計回り方向の矢印と、反時計回り方向の矢印が表示さ れている。
【0013】 請求項9に記載の考案は、請求項7において、前記学習補助リングは、透明カ バーの外周面に形成された案内リング部に対し回動可能に、かつ取り外し可能に 嵌合されるものである。
【0014】 請求項10に記載の考案は、請求項8において、前記学習補助体には前記矢印 と対応して1分単位又は5分単位で分時刻を表示する数字が表示されている。 請求項11に記載の考案は、請求項7において、前記学習補助リングの裏面に は、表面側の起点マーク、5分単位の分目盛と対応して係合凹部が12箇所に形 成され、本体ケースには前記係合凹部のいずれか一つに係合して前記学習補助リ ングを所定位置に保持する突起が形成されている。
【0015】
【考案の実施の形態】
以下、この考案を具体化した一実施形態を図1〜図4に基づいて説明する。 図1,図2に示すように、合成樹脂からなる本体ケース21は、机上に載置さ れる左右一対の脚部21aを一体に形成したアーチ状のフレーム部21bを備え 、該フレーム部21bの前側面に一体に形成された円盤状の装着部21cの前面 には例えば紙あるいは合成樹脂シートよりなる円盤状の文字盤22が接着されて いる。
【0016】 この文字盤22の前面にはその周縁に沿って1時間単位の時数字(1、2…1 2)A〜Aが等間隔をおいて時計回り方向に印字されている。同じく文字盤22 の前面には各時数字A〜Aとそれぞれ対応するように、5分単位及び1時間単位 の正方形状の分時目盛B〜Bが等間隔をおいて印字されている。この文字盤22 の前面は白色に着色され、各時数字A〜A及び各分時目盛B〜Bは紺色に着色さ れている。さらに、前記文字盤22の前面には前記各分時目盛B〜Bの間を1分 単位でそれぞれ5等分する分目盛線C〜Cがピンク色に印字されている。文字盤 22の外周縁部には、各分時目盛B〜Bとそれぞれ対応して後述する表示プレー ト32に印字された分時目盛線D〜D又は5分単位の分数字E〜Eを表示するた めの表示窓23〜23が等間隔をおいて切り欠かれている。なお、前記文字盤2 2上において、隣接する前記分時目盛B,B間に印字された分目盛線C〜Cは四 本となる。
【0017】 前記文字盤22の装着部21cの背面側には、図2、3に示すように後方へ膨 らむように膨出部24が形成され、この膨出部24の内部には歯車機構25が収 容されている。歯車機構25には文字盤22の中心から前方へ突設された一対の 回動軸26A、26Bが駆動連結され、両回動軸26A、26Bの先端には長針 28と短針27とが取着されている。又、歯車機構25には操作ディスク29が 駆動連結され、その一部は本体ケース21のフレーム部21bに形成した開口か ら突出されている。そして、操作ディスク29を回動操作すると、歯車機構25 、回動軸26A、26Bを介して短針27と長針28とが時計回り又は反時計回 り方向に回動するようになっている。
【0018】 図2,図3に示すように、前記装着部21cの前面には、外周寄りに位置する ように円環状をなす案内溝31が形成されている。この案内溝31には合成樹脂 からなる円環状の表示プレート32が時計回り又は反時計回り方向への回動可能 に嵌入されている。表示プレート32の前面(表示面)32aにはその周縁に沿 って前記文字盤22側の分時目盛B〜Bと対応可能な5分単位及び1時間単位の 分時目盛D〜Dが等間隔に時計回り方向に印字されている。前記表示プレート3 2の前記各分時目盛D〜Dの間には、5分単位の分数字(0、5、10、15・ ・・55)E〜Eが等間隔に時計回り方向に印字されている。この表示プレート 32の表示面32aは前記文字盤22と異なる白色に着色され、各分時目盛D〜 Dは赤色に、各分数字E〜Eは赤色の四角形の枠内に白色に印字されている。
【0019】 図1〜図3に示すように、前記表示プレート32の外周縁には外方へ延びる突 部33が形成されている。この突部33は前記フレーム部21bに形成した長孔 21dから外部に突出され、その先端部には操作ノブ34が嵌合されている。
【0020】 前記表示プレート32の表示面32aの大半は前記文字盤22により遮蔽され ており、前記分時目盛D〜D又は分数字E〜Eを、文字盤22に形成した表示窓 23〜23から切り換え表示可能である。すなわち、図1に示すように表示窓2 3〜23に分時目盛D〜Dを表示した状態において、操作ノブ34を前記フレー ム部21bに形成した長孔21dに沿って図1の時計回り方向に回動させると、 表示プレート32は案内溝31にガイドされながら前記回動軸26A、26Bの 軸心を中心に同方向へ回動される。このため、分時目盛D〜Dが文字盤22の裏 面側に隠れ、図4に示すように表示窓23〜23に各分数字E〜Eが現れる。反 対に、図4に示す状態で操作ノブ34を反時計回り方向に回動すると、表示プレ ート32が反時計回り方向に回動されて、隠れていた分時目盛D〜Dが図1に示 すように表示窓23〜23に現れる。
【0021】 前記本体ケース21の文字盤22の円盤状をなす装着部21cの前面外周寄り には、透明カバー41を取り付けるための円環状の取付リング部21eが一体に 形成されている。この透明カバー41は円盤状のカバー本体41aと、その外周 縁に一体に形成され、かつ前記取付リング部21eの内周面に案内されて時計回 り又はその逆方向に回動する被取付リング部41bとを備えている。前記カバー 41側の被取付リング部41bの外周面には複数箇所(この実施形態では二箇所 )に突部41c、41cが一体に形成され、該突部41c、41cの前側面には 係止突起41d、41dが形成されている。
【0022】 一方、本体ケース21側の前記取付リング部21eには、前記複数の係止突起 41c、41cを前後方向(回動軸26A、26Bの軸線と平行方向)に進入す る通路21f、21fが形成され、該通路21f、21fの内底部には凹部21 g、21gが時計回り方向に形成されている。この凹部21g、21gの前側縁 には係止凹部21h、21hが形成されている。
【0023】 本体ケース21への透明カバー41の組み付け作業は次のように行われる。前 記透明カバー41の突部41c、41cを本体ケース側の前記通路21f、21 fから凹部21g、21gに進入させ、被取付リング部41bの外周面を取付リ ング部21eの内周面に接触する。次に、透明カバー41を時計回り方向に回動 すると、突部41c、41cが凹部21g、21g内で同方向に移動され、突部 41c、41cに形成した係止突起41d、41dが前記係止凹部21h、21 hに係止されることにより透明カバー41が所定位置に係止保持される。
【0024】 前記透明カバー41の被取付リング部41bの外周面には、該リング部41b の外径よりも大径の係止リング部41eが一体に形成されている。図2に示すよ うに透明カバー41を取付リング部21eに嵌合した状態において、前記係止リ ング部41eの後端縁(右側面)と前記取付リング部21eの前端縁(左側面) との間には所定の隙間Hが形成される。この隙間Hを利用して学習補助体として の学習補助リング42が時計回り又は反時計回り方向への回動可能に装着されて いる。この学習補助リング42は透明カバー41が取付リング部21eに装着さ れる以前に被取付リング部41bの外周面に嵌合される。この取付作業を許容す るために、学習補助リング42の内周縁には複数箇所(この実施形態では二箇所 )に前記突部41c、41cを通過させるための凹部42a、42aが切り欠き 形成されている。
【0025】 前記本体ケース21の前面には前記取付リング部21eから半径方向の外側に 所定間隔をおいて同心状に案内リング部21iが一体に形成されている。この案 内リング部21iの前端縁により前記学習補助リング42の外周縁に一体に形成 した被案内リング部42b(図2、3参照)が時計回り方向の回動可能に案内さ れる。
【0026】 前記学習補助リング42の前面(表示面)42cには、前記文字盤22側の分 時目盛B〜Bと対応して三角形状の分時目盛F〜Fが形成され、文字盤22側の 分目盛C〜Cと対応して線状の分目盛G〜Gが形成されている。前記12個の分 時目盛F〜Fのうち1個の分時目盛Faは大きい三角形としていて、これが起点 マークFaとなっている。
【0027】 図3に示すように、学習補助リング42の背面には、前記分時目盛F〜F、起 点マークFaと対応して十二対の突条42d、42d(図3ではリング42の裏 面を部分的に拡大して一箇所のみに表示する)が形成され、各突条42d、42 dの間に係合凹部42eが形成されている。一方、図2、3に示すように、本体 ケース21側の前記取付リング部21eと案内リング部21iとの間には環状溝 21jが形成され、この溝21jの最下端部の底面には、前記係合凹部42e〜 42eのいずれか一つに係合される突起21kが形成されている。この突起21 kは前記文字盤22の30分を意味する分時目盛Fと対応している。そして、前 記学習補助リング42をカバー41の被取付リング部41bの外周面に沿って時 計回り又は反時計回り方向に回動すると、突起21kが突条42dを乗り越える ようにして凹部42eに係合される。この状態で学習補助リング42の分時目盛 F〜Fが文字盤22側の分時目盛B〜Bと対応する状態に不用意に回動されない ように保持される。
【0028】 次に、上記のように構成された学習用時計の作用について説明する。 まず、短針27及び長針28が「何時」の時刻を指しているか、つまり時単位 の時刻を読み取り学習させるには、文字盤22の表示窓23に5分単位の分数字 E〜Eが現れないようにする。すなわち、操作ノブ34を操作して表示プレート 32を回動させ、図1に示すように表示窓23〜23に分時目盛D〜Dのみを表 示する。
【0029】 次いで、前記の時刻を読み取る学習が終了したら、分単位の時刻を読み取る学 習を行う。この学習では文字盤22の表示窓23に分数字E〜Eが見えるように する。すなわち、操作ノブ34を図1に示す位置から時計回り方向に回動させ、 表示プレート32を同方向へ回動させる。すると、表示プレート32の回動に伴 い、図4に示すように表示窓23〜23に分数字E〜Eが現れて視認できるよう になる。
【0030】 図4に示すように例えば学習用時計が「1時18分」を示している状態におい て、この現時刻から所定分経過した時刻を学習するには、学習補助リング42が 用いられる。この際、補助リング42を被取付リング部41bの外周面上で回動 操作し、その起点マークFaを長針28に指向させる。そして、長針の指す「1 8分」から例えば「10分後」の時刻が何分になるかを学習するには、学習補助 リング42の起点マークFaから「10分後」の分目盛Fが指す文字盤22上の 分目盛Cから「28分」になることを学習して理解することができる。
【0031】 又、例えば「1時18分」を示している状態において、この現時刻から「12 分後」の分時刻を学習する際には、起点マークFaから「12分目」の分目盛G と対応する文字盤22上の分目盛Cが「30分」を指していることを読み取り学 習の理解を速めることができる。
【0032】 一方、表示窓23〜23に分時目盛D〜Dを切り換え表示した状態で、学習補 助リング42を用いて、特定の時刻から所定時間後の時刻を学習することもでき る。この場合には、図1に示すように1時と2時の中間にある短針27に起点マ ークFaを合わせる。そして、この起点マークFaから所定時間、例えば3時間 経過した後の時刻は、リング42側の分時目盛F〜Fを1時間単位の目盛と認識 させて、この分時目盛F〜Fのうち三つ目の分時目盛Fから時刻が「4時台」で あることを容易に学習することができる。
【0033】 本実施形態は以下に示す(1)〜(7)の効果を有する。 (1)前記実施形態では、透明カバー41の被取付リング部41bの外周に学 習補助リング42を時計回り方向又は反時計回り方向への回動可能に嵌合し、リ ング42の表面42cに起点マークFaを設けるとともに、この起点マークFa から一分単位の分目盛G〜Gと、5分単位の分目盛を兼用する1時間単位の分時 目盛F〜Fを形成した。このため現時刻の短針27又は長針28のいずれか一方 に起点マークFaを合わせて、現時刻の分刻又は時刻から所定分又は所定時間後 の分時刻を認識する学習を迅速かつ確実に行うことができる。
【0034】 又、現時刻から所定分又は所定時間前の時刻を認識する学習も迅速かつ確実に 行うことができる。 (2)前記実施形態では、前記文字盤22は本体ケース21に収容され、前記 学習補助リング42は前記本体ケース21に設けられた環状の案内リング部21 iにより時計回り又は反時計回り方向への回動可能に支持されている。このため 、学習補助リング42を回動操作する簡単な操作で時計の学習を容易に行うこと ができる。
【0035】 (3)前記実施形態では、前記本体ケース21の前面には文字盤22を覆う透 明カバー41が装着され、前記学習補助リング42は前記透明カバー41に形成 した環状の係止リング部41eと前記環状の案内リング部21iとの隙間Hにお いて、時計回り方向又は反時計回り方向への往復回動可能に介装されている。こ のため、透明カバー41を利用して学習補助リング42を簡単な構造により装着 することができるとともに、リング42の回動操作を安定して行うことができる 。
【0036】 (4)前記実施形態では、前記取付リング部21eには前記透明カバー41の 外周面に形成した被取付リング部41bが取り外し可能に装着され、該被取付リ ング部41bの前側外周縁には前記リング42を係止する係止リング部41eが 形成されている。前記学習補助リング42は前記被取付リング部41bの外周面 と係止リング部41eとにより支持されている。このため、本体ケース21に対 し学習補助リング42を必要なときにのみ装着することができる。
【0037】 (5)前記学習補助リング42の裏面には、表面側の5分単位の分目盛F〜F 、起点マークFaと対応して係合凹部42e〜42eが12箇所に形成され、本 体ケース21には前記係合凹部42e〜42eのいずれか一つに係合して前記学 習補助リング42を所定位置に保持する突起21kが形成されている。このため 、学習補助リング42の起点マークFaを文字盤22側の分時目盛B〜Bに合わ せた状態で位置規制し、リング42が不用意に回動するのを防ぐことができる。
【0038】 (6)表示窓23〜23に対して操作ノブ34を操作することにより、表示プ レート32の分数字E〜Eと、分時目盛D〜Dとを学習レベルに応じて選択的に 表示可能にした。そのため、本体ケース21にそれと別体からなる表示プレート 32をいちいち装着しなくても、操作ノブ34のワンタッチ操作により分数字E 〜E又は分時目盛D〜Dを容易に切り換え表示することができ、小学低学年の児 童でも扱い易くできる。又、児童個別の理解度に応じた学習に便利であり、時刻 の読み取りが正しいか否かを確かめるのにゲーム感覚で取り組むことができ、学 習に最適な効果を奏する。
【0039】 (7)表示プレート32は文字盤22の設けられた本体ケース21と別部材で なく、本体ケース21の内部に文字盤22とともに一体に組付けされているため 、表示プレート32を使用していない間に紛失することを防止できる。
【0040】 なお、本考案は前記実施形態以外に以下のように構成してもよい。 (a)図5に示すように、学習補助リング42の表面に対し、起点マークFa から時計回り方向及び反時計回り方向に矢印を表示し、「後」、「前」の文字を 表示するようにしてもよい。
【0041】 この場合には、現時刻から所定分又は所定時間後か前かの判断を容易に行うこ とができるので、学習効率をさらに向上することができる。 (b)図6に示すように、1時間単位と5分単位の分時刻を表示する分時目盛 F〜Fに5分単位の分数字E〜Eを表示してもよい。
【0042】 この場合には、起点マークFaからの所定分後の時刻の認識を迅速に行い学習 効果をさらに向上することができる。 (c)図7に示すように、透明カバー41を本体ケース21に取り外し可能に 取り付けるため、透明カバー41の外周面に被取付リング部41bを形成し、こ のリング部41bに対し突部41cと係止突起41dを設ける。又、カバー41 の外周面に案内リング部41fを形成し、このリング部41fに学習補助リング 42を使用時にのみ装着して回動し、時計学習を行うようにしてもよい。
【0043】 この別例において、本体ケース21に対し透明カバー41を取り外し不能に固 定してもよい。 (d)図8に示すように、透明カバー41のカバー本体41aの表面又は裏面 に対し、前述した起点マークFa、分時目盛F〜F、分目盛G〜Gを表示すると ともに、透明カバー41を本体ケース21の取付リング部21eに対し時計回り 方向又は反時計回り方向に回動可能に装着してもよい。
【0044】 この場合には、学習補助リング42を省略して、部品点数を減少し、構造を簡 素化でき、製造を容易に行い、コストの低減を図ることができる。 (e)前記学習補助リング42の表面の分時目盛F〜Fを全て省略し、これに 代えて分目盛G〜Gを形成し、さらに各分目盛に対し、1、2、3、4、5・・ ・58、59の分数字を表すこともできる。又、分時目盛F〜Fを省略せずに分 数字を形成したり、時数字を並列に形成したりしてもよい。
【0045】 これらの場合には、全ての分数時が表記されているので、起点マークFaから 所定分後の分時刻を容易に学習することができる。 (f)前記実施形態では、表示プレート32を形成したが、これを省略するこ ともできる。この場合に、学習補助リング42に対し5分単位の分数字E〜Eを 形成しておき、起点マークFaを0時(12時)に合わせることにより、現時刻 の学習の際、分単位の時刻の認識を容易に行うことができる。
【0046】 (g)前記実施形態では、透明カバー41を用いたが、これを省略してもよい 。この場合には、本体ケース21の案内リング部21iに学習補助リング42を 装着して、時計学習を行う。
【0047】 (h)前記実施形態の本体ケース21及び表示プレート32を省略し、文字盤 22を厚肉として、その外周縁に沿って学習補助リング42を時計回り方向又は 反時計回り方向へ回動可能に装着してもよい。
【0048】
【考案の効果】
この考案によれば、現時刻から所定分後又は前の分単位の時刻の学習や所定時 間後又は前の時刻の学習を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施形態を示す学習用時計の正面図。
【図2】 同じく、図1のX−X断面図。
【図3】 同じく、学習用時計の分解斜視図。
【図4】 同じく学習用時計の別時刻を示す正面図。
【図5】 学習補助リングの別例を示す部分斜視図。
【図6】 学習補助リングの別例を示す部分斜視図。
【図7】 透明カバーと学習補助リングの別例を示す斜
視図。
【図8】 学習補助機能を有する透明カバーを示す斜視
図。
【図9】 従来の学習用時計を示す斜視図。
【符号の説明】
21…本体ケース、21b…フレーム部、21c…装着
部、21e…取付リング部、21f…通路、21g…凹
部、21h…係止凹部、21i…案内リング部、22…
文字盤、23…表示窓、27…長針、28…短針、41
…透明カバー、41b…被取付リング部、41c…突
部、41d…係止突起、41e…係止リング部、42…
学習補助体としての学習補助リング、42b…被案内リ
ング部、42e…係合凹部、A…1時間単位の時数字、
B…5分単位又は1時間単位の分時目盛、C…1分単位
の分目盛、D…5分単位又は1時間単位の分時目盛、E
…5分単位の分数字、F…5分単位又は1時間単位の分
時目盛、Fa…起点マーク、G…1分単位の分目盛。

Claims (11)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 5分単位及び一時間単位の複数の分時目
    盛と一分単位の複数の分目盛が時計回り方向に表示され
    た文字盤と、前記文字盤に対して回動可能に設けられた
    短針及び長針を備えた学習用時計において、 前記文字盤と別体に形成され、かつ該文字盤に対し前記
    分時目盛及び分目盛に沿って時計回り方向に対応位置を
    変更するようにした学習補助体を備え、 上記学習補助体は、前記文字盤側の各分目盛と対応可能
    な分目盛を備えるとともに、前記文字盤側の長針に指向
    して、該長針から所定分後の分単位の時刻を学習するた
    めの起点を設定する起点マークを備えている学習用時
    計。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記学習補助体は、
    起点マークを起点として5分単位の分時刻を表示する分
    目盛が形成されている学習用時計。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、前記文字盤は
    本体ケースに収容され、前記学習補助体は前記本体ケー
    スに設けられた環状の案内リング部により時計回り又は
    反時計回り方向への回動可能に支持されている学習用時
    計。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記本体ケースの前
    面には文字盤を覆う透明カバーが装着され、前記学習補
    助体は前記透明カバーに形成した環状の係止リング部と
    前記環状の案内リング部との隙間において、時計回り方
    向又は反時計回り方向への往復回動可能に介装されてい
    る学習用時計。
  5. 【請求項5】 請求項3において、前記本体ケースの前
    面には文字盤の外周縁を覆う取付リング部が形成され、
    該取付リング部には前記透明カバーの外周面に形成した
    被取付リング部が取り外し可能に装着され、該被取付リ
    ング部の前側外周縁には係止リング部が形成され、前記
    学習補助体は前記被取付リング部の外周面と係止リング
    部とにより時計回り又は反時計回り方向の往復回動可能
    に支持されている学習用時計。
  6. 【請求項6】 請求項1又は2において、前記文字盤は
    本体ケースに収容され、該本体ケースには透明カバーが
    時計回り又は反時計回り方向に往復回動可能に装着さ
    れ、該透明カバーは学習補助体としての機能を有し、該
    カバーには起点マークと分目盛が形成されている学習用
    時計。
  7. 【請求項7】 請求項1〜5のいずれかにおいて、前記
    学習補助体は、円環状に形成された学習補助リングであ
    る学習用時計。
  8. 【請求項8】 請求項1〜6のいずれかにおいて、前記
    学習補助体には起点マークの付近に時計回り方向の矢印
    と、反時計回り方向の矢印が表示されている学習用時
    計。
  9. 【請求項9】 請求項7において、前記学習補助リング
    は、透明カバーの外周面に形成された案内リング部に対
    し回動可能に、かつ取り外し可能に嵌合されるものであ
    る学習用時計。
  10. 【請求項10】 請求項8において、前記学習補助体に
    は前記矢印と対応して1分単位又は5分単位で分時刻を
    表示する数字が表示されている学習用時計。
  11. 【請求項11】 請求項7において、前記学習補助リン
    グの裏面には、表面側の起点マーク、5分単位の分目盛
    と対応して係合凹部が12箇所に形成され、本体ケース
    には前記係合凹部のいずれか一つに係合して前記学習補
    助リングを所定位置に保持する突起が形成されている学
    習用時計。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011027987A (ja) * 2009-07-24 2011-02-10 Kobun Shoin:Kk 時計型学習教材
JP2011027988A (ja) * 2009-07-24 2011-02-10 Kobun Shoin:Kk 時計型学習教材

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JP2011027987A (ja) * 2009-07-24 2011-02-10 Kobun Shoin:Kk 時計型学習教材
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