JP3057985U - スパイク付き靴底 - Google Patents

スパイク付き靴底

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JP3057985U
JP3057985U JP1998007435U JP743598U JP3057985U JP 3057985 U JP3057985 U JP 3057985U JP 1998007435 U JP1998007435 U JP 1998007435U JP 743598 U JP743598 U JP 743598U JP 3057985 U JP3057985 U JP 3057985U
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spike
mounting
hole
sole
shoe sole
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充之 毛利
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Morito Co Ltd
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Morito Co Ltd
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案は、係合部の歪み等によって、スパイ
クの機能が阻害されない安全なスパイク付き靴底を安価
に提供することを課題とするものである。 【解決手段】 取付孔(12)を穿設した座板部(11)に爪部
(10)を突設してなるスパイク(1) を、スパイク(1) の取
付孔(12)と対応する位置にナット埋設体(21)を埋設した
靴底本体(2) に対し、取付ボルト(4) を前記スパイク
(1) の取付孔(12)を介してナット埋設体(21)に螺合し、
固着する構成としたスパイク付き靴底において、スパイ
ク(1) には座板部(11)に係合孔(13)を穿設し、靴底本体
(2) は、ナット埋設体(21)の中心から一定半径線上でナ
ット埋設体(21)の中心を通るスパイク取付方向線(5) の
両側に一定範囲でスパイクの揺動を可能とするスパイク
調整領域に複数の係止突起(20)を突出し、その根元を埋
設し、任意の係止突起(20)をスパイク(1) の係合孔(13)
に嵌合係止するスパイク付き靴底を解決手段とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、野球靴底等に取付けたスパイクの向きを自由に変えることができる スパイク付き靴底に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、例えば、実公昭61−44643号に記載される考案、即ち、爪部 を突設してなる座板部に取付孔を穿設し、座板部(2) の端縁に係止縁を配設して なるスパイクを形成し、靴底本体に前記係止縁と対応する位置に係止部を、取付 孔と対応する箇所に固着部をそれぞれ設け、該係止部にスパイクの係止縁を嵌合 係止させて、スパイクを靴底本体に固定してなるスパイク付き靴底等が公知であ る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記した従来のスパイク付き靴底は、爪部の向きの調整が行え、疲労感の少な い野球靴を提供することができる点で非常に優れたものであるが、長期の使用に よって、問題の発生し易いものであった。即ち、該スパイク付き靴底に設けられ るスパイクの座板部は、係止部が常に外側に露出する係止縁に形成されるもので あったことから、該係止部と係合する突壁或いは係合部が、度重なる使用により 僅かにでも変形した場合には、係止部と突壁或いは係合部との係合が不可能とな り、この結果、スパイクが係止されず、取付ボルトによる一点止めとなり、使用 時には、スパイクが回転して、正常に機能せず危険を伴うものとなるという問題 が発生するものであった。
【0004】 また、従来では係止縁を突状、波形状等の複雑な形状としなければならず、係 止突起にかかる負荷を、前記強度の低い係止縁部分で受けることとなり、スパイ クの前記係止縁部分の変形等を招来し、これによってスパイクのガタツキを招来 する不具合もあった。
【0005】 本考案は、以上の不具合に鑑みてなされたものであり、係止突起、スパイクの 歪み等によって、スパイクの機能が阻害されない安全なスパイク付き靴底を安価 に提供することを課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
取付孔を穿設した座板部に爪部を突設してなるスパイクを、該スパイクの取付 孔と対応する位置にナット埋設体を埋設した靴底本体に対して、取付ボルトを前 記スパイクの取付孔を介して前記ナット埋設体に螺合することによって、固着す る構成としたスパイク付き靴底において、スパイクは、前記取付孔とは別に、座 板部に係合孔を穿設したものとし、また、靴底本体は、前記係合孔と対応する係 合手段を、前記ナット埋設体の中心から一定半径線上であって、該ナット埋設体 の中心を通るスパイク取付方向線の両側に90度以内の範囲でスパイクの揺動を 可能とするスパイク調整領域に複数の係止突起を突出させ、その根元を埋設した ものとし、複数の係止突起の内、任意の係止突起を少なくとも一つ選択して、前 記スパイクの係合孔に嵌合係止させ、前記スパイク調整領域内において靴底に対 するスパイクの向きを自由に変更することができるものとしたことを特徴とする スパイク付き靴底を、課題を解決するための手段とするものである。
【0007】
【考案の実施の形態】及び
【実施例】
図1は本考案の実施例1に係るスパイク付き靴底の靴底を省略した状態の組立 説明図、図2は同実施例1に係るスパイク付き靴底の説明断面図、図3は実施例 1に係るスパイク付き靴底を示す説明図、図4は本考案の実施例2に係るスパイ ク付き靴底の靴底を省略した状態の組立説明図、図5は同実施例2に係るスパイ ク付き靴底の説明断面図、図6は本考案の実施例3に係るスパイク付き靴底の靴 底を省略した状態の組立説明図、図7は同実施例3に係るスパイク付き靴底の説 明断面図である。
【0008】 (実施例1) 本考案の実施例1に係るスパイク付き靴底は、図1、図2及び図3に示すよう に、金属板を折曲して爪幅20mm、爪高さ15mmの爪部(10)を突設するとと もに、直径5mmの取付孔(12)と直径3mmの係合孔(13)をそれぞれ穿設し、角 を落とした構成とした座板部(11)を形成したスパイク(1) とし、 靴底本体(2) は、一のスパイク(1) に対して、取付孔(12)と該取付孔(12)の中 心を軸とする一定半径の線上に3つの係止突起(20)を埋設したものであり、 前記スパイク(1) の係合孔(13)に、前記3つの係止突起(20)のうちの任意の一 つの係止突起(20)を嵌合するとともに、前記ナット埋設体(21)の螺子孔(23)に取 付孔(12)を合わせ、取付ボルト(4) を前記取付孔(12)を介してナット埋設体(21) に螺合することにより前記スパイク(1) を靴底本体(2) に固定してなるスパイク 付き靴底である。
【0009】 スパイクの向きの調整は、取付ボルト(4) を工具で緩めた後、係合突起(20)か らスパイク(1) の座板部(11)を持ち上げて抜き、他の係合突起(20)に嵌合し直し 、取付ボルト(4) を締め付けることにより行う。
【0010】 (実施例2) 本実施例2は、図4及び図5に示すように、靴底本体(2) に埋設されるナット ナット埋設体(21)と係止突起(20)を一体として用いることにより、製造コストの 低減を図ったものであり、他の部分に関しては、実施例1と共通する。
【0011】 (実施例3) また、本考案の実施例3に係るスパイク付き靴底は、前記実施例1、2と同一 構造のスパイク(1) を用いているが、図6、図7に示すように、別途、補助板(3 ) を用いるものである。即ち、スパイク(1) の取付孔(12)に対応した位置に、直 径5mmの基板孔(32)を穿設した基板(31)に、直径4.5mm、長さ10mmの 座付きの固定ピン(30)を5mm露出するように立設して補助板(3) を形成し、 靴底本体(2) には、前記スパイク(1) の係合孔(13)と対応した位置にピン孔(2 2)を設けるとともに、該スパイク(1) の取付孔(12)及び補助板(3) の基板孔(32) の同一中心軸線上となる位置に、ナット埋設体(21)を設けたものとし、 補助板(3) の固定ピン(30)を、スパイク(1) の係合孔(13)を介して靴底本体(2 ) の前記複数のピン孔(22)のうちの一の任意のピン孔(22)に嵌合係止させて、取 付ボルト(4) をスパイク(1) の取付孔(12)及び補助板(3) の基板孔(32)を介して ナット埋設体(21)に螺合し、スパイク(1) 及び補助板(3) を靴底本体(2) に固定 してなるスパイク付き靴底である。
【0012】 尚、実施例3に係るスパイク付き靴底におけるナット埋設体(21)においては、 ピン孔(22)を形成したものとしているが、例えば、一般的に用いられるスパイク ピン用のナット埋設体の鍔部に設けられる埋設用小孔を、ピン孔に代えて用いて もよい。但し、この場合、ピン孔に代えて使用する埋設用小孔は、靴底面に露出 するものとしなければならず、また複数の埋設用小孔を使う必要があり、製造工 程においては靴底を成形する際に、靴底面に露出するような型を用いればよい。
【0013】 更には、いずれの実施例においても、各々のスパイク(1) には取付孔(12)及び 係合孔(13)が一つのみ穿設されているが、二つ以上設けてもよいし、また、係合 突起の本数も特に限定するものではない。
【0014】
【考案の効果】
本考案によれば、スパイクの座板部に係合孔を設けたことにより、従来のスパ イク付き靴底の欠点であった、係止突起が使用時に発生する歪みによりスパイク が係止されず、取付ボルトによる一点止めとなり、スパイクが回転して、正常に 機能せず危険を伴うものとなるという問題が解消され、耐久性に優れた、安全な スパイク付き靴底を提供することができる。
【0015】 また、本考案によれば、座板部全体で前記係止突起にかかる負荷を受け、該負 荷が分散されることから、従来より問題であったスパイクの係止縁の変形を防止 し、これによってスパイクのガタツキを防止することができる。
【0016】 更に、スパイクの係止手段は、座板部に係止孔を穿設するのみであることから 、製作容易であり、スパイクの低廉化を図ることもできる。
【0017】 一方、基板孔を穿設した基板に固定ピンを立設してなる補助板を設け、該補助 板の固定ピンを、スパイクの取付孔を介して、ナット埋設体に設けられる複数の ピン孔のうち任意のピン孔に嵌合係止させることによっては、固定ピンが外部に まったく露出せず、直接に地面に接触することがなくなることから、耐久性に優 れたものとすることができるとともに、体裁も良いものとすることができる。
【0018】 また、前記補助板を用いた場合には、取付ボルトで固定することにより、靴底 本体と前記取付ボルトの間に、スパイク及び補助板の2枚の板が挟持されること となることから、ダブルワッシャー的な効果を発揮し、極めて強固に取付ボルト を取付けることができ、該取付ボルトの緩みを有効に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例1に係るスパイク付き靴底の靴
底を省略した状態の組立説明図である。
【図2】本考案の実施例1に係るスパイク付き靴底の説
明断面図である。
【図3】本考案の実施例1に係るスパイク付き靴底を示
す説明図である。
【図4】本考案の実施例2に係るスパイク付き靴底の靴
底を省略した状態の組立説明図である。
【図5】本考案の実施例2に係るスパイク付き靴底の説
明断面図である。
【図6】本考案の実施例3に係るスパイク付き靴底の靴
底を省略した状態の組立説明図である。
【図7】本考案の実施例3に係るスパイク付き靴底の説
明断面図である。
【符号の説明】
(1) スパイク (2) 靴底本体 (3) 補助板 (4) 取付ボルト (5) スパイク取付方向線 (10) 爪部 (11) 座板部 (12) 取付孔 (13) 係合孔 (20) 係止突起 (21) ナット埋設体 (22) ピン孔 (30) 固定ピン (31) 基板 (32) 基板孔

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取付孔(12)を穿設した座板部(11)に爪部
    (10)を突設してなるスパイク(1) を、該スパイク(1) の
    取付孔(12)と対応する位置にナット埋設体(21)を埋設し
    た靴底本体(2) に対して、取付ボルト(4) を前記スパイ
    ク(1) の取付孔(12)を介して前記ナット埋設体(21)に螺
    合することによって、固着する構成としたスパイク付き
    靴底において、 スパイク(1) は、前記取付孔(12)とは別に、座板部(11)
    に係合孔(13)を穿設したものとし、 靴底本体(2) は、前記係合孔(13)と対応すべく、前記ナ
    ット埋設体(21)の中心から一定半径線上であって、該ナ
    ット埋設体(21)の中心を通るスパイク取付方向線(5) の
    両側に90度以内の範囲でスパイクの揺動を可能とする
    スパイク調整領域に複数の係止突起(20)を突出させ、そ
    の根元を埋設したものとし、 複数の係止突起(20)の内、任意の係止突起(20)を少なく
    とも一つ選択して、前記スパイク(1) の係合孔(13)に嵌
    合係止させ、前記スパイク調整領域内において靴底に対
    するスパイク(1) の向きを自由に変更することができる
    ものとしたことを特徴とするスパイク付き靴底。
  2. 【請求項2】 爪部(10)を突設した座板部(11)に取付孔
    (12)と係合孔(13)を穿設してなるスパイク(1) と、前記
    取付孔(12)と共通する基板孔(32)を穿設した基板(31)に
    前記係合孔(13)を貫通する固定ピン(30)を立設してなる
    補助板(3) とを形成し、 靴底本体(2) には、前記スパイク(1) の取付孔(12)に通
    す取付ボルト(4) と螺合するナット埋設体(21)と、該ナ
    ット埋設体(21)の中心から一定半径線上であって該ナッ
    ト埋設体(21)の中心を通るスパイク取付方向線(5) の両
    側に90度以内の範囲でスパイク(1) の揺動を可能とす
    るスパイク調整領域に複数のピン孔(22)を設け、 取付ボルト(4) を補助板(3) の基板孔(32)とスパイク
    (1) の取付孔(12)に順次通してナット埋設体(21)に螺合
    し、該複数のピン孔(22)のうち任意のピン孔(22)に
    前記固定ピン(30)を嵌合係止させて、スパイク(1)
    及び補助板(3) を靴底本体(2) に固着してなるスパイク
    付き靴底。
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