JP3057949U - 座席用ヘッドカバー - Google Patents
座席用ヘッドカバーInfo
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- JP3057949U JP3057949U JP1998007391U JP739198U JP3057949U JP 3057949 U JP3057949 U JP 3057949U JP 1998007391 U JP1998007391 U JP 1998007391U JP 739198 U JP739198 U JP 739198U JP 3057949 U JP3057949 U JP 3057949U
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- Japan
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- head cover
- head
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- cloth
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- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 飛行機や新幹線等の座席のヘッド部に装着さ
れる従来のヘッドカバーは、布製であって定期的に洗濯
をする必要があり、そのための回収作業や洗濯作業等に
かなりのコストを必要としていた。又、従来の座席用ヘ
ッドカバーでは、布製であるために通常の印刷機で印刷
ができなかった。 【解決手段】 座席10のヘッド部12の前・後両面に
跨がって装着される矩形のヘッドカバー1であって、生
地2として不織布を使用する一方、該生地2の表面にお
ける長手方向の約半分の面積部分に適宜の印刷3を施す
とともに、生地2の裏面に、該生地2を座席ヘッド部2
に保持させるための保持手段4を設けている。それによ
って、安価に製作でき、且つヘッドカバーとしての機能
のほかに表示機能を付与することができ、しかも通常の
印刷機で印刷が行える。
れる従来のヘッドカバーは、布製であって定期的に洗濯
をする必要があり、そのための回収作業や洗濯作業等に
かなりのコストを必要としていた。又、従来の座席用ヘ
ッドカバーでは、布製であるために通常の印刷機で印刷
ができなかった。 【解決手段】 座席10のヘッド部12の前・後両面に
跨がって装着される矩形のヘッドカバー1であって、生
地2として不織布を使用する一方、該生地2の表面にお
ける長手方向の約半分の面積部分に適宜の印刷3を施す
とともに、生地2の裏面に、該生地2を座席ヘッド部2
に保持させるための保持手段4を設けている。それによ
って、安価に製作でき、且つヘッドカバーとしての機能
のほかに表示機能を付与することができ、しかも通常の
印刷機で印刷が行える。
Description
【0001】
本願考案は、例えば飛行機や新幹線等の座席のヘッド部に装着される座席用ヘ ッドカバーに関するものである。
【0002】
従来のこの種の座席用ヘッドカバーは、無地で布製のものが使用されている。 又、このヘッドカバーが装着される座席ヘッド部の後面には、ヘッドカバーの後 面側端部付近を接着させる小片状あるいは帯状の面接着具が取付けられている。 他方、ヘッドカバーの生地の裏面にもその後面側の適所に小片状の面接着具が取 付けられている。
【0003】 そして、この座席用ヘッドカバーは、生地裏面の面接着具を座席ヘッド部の後 面の面接着具に接着させ、生地前面側を座席ヘッド部の上部を迂回してその前面 側に折返すことにより、該座席ヘッド部の前・後両面に跨がって装着される。又 、この座席用ヘッドカバーは、定期的(汚れたとき)に取外して洗濯し、繰り返 して使用される。
【0004】
ところで、上記した従来の座席用ヘッドカバーは、布製であるので汚れれば洗 濯をして何度も使用可能であるが、洗濯をするための回収作業及び洗濯作業が必 要であり、これらに手間がかかるとともに、使用1回当たり回収費や洗濯費等に かなりのコストがかかるという問題があった。又、従来の座席用ヘッドカバーは 、無地(白色)の布製であるので、ヘッドカバー本来の機能しかなく、装着状態 において殺風景であった。尚、布製のヘッドカバーでは、何らかの表示を施す場 合、転写シートからの熱転写による表示は可能であるが通常の印刷で表示を施す ことができない。従って、布製のヘッドカバーに何らかの表示を施そうとすると 高コストになるという問題もある。
【0005】 本願考案は、上記の事情に鑑み、使用1回当たりのコストを安価にでき、しか も表示機能としての付加価値を付与し得る座席用ヘッドカバーを提供することを 目的としてなされたものである。
【0006】
本願考案は、上記課題を解決するための手段として、次の構成を有している。
【0007】 まず、本願考案は、座席のヘッド部の前・後両面に跨がって装着される矩形の ヘッドカバーを対象にしている。尚、このヘッドカバーは、例えば長さが35〜 36cm、幅が26〜27cm程度の大きさの長方形に形成され、その長手方向の約 半分の位置で逆U形に折返して使用される。
【0008】 又、本願では、ヘッドカバーの生地として不織布を使用している。このように 、不織布製の生地では、従来の布製のものに比して1枚当たりの生地代が安価と なる。
【0009】 さらに、本願のヘッドカバーでは、その生地の表面における長手方向の約半分 の面積部分に適宜の印刷を施している。印刷内容としては、例えば広告表示、案 内表示等の適宜の表示が可能である。尚、このヘッドカバーは、印刷表示部が座 席ヘッド部の後面側に位置するように装着される。
【0010】 又、本願のヘッドカバーでは、その生地の裏面に、該生地を座席ヘッド部に保 持させるための保持手段を設けている。この保持手段は、ヘッドカバーを座席ヘ ッド部に保持させ得るものであれば適宜のものでよく、例えば生地裏面の適所に 剥離紙つきの粘着剤を塗布したものでもよい。
【0011】 又、本願の使用形態では、上記保持手段として、座席ヘッド部の後面に取付け られている既存の面接着具(面ファスナー)に接着可能な接着具を使用してもよ い。この場合は、生地裏面における座席ヘッド部側の面接着具(小片状のもので は左右2箇所にあり、帯状のものでは横向きに1本ある)に対応する位置に、小 片状の面接着具(面ファスナー)を取付けてもよい。
【0012】 さらに、本願の他の使用形態では、上記接着具として、生地の長手方向あるい は短手方向に長い紐材を使用してもよい。尚、この紐材も、座席ヘッド部の面接 着具(面ファスナー)に接着可能である。
【0013】 本願の座席用ヘッドカバーは、座席ヘッド部の前・後両面に跨がるようにして 装着されるが、そのとき印刷部が座席ヘッド部の後面側に位置するようにする。 又、該ヘッドカバーは、その裏面側の保持手段で座席ヘッド部に保持させる。そ の場合、保持手段として、座席ヘッド部側の既存の面接着具に接着可能な接着具 を使用したものでは、該座席ヘッド部側の面接着具をそのまま利用できる。さら に該保持手段として、生地の長手方向あるいは短手方向に長い紐材を採用したも のでは、ヘッドカバーが座席ヘッド部に対して生地の長手方向あるいは短手方向 に多少位置ずれしても、支障なくセットできる。
【0014】 そして、このヘッドカバーは、定期的に(あるいは汚れると)新しいものと交 換するが、取外した古いヘッドカバーはそのまま廃棄すればよい。
【0015】 又、本願のヘッドカバーでは、座席ヘッド部の後面側に位置している印刷部が 表示機能を発揮し、ヘッドカバー本来の機能のほかに表示機能としての付加価値 を付与できる。さらに、このヘッドカバーでは、生地に安価な不織布を使用して いるので、1回きりの使い捨てであっても、従来の布製のヘッドカバーのように 洗濯をして再使用する場合のトータルコストより大幅にコストダウンを図れる。 又、ヘッドカバーの生地が不織布であるので、通常の印刷機で簡単に印刷するこ とができ、しかも高速で大量印刷ができるので1枚当たりの印刷コストが安価に なる。
【0016】
以下、図1〜図3を参照して本願の実施形態を説明すると、この実施形態の座 席用ヘッドカバーは、例えば飛行機や新幹線等の座席10のヘッド部12に装着 されるものである。尚、本願におけるヘッド部12とは、座席10の背もたれ部 11の上端寄り部分で、座席に座った人の頭が対応する位置である。
【0017】 飛行機や新幹線等の座席10のヘッド部12には、通常、その後面12bに面 接着具13,13が取付けられている。この面接着具13,13・・は、従来の 布製ヘッドカバーを保持するための既存のもので、図示例のように小片状のもの をヘッド部後面側の左右2箇所に取付けたものや、あるいは帯状のものを横方向 に1本取付けたもの等がある。尚、この面接着具13には、その表面に多数の繊 維状突起からなる係止部が設けられており、該係止部に相手側に接着具を押付け ると該接着具が保持されるようになっている。
【0018】 本願実施形態のヘッドカバー1は、その生地2として不織布を使用している。 この生地2は、例えば長さが35〜36cm、幅が26〜27cm程度の大きさの長 方形に形成されている。そして、使用時には、生地2の長手方向の約半分の位置 で逆U形に折返して座席ヘッド部12に装着される。尚、ヘッドカバー1の生地 2として不織布を使用したものでは、従来の布製のものに比して生地代が大幅に 安価となる。
【0019】 又、生地2の表面には、その長手方向の約半分の面積部分に適宜の印刷(印刷 部3)を施している。この印刷内容としては、例えば企業の広告宣伝表示や各種 の案内表示を採用することができる。又、この印刷部3は、生地2が不織布であ るので通常の印刷機で簡単に且つ高速印刷することができ、大量に印刷する場合 は1枚当たりの印刷コストを安価にできる。尚、この印刷部3は、図2に示すよ うに、ヘッドカバー1の装着状態において座席ヘッド部12の後面12b側に位 置させるために、該印刷部3を生地2の下半部に形成している。
【0020】 さらに、生地2の裏面には、このヘッドカバー1を座席ヘッド部12に保持さ せるための保持手段となる紐材4が取付けられている。この紐材4は、この実施 形態では、生地2の裏面における幅方向に所定間隔(座席ヘッド部12に取付け られている左右2つの面接着具13,13間と同じ間隔)だけ離間した2位置に 、それぞれ生地2の長手方向の全長に亘って取付けている。この各紐材4,4は 、直径が1〜2mm程度の細紐が使用され、生地2に対して例えばホットメルトあ るいは熱溶着にて取付けられている。尚、この各紐材4,4は、他の実施形態で は、生地後面側において生地長手方向の所定長さ範囲(例えば3〜5cm程度)だ けに取付けたものでもよい。又、さらに他の実施形態では、該紐材4を生地後面 側端部寄り位置の裏面に横向きに1本だけ取付けたものでもよい。そして、この 各紐材4,4は、図3に示すように、座席ヘッド部12の面接着具13,13に 押付けると、該面接着具13の繊維状突起内に入り込んで保持されるようになっ ている。
【0021】 この実施形態のヘッドカバー1は、図1の状態から座席10のヘッド部12上 に被せて図2に示すように該座席ヘッド部12の前・後両面12a,12bに跨 がった状態で装着されるが、そのとき印刷部3が座席ヘッド部12の後面12b 側に位置するようにする。又、ヘッドカバー1を座席ヘッド部12上に被せた状 態で、生地2の裏面に取付けている各紐材4,4部分を座席ヘッド部12側の面 接着具13,13に押付けると、該紐材4,4が面接着具13の繊維状突起内に 入り込み、このヘッドカバー1を移動しない状態で装着できる。又、この装着作 業時においては、ヘッドカバー1側の紐材4,4が生地2の長手方向に長いので 、ヘッドカバー1が座席ヘッド部12に対して生地2の長手方向に多少位置ずれ した状態でも、支障なくセットできる。尚、生地2の前面側は、座席の背もたれ 部11が若干後方に傾斜しているので、特に固定しなくても位置ずれしない。
【0022】 このように、ヘッドカバー1の装着状態では、座席ヘッド部12の後面12b 側に印刷部3が位置しており、該印刷部3が表示機能を発揮するようになる。従 って、このヘッドカバー1では、本来のヘッドカバーとしての機能のほかに表示 手段としての機能を有するようになる。そして、このヘッドカバー1は、定期的 に(あるいは汚れると)新しいものと交換し、取外した古いヘッドカバーはその まま廃棄される。
【0023】 ところで、本願のヘッドカバー1は、上記のように1回きりの使い捨て品であ るが、生地2に安価な不織布を使用しているので、使い捨て品であっても、従来 の布製のヘッドカバーのように洗濯をして再使用する場合のトータルコストより 大幅にコストダウンを図れる。
【0024】 尚、上記の実施形態では、ヘッドカバー1を座席ヘッド部12側の面接着具1 3に保持させるのに紐材4,4を使用しているが、他の実施形態では紐材に代え て小片状の接着具を使用してもよい。さらに他の実施形態では、生地2の裏面に 剥離紙つきの粘着剤を塗布しておき、装着時に剥離紙を剥がして粘着剤部分を座 席ヘッド部12の後面12bに接着させるようにしてもよい。その場合は、座席 ヘッド部12側に面接着具13がなくてもよい。
【0025】
本願考案の座席用ヘッドカバーは、次のような効果がある。
【0026】 (1) 生地2として不織布を使用しているので、生地コストが従来の布製のものよ り大幅に低下する。
【0027】 (2) 生地2の表面に印刷(印刷部3)を施しているので、ヘッドカバーとしての 機能のほかに表示手段としての付加価値を付与できる。
【0028】 (3) 生地2が不織布なので、通常の印刷機で印刷(印刷部3)することができ、 ヘッドカバー1に対して簡単な方法で且つ安価に表示機能を付与することができ る。
【0029】 (4) 保持手段4として、座席ヘッド部12側の面接着具13に接着可能な接着具 を使用すると、該座席ヘッド部12側の既存の面接着具13を利用してヘッドカ バー1を取付けることができる。
【0030】 (5) さらに、上記(4)における接着具として生地の長手方向あるいは短手方向に 長い紐材を使用すると、ヘッドカバー1の装着時に、該ヘッドカバー1が座席ヘ ッド部12に対して生地2の長手方向あるいは短手方向に多少位置ずれしても支 障なくセットでき、その装着作業が容易となる。
【図1】本願実施形態の座席用ヘッドカバーと座席の斜
視図である。
視図である。
【図2】図1のヘッドカバーの装着状態を示す斜視図で
ある。
ある。
【図3】図2のIII−III拡大断面図である。
1はヘッドカバー、2は生地、3は印刷部、4は保持手
段(紐材)、10は座席、12はヘッド部、12aは前
面、12bは後面、13は面接着具である。
段(紐材)、10は座席、12はヘッド部、12aは前
面、12bは後面、13は面接着具である。
Claims (3)
- 【請求項1】 座席(10)のヘッド部(12)の前・
後両面(12a,12b)に跨がって装着される矩形の
ヘッドカバー(1)であって、前記ヘッドカバー(1)
の生地(2)として不織布を使用する一方、該生地
(2)の表面における長手方向の約半分の面積部分に適
宜の印刷(3)を施すとともに、前記生地(2)の裏面
に、該生地(2)を座席ヘッド部(2)に保持させるた
めの保持手段(4)を設けたことを特徴とする座席用ヘ
ッドカバー。 - 【請求項2】 請求項1において、保持手段(4)とし
て、座席ヘッド部(12)の後面(12b)に取付けら
れている既存の面接着具(13)に接着可能な接着具
(4)を使用したことを特徴とする座席用ヘッドカバ
ー。 - 【請求項3】 請求項2において、生地(2)の裏面の
接着具として、紐材(4)を使用したことを特徴とする
座席用ヘッドカバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998007391U JP3057949U (ja) | 1998-09-24 | 1998-09-24 | 座席用ヘッドカバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998007391U JP3057949U (ja) | 1998-09-24 | 1998-09-24 | 座席用ヘッドカバー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3057949U true JP3057949U (ja) | 1999-06-08 |
Family
ID=43191872
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1998007391U Expired - Lifetime JP3057949U (ja) | 1998-09-24 | 1998-09-24 | 座席用ヘッドカバー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3057949U (ja) |
-
1998
- 1998-09-24 JP JP1998007391U patent/JP3057949U/ja not_active Expired - Lifetime
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