JP3057745B2 - アパチャ電極 - Google Patents

アパチャ電極

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JP3057745B2 JP28932190A JP28932190A JP3057745B2 JP 3057745 B2 JP3057745 B2 JP 3057745B2 JP 28932190 A JP28932190 A JP 28932190A JP 28932190 A JP28932190 A JP 28932190A JP 3057745 B2 JP3057745 B2 JP 3057745B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はトナージェット記録装置等で用いられるアパ
チャ電極に関する。
[従来の技術] 従来、この種のアパチャ電極の一例として第6図に示
すようなものがある。このアパチャ電極30は絶縁層36
と、該絶縁層の片面に設けられた基準電極層33と、絶縁
層36の他面に設けられた、多数の互いに絶縁された制御
電極層34とより成り、前記3層を貫く1列のスリット状
のアパチャ35を備える。
[発明が解決しようとする課題] 上述のような構成のアパチャ電極においては、第7図
中Aで表わされるプリントピッチが、狭い方がより解像
度の良い画像が得られることが分かっている。しかしな
がら隣接する電極間の距離(第7図中B)を狭くしすぎ
ると火花放電が発生して出力画像に異常を生じてしま
う。よってプリントピッチを短くして且つ必要な電極間
距離を確保するには制御電極層34の幅(第5図中C)を
狭くすれば良いが、所定のドット面積を確保するために
はおのずと限界がある。
本発明は上述した問題点を解決するためになされたも
のであり、従来よりも制御電極の幅を狭くすることがで
き、その結果より解像度の良い画像を得ることのできる
アパチャ電極を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] この目的を達成するために本発明のアパチャ電極は、
該絶縁層の表面に設けられた複数の互いに絶縁された制
御電極と、当該絶縁層及び制御電極を貫く少なくとも1
列のスリット状のアパチャを備えたアパチャ電極であっ
て、前記スリット状のアパチャの長手方向と、前記各制
御電極の長手方向とが垂直以外の所定の角度をもって形
成されている。
[作用] 上記の構成を有する本発明のアパチャ電極において
は、スリット状のアパチャの長手方向と、前記各制御電
極の長手方向とが垂直以外の所定の角度をもって形成さ
れているため、従来と同じスリット幅のアパチャであっ
ても、同じドット面積を確保するのに、制御電極の幅を
より狭くできる。
[実施例] 以下、本発明を具体化した一実施例を、図面を参照し
て説明する。
第5図は本発明を具体化したアパチャ電極を適用した
トナージェット記録装置の概略構成図である。このトナ
ージェット記録装置19は主に記録部1と、熱定着部2と
から構成される。ケース20の側面には挿入口17が、他側
面には取り出し口18がそれぞれ設けられており、挿入口
17から挿入された普通紙などの媒体Pに記録部1に於
て、画像などが記録される。そして熱定着部2に於い
て、この媒体上の画像などが定着される。更に媒体Pは
ガイド15を経由して、取り出し口18から取り出される。
記録部1には回転可能なブラシローラ3と、アパチャ
電極9と、対向電極12とが設けられており、ブラシロー
ラ3の周囲には、ブラシローラ3の回転方向に従って、
供給ローラ4と、層厚規制部材11と、掻き部材10とが、
ブラシローラ3に、接触して設けられる。またブラシロ
ーラ3は、アースに接続されている。供給ローラ4は、
トナーケースKによって覆われており、更にこのトナー
ケースKの内部にはトナーTが貯蔵される。
ブラシローラ3の上方には、アパチャ電極9が設けら
れている。ここで第1図を参照してアパチャ電極9につ
いて詳述する。
このアパチャ電極9は絶縁層6と、絶縁層6の片面に
設けられた基準電極層7と、絶縁層6の他面に設けられ
た、多数の互いに絶縁された制御電極層8とより成り、
前記3層を貫くスリット状のアパチャ5を備える。
アパチャ電極9は基準電極層7が、ブラシローラ3側
に来るように配置され、基準電極層7はアースに、制御
電極層8は、等しい電圧を発生する信号Sに接続されて
いる。
対向電極12は、アパチャ電極9を挟んでブラシローラ
3の反対側に、アパチャ電極9と所定の空間を保って設
けられる。この空間を、挿入口17から挿入され、ガイド
15と一対の補助ローラ16とを経由して送られた媒体Pが
通過する。対向電極12は、電源Eに接続され、マイナス
(−)に帯電する。この印加電圧によって、アパチャ電
極9のアパチャ5を通過してきたトナーTが、媒体Pに
移動吸着される。
熱定着部2は、熱源を持ったヒートローラ13と、プレ
スローラ14とから構成される。このヒートローラ13と、
プレスローラ14とは、媒体Pがこの間を通過できるよう
な距離を保って配置されている。
次に作用を説明する。
挿入口17から挿入された媒体Pは、まず記録部1へ搬
送される。記録部1において、供給ローラ4によって、
トナーTが、ブラシローラ3に供給される。ここでトナ
ーTは供給ローラ4、及びブラシローラ3と接触しつ
つ、摩擦されて、例えばプラス(+)に帯電する。プラ
ス(+)に帯電したトナーTはブラシローラ3に担持さ
れ、層厚規制部材11によってブラシローラ3に余分に供
給されたトナーTが掻き落とされる。この結果、ブラシ
ローラ3上に、均一なトナー層が形成される。
そしてアパチャ電極9付近において、掻き部材10によ
ってブラシローラ3が掻かれる。そして弾性によってブ
ラシがもとに戻るとき、ブラシに適量に担持されたトナ
ーTが、跳ね上がる。このことによりトナーTが、クラ
ウド状になってアパチャ電極9に供給される。
プラス(+)に帯電したトナーTのクラウドは、信号
Sからアパチャ電極9の制御電極層8に印加される電圧
によって、トナーTの流れが変調される。例えば制御電
極層8に信号Sからマイナス(−)電圧が与えられる
と、プラス(+)に帯電したトナーTはアパチャ5を通
過し、また信号Sから電圧が与えられないとき、プラス
(+)帯電トナーTは、アパチャ5を通過しない。
次に対向電極12に接続されたマイナス(−)電源Eに
よって、変調されたプラス(+)帯電トナーTは、対向
電極12の方へ飛翔し、ガイド15と、一対の補助ローラ16
とに導かれてきた媒体Pに吸引される。
その後、媒体Pが熱定着部2へと搬送される。そし
て、媒体P上の画像が、ヒートローラ13とプレスローラ
14とによって圧接されることにより、定着される。この
定着方法は、一般的な方法であるため、詳細な説明は省
略する。そして画像の形成された媒体Pが、ガイド15を
経由して、取り出し口18へと搬送されて、取り出され
る。
次にアパチャ電極9の製造方法を第2図を参照して説
明する。
同図(a)に示すようなセラミクスなどから成る絶縁
基板40の両面に、銅などの導電性の電極膜41、42がスパ
ッタリングなどの薄膜形成法を用いて形成される(同図
(b))。電極膜41は基準電極層7となる。
次に電極膜42がフォトリソグラフィによって、ストラ
イプ状にパターンニングされて電極パターン43が形成さ
れる(同図(c))。
そして最後にレーザ加工によって、スリット状の開口
部5が、絶縁基板40の長手方向に所定の角度を持って形
成される。この結果、絶縁基板40が絶縁層6となり、電
極パターン43は制御電極層8となる(同図(d))。
さて、ここで本実施例のアパチャ電極9と、従来のも
のと比較してみる。
従来のアパチャ電極において、アパチャ35のスリット
のスリット幅を0.05mmとし、電極幅Cを0.05mmとする
と、ドット面積は 0.05×0.05=0.0025mm2 本実施例のアパチャ電極において、制御電極間距離と
スリット幅を従来のものと同じとし、第3図に示すスリ
ットの傾きθを53゜とすると、同じドット面積を確保す
るのに 0.0025×COS53゜÷0.05=0.03 と成り、制御電極幅は0.03mmと狭くすることができる。
次に本発明のアパチャ電極の変形例を第4図に図示す
る。
このような形態で実施すれば、ドットPは正方形を保
つことができる。
以上、詳述したことより明らかなように、本実施例の
アパチャ電極9,109においては、スリット状のアパチャ
5,105が、制御電極層8,108と垂直以外の所定の角度をも
って形成されているため、従来と同じスリット幅のアパ
チャであっても、同じドット面積を確保するのに、制御
電極層の幅をより狭くできる。よって、より解像度の良
い画像を得ることができる。
尚、本発明は以上詳述した実施例に限定されるもので
はなく、その趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変
更を加えることは可能である。
[発明の効果] 以上、詳述したことより明らかなように、本発明のア
パチャ電極においては、スリット状のアパチャの長手方
向と、各制御電極の長手方向とが垂直以外の所定の角度
をもって形成されているため、従来と同じスリット幅の
アパチャであっても、同じドット面積を確保するのに、
制御電極の幅をより狭くできる。よって、より解像度の
良い画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第5図までは、本発明を具体化した実施例を
示すもので、第1図は本実施例のアパチャ電極の斜視
図、第2図(a)乃至(d)は本実施例のアパチャ電極
の製造方法を説明する説明図、第3図は本実施例のアパ
チャ電極の平面図、第4図はアパチャ電極の変形例の平
面図、第5図は本実施例のアパチャ電極の適用したトナ
ージェット記録装置の構成図である。また第6図は従来
のアパチャ電極の斜視図、第7図は同平面図である。 図中、5,105はアパチャ、6は絶縁層、7は基準電極
層、8,108は制御電極層、9,109はアパチャ電極である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁層と、該絶縁層の表面に設けられた複
    数の互いに絶縁された制御電極と、当該絶縁層及び制御
    電極を貫く少なくとも1列のスリット状のアパチャを備
    えたアパチャ電極であって、 前記スリット状のアパチャの長手方向と、前記各制御電
    極の長手方向とが垂直以外の所定の角度をもって形成さ
    れていることを特徴とするアパチャ電極。
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