JP3057695U - 杖先用ゴム製ヘッド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 折れにくい利点があるだけではなく、若しゴ
ム製ヘッドのゴムが折れても、その底部に設けられた滑
り止め部は脱落することがなく、それにより、使用者に
とってより一層の支える効果を与えることができる杖先
ゴム製ヘッドの構造を提供する。 【解決手段】 組立部に組立孔が設けられ、組立孔はス
テッキの地面接触端と結合するのに用いられる。滑りう
止め部はゴム製ヘッドの底部に形成されて地面と接触す
ることができる。連接部は組立部と滑り止め部を連接す
るために用いられる。増強部品は連続性材料より製造さ
れると共に、連接部の内部に埋められるように構成され
ている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、主としてステッキの地面接触端に嵌め込んで地面との滑りを防止す るための杖先用ゴム製ヘッドの構造に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来この種のものにあっては、下記のようなものになっている。

【０００３】 台湾での公告番号第２８３８８５号の実用新案「ゴム・ヘッド」で開示された ものは、主として連繋部により組立部と連接部を一体に連接するように構成され ていた。

【０００４】 従来のステッキ用のゴム・ヘッドの構造については、以下のような問題を指摘 することができる。

【０００５】 上述した従来のステッキ用のゴム・ヘッドの構造については、長期の使用によ って連繋部から折れてしまい易いという問題点を有するため、ステッキを使用し ている最中においても、その底部は地面と滑りやすくなるため、使用者は滑って 怪我をし易いという問題点を生じていた。

【０００６】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みなされたものであり、 その目的とするところは、次のようなことを達成できる杖先用ゴム製ヘッドの構 造を提供しようとするものである。

【０００７】 本考案の目的は、折れにくい利点があるだけではなく、若しゴム製ヘッドのゴ ムが折れた場合であっても、その底部に設けられた滑り止め部が脱落することが なく、それにより、使用者にとってより一層の支える効果を与えることができる 杖先用ゴム製ヘッドを提供することである。

【０００８】

【課題を解決するための手段】

上記課題を達成するために、本考案による杖先用ゴム製ヘッドの構造は下記の ようになるものである。

【０００９】 すなわち、本考案による杖先用ゴム製ヘッドは、組立部、滑り止め部、連接部 および増強部品より構成される。組立部に組立孔が設けられ、組立孔はステッキ の地面接触端と結合するのに用いられる。滑り止め部はゴム製ヘッドの底部に形 成されて地面と接触することができ、連接部は組立部と滑り止め部を連接するた めに用いられる。増強部品は連続性材料より製造されると共に、連接部の内部に 埋められるように構成されている。

【００１０】 また、本考案の杖先用ゴム製ヘッドは、下記のように構成することもできる。 １． 増強部品はバネ又は金属線などの可撓性部品から構成する。 ２． 増強部品の両端はそれぞれパッドと接触するように形成されている。

【００１１】

【考案の実施の形態】

本考案の実施の形態について、以下、図面を参照して説明する。

【００１２】 図１に示す本考案の実施例の局部の断面斜視図において、本考案の実施例によ る杖先用ゴム製ヘッドは組立部１、滑り止め部２、連接部３および増強部品４な どの主な部品より構成される。

【００１３】 組立部１はゴム製ヘッドの上部に形成されると共に、組立部１に組立孔１１が 設けられる。組立孔１１はステッキの地面接触端を差し込んで結合するのに用い ることができるため、ゴム製ヘッド全体はステッキの地面接触端に結合されるこ とができる。

【００１４】 滑り止め部２はゴム製ヘッドの底部に形成されて地面と接触することができる と共に、比較的よい滑り止めの効果を有し、また、必要があれば滑り止め部２の 表面に各種の溝模様２１を形成させることにより、滑り止め部２により一層の滑 り止めの効果を与えることができる。

【００１５】 連接部３はゴム製ヘッドの中段に形成されて組立部１と滑り止め部２を連接す ることができると共に、連接部３は組立部１と滑り止め部２とは一体成形、又は 離れて結合するように形成することができる。

【００１６】 増強部品４は連接部３の内部に埋設されると共に、増強部品４はバネ、金属線 などの連続性かつ折れにくい材料より製造される。また、増強部品４の上端と底 端が連接部３に対して破壊を与えるのを防止するため、増強部品４の上端と底端 はそれぞれパッド４１と接触するように形成することができる。パッド４１は金 属材料などの堅い材質より製造されるため、増強部品４は定位置で制限されるよ うに形成される。

【００１７】 図２に示す本考案の実施例の組立てた状態の断面図において、本考案のゴム製 ヘッドは地面と接触することができるため、ステッキと地面との滑り止めの効果 は増加される。

【００１８】 図３に示す本考案の使用例の正面図において、ゴム製ヘッドはステッキの長期 の使用中に、連接部３は増強部品４が設置されていることにより、比較的折れに くいという利点があるだけではなく、ゴム製ヘッドの使用寿命を延ばすこともで きる。また、若し連接部３が折れるという問題があっても、組立部１と滑り止め 部２は増強部品４により連接されているため、組立部１と滑り止め部２が離脱す るという問題はなくなる。特に滑り止め部２は突然にステッキから脱落すること がないため、使用者にステッキに滑りとめ部２を欠けていることで、滑って転倒 したり怪我したりするという危険性はなくなる。

【００１９】

【考案の効果】

本考案は、上述の通り構成されているので次に記載する効果を奏する。

【００２０】 本考案の杖先用ゴム製ヘッドによると、増強部品を設置していることにより、 折れ易いという欠点が解消されると共に、ゴム製ヘッドの使用寿命を延ばすこと もでき、また、若し連接部に折れるという問題があっても、組立部と滑り止め部 は増強部品により連接されるため、滑り止め部が脱落するという問題はなくなる ため、使用者が滑って怪我するという問題もなくなる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例による杖先用ゴム製ヘッドの局
部の断面斜視図である。

【図２】本考案の実施例による杖先用ゴム製ヘッドの組
立てた状態の断面図である。

【図３】本考案の実施例による杖先用ゴム製ヘッドの使
用例の正面図である。

【符号の説明】

１ 組立部 ２ 滑り止め部 ３ 連接部 ４ 増強部品 ５ ステッキ １１ 組立孔 ２１ 溝模様 ４１ パッド

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 組立部（１）、滑り止め部（２）、連接
   部（３）および増強部品（４）より構成され、組立部
   （１）に組立孔（１１）が設けられ、組立孔（１１）は
   ステッキ（５）の地面接触端と結合するのに用いられ、
   滑り止め部（２）はゴム製ヘッドの底部に形成されて地
   面と接触することができ、連接部（３）は組立部（１）
   と滑り止め部（２）を連接するために用いられ、増強部
   品（４）は連続性材料より製造されると共に、連接部
   （３）の内部に埋められるように構成されていることを
   特徴とする杖先用ゴム製ヘッド。
2. 【請求項２】 増強部品（４）はバネ又は金属線などの
   可撓性部品からなるように構成されている請求項１記載
   の杖先用ゴム製ヘッド。
3. 【請求項３】 増強部品（４）の両端はそれぞれパッド
   （４１）と接触するように構成されている請求項１記載
   の杖先用ゴム製ヘッド。