JP3057685U - 椅子のシート - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 物品放置或いは収容用のトレイをシート底部
に回転式に出し入れ自在に設けること。 【解決手段】 椅子のシートの底部に物品放置用の少な
くとも一つのトレイが設けられ、シートに座る以外に物
品を置く或いは収容する機能を持たせるようにしてあ
り、該トレイがシートの底面の側辺近くに回転自在に連
接されてシート底部より引き出されたりシート底部に押
し戻され得て、シートに座った人が速やかにトレイ上に
置かれた物品を取り出すことができるようにしてある。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は一種の椅子のシートの構造に係り、さらに詳しくは物品を置けるトレ イを設置してあるシートの構造に関する。

【０００２】

【従来の技術】

周知の一般の椅子はいずれも使用者が上に座るシートを具えているが、このシ ートにはそれ以外の用途はなく機能的に単純であり、設計上、新規性を有してい るものはいまだ見当たらない。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、一種の椅子のシートを提供することを課題とし、該シートは、底部 に物品放置用の少なくとも一つのトレイを設けてあり、座る以外に物品を置く或 いは収容する機能を有し、該トレイがシートの底面の側辺近くに枢接されて回転 式にシート底部に対して出し入れ自在とされ、座者が速やかにトレイ上に置かれ た物品を取り出すことができ、極めて使用に便利であるものとする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

請求項１の考案は、椅子のシート１１において、該シート１１の底部の側端近 くに物品を収容或いは放置できる少なくとも一つのトレイ１５が設けられて、該 トレイ１５がシート１１の底部からの引出し或いはシート１１の底部への押し込 み可能であるものとされ、以上の構成を有することを特徴とする椅子のシートと している。

【０００５】 請求項２の考案は、前記トレイ１５がシート１１の底部の左右両側にそれぞれ 設けられたことを特徴とする、請求項１に記載の椅子のシートとしている。

【０００６】 請求項３の考案は、前記トレイ１５がシート１１の底部に枢接されたことを特 徴とする、請求項１に記載の椅子のシートとしている。

【０００７】 請求項４の考案は、前記トレイ１５にハンドル１９が設けられたことを特徴と する、請求項１に記載の椅子のシートとしている。

【０００８】 請求項５の考案は、前記シート１１の底部にトレイ１５の外形に対応しトレイ １５を収容できる凹所２０が設けられたことを特徴とする、請求項１に記載の椅 子のシートとしている。

【０００９】

【考案の実施の形態】

図１、２、３及び図４に示されるように、本考案は一種の椅子のシートを提供 し、それは特にシート底部に改良を加えた設計を有するものとされる。該椅子１ ０は、シート１１を具え、該シート１１の上部後側に背もたれ１２を連接可能で あり、また、シート１１の上方の左右両側にアームレスト１２を連接可能である 。以上の椅子の構造は周知の技術に属し、本考案の請求範囲ではなく、且つ本考 案はこのような形式の椅子に限り実施されるのではないため、ここでは該椅子に 対する詳細な説明は省略する。

【００１０】 本考案は椅子１０のシート１１に対する改良に係るものであり、シート１１の 底部に少なくとも一つのトレイ１５が設けられ、該トレイ１５はシート１１の側 端近くに設けられ、本実施例ではシート１１の両側近くにそれぞれ一つのトレイ １５が設けられ該トレイ１５は上部が開放状の中空箱体とされ、その内部が適当 な隔板１６で区画されて複数の放置空間１７が形成され、該トレイ１５の後端が 一つの枢軸１８でシート１１の底部に枢接されて、トレイ１５が枢軸１８を支点 として引出し（図４参照）或いは押し込み（図５参照）の動作可能とされ、該ト レイ１５の底部に適当な形状のハンドル１９が凸設されることで、トレイ１５の 出し入れ操作に便利とされる。またシート１１の底部にトレイ１５の外形に対応 しトレイ１５を収容できる凹所２０が形成されて、トレイ１５がシート１１の底 部に押し込まれる時に完全に凹所２０に収容されてトレイ１５がシート１１と一 体に融合されて外観を保持できるようにしてある。

【００１１】

【考案の効果】

本考案ではシート１１の底部にトレイ１５が設置され、このトレイ１５に各種 の文具や他の物品を収容或いは放置することができる共に、使用者がトレイ１５ 上の物品を速やかに取り出せるようにしてあり、その操作は簡単で容易であり、 極めて使用の利便性を有し、且つトレイ１５が不使用時にシート１１の底部に押 し込んで収容されるようにしてあり、場所を取らず使用者を妨害する恐れがない 。ゆえに本考案の提供する椅子のシートは物品を収容或いは放置できる機能を有 するものとされて新規性と実用性及び産業上の利用価値を有するものとされてい る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例の斜視図である。

【図２】本考案の実施例のもう一つの角度からの斜視図
である。

【図３】本考案の平面透視図である。

【図４】本考案のトレイを引き出した状態での平面透視
図である。

【符号の説明】

１０ 椅子 １１ シート １２ 背もたれ １３ アームレスト １４ 足 １５ トレイ １６ 隔板 １７ 放置空間 １８ 枢軸 １９ ハンドル ２０ 凹所

Claims (5)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 椅子のシート１１において、該シート１
   １の底部の側端近くに物品を収容或いは放置できる少な
   くとも一つのトレイ１５が設けられて、該トレイ１５が
   シート１１の底部からの引出し或いはシート１１の底部
   への押し込み可能であるものとされ、以上の構成を有す
   ることを特徴とする椅子のシート。
2. 【請求項２】 前記トレイ１５がシート１１の底部の左
   右両側にそれぞれ設けられたことを特徴とする、請求項
   １に記載の椅子のシート。
3. 【請求項３】 前記トレイ１５がシート１１の底部に枢
   接されたことを特徴とする、請求項１に記載の椅子のシ
   ート。
4. 【請求項４】 前記トレイ１５にハンドル１９が設けら
   れたことを特徴とする、請求項１に記載の椅子のシー
   ト。
5. 【請求項５】 前記シート１１の底部にトレイ１５の外
   形に対応しトレイ１５を収容できる凹所２０が設けられ
   たことを特徴とする、請求項１に記載の椅子のシート。