JP3057568B1 - 菌体育成流体構造法に基づく酵素風呂 - Google Patents

菌体育成流体構造法に基づく酵素風呂

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JP3057568B1 JP11223187A JP22318799A JP3057568B1 JP 3057568 B1 JP3057568 B1 JP 3057568B1 JP 11223187 A JP11223187 A JP 11223187A JP 22318799 A JP22318799 A JP 22318799A JP 3057568 B1 JP3057568 B1 JP 3057568B1
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Abstract

【要約】 【課題】 本発明は、設置コストが低く、しかも、清掃
やメンテナンスが容易である菌体育成流体構造法に基づ
く酵素風呂の提供を課題とする。 【解決手段】 浴槽1と浴槽1内に充填された入浴剤4
とで構成され、上記浴槽1内に充填された入浴剤4が酵
素菌の働きによって発酵する際に生じる熱を利用して入
浴を行う菌体育成流体構造法に基づく酵素風呂におい
て、上記浴槽1は、浴槽1の保温性を向上させるための
保温空間7を、少なくとも浴槽1の周壁3に備えて成る
と共に、入浴剤4を発酵させるための酵素菌の生育・繁
殖場所となる細かい無数の凹凸9を、浴槽1を成す底壁
2及び周壁3の表面8に備え、さらに、上記入浴剤4
は、菌体の培養液と水を加えることによって水分量の調
整が行われると共に、まんべんなく撹拌されることによ
って、酵素菌の働きによる入浴剤4の発酵が促進され、
その後、台形に積上げて放置されることによって発酵が
進められ、入浴可能な温度へと昇温させられることを特
徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、菌体育成流体構造
法に基づく酵素風呂に係り、さらに詳しくは、清掃やメ
ンテナンスを容易に行うことができると共に、設置コス
トを低く抑えることができる菌体育成流体構造法に基づ
く酵素風呂に関する。
【0002】
【従来の技術】周知の通り、米糠やおが屑等より成る入
浴剤を浴槽内に充填すると共に、この浴槽内に充填され
た米糠やおが屑等より成る入浴剤を酵素菌によって発酵
させ、入浴剤を成す米糠やおが屑が発酵する際に生じる
熱を利用して入浴者の身体を温めると同時に、発汗を促
進させ、上記酵素菌によって入浴者の余剰水分を身体表
面の老廃物と共に除去することができる酵素風呂が知ら
れている。
【0003】上記酵素風呂は、入浴剤を成す米糠やおが
屑等を酵素菌によって発酵させ、発酵の際に発生する熱
を利用するものであるが、入浴剤を最初に生成する際
や、汗や老廃物、酵素菌の死骸等を含んだ入浴剤を除去
し、新しい入浴剤を補充する際等、入浴剤の温度が低い
場合には、入浴剤を成す米糠やおが屑等の発酵が良好に
行われず、腐敗や雑菌等の繁殖といった不具合が生じや
すく、上記不具合を防止するために、従来から、浴槽内
に充填されている入浴剤に対して温風を送り、酵素菌の
活性化と酸素の供給(好気的な環境の形成)が行われて
いる。
【0004】そして、上記浴槽内に充填されている入浴
剤に対して温風を送るために、従来の酵素風呂は、酵素
風呂を構成する浴槽の底部に温風送供管や多孔板で覆わ
れた溝部が配設されていると共に、温風送供管や溝部を
介して浴槽内に充填された入浴剤に温風を送るためのブ
ロアーを備えて成るものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術による
と、酵素風呂を構成する浴槽が浴槽内に充填された入浴
剤に対して温風を送るための手段や装置を備えているた
め、浴槽内に温風送供管や溝部が配設されることとな
り、その結果、浴槽内の清掃やメンテナンスに手間が掛
かるという不具合が生じていた。
【0006】さらに、上記酵素風呂を構成する浴槽に、
浴槽内に充填された入浴剤に対して温風を送るための手
段や装置が設けられていることにより、酵素風呂の設置
コストを低減することは困難であり、しかも、上記温風
を送るための手段や装置は、入浴剤を最初に生成する際
や、汗や老廃物、酵素菌の死骸等を含んだ入浴剤を除去
し、新しい入浴剤を補充する際(メンテナンスの際)
等、入浴剤の温度が低い場合に限られているので、その
稼働率は低く、費用対効果の観点から、浴槽に充填され
た入浴剤に対して温風を送るための手段や装置を使用す
ることなく、入浴剤の発酵を促進させることができる酵
素風呂が求められるようになった。
【0007】よって、本発明は、上記の要請に応えるも
のであって、浴槽の清掃やメンテナンスが容易であると
共に、設置コストを低く抑えることができ、しかも、浴
槽に充填された入浴剤に対して温風を送るための手段や
装置を使用することなく、入浴剤の発酵を促進させるこ
とができる菌体育成流体構造法に基づく酵素風呂の提供
を目的とする。
【0008】
【課題を解決する為の手段】上記目的を達成する為に本
発明は次の技術的手段を有する。即ち、浴槽1と浴槽1
内に充填された入浴剤4とで構成され、上記浴槽1内に
充填された入浴剤4が酵素菌の働きによって発酵する際
に生じる熱を利用して入浴者の身体を温めると同時に発
汗を促進させるようにした菌体育成流体構造法に基づく
酵素風呂において、上記浴槽1は、浴槽1の保温性を向
上させるための保温空間7を、浴槽1を成す底壁2及び
周壁3のうち、少なくとも周壁3に備えて成ると共に、
浴槽1に充填された入浴剤4を発酵させるための酵素菌
の生育・繁殖場所となる細かい無数の凹凸9を、浴槽1
を成す底壁2及び周壁3の表面8に備えて成り、さら
に、上記入浴剤4は、菌体の培養液と水を加えることに
よって水分量の調整が行われると共に、水分量が調整さ
れた状態でまんべんなく撹拌されることによって、酵素
菌の働きによる発酵が促進させられ、その後、台形に積
上げられて放置されることによって発酵が進められ、入
浴可能な温度へと昇温させられることを特徴とする菌体
育成流体構造法に基づく酵素風呂である。
【0009】そして、上記浴槽1は、底壁2と底壁2の
周囲から底壁2を囲むようにして立ちあがる周壁3を備
え、しかも、上記底壁2及び周壁3のうち、少なくとも
周壁3が内壁5と外壁6より成る二重構造を備えると共
に、上記内壁5と外壁6との間に、浴槽1の保温性を向
上させるための保温空間7を備え、さらに、上記浴槽1
を構成する底壁2及び周壁3における浴槽1内側の表面
8には、浴槽1に充填された入浴剤4を発酵させるため
の酵素菌の生育・繁殖場所となる細かい無数の凹凸9が
構成されていることを特徴としている。
【0010】さらに、上記浴槽1には、浴槽1の周壁3
に沿って周設されるバンドヒーター10が設けられてお
り、上記浴槽1内に充填された入浴剤4の保温性をより
一層向上させていることを特徴としている。
【0011】本発明は、上記技術的手段より成り、浴槽
1が良好な保温性を備えていると共に、浴槽1内に充填
された入浴剤4を発酵させるための酵素菌の生育・繁殖
場所を備え、しかも、浴槽1内に充填される入浴剤4
は、菌体の培養液と水を加えることによって水分量の調
整が行われると共に、まんべんなく撹拌されるものであ
り、入浴剤4がまんべんなく撹拌されることによって、
入浴剤4の状態が好気的な状態となるので、酵素菌の働
きによる入浴剤4の発酵が促進させられ、その結果、浴
槽1に充填された入浴剤4に対し、従来のように温風を
送る必要がなくなり、温風を送るための手段や装置を浴
槽に配設する必要がなくなるので、酵素風呂の設置コス
トを低く抑えることができる。
【0012】そして、上記浴槽1は、浴槽1に良好な保
温性を与えるための保温空間7と、浴槽1内に充填され
た入浴剤4を発酵させるための酵素菌の生育・繁殖場所
を構成する細かい無数の凹凸9を備えた非常に簡素なも
ので良く、従来のように温風を送るための手段や装置を
配設する必要がないので、浴槽1を低コストで形成でき
ると共に、浴槽1の形状が非常に簡素であるので、掃除
やメンテナンスを容易に行うことができる。
【0013】さらに、浴槽1の周壁3に沿ってバンドヒ
ーター10を周設し、浴槽1内に充填された入浴剤4の
保温性をより一層向上させていることで、冬季等、浴槽
1の周囲の温度が著しく低くなるような場合であって
も、浴槽1内に充填された入浴剤4を良好な状態に保温
することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づき詳細に説明する。本発明の菌体育成流体構
造法に基づく酵素風呂は、図1及び図2に示したよう
に、浴槽1と浴槽1内に充填される米糠やおが屑等より
成る入浴剤4とで構成されており、上記入浴剤4を成す
米糠やおが屑等が酵素菌の作用によって発酵する際に生
じる熱を利用して入浴者の身体を温めると同時に発汗を
促進させ、入浴者の余剰水分を老廃物と一緒に取り除く
ことにより、入浴者の心身の健康を維持及び促進しよう
とするものである。
【0015】そして、上記浴槽1は、底壁2と底壁2の
周囲から底壁2を囲むようにして立ち上がる周壁3を備
えて成り、しかも、上記底壁2及び周壁3は、内壁5と
外壁6より成る二重構造に成されており、上記二重構造
を成す内壁5と外壁6の間には、保温空間7が形成さ
れ、浴槽1内に充填された入浴剤4の保温性の向上が図
られている。
【0016】さらに、上記底壁2及び周壁3の表面8、
即ち、底壁2及び周壁3における浴槽1内側の面は、図
3に示したように、細かい無数の凹凸9を備えて成り、
この細かい無数の凹凸9は、細かい無数の凹凸9に入浴
剤4及び入浴剤4を発酵させるための酵素菌が入り込む
ことによって、細かい無数の凹凸9が酵素菌の生育・繁
殖場所となる。
【0017】加えて、上記周壁3には、浴槽1内に充填
される入浴剤4の保温性をさらに向上させるためのバン
ドヒーター10が設けられており、上記バンドヒーター
10は、所定の幅を有する帯状部材によって構成され、
帯状部材より成るバンドヒーター10の上方端が上記周
壁3の頂部から距離Lだけ下がった位置に位置するよう
に、周壁3の表面8(浴槽1内側の面)に沿って周設さ
れている。
【0018】そして、上記帯状部材より成るバンドヒー
ター10の上方端と周壁3の頂部との間の距離Lは、2
0〜25センチメートルであることが好ましく、これに
よって、浴槽1における周壁3の保温性を効果的に向上
させることができる。
【0019】また、上記浴槽1の大きさは、入浴者が身
体を伸ばした状態で入浴できる大きさ、例えば、幅1メ
ートル、長さ2メートル、深さ60〜80センチメート
ル程度のものが考慮され、さらに、浴槽1を構成する材
料としては、成型加工が容易で、大量生産に適したFR
P樹脂が考慮され、この場合、浴槽1の底壁2及び周壁
3の表面8における細かい無数の凹凸9は、FRP樹脂
を成型して成される浴槽1における底壁2及び周壁3の
表面8を研磨せずに打放しのままとし、浴槽1の底壁2
及び周壁3の表面8に粗さを残すことによって容易に形
成される。
【0020】そして、上記浴槽1内に充填される入浴剤
4は、米糠を主原料とし、米糠におが屑等を混合して成
るものであって、上記浴槽1内に充填された入浴剤4を
成す米糠やおが屑等の酵素菌による発酵は、菌体育成流
体構造法に基づいて行われるものであり、上記入浴剤4
を構成する米糠やおが屑等を発酵させるための酵素菌及
び菌体育成流体構造法について以下に説明する。
【0021】先ず、本発明の菌体育成流体構造法に基づ
く酵素風呂に用いられる酵素菌について説明する。酵素
菌とは、自然界に無数に生息しており、菌体の種類によ
って繁殖し易い環境が異なることを利用することで、摂
氏4度で盛んに繁殖するフラボバクテリウム、摂氏10
度で盛んに繁殖するフクロモバクター、摂氏15〜18
度で盛んに繁殖するスプードモナグレース等のバクテリ
アに代表される摂氏40度より低い温度で繁殖し易い低
温菌と、摂氏40〜45度で盛んに繁殖するニトロバク
タームコール、摂氏60度で盛んに繁殖するバチルス、
摂氏80度で盛んに繁殖するクロストリジュウム等に代
表される摂氏40度より高い温度で繁殖し易い高温菌と
に大きく分類することができる。
【0022】さらに、菌体の分類は、上記の分類のみな
らず、細菌、放射菌、根粒菌、酵母菌、糸状菌、硝酸
菌、乳酸菌等に分類することもでき、これらの酵素菌の
働きによって発酵が行われるものである。
【0023】そして、人体に有害な菌は、低温菌に多く
みられるものであるが、低温菌は、おおむね摂氏40度
を境にこれより高温になると死滅し、その死骸は、タン
パク質、アミノ酸、ぶどう糖等に変化して高温菌の餌と
なる。
【0024】そして、本発明の菌体育成流体構造法に基
づく酵素風呂に使用する酵素菌は、土壌菌を主体とする
菌体であり、約423種にも及ぶ土壌菌の中でも人体に
最も有益とされる内城農法で知られる土壌菌であって、
この菌体は、悪玉菌といわれる菌体を食料として繁殖す
る菌体で、ガン、エイズをはじめ人体に有害な菌体を分
解し餌として繁殖し、人体の内外において有害な菌体を
分解し老廃物として排出するといわれている。
【0025】さらに、酵素菌による発酵には、酸素を必
要とする好気発酵と、酸素を必要としない嫌気発酵の2
つの種類に分けられるものであり、本発明の菌体育成流
体構造法に基づく酵素風呂に使用される酵素菌は、好気
発酵による発酵を行う酵素菌を主体としている。
【0026】そして、上記菌体育成流体構造法は、任意
の菌体を人工的に育成できる構造、即ち、任意の菌体が
最も繁殖し易い状態を作り上げるものであって、本発明
の菌体育成流体構造法に基づく酵素風呂では、上述した
人体に有益な土壌菌を主体とする酵素菌が最も繁殖し易
い状態を作り上げることにより、米糠やおが屑等より成
る入浴剤4の発酵を促進すると同時に、この土壌菌を主
体とする酵素菌以外の菌体(人体に有害な低温菌や雑菌
等)の繁殖を抑制し、良好な入浴環境を提供するもので
ある。
【0027】次に、本発明の菌体育成流体構造法に基づ
く酵素風呂の使用例を説明する。ここでは、本発明の菌
体育成流体構造法に基づく酵素風呂が、一日の営業時間
中に10〜20人程度が入浴を行うエステティックサロ
ン等で使用される場合を想定している。先ず、入浴剤4
の生成について説明すると、入浴剤4の生成は、入浴剤
4を成す米糠やおが屑等に対して菌体をムラなく混ぜる
ために、菌体の培養液を水で薄め(例えば、水18リッ
トルに対して培養液を約200CCの割合で加えてよく
かき混ぜる)、上記培養液が混ぜられた水を米糠やおが
屑等より成る入浴剤4に対して水分調整をしながら加
え、培養液が混ぜられた水と米糠やおが屑等より成る入
浴剤4を浴槽1内にてまんべんなく撹拌することによっ
て行われる。
【0028】そして、入浴剤4における水分量は、酵素
菌による好気発酵を良好に行わせるために、50〜55
パーセントであることが好ましく、入浴剤4における水
分量が適切であるかどうかは、培養液が混ぜられた水を
加えた米糠やおが屑等より成る入浴剤4を手のひらに乗
せて握り締めたものが手を開いた時に2〜3個に割れる
かどうかで判断することができ、握り締めた入浴剤4か
ら水分がにじむようであれば水分量が過剰であり、手を
開いた時に多数に割れるようであれば水分量が不足して
いることがわかる。
【0029】そして、入浴剤4の水分量が過剰である場
合には入浴剤4が発酵せず、腐敗してしまう可能性があ
り、また、入浴剤4の水分量が不足している場合にも、
入浴剤4の発酵が進まないので、米糠やおが屑を加えた
り、水を加えたりすることによって、入浴剤4の水分量
を50〜55パーセントに調整する。
【0030】そして、水分量の調整が完了した入浴剤4
は、その後しばらくの間、例えば、10数分にわたって
浴槽1内でまんべんなく撹拌されるものであって、入浴
剤4をまんべんなく撹拌することによって入浴剤4に空
気が触れやすくなり、その結果、好気性の環境が作り出
されると同時に、酵素菌に酸素がふんだんに供給される
こととなるので、入浴剤4を成す米糠やおが屑等の酵素
菌による好気発酵が促進される。
【0031】そして、撹拌を完了する頃には、入浴剤4
を成す米糠やおが屑等の酵素菌による好気発酵によっ
て、入浴剤4の温度が摂氏40〜50度となり、本発明
の菌体育成流体構造法に基づく酵素風呂に使用される酵
素菌に最適な環境が形成されることとなり、人体に有害
な低温菌や雑菌を繁殖させることもなく入浴剤4の生成
(立ち上げ)が行われる。
【0032】さらに、上記入浴剤4の撹拌を行う際に入
浴剤4に生じている玉ころ(ダマ)を取り除くか潰して
おくことで、きめの細かい入浴剤4が提供されるもので
あって、入浴剤4の撹拌を行った後には、図4に示した
ように、入浴剤4を台形に積上げて所定の時間放置して
おくことにより、入浴剤4を成す米糠やおが屑等の発酵
により、入浴剤4の温度は、摂氏60〜70となる。
【0033】そして、入浴剤4の温度が摂氏60〜70
度になったところで、入浴可能となるので、台形に積上
げられた入浴剤4を平らにならし、入浴が開始されるも
のであって、入浴が開始されると、入浴者の汗や汗と共
に排出される老廃物、あるいは、死滅した酵素菌等が入
浴剤4中に排出される。
【0034】さらに、上記入浴剤4中に排出される入浴
者の汗や老廃物、死滅した酵素菌等は、入浴剤4中を下
降して浴槽1の底壁2上に堆積するものであり、10〜
20人程度が入浴を行うと、底壁2上に約1センチの汗
や老廃物、死滅した酵素菌等が堆積することとなり、一
日の営業が終了した後に、上記底壁2上に堆積した汗や
老廃物、死滅した酵素菌等の除去が行われる。
【0035】そして、上記底壁2上に堆積した汗や老廃
物、死滅した酵素菌等の除去は、入浴剤4の下方1セン
チ程度を残してそれ以外の入浴剤4を浴槽1内の一方か
ら他方に寄せたり、別に用意した空の浴槽1等に移動さ
せ、浴槽1の下方に残されている(底壁2上に堆積して
いる)汗や老廃物、死滅した酵素菌等を含んだ入浴剤4
をすべて取り除くことによって行われる。
【0036】さらに、上記浴槽1内から除去された浴槽
1の下方(底壁2上)に堆積した汗や老廃物、死滅した
酵素菌等を含んだ入浴剤4は、一箇所に集めると共に、
3日に1回程度の割合で撹拌を行うことによって、10
日位で優良な有機質肥料と成るものであり、廃棄される
ことなく有効に利用される。
【0037】そして、翌日の営業に備えて、浴槽1の下
方から入浴剤4を取り除いたことによって生じる浴槽1
内に充填された入浴剤4の不足分(上記の場合、約10
キログラム)を新しい米糠やおが屑より成る入浴剤4に
よって補い、上述した手順と同様、水分量の調整と水分
量の調整が完了した入浴剤4の撹拌を行った後、入浴剤
を台形に積上げて所定の時間放置し、入浴剤4の温度が
摂氏60〜70度になるのを待つものであり、浴槽1の
下方に位置する汗や老廃物、酵素菌の死骸等を含んだ入
浴剤4の除去と、新しい入浴剤4の補充及び水分量の調
整と入浴剤4の撹拌並びに放置を毎日繰り返し行うこと
で、入浴剤1の状態を良好に保つことができる。
【0038】さらに、上記浴槽1の底壁2及び周壁3の
表面8には、細かい無数の凹凸9が存し、この細かい無
数の凹凸9では、米糠やおが屑等より成る入浴剤4と酵
素菌が入り込んで酵素菌の生育と繁殖が行われており、
その結果、この細かい無数の凹凸9にて生育し繁殖した
酵素菌が種菌となって新たに補充される米糠やおが屑等
より成る入浴剤4をいち早く発酵させることができるの
で、新しい入浴剤4の補充時(メンテナンス時)におい
ても、入浴剤4を成す米糠やおが屑等の発酵が促進され
ると同時に、低温菌や雑菌等の繁殖が防止される。
【0039】そして、上記浴槽1の周壁3の表面8に対
して周設されたバンドヒーター10は、冬季等、浴槽1
の周囲の温度(外気温)が著しく低くなり、浴槽1内に
充填された入浴剤4の温度が摂氏40度より低くなって
しまうような場合(低温菌等の人体に有害な菌体や雑菌
等が繁殖し易い場合)に使用されるものであり、浴槽1
内に充填された入浴剤4の保温性をより一層向上させる
ことにより、入浴剤4の発酵を促進させると同時に、低
温菌や雑菌等の繁殖を防止するものである。
【0040】そして、上述したように、入浴剤4の生成
時における入浴剤4を成す米糠やおが屑との好気発酵
が、入浴剤をまんべんなく撹拌することによって促進さ
れるものであり、従来のように発酵を促進させるために
入浴剤に対して温風を送る必要がなくなるので、温風を
送るための手段や装置を浴槽に配設する必要がなく、よ
って、浴槽1の設置コストの低減が図られる。
【0041】さらに、浴槽1に温風を送るための手段や
装置が配設されないことにより、浴槽1の低部に溝部等
を形成する必要がないので、浴槽1内の下方に位置する
汗や老廃物、酵素菌の死骸等を含んだ入浴剤4の除去を
容易かつ確実に行うことができ、浴槽1内の清掃やメン
テナンスを容易に行うことができると共に、より衛生的
な浴槽1及び菌体育成流体構造法に基づく酵素風呂が提
供される。
【0042】加えて、上記浴槽1を構成する底壁2及び
周壁3が内壁5と外壁6より成る二重構造に成され、内
壁5と外壁6との間に保温空間7が形成されているの
で、浴槽1が優れた保温性を備えることとなり、浴槽1
内に充填された入浴剤4の温度が良好に保たれるので、
入浴剤4の温度低下による低温菌や雑菌等の繁殖が防止
される。
【0043】さらに、図5に示したように、バンドヒー
ター10を、周壁3を構成する内壁5と外壁6との間、
例えば、周壁3の内壁5の裏面11(保温空間7側の
面)に沿って周設することも考慮され、この場合には、
バンドヒーター10が周壁3の保温空間7内に位置する
こととなるので、より良好な保温性が得られると共に、
バンドヒーター10自身が入浴剤4の交換や撹拌等の作
業の妨げになる心配がなく、しかも、入浴者がバンドヒ
ーター10に直接触れて火傷等を負う心配もないので、
安全な入浴が実現される。
【0044】また、図6に示したように、浴槽1におい
て、外気温の影響を受け易い周壁3のみを内壁5と外壁
6より成る二重構造とし、上記二重構造を成す内壁5と
外壁6の間に保温空間7を形成することも考慮され、浴
槽1の周壁3のみを保温空間7を有する二重構造とする
ことで、浴槽1における保温性を著しく損なうことなく
浴槽1の製造コストの低減を図ることができる。
【0045】尚、上述した実施の形態では、浴槽1を大
量生産に適したFRP樹脂によって構成した場合を例示
したが、FRP樹脂以外の樹脂や木材等によって構成す
ることも考慮され、浴槽1を木材で構成した場合には、
浴槽1の底壁2及び周壁3の表面8における細かい無数
の凹凸9として、木材自身の有する木目等の凹凸をその
まま利用することができる。
【0046】しかも、木材自身の有する木目等の凹凸
は、自然で複雑な形状を備えているので、酵素菌の生育
と繁殖に好適な環境が提供され、新たに補充される米糠
やおが屑等より成る入浴剤4をいち早く発酵させること
ができ、新しい入浴剤4の補充時(メンテナンス時)に
おいても、入浴剤4を成す米糠やおが屑等の発酵を促進
させることができると同時に、低温菌や雑菌等の繁殖を
防止できる。
【0047】さらに、浴槽1を木材によって構成した場
合には、木材が有する自然な風合いによる安らぎや安心
感等によって、入浴者を精神的によりリラックスした状
態に導くことができ、菌体育成流体構造法に基づく酵素
風呂の効果がより高まることが期待できる。
【0048】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明によると次の
様な効果を奏する。即ち、請求項1によると、浴槽に充
填された入浴剤に対して温風を送るための手段や装置を
使用することなく、入浴剤の発酵を促進させることがで
きるので、設置コストを低く抑えることができると共
に、浴槽の清掃やメンテナンスを容易に行うことができ
る菌体育成流体構造法に基づく酵素風呂が提供される。
【0049】そして、請求項2によると、良好な保温性
と共に、浴槽に充填された入浴剤を発酵させるための酵
素菌の生育・繁殖場所を備えた浴槽が提供され、浴槽に
充填された入浴剤に対して温風を送るための手段や装置
を使用することなく、入浴剤の発酵を促進させることが
でき、設置コストを低く抑えることができると共に、浴
槽の清掃やメンテナンスを容易に行うことができる菌体
育成流体構造法に基づく酵素風呂が提供される。
【0050】そして、請求項3によると、浴槽の周壁に
対してバンドヒーターを周設することによって、浴槽の
保温性をより一層向上させることができるので、冬季
等、浴槽の周囲の温度が著しく低くなるような場合であ
っても、浴槽内に充填された入浴剤を良好な状態に保温
することができる菌体育成流体構造法に基づく酵素風呂
が提供される。
【0051】さらに、請求項4によると、菌体育成流体
構造法に基づく酵素風呂を成す浴槽が大量生産に適した
FRP樹脂によって構成されるので、設置コストをより
一層低減することができる菌体育成流体構造法に基づく
酵素風呂が提供される。
【0052】そして、請求項5によると、菌体育成流体
構造法に基づく酵素風呂を成す浴槽を木材で構成するこ
とにより、木材自身の有する木目等の凹凸をそのまま浴
槽の底壁及び周壁の表面の細かい無数の凹凸として利用
することができるのに加えて、木材自身の有する木目等
の凹凸は、自然で複雑な形状を備えているので、酵素菌
の生育と繁殖に好適な環境が提供され、新たに補充され
る米糠やおが屑等より成る入浴剤をいち早く発酵させる
ことができ、しかも、木材の有する自然な風合いによっ
て、入浴者を精神的によりリラックスさせることができ
る菌体育成流体構造法に基づく酵素風呂が提供される。
【0053】そして、請求項6によると、菌体育成流体
構造法が忠実に実施されるので、酵素菌の働きによる入
浴剤の発酵が良好に行われると同時に、低温菌や雑菌等
の繁殖が抑えられることとなり、衛生的であり且つ酵素
風呂の効果を十分に得ることができる菌体育成流体構造
法に基づく酵素風呂が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の菌体育成流体構造法に基づく酵素風呂
に用いる浴槽を示す斜視図である。
【図2】図1におけるX−X’線に沿う断面図である。
【図3】浴槽の底壁及び周壁の表面の状態を示す図であ
る。
【図4】浴槽に充填された入浴剤を発酵させる際の状態
を示す図である。
【図5】浴槽の周壁に周設されるバンドヒーターの他の
例を示す断面図である。
【図6】浴槽の他の例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 浴槽 2 底壁 3 周壁 4 入浴剤 5 内壁 6 外壁 7 保温空間 8 底壁及び周壁の表面(浴槽内側の面) 9 細かい無数の凹凸 10 バンドヒーター 11 周壁を構成する内壁の裏面(保温空間側の面)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴槽1と浴槽1内に充填された入浴剤4
    とで構成され、上記浴槽1内に充填された入浴剤4が酵
    素菌の働きによって発酵する際に生じる熱を利用して入
    浴者の身体を温めると同時に発汗を促進させるようにし
    た菌体育成流体構造法に基づく酵素風呂において、 上記浴槽1は、浴槽1の保温性を向上させるための保温
    空間7を、浴槽1を成す底壁2及び周壁3のうち、少な
    くとも周壁3に備えて成ると共に、浴槽1に充填された
    入浴剤4を発酵させるための酵素菌の生育・繁殖場所と
    なる細かい無数の凹凸9を、浴槽1を成す底壁2及び周
    壁3の表面8に備えて成り、さらに、上記入浴剤4は、
    菌体の培養液と水を加えることによって水分量の調整が
    行われると共に、水分量が調整された状態でまんべんな
    く撹拌されることによって、酵素菌の働きによる発酵が
    促進させられ、その後、台形に積上げられて放置される
    ことによって発酵が進められ、入浴可能な温度へと昇温
    させられることを特徴とする菌体育成流体構造法に基づ
    く酵素風呂。
  2. 【請求項2】 浴槽1と浴槽1内に充填された入浴剤4
    とで構成され、上記浴槽1内に充填された入浴剤4が酵
    素菌の働きによって発酵する際に生じる熱を利用して入
    浴者の身体を温めると同時に発汗を促進させるようにし
    た菌体育成流体構造法に基づく酵素風呂において、 上記浴槽1は、底壁2と底壁2の周囲から底壁2を囲む
    ようにして立ちあがる周壁3を備え、しかも、上記底壁
    2及び周壁3のうち、少なくとも周壁3が内壁5と外壁
    6より成る二重構造を備えると共に、上記内壁5と外壁
    6との間に、浴槽1の保温性を向上させるための保温空
    間7を備え、さらに、上記浴槽1を構成する底壁2及び
    周壁3における浴槽1内側の表面8には、浴槽1に充填
    された入浴剤4を発酵させるための酵素菌の生育・繁殖
    場所となる細かい無数の凹凸9が構成されていることを
    特徴とする菌体育成流体構造法に基づく酵素風呂。
  3. 【請求項3】 上記浴槽1は、浴槽1の周壁3に沿って
    周設されたバンドヒーター10を備え、上記浴槽1内に
    充填された入浴剤4の保温性を向上させていることを特
    徴とする請求項2記載の菌体育成流体構造法に基づく酵
    素風呂。
  4. 【請求項4】 上記浴槽1は、FRP樹脂によって構成
    され、浴槽1の底壁2及び周壁3の表面8における細か
    い無数の凹凸9は、FRP樹脂を成型して成される浴槽
    1を打放しのままとし、浴槽1の底壁2及び周壁3の表
    面8に粗さを残すことによって形成されていることを特
    徴とする請求項2又は請求項3記載の菌体育成流体構造
    法に基づく酵素風呂。
  5. 【請求項5】 上記浴槽は、木材によって構成され、浴
    槽1の底壁2及び周壁3の表面8における細かい無数の
    凹凸9は、木材自身が有する木目等の凹凸によって形成
    されていることを特徴とする請求項2又は請求項3記載
    の菌体育成流体構造法に基づく酵素風呂。
  6. 【請求項6】 浴槽1と浴槽1内に充填された入浴剤
    4とで構成され、上記浴槽1内に充填された入浴剤4が
    酵素菌の働きによって発酵する際に生じる熱を利用して
    入浴者の身体を温めると同時に発汗を促進させるように
    した菌体育成流体構造法に基づく酵素風呂において、 上記菌体育成流体構造法に基づく酵素風呂を、浴槽1を
    成す底壁2及び周壁3のうち、少なくとも周壁3に保温
    空間7を設けることによって、浴槽1の保温性の向上が
    図られていると共に、浴槽1を成す底壁2及び周壁3の
    表面8に細かい無数の凹凸9を設けることによって、浴
    槽1に充填された入浴剤4を発酵させるための酵素菌の
    生育・繁殖場所が構成されている浴槽1と、菌体の培養
    液と水が加えられた入浴剤4の水分量の調整を行うと共
    に、水分量が調整された入浴剤4をまんべんなく撹拌す
    ることによって、酵素菌の働きによる入浴剤4の発酵を
    促進させ、その後、台形に積上げて放置することによっ
    て発酵が進められ、入浴可能な温度へと昇温させられる
    入浴剤4とで構成することによって、入浴剤4を酵素菌
    の働きによって発酵させるために必要となる酵素菌が最
    も繁殖し易い状態を作り上げ、入浴剤4の発酵を促進す
    ると同時に、酵素菌以外の菌体の繁殖を抑制する菌体育
    成流体構造法が忠実に実施されていることを特徴とする
    菌体育成流体構造法に基づく酵素風呂。
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