JP3057524B2 - 実装位置決めシステム - Google Patents

実装位置決めシステム

Info

Publication number
JP3057524B2
JP3057524B2 JP3190136A JP19013691A JP3057524B2 JP 3057524 B2 JP3057524 B2 JP 3057524B2 JP 3190136 A JP3190136 A JP 3190136A JP 19013691 A JP19013691 A JP 19013691A JP 3057524 B2 JP3057524 B2 JP 3057524B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
semiconductor chip
image data
mounted component
mounting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3190136A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0537195A (ja
Inventor
敬祐 松波
敏夫 小西
裕 戸井
義昭 松永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP3190136A priority Critical patent/JP3057524B2/ja
Publication of JPH0537195A publication Critical patent/JPH0537195A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3057524B2 publication Critical patent/JP3057524B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、実装部品、例えば半導
体チップを、被実装部品、例えば配線基板に接合する際
の位置決め時の測定値(変位量)を画像データにより表
示し、疑似的に接合後の位置決め検査を行う実装位置決
めシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】これまでの半導体チップの接合方式とし
ては、半導体チップを樹脂パッケージ内に封止して構成
したICを配線基板に接続するという方法が一般的であ
った。しかし、配線基板の配線パターンがファインピッ
チ化してくると、上記方法では、実装密度が上がらない
という問題がある。そこで、現在では、直接半導体チッ
プを配線基板に接続することにより、実装密度を向上さ
せるようにしている。
【0003】半導体チップを直接配線基板に接合させる
方式としては、金線を使用したワイヤボンディング法や
配線基板あるいは半導体チップにバンプを形成してこの
バンプを介して半導体チップを接続する方法(バンプ
法)がある。前者のワイヤボンディング法は、後者のバ
ンプ法に比べて作業性及び実装密度が劣ることから、今
日では、後者のバンプ法が実装密度を上げる技術として
注目されている。
【0004】このバンプ法は、具体的には、図6A及び
Bに示すように、例えばバンプ付き半導体チップ31の
アクティブ面(表面)31aを下向きにして配線基板3
2のチップ接続面32aと向い合わせることによって、
半導体チップ31のバンプと、配線基板32のチップ接
続面32aに形成された端子パターン33とを電気的に
接続させるというものである(フェースダウン接合方
式、別名フリップチップ・ボンディング)。
【0005】ここで、問題になるのが、半導体チップ3
1の接続面31aと配線基板2のチップ接続面2aとの
位置決めである。
【0006】従来の位置決め方法としては、図7Aに示
すように、1つのビデオカメラ34にて配線基板32の
チップ接続面32a全体とその周辺に印刷された位置決
めマーク(図示せず)を画像データとして取り込み、こ
の画像データをモニタ35に表示させて、半導体チップ
31の実装位置を目視にて確認し、その後、実際に半導
体チップ31を配線基板32のチップ接続面32aに実
装した後、その状態を例えば位置決めマーク等を用い、
該マークとの変位量を測定して半導体チップ31の位置
決め精度を確認するようにしている。
【0007】また、高精度に位置決めをしたい、又は半
導体チップ31のサイズが大きいなどの場合において
は、図7Bに示すように、1つのビデオカメラ34で配
線基板32のチップ接続面32a中、その一部とその周
辺に印刷された位置決めマークを画像データとして取り
込み、この画像データをモニタ35に表示させて、半導
体チップ31の実装位置を目視にて確認し、その後、実
際に半導体チップ31を配線基板32のチップ接続面3
2aに実装した後、その状態を例えば位置決めマーク等
を用い、該マークとの変位量を測定して半導体チップ3
1の位置決め精度を確認するようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図7A
で示す方法の場合、1つのビデオカメラ34にて配線基
板32のチップ接続面32a全体を画像データとして取
り込むようにしているため、半導体チップ31のサイズ
に対応してその焦点を変化させるための光学系が必要に
なり、光学系の複雑化、高価格化を招くという不都合が
ある。
【0009】しかも、実際に半導体チップ31が接続さ
れる周辺部分の画像がぼやけて見え、特に位置決めマー
クの画像に至っては、ほとんどその形状が不明瞭にな
り、実装後の位置決め精度を測定する際に支障を来すと
いう問題がある。
【0010】図7Bで示す方法の場合は、半導体チップ
31が接続される部分の画像は明瞭となるが、測定視野
が狭いため、実際に半導体チップ31を実装した場合の
全体像がつかめないという欠点があり、実際の半導体チ
ップ31と配線基板32のチップ接続面32aとの全体
的な位置決め精度を測定することができないという不都
合がある。
【0011】このように、従来の実装位置決め方法にお
いては、半導体チップ31と配線基板32のチップ接続
面32aとの位置決めに関する正確さ、利便さに欠ける
という不都合がある。しかも、半導体チップ31あるい
は配線基板32の位置を補正する場合、画像データを再
入力して行う必要があり、非常に煩わしいという問題が
あった。
【0012】また、位置決めマークを用いて半導体チッ
プ31の位置決め精度を測定する場合、位置決めマーク
がチップ接続面32aに対して高精度にパターニングさ
れていないため、どうしても半導体チップ31の位置決
め精度が不明確になる。そこで、従来では、X線透過検
査装置を用いてチップ接続面32a上の端子パターン3
3に対する半導体チップ31の位置決め精度を測るよう
にしているしているが、このX線透過検査装置は非常に
高価であるため、実装工程及び検査工程のコストが高く
なり、延いては半導体チップを実装した配線基板の製造
コストの高価格化を招くという不都合があった。
【0013】本発明は、このような課題に鑑み成された
もので、その目的とするところは、半導体チップのサイ
ズに拘らず半導体チップ及び配線基板のチップ接続面に
おける画像データを高精度に、かつ高分解能に取り込む
ことができ、半導体チップのチップ接続面に対する位置
決めを正確に、安価にかつ容易に行うことができる実装
位置決めシステムを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の実装位置決めシ
ステムは、x−y−θテーブル20及び22に取り付け
られた実装部品1と被実装部品2を夫々平面的に複数の
区画L1 〜L4 に分け、各区画L1 〜L4 における画像
データD1 〜D4 を合成して夫々1つのマルチ画像デー
タMD(MD1 〜MD3 )に編集し、編集された実装部
品1のマルチ画像データMD2 と、被実装部品2のマル
チ画像データMD1 とを画像処理的に重ね合わせて、実
装部品1と被実装部品2とを疑似的に接合・位置決め
し、このときの変位データDDを表示及び/又はx−y
−θテーブル20又は22に帰還させ、実際に、実装部
品1を被実装部品2に実装した後、その機械的接合状態
の良否を、接合前における実装部品1と被実装部品2の
各マルチ画像データMD2 及びMD1 と、接合後におけ
る実装部品1のマルチ画像データMD3 から疑似的に検
査する。
【0015】具体的には、x−y−θテーブル20及び
22に取り付けられた実装部品1と被実装部品2を複数
のビデオカメラ3あるいはビデオカメラ3の走査によ
り、夫々平面的に複数の区画L1 〜L4 に分けて撮像し
た各区画L1 〜L4 における画像データD1 〜D4 を合
成して夫々1つのマルチ画像データMD(MD1 ,MD
2 )に編集するデータ編集回路13と、これらマルチ画
像データMD(MD1 〜MD3 )を編集済みデータMD
(MD1 〜MD3 )としてメモリM1 〜M3 に格納する
制御部12と、メモリM2 ,M1 からの実装部品1及び
被実装部品2に関する編集済みデータMD2 及びMD1
を夫々読出して画像処理的に実装部品1の編集済みデー
タMD2 と被実装部品2の編集済みデータMD1 とを重
ね合わせる合成処理回路16と、位置合わせ制御装置1
7を用いて実装部品1と被実装部品2とを疑似的に接
合、位置決めし、このときの変位データDDを表示装置
4に入力する画像処理回路11と、上記変位データDD
をx−y−θテーブル20又は22に帰還する制御部1
2と、実際に実装部品1を被実装部品2に実装した際に
おける機械的接合状態の良否を、接合前における実装部
品1及び被実装部品2の編集済みデータMD2 及びMD
1 と、接合後における実装部品1の編集済みデータMD
3 から疑似的に判別する演算部19を設けて構成する。
【0016】
【作用】上述の本発明の構成によれば、x−y−θテー
ブル20及び22に取り付けられた実装部品1と被実装
部品2を複数のビデオカメラ3あるいはビデオカメラ3
の走査により、夫々平面的に複数の区画L1 〜L4 に分
けて撮像した各区画L1 〜L4 における画像データD1
〜D4 を夫々1つのマルチ画像データMD(MD 1 〜M
3 )に編集するようにしたので、実装部品1のサイズ
が異なっても、ビデオカメラ3からの画像データD1
4 は、高精度で、かつ高分解能で常に均一となり、測
定者にとって非常に分かりやすいものとなる。
【0017】また、取り込む画像データD1 〜D4 の各
測定視野L1 〜L4 のサイズが一定になるため、ビデオ
カメラ3の光学系を簡素化でき、実装工程及び検査工程
のコストを低廉化することができる。
【0018】また、メモリM2 ,M1 からの実装部品1
及び被実装部品2に関する編集済みデータMD2 及びM
1 を夫々読出して画像処理的に実装部品1の編集済み
データMD2 と被実装部品2の編集済みデータMD1
を重ね合わせて、実装部品1と被実装部品2とを疑似的
に接合、位置決めし、このときの変位データDDを表示
装置4に入力する、及び/又はx−y−θテーブル20
又は22に帰還するようにしたので、実装部品1及び被
実装部品2の位置補正が非常に容易になる。
【0019】しかも、実装部品1の編集済みデータMD
2 と被実装部品2の編集済みデータMD1 を利用して疑
似的に位置補正後の実装部品1及び被実装部品2の位置
確認を行うことができるため、位置補正時に、画像デー
タD1 〜D4 を再度取り込むという手間を省くことがで
き、実装工程及び検査工程の効率化を図ることができ
る。
【0020】また、実際に、実装部品1を被実装部品2
に実装した後の実装部品1の位置精度を実装部品1の編
集済みデータMD2 と被実装部品2の編集済みデータM
1 並びに接合後における実装部品1の編集済みデータ
MD3 から疑似的に判別するようにしたので、従来から
用いられてきた位置決めマークによる位置決め精度の検
査を廃することが可能になる。
【0021】即ち、位置決めマークは、印刷により形成
されるが、この形成精度は非常に悪く、この位置決めマ
ークを用いても実装部品の位置決め精度を高精度に測定
することはできなかった。しかし、従来では、この位置
決めマークに代わる安価で、かつ有力な代替方法がな
く、現在でもこの位置決めマークを用いて実装部品1の
位置決め精度を測定し、あるいは高価なX線透過検査装
置を用いて行うようにしている。
【0022】本発明では、この位置決めマークによる位
置決め精度の測定方法に代わる有力な方法(システム)
を提供することができるものであり、しかもこのシステ
ムの場合、高精度で、かつ高分解能な画像データを用い
て行うことができるため、実装部品1の被実装部品2に
対する位置決め精度を高精度の測定することが可能にな
る。従って、X線透過検査装置等の高価なシステムを用
いる必要がなくなり、実装工程及び検査工程におけるコ
ストの低廉化を効率よく図ることができる。
【0023】
【実施例】以下、図1〜図5を参照しながら本発明の実
施例を説明する。図1〜図4は、本実施例に係る実装位
置決めシステムの画像処理を実装部品及び被実装部品と
モニタ画面を中心にして示す模式図であり、図5はその
信号処理を示すブロック線図である。
【0024】図示の実装位置決めシステムは、例えばバ
ンプ付き半導体チップ1を配線基板2のチップ接続面2
aにフェースダウン方式で実装する際に適用した例を示
したものである。
【0025】この実装位置決めシステムは、図1、図2
及び図4に示すように、1つのビデオカメラ3あるいは
4つのビデオカメラ3を備え、このビデオカメラ3から
の画像データを映像にして表示するモニタ4を有する。
【0026】次に、このシステムの動作について順次説
明する。
【0027】まず、図1に示すように、配線基板2にお
けるチップ接続面2aの画像データをビデオカメラ3に
て取り込む。この場合、配線基板2のチップ接続面2a
中、半導体チップ1のコーナー部C1 〜C4 に対応する
小領域(測定視野)L1 〜L 4 の画像データD1 〜D4
を夫々4つのビデオカメラ3にて取り込む。あるいは1
つのビデオカメラ3を4ポイントに走査して順次取り込
む。
【0028】取り込んだ画像データD1 〜D4 は、図5
に示すように、後段の画像処理回路11及び制御部12
を介して夫々対応する4つのフレームメモリFM1 〜F
4 に格納される。
【0029】そして、各フレームメモリFM1 〜FM4
に格納された各小領域L1 〜L4 に関する画像データD
1 〜D4 を制御部12を介して読出し、データ編集回路
13に夫々供給する。データ編集回路13では、供給さ
れた4つの画像データD1〜D4 を圧縮して、1つのマ
ルチ画像データに編集・作成する。
【0030】制御部12は、データ編集回路13からの
マルチ画像データを、編集済みデータMD1 として被実
装部品用メモリM1 にデータバス14を介して格納する
と共に、画像処理回路11を介してモニタ4に供給し、
図1に示すように、モニタ4を通して上記編集済みデー
タMD1 を表示させる。モニタからは、1つの画面にお
いて、小領域L1 〜L4 に関する画像データD1 〜D4
が4つに分割されたマルチ画像が表示される。尚、図に
おいて、5は、配線基板2上に導体層をパターニングし
て形成された端子パターンを示す。
【0031】次に、半導体チップ1における接続面1a
の画像データをビデオカメラ3にて取り込む。この場
合、半導体チップ1の接続面1a中、半導体チップ1の
コーナー部C1 〜C4 における小領域(測定視野)L1
〜L4 の画像データD1 〜D4 を夫々4つのビデオカメ
ラ3にて取り込む。あるいは1つのビデオカメラ3を4
ポイントに走査して順次取り込む。
【0032】このときのビデオカメラ3の倍率、並びに
半導体チップ1間との距離は、配線基板2におけるチッ
プ接続面2aの画像データを取り込むときと同一に設定
する。即ち同一の撮像条件にて配線基板2におけるチッ
プ接続面2aの画像データ及び半導体チップ1における
接続面1aの画像データを取り込む。
【0033】取り込んだ画像データD1 〜D4 は、図5
に示すように、上記と同様に、後段の画像処理回路11
及び制御部12を介して夫々対応する4つのフレームメ
モリFM1 〜FM4 に格納される。
【0034】そして、各フレームメモリFM1 〜FM4
に格納された各小領域L1 〜L4 に関する画像データD
1 〜D4 を制御部12を介して読出し、データ編集回路
13に夫々供給する。データ編集回路13では、上記と
同様に4つの画像データD1 〜D4 を圧縮して、1つの
マルチ画像データに編集・作成する。
【0035】制御部12は、データ編集回路13からの
マルチ画像データを、編集済みデータMD2 として実装
部品用メモリM2 にデータバス14を介して格納すると
共に、画像処理回路11を介してモニタ4に供給し、図
2に示すように、モニタ4を通して上記編集済みデータ
MD2 を表示させる。この場合においても、モニタ4か
らは、1つの画面において、小領域L1 〜L4 に関する
画像データD1 〜D4 が4つに分割されたマルチ画像が
表示される。尚、図において、6は半導体チップ1の接
続面1aに形成されたバンプを示す。
【0036】次に、制御部12は、キーボード等の入力
手段15からの合成画面表示要求信号Sdに基いて、被
実装部品用メモリM1 と実装品用メモリM2 から夫々編
集済みデータMD1 及びMD2 を読出して合成処理回路
16に供給する。合成処理回路16は、各編集済みデー
タMD1 及びMD2 を重ね合わせ合成した後、この合成
データCDを制御部12を介して合成用メモリCMに格
納する。
【0037】制御部12は、合成処理回路16からの処
理完了信号に基いて、合成用メモリCMから合成データ
CDを読出し、この合成データCDを画像処理回路11
を介してモニタ4に供給し、図3に示すように、モニタ
4を通して上記合成データCDを表示させる。このと
き、モニタ4からは、配線基板2のチップ接続面2aと
半導体チップ1の接続面1aとが重ね合わされたマルチ
画像が表示される。
【0038】次に、入力手段15に取り付けられた例え
ばジョイ・スティック又はトラックボール、あるいはキ
ーボードのカーソル制御キー等の位置合わせ制御装置1
7を用いて、モニタ4に表示されているマルチ画像のう
ち、1つの画像、即ち半導体チップの接続面に関する画
像、あるいは配線基板のチップ接続面に関する画像を任
意の方向にスクロールさせる。
【0039】制御部12は、入力手段15からの画面選
択信号Ssに基いて、例えば半導体チップ1の接続面1
aに関する画像が選択された場合、半導体チップ1の接
続面1aに関する編集済みデータMD2 をデータ編集回
路13に供給する。このデータ編集回路13では、位置
合わせ制御装置17からのスクロール方向及びそのスク
ロール量SDに合わせて上記編集済みデータMD2を再
編集し、この再編集データRMDを制御部12を介して
バッファメモリBMに一時格納する。このとき、スクロ
ール方向及びそのスクロール量SDは、計数器18によ
り順次計数(パルスカウント)される。この計数器18
は、x−y−θテーブルに合わせて3方向の計数器が用
意されている。
【0040】そして、制御部12は、このスクロール編
集された半導体チップ1の接続面1aに関する再編集デ
ータRMDと、配線基板のチップ接続面に関する編集済
みデータMD1 を合成処理回路16に供給して各データ
RMD及びMD1 を合成させ、画像処理回路11及びモ
ニタ4を介して、スクロールされた半導体チップ1の接
続面1aに関する画像と配線基板2のチップ接続面2a
に関する画像の重ね合わせ画像を表示させる。
【0041】このようにして、モニタ4に表示されてい
る合成画像のうち、一方の画像、この例では、半導体チ
ップ1の接続面1aに関する画像を、位置合わせ制御装
置17を用いてスクロールさせ、半導体チップ1の各バ
ンプ6と、対応する配線基板2の端子パターン5とが一
致したとき、入力手段15を介して一致信号Sを入力す
る。例えば、キーボード上の任意のキー(例えばリター
ンキー)を押圧することにより、一致信号Sを入力す
る。
【0042】制御部12に一致信号Sが入力されると、
各計数器18内の計数データPDを演算部19に供給
し、予めリファレンスメモリRMに格納されているパル
ス数−変位データ変換テーブルから夫々の計数データP
Dに対応したx方向、y方向及びθに関する変位データ
DDを取り出すと共に、実装部品用メモリM2 内に格納
されている編集済みデータMD1 を、バッファメモリB
M内に格納されているスクロール編集された再編集デー
タRMDに書き換える。これによって、半導体チップ1
の配線基板2に対する位置決め並びに半導体チップ1の
配線基板2への実装が疑似的に行われたことになる。
【0043】そして、これら変位データDDを画像処理
回路11を介してモニタ4に供給し、このモニタ4にお
いて、位置決めされた重ね合わせ画面に上記変位データ
DDをメッセージとして表示する。また、上記変位デー
タDDは、半導体チップ1が取付けられたx−y−θテ
ーブル20の駆動系21に制御部12を介して供給され
る。このx−y−θテーブル20は、供給された変位デ
ータDDに基いてその位置が補正される。
【0044】次に、図4に示すように、実際に半導体チ
ップ1を配線基板2のチップ接続面2aに実装する。そ
の後、再びビデオカメラ3を用いて、今度は半導体チッ
プ1の背面の画像データを取り込む。この場合において
も半導体チップ1の背面中、そのコーナー部C1 〜C4
における小領域(測定視野)L1 〜L4 の画像データD
1 〜D4 を夫々4つのビデオカメラ3にて取り込む。あ
るいは1つのビデオカメラ3を4ポイントに走査して順
次取り込む。このとき、配線基板2上の上記小領域L1
〜L4 内における端子パターン5の画像データも取り込
まれる。
【0045】この場合も、ビデオカメラ3の倍率、並び
に半導体チップ1間との距離を、配線基板2におけるチ
ップ接続面2a及び半導体チップ1における接続面1a
の画像データを取り込むときと同一に設定する。
【0046】取り込んだ画像データD1 〜D4 は、図5
に示すように、後段の画像処理回路11及び制御部12
を介して夫々対応する4つのフレームメモリFM1 〜F
4 に格納される。
【0047】そして、各フレームメモリFM1 〜FM4
に格納された上記小領域L1 〜L4 に関する画像データ
1 〜D4 を制御部12を介して読出し、データ編集回
路13に夫々供給する。データ編集回路13では、上記
と同様に4つの画像データD 1 〜D4 を圧縮して、1つ
のマルチ画像データに編集・作成する。
【0048】制御部12は、データ編集回路13からの
マルチ画像データを、編集済みデータMD3 として実装
後用メモリM3 にデータバス14を介して格納すると共
に、画像処理回路11を介してモニタ4に供給し、図4
に示すように、モニタ4を通して上記編集済みデータM
3 を表示させる。このとき、モニタ4からは、1つの
画面において、小領域L1 〜L4 に関する画像データD
1 〜D4 が4つに分割されたマルチ画像が表示される。
【0049】その後、制御部12にて、被実装部品用メ
モリM1 に格納されている配線基板2のチップ接続面2
aに関する編集済みデータMD1と、実装部品用メモリ
2 内に格納されている半導体チップ1の接続面1aに
関する編集済みデータMD2 と、実装後メモリM3内に
格納されている半導体チップ1の背面に関する編集済み
データMD3 を夫々読出した後、各編集済みデータMD
1 〜MD3 を演算部19に供給する。
【0050】演算部19では、これら各編集済みデータ
MD1 〜MD3 から半導体チップ1のバンプ6の位置座
標と配線基板2の端子パターン5の位置座標を演算し、
これら位置座標データから半導体チップ1と配線基板2
との機械的接合状態を疑似的に判別する。
【0051】即ち、半導体チップ1の接続面1aに関す
る編集済みデータMD2 と半導体チップ1の背面に関す
る編集済みデータMD3 から半導体チップ1のコーナー
部C 1 〜C4 を基準とした各バンプ6の位置座標を割り
出すと共に、配線基板2のチップ接続面2aに関する編
集済みデータMD1 と半導体チップ1の背面に関する編
集済みデータMD3 から各端子パターン5の位置座標を
割り出し、これら各バンプ6の位置座標と、各バンプ6
に対応する端子パターン5の位置座標が一致するか否か
により、半導体チップ1と配線基板2との機械的接合状
態を疑似的に判別する。そして、この判別結果信号を制
御部12に与える。
【0052】制御部12は、この判別結果に基いて、メ
ッセージメモリMMからメッセージデータMSDを読出
し、このメッセージデータMSDを画像処理回路11を
介してモニタ4に与える。このとき、演算部19からの
判別結果が”良”である場合、モニタ4に例えば”O
K”を表示し、判別結果が”不良”である場合、”N
G”を表示して測定者にその機械的接合状態を知らせ
る。
【0053】尚、上記実施例では、図3で示す合成マル
チ画像の表示時に、位置合わせ制御装置17を用いて、
モニタ4に表示されているマルチ画像のうち、半導体チ
ップ1の接続面1aに関する画像を任意の方向にスクロ
ールして、半導体チップ1と配線基板2とを疑似的に位
置合わせするようにしたが、その他、位置合わせ制御装
置17を用いて、配線基板2のチップ接続面2aに関す
る画像を任意の方向にスクロールして疑似的に位置合わ
せするようにしてもよい。
【0054】この場合、計数器18で計数されたスクロ
ール方向及びスクロール量に関する計数データPDから
x方向、y方向及びθに関する変位データDDを割り出
し、この変位データDDを画像処理回路11を介してモ
ニタ4に供給して、位置決めされた重ね合わせ画面に上
記変位データDDをメッセージとして表示すると共に、
上記変位データDDを配線基板2が取付けられたx−y
−θテーブル22の駆動系23に制御部12を介して供
給する。このとき、x−y−θテーブル22は、供給さ
れた変位データDDに基いて位置が補正される。
【0055】上述のように、本例によれば、x−y−θ
テーブル20及び22に取り付けられた半導体チップ1
と配線基板2を複数のビデオカメラ3あるいはビデオカ
メラ3の走査により、夫々平面的に複数の区画L1 〜L
4に分けて撮像した各区画L 1 〜L4 における画像デー
タD1 〜D4 を夫々1つのマルチ画像データMD(MD
1 〜MD3 )に編集するようにしたので、半導体チップ
1のサイズが異なっても、ビデオカメラ3からの画像デ
ータD1 〜D4 は、高精度で、かつ高分解能で常に均一
となり、測定者にとって非常に分かりやすいものとな
る。
【0056】また、取り込む画像データD1 〜D4 の各
測定視野L1 〜L4 におけるサイズが一定になるため、
ビデオカメラ3の光学系を簡素化でき、実装工程及び検
査工程のコストを低廉化することができる。
【0057】また、実装部品用メモリM2 及び被実装部
品メモリM1 からの半導体チップ1及び配線基板2に関
する編集済みデータMD2 及びMD1 を夫々読出して画
像処理的に半導体チップ1の編集済みデータMD2 と配
線基板2の編集済みデータMD1 とを重ね合わせて、半
導体チップ1と配線基板2とを疑似的に接合、位置決め
し、このときの変位データDDをモニタ4において表示
させると共に、位置決めの対象となっているx−y−θ
テーブル20又は22に帰還するようにしたので、半導
体チップ1及び配線基板2の位置補正が非常に容易にな
る。
【0058】しかも、上記半導体チップ1の編集済みデ
ータMD2 と配線基板2の編集済みデータMD1 を利用
して疑似的に位置補正後の半導体チップ1及び配線基板
2の位置確認を行うことができるため、位置補正時に、
画像データD1 〜D4 を再度取り込むという手間を省く
ことができ、実装工程及び検査工程の効率化を図ること
ができる。
【0059】また、実際に、半導体チップ1を配線基板
2に実装した後の半導体チップ1の位置精度を半導体チ
ップ1の編集済みデータMD2 と配線基板2の編集済み
データMD1 並びに接合後における半導体チップ1の編
集済みデータMD3 から疑似的に判別するようにしたの
で、従来から用いられてきた位置決めマークによる位置
決め精度の検査を廃することが可能になる。
【0060】即ち、位置決めマークは、印刷により形成
されるが、この形成精度は非常に悪く、この位置決めマ
ークを用いても半導体チップ1の位置決め精度を高精度
に測定することはできなかった。しかし、従来では、こ
の位置決めマークに代わる安価で、かつ有力な代替方法
がなく、現在でもこの位置決めマークを用いて半導体チ
ップ1の位置決め精度を測定し、あるいは高価なX線透
過検査装置を用いて行うようにしている。
【0061】本実施例では、この位置決めマークによる
位置決め精度の測定方法に代わる有力な方法(システ
ム)を提供することができるものであり、しかもこのシ
ステムの場合、高精度で、かつ高分解能な画像データD
1 〜D4 を用いて行うことができるため、半導体チップ
1の配線基板2に対する位置決め精度を高精度に測定す
ることが可能になる。従って、X線透過検査装置等の高
価なシステムを用いる必要がなくなり、実装工程及び検
査工程におけるコストの低廉化を効率よく図ることがで
きる。
【0062】
【発明の効果】本発明に係る実装位置決めシステムによ
れば、実装部品のサイズに拘らず実装部品及び被実装部
品の画像データを高精度に、かつ高分解能に取り込むこ
とができ、実装部品の被実装部品に対する位置決めを正
確に、安価にかつ容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る実装位置決めシステムの画像処
理(配線基板に対する画像処理)を示す模式図(その
1)。
【図2】本実施例に係る実装位置決めシステムの画像処
理(半導体チップに対する画像処理)を示す模式図(そ
の2)。
【図3】本実施例に係る実装位置決めシステムの画像処
理(合成マルチ画像処理)を示す模式図(その3)。
【図4】本実施例に係る実装位置決めシステムの画像処
理(実装後の画像処理)を示す模式図(その4)。
【図5】本実施例に係る実装位置決めシステムの信号処
理を示すブロック線図。
【図6】フェースダウン方式の実装方法を示す説明図。
【図7】Aは、従来例に係る位置決め方法を示す模式
図。 Bは、他の従来例に係る位置決め方法を示す模式図。
【符号の説明】
1 半導体チップ 1a 接続面(アクティブ面) 2 配線基板 2a チップ接続面 3 ビデオカメラ 4 モニタ 5 端子パターン 6 バンプ 11 画像処理回路 12 制御部 13 データ編集回路 15 入力手段 16 合成処理回路 17 位置合わせ制御装置 18 計数器 19 演算部 20,22 x−y−θテーブル 21,23 駆動系 FM1 〜FM4 フレームメモリ M1 被実装部品用メモリ M2 実装部品用メモリ M3 実装後用メモリ CM 合成用メモリ BM バッファメモリ RM リファレンスメモリ MM メッセージメモリ D1 〜D4 画像データ MD1 〜MD3 編集済みデータ(マルチ画像データ) CD 合成データ RMD 再編集データ DD 変位データ MSD メッセージデータ
フロントページの続き (72)発明者 松永 義昭 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−208399(JP,A) 特開 平2−165699(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05K 13/04 H05K 13/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 x−y−θテーブルに取り付けられた実
    装部品と被実装部品を夫々平面的に複数の区画に分け、 各区画における画像データを合成して夫々1つのマルチ
    画像データに編集し、 編集された上記実装部品のマルチ画像データと、上記被
    実装部品のマルチ画像データとを画像処理的に重ね合わ
    せて、上記実装部品と上記被実装部品とを疑似的に接合
    ・位置決めし、 このときの変位データを表示及び/又は上記x−y−θ
    テーブルに帰還させ、 実際に、上記実装部品を上記被実装部品に実装した後、
    その機械的接合状態の良否を、接合前における上記実装
    部品と被実装部品の各マルチ画像データと、接合後にお
    ける上記実装部品のマルチ画像データから疑似的に検査
    することを特徴とする実装位置決めシステム。
JP3190136A 1991-07-30 1991-07-30 実装位置決めシステム Expired - Fee Related JP3057524B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3190136A JP3057524B2 (ja) 1991-07-30 1991-07-30 実装位置決めシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3190136A JP3057524B2 (ja) 1991-07-30 1991-07-30 実装位置決めシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0537195A JPH0537195A (ja) 1993-02-12
JP3057524B2 true JP3057524B2 (ja) 2000-06-26

Family

ID=16252997

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3190136A Expired - Fee Related JP3057524B2 (ja) 1991-07-30 1991-07-30 実装位置決めシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3057524B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4602174B2 (ja) * 2005-06-28 2010-12-22 株式会社日立ハイテクインスツルメンツ 電子部品装着装置における装着座標データ更新方法及び装着座標データ更新装置
JP5587021B2 (ja) 2010-04-21 2014-09-10 富士機械製造株式会社 部品画像処理装置及び部品画像処理方法
JP5482683B2 (ja) * 2011-02-09 2014-05-07 パナソニック株式会社 部品実装装置における吸着位置ティーチ方法
US10223589B2 (en) * 2015-03-03 2019-03-05 Cognex Corporation Vision system for training an assembly system through virtual assembly of objects
WO2019097675A1 (ja) * 2017-11-17 2019-05-23 ヤマハ発動機株式会社 部品実装機、部品検査方法、部品検査プログラム、記録媒体
KR102484353B1 (ko) * 2018-02-09 2023-01-04 한화정밀기계 주식회사 대형 부품 인식 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0537195A (ja) 1993-02-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4811272B2 (ja) 3次元計測を行う画像処理装置および画像処理方法
US7372555B2 (en) Method of fabrication of semiconductor integrated circuit device
US7409152B2 (en) Three-dimensional image processing apparatus, optical axis adjusting method, and optical axis adjustment supporting method
TW512220B (en) Image processing method and device
JPH0445043B2 (ja)
JP3057524B2 (ja) 実装位置決めシステム
JP2539496B2 (ja) プリント基板検査装置
US20080043909A1 (en) X-Ray Alignment System For Fabricating Electronic Chips
JP2913565B2 (ja) ワイヤループ曲がり検査方法及びその装置
JP4041042B2 (ja) 欠陥確認装置および欠陥確認方法
JPH0535849A (ja) 教示データ作成方法
US6250534B1 (en) Wire bonding method
JP3298753B2 (ja) ワイヤ曲がり検査装置
JP3101853B2 (ja) ボンデイング座標のティーチング方法
JP3203766B2 (ja) X線位置合わせ確認方法、x線位置合わせ確認・位置合わせ方法、及びx線検査装置
JP4072420B2 (ja) X線透視検査装置の較正方法
JPH08194734A (ja) 微細パターン寸法画像計測装置
JPH0864999A (ja) 検査装置、三次元形状計測方法及び製品の製造方法
JP2005030966A (ja) 検査データ設定方法及びそれを使った検査方法並びに装置
JPH10320565A (ja) 画像処理方法及び装置
JP3175917B2 (ja) 誤配線検査装置および方法
JP2004022871A (ja) マニピュレータ型プローブ装置およびそのプローブピンの位置調整方法
JPH08194736A (ja) 現物照合機能を備えたcadシステム
JP2001202520A (ja) パターンの合成方法
JP3680675B2 (ja) 印刷検査装置の検査用データの作成方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees