JP3057510U - 特にニス引きユニット用の、オフセット印刷機に設けられる液状媒体調量装置 - Google Patents

特にニス引きユニット用の、オフセット印刷機に設けられる液状媒体調量装置

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JP3057510U
JP3057510U JP1998004877U JP487798U JP3057510U JP 3057510 U JP3057510 U JP 3057510U JP 1998004877 U JP1998004877 U JP 1998004877U JP 487798 U JP487798 U JP 487798U JP 3057510 U JP3057510 U JP 3057510U
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ハルトゥング ゲオルク
ヘロルド マンフレート
ユング ウルリッヒ
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MAN Roland Druckmaschinen AG
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 対応圧胴、版胴及び着肉ローラを使用して、
特にニス引きユニットのためにオフセット印刷機内で液
状媒体を調量する装置において、正確な調量が保証され
るようにする。 【構成】 このために版胴(2)に調量装置が対応配置
されている。低粘性媒体の処理が必要な場合には、同一
の外径を備えているが表面硬度が異なっている調量ロー
ラ(4)及び着肉ローラ(3)が使用される。高粘性媒
体の処理のためには、ラスタ付き着肉ローラ(3′)を
備えたチャンバ形ドクタ(5)が使用される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、オフセット印刷機において異なる粘性の液状媒体を調量するための 装置に関する。本装置は有利には、ニス引きユニットにおいて印刷材料に塗布さ れる液状媒体を調量するのに用いられる。この装置は、(4mmビーカからの流 出時間が50s以下である)低粘性の媒体、例えば水をベースにした分散ワニス を処理するために、又は、(4mmビーカからの流出時間が50sより大きい) 高粘性の媒体、例えばゴールドワニスのような規定された顔料成分を備えた例え ば金粉印刷インキを処理のために適している。
【0002】
【従来の技術】
液状の媒体を塗布するために種々の構成が公知である。ドイツ国特許第342 7898号明細書によれば、塗布される媒体の供給は、スクイーズローラ原理に 基づき調量ローラ及びインキ着けローラを使用して行われ、この場合、液体、例 えばワニスは、このように形成されたローラニップに亘り管を用いてワニス楔を 介して供給される。
【0003】 ヨーロッパ特許公開第0071180号明細書によれば、ほぼ側壁を備えたケ ーシングと、ケーシングに固定されたドクタナイフとも呼ばれるドクタブレード とによって形成されたチャンバ形ドクタが公知である。ドクタブレードは、着肉 ローラに支持されかつこのように形成されたチャンバを介して液体をラスタ付き 着肉ローラに引き渡す。この場合、チャンバ形ドクタは、着肉ローラの上方に配 置された保持装置内に旋回可能に支承されていてかつ保持装置に作用する作業シ リンダによって着肉ローラに当付け可能である。
【0004】 この構成における欠点は、媒体の粘性が異なる場合、塗布される媒体の正確な 調量(規定された層厚の形成)が保証されないということにある。従って公知の 構成は、夫々使用される媒体を印刷材料に塗布するために万能に適用できない。
【0005】 ドイツ国特許公開第3906648号明細書によれば、高粘性及び低粘性の媒 体に適した、印刷機用の塗布機構が公知である。この場合、調量は主として、成 形された浸漬ローラ、ドクタブレード、渡しローラ及び平滑化ローラ又は着肉ロ ーラ、並びにドクタブレードを備えたラスタ付き版胴とによって行われる。
【0006】 この構成は、多額の構造費用を必要とし、特に平滑化ローラを使用する場合に は不経済である。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
従って本考案の課題は、上述の欠点を回避することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記課題は本考案によれば、実用新案登録請求の範囲第1項の特徴部分に記載 の本考案の構成によって解決された。
【0009】 本考案の別の構成は、その他の請求項に記載されている。
【0010】
【考案の効果】
本考案の構成は、夫々の使用例に対応して選択的に使用できる、交換可能な調 量装置から成っている。本考案の構成では、夫々の着肉ローラと組合わせた調量 ローラとチャンバ形ドクタとの迅速交換が可能である。
【0011】 (4mmビーカからの流出時間が50s以下である)低粘性の媒体を処理する 場合には、夫々異なる表面硬度を有する着肉ローラ及び調量ローラから成るロー ラ装置が使用される。この場合、両ローラは同一の外径を有している。版胴に所 望される層厚に応じて両ローラは、交互に着肉ローラとして又は調量ローラとし て使用される。この場合、表面硬度の大きいローラは、インキ分割原理に基いて 版胴に比較的薄い層厚を引き渡す。
【0012】 (4mmビーカからの流出時間が50sより大きい)高粘性の媒体を処理する 場合には、チャンバ形ドクタとラスタ付き着肉ローラとが使用される。軽く当付 けられるチャンバ形ドクタのドクタブレードと着肉ローラの網目構造体とによっ て、正確な調量が行われる。調量量の変更は、ラスタ付き着肉ローラの交換及び 網目構造の異なるローラの使用により可能である。
【0013】 この構成の利点は、調量装置の選択的な交換によって、夫々使用される着肉ロ ーラにおいて低粘性及び高粘性の媒体を正確な層厚で調量できるということにあ る。別の利点は、低粘性の媒体を処理する場合に、調量ローラ及び着肉ローラを 互いに交換できるというということにある。表面硬度が異なるだけで、チャンバ 形ドクタを使用することなしに可変な調量領域(低粘性の場合)が許容される。
【0014】 本考案の装置は、印刷仕上げ処理、例えばニス引き、カバー層塗布のために、 オフセット印刷機の印刷機構の前方に配置されるが、各印刷機構の間に配置され ていても又は印刷機構の後方に配置されていてもよい。本考案の構成は、スポッ トニス引き(間引ニス引き)及び全面ニス引きに適している。同様に本考案の装 置を、別の仕上処理装置、例えば全面ニス引きのための別のニス引きユニット又 はラミネート装置又はエンボス装置の前方又は後方に配置することもできる。
【0015】 本考案の装置によって、より広範の粘性の媒体を着肉ローラにおいて所望の層 厚で正確に調量することができる。
【0016】
【実施例】
次に本考案を実施例に基いて詳しく説明する。
【0017】 本考案の調量装置は、オフセット印刷機において最後の印刷機構の後方に配置 されていてかつ印刷材料のインライン(Inline)・ニス引きに用いられる。本考 案の調量装置は枚葉紙案内胴1を有し、この案内胴1には、版胴2が固定的な引 渡し形式で配設されている。版胴2は着肉ローラ3に接触し、この着肉ローラ3 上では処理すべきワニスが調量される。
【0018】 (4mmビーカからの流出時間が50s以下である)低粘性のワニスを調量す るために、着肉ローラ3が調量ローラ4に接触する。調量ローラ4及び着肉ロー ラ3は、ローラニップ7に亘り処理すべきワニス用の供給管を有している。調量 ローラ4及び着肉ローラ3は等しい外径を有しているが、異なった表面硬度を有 している。つまり、着肉ローラ3は、例えば鋼から成る硬質の表面を備え、調量 ローラ4は、例えばエラストマ被覆を備えた軟質の表面を備えている。
【0019】 調量ローラ4及び着肉ローラ3は互いに交換可能であり、従って、軟質の調量 ローラ4が着肉ローラの機能を担いかつ硬質の着肉ローラが調量ローラの機能を 担うこともできる。層厚に関する要求に応じてインキ分割原理に従って、規定の 調節力の場合、硬質の着肉ローラ3の場合に薄い層厚が版胴2に、かつ、着肉ロ ーラの機能で軟質の調量ローラ4を使用する場合に厚い層厚が版胴2に、引き渡 される。
【0020】 (4mmビーカからの流出時間が50sより大きい)高粘性のワニスの調量の ために、着肉ローラ3及び調量ローラ4は、ラスタ付き着肉ローラ3′、例えば セラミックローラ及びチャンバ形ドクタ5に交換される。チャンバ形ドクタ5は ケーシングを有し、このケーシングは旋回支承部6に旋回可能に支承されていて 、ドクタブレード8,9によってラスタ付き着肉ローラ3′の周面に支持される 。
【0021】 ドクタブレード9は強く当付けられた閉鎖ドクタ9としてチャンバを着肉ロー ラ3′に対してシールしており、ドクタブレード8は弱く当付けられた作業ドク タ8として調量機能を有している。チャンバ形ドクタ5のケーシングは、両側で 側方フレームに配置された夫々1つの旋回支承部6に旋回可能に受容されていて 、着肉ローラ3′に対して調節可能である。ドクタ形チャンバ5は、処理すべき 夫々の媒体を供給及び排出するための装置を有している(詳述せず)。
【0022】 調量装置の作用形式は次の通りである。
【0023】 低粘性のワニスを処理する場合、調量ローラ4及び着肉ローラ3が版胴2に対 応配置される。この場合、表面硬度の大きい着肉ローラ3は滑らかな表面又はラ スタ付き表面を有し、他方、調量ローラは、軟質の表面、つまりエラストマ被覆 を備えている。処理すべき低粘性のワニスが供給導管を介してローラニップ7内 に搬送され、これにより、ワニス楔が形成される。調量ローラ4を着肉ローラ3 に対して調節することができる。調量はスクイーズローラ原理に基いて行われ、 着肉ローラ3がワニスを版胴2に搬送し、版胴2は枚葉紙案内胴1と協働してワ ニスを印刷材料上に引き渡す。
【0024】 調量ローラ4及び着肉ローラ3が互いに交換可能であるため、要求に応じて、 軟質の調量ローラ4が着肉ローラ3の機能を担うこともできる。この場合、軟質 の調量ローラ4は着肉ローラとして、硬質の着肉ローラ3よりも多くのワニスを 版胴2に搬送する。規定の調節力の場合、ローラニップ7を介してワニスが通過 した後で調量ローラ4及び着肉ローラ3は、異なる表面硬度及びインキ分割に基 づき異なる層厚を形成する。
【0025】 着肉ローラ3は、硬質の被覆に基づき、薄い層厚を形成する。規定の調節力は 、調量ローラ4と着肉ローラ3との間で調節可能であり、調量すべきワニス量の フレキシブルな調節を可能にする。調量ローラ4及び着肉ローラ3の交換によっ て版胴2に対する調量領域を拡大することができる。
【0026】 高粘性のワニスを処理する場合には、ローラニップ7上方のワニス供給管が除 かれかつ調量ローラ4及び着肉ローラ3がチャンバ形ドクタ5及びラスタ付き着 肉ローラ3′に交換される。チャンバ形ドクタ5は、夫々1つの旋回支承部6内 に受容されている。ワニスの調量は、弱く当付けられた作業ドクタブレード8と 、着肉ローラ3′の網目構造体とによって行われる。調量可能なワニス量は、ラ スタ付き着肉ローラ3′を交換して、異なる網目構造体を使用することによって 変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】低粘性の媒体用の調量装置を示す図。
【図2】高粘性の媒体用の調量装置を示す図。
【符号の説明】
1 枚葉紙案内胴 2 版胴 3 着肉ローラ 3′ ラスタ付き着肉ローラ 4 調量ローラ 5 チャンバ形ドクタ 6 旋回支承部 7 ローラニップ 8 作業ドクタブレード 9 閉鎖ドクタブレード
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年12月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 マンフレート ヘロルド ドイツ連邦共和国 ハインブルク アイヘ ンシュトラーセ 8 (72)考案者 ウルリッヒ ユング ドイツ連邦共和国 リンブルク ガルテン シュトラーセ 17

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対応圧胴、版胴及び着肉ローラを使用し
    た、特にニス引きユニット用の、オフセット印刷機に設
    けられる液状媒体調量装置において、粘性の異なる媒体
    を調量するために、選択的に、(4mmビーカからの流
    出時間が50s以下である)低粘性の媒体を調量する場
    合、外径が等しく表面硬度の異なる交換可能な2つのロ
    ーラ(3,4)が、着肉ローラ(3)及び調量ローラ
    (4)として1つのニップ個所を形成して版胴(2)に
    対応配置されているか、又は、(4mmビーカからの流
    出時間が50sより大きい)高粘性の媒体を調量する場
    合、チャンバ形ドクタ(5)及びラスタ付き着肉ローラ
    (3′)が版胴(2)に対応配置されていることを特徴
    とする、特にニス引きユニット用の、オフセット印刷機
    に設けられる液状媒体調量装置。
  2. 【請求項2】 低粘性の媒体を調量する場合、厚い層厚
    を得るために、表面硬度の小さい調量ローラ(4)が、
    着肉ローラとして版胴(2)に対応配置されていること
    を特徴とする、請求項1記載の調量装置。
  3. 【請求項3】 低粘性の媒体を調量する場合、薄い層厚
    を得るために、表面硬度の大きい着肉ローラ(3)が、
    調量ローラ(4)として版胴(2)に対応配置されてい
    ることを特徴とする、請求項1記載の調量装置。
  4. 【請求項4】 着肉ローラ(3)及び調量ローラ(4)
    の支承位置が、交換可能であることを特徴とする、請求
    項1から3までのいづれか1項記載の調量装置。
  5. 【請求項5】 前記調量装置がオフセット印刷機におい
    て、印刷機構の前方に配置されていることを特徴とす
    る、請求項1から4までのいづれか1項記載の調量装
    置。
  6. 【請求項6】 前記調量装置がオフセット印刷機におい
    て、各印刷機構の間に配置されていることを特徴とす
    る、請求項1から4までのいづれか1項記載の調量装
    置。
  7. 【請求項7】 前記調量装置がオフセット印刷機におい
    て、印刷機構の後方に配置されていることを特徴とす
    る、請求項1から4までのいづれか1項記載の調量装
    置。
  8. 【請求項8】 前記調量装置の前方又は後方に、別の処
    理装置が配置されていることを特徴とする、請求項1か
    ら4までのいづれか1項記載の調量装置。
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