JP3057063U - 自転車 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】電動モーターやバッテリーを使用しないで、上
り坂走行が容易にできる自転車を提供する。 【解決手段】自転車のクランク軸１に、空気ポンプ２
と、風車３により駆動する歯車７を直結する。空気ポン
プの出口に、自動圧調整コック５を設け、タンク４に接
続する。また、タンクと風車を制御コック６を経由して
パイプで連結する。ペタルをこぐとクランク軸が回転
し、軸に直結した空気ポンプが回転して、空気が小量ず
つ自動圧調整コックを経てタンク内に貯蔵される。タン
ク内の圧力がある一定値に達すると、自動的にコックが
閉じられる。アシストが必要になった時、制御コックを
開くと、タンク内に貯蔵されていた高圧空気が風車を回
転し、直結した歯車により、クランク軸を回転して、ア
シストの役目を果たす。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この新案は自転車に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来の自転車は、上り坂走行が容易でなく、このため電動アシスト自転車が開 発されたが、バッテリが必要なため重量が重く、充電が必要で手間がかかり、ま た高くつく欠点があった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

電動モーターやバッテリを使用しないで、上り坂走行が容易にできる自転車を 目的とした。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

自転車のクランク軸に、空気ポンプ（２）と、風車（３）により駆動する歯車 （７）を直結する。空気ポンプの出口に、自動圧調整コック（５）を設け、タン ク（４）に接続する。また、タンクと風車を制御コック（６）を経由してパイプ で連結する。 タンクは、高圧になるので安全弁（８）が付いている。クランク 軸の代わりに車軸（前輪または後輪の軸）を用いてもよい。

【０００５】

【作用】

ペタル（１０）をこぐとクランク軸が回転し、軸に直結した空気ポンプが回転 して、空気が少量ずつ自動圧調整コックを経てタンク内に貯蔵される。タンク内 の圧力がある一定値に達すると、自動的にコックが閉じられ、空気ポンプからの 空気は、タンク外にもれるようになっている。上り坂にさしかかって、アシスト が必要になった時、制御コックを開くと、タンク内に貯蔵されていた高圧空気が 風車を回転し、直結した歯車によりクランク軸を回転してアシストの役目を果た す。

【０００６】

【実施例】

実施例 （１） 図１は、クランク軸に空気ポンプ、風車、タンクなどのアシスト装置をとりつ けたアシストの原理図。

【０００７】

【考案の効果】

本案の空気圧アシスト自転車は、上り坂走行時に、制御コックを回すと、タン クからの高圧空気により風車が回転し、直結した歯車がクランク軸を回転するの で、楽に坂を登ることが出来る。減少した空気は、水平走行時、少しずつ空気ポ ンプで補充される。空気の補充は極めて少量ずつ行うので、空気ポンプの負荷は 問題にならない。従ってバッテリーが不要なので充電する必要もなく、軽量で、 手間がかからず、安く付く。 また、クランク軸の代わりに、車軸を用いると、 下り坂でクランクを回転しない時でも、空気ポンプが回転して、減少したタンク 内の空気を補充することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本新案の空気圧アシスト自転車の原理図で、ク
ランク軸に取り付けられた空気ポンプから、空気がタン
ク内に貯蔵され、圧縮空気が制御コックを経て風車を回
転し、直結した歯車がクランク軸を回転して、アシスト
する状態を示す。

【符号の説明】

（１）は、クランク軸 （６）は、制御コ
ック （２）は、空気ポンプ （７）は、歯車 （３）は、風車 （８）は、安全弁 （４）は、タンク （９）は、クラン
ク （５）は、自動圧調整コック （１０）は、ペタ
ル

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】クランク軸または車軸に、空気ポンプ
   （２）と、風車（３）により駆動する歯車（７）を直結
   し、軸の回転により空気ポンプより送られた空気をタン
   ク（４）内に貯蔵する。上り坂のようなアシストが必要
   な時、制御コック（６）を開くと、タンク内の高圧空気
   により、風車が回転し、直結した歯車が軸を回転するの
   で、アシストの役目を果たす。このような機構を有する
   空気圧アシスト自転車。