JP3056960U - 車両塗装面の補修液キット - Google Patents

車両塗装面の補修液キット

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JP3056960U
JP3056960U JP1998006495U JP649598U JP3056960U JP 3056960 U JP3056960 U JP 3056960U JP 1998006495 U JP1998006495 U JP 1998006495U JP 649598 U JP649598 U JP 649598U JP 3056960 U JP3056960 U JP 3056960U
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vehicle
kit
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JP1998006495U
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Inventor
敬 井本
Original Assignee
株式会社ウイルソン
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 溶剤不溶性成分を含む車両塗装面の補修液に
おいて、その収容容器の底部に沈降した溶剤不溶成分を
この底部から容易に剥離させることができ、これによっ
て再び溶剤中に溶剤不溶成分を容易に分散させて均一な
懸濁液とすることができる車両塗装面の補修液キットを
提供する。 【解決手段】 車両塗装面に付けられた傷痕を補修する
ための補修液キットであり、補修液を収容する収容容器
と、使用時に上記収容容器の底部に沈降した溶剤不溶性
成分をその底部から剥離させる剥離棒とを具備する車両
塗装面の補修液キットである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、自動車等の車両の塗装面に付けられた傷痕を補修するための補修 液を収容する車両塗装面の補修液キットに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の車両塗装面の補修液は、例えば、キャップに筆が取り付けられ ている筆付き容器等に収容されて販売されている。
【0003】 そして、このような車両塗装面の補修液は、通常、比較的揮発性に富む溶剤中 にこの溶剤には不溶な有機あるいは無機の溶剤不溶性成分、例えば顔料等を懸濁 させた比較的粘稠な懸濁液であり、長時間放置するとこの顔料等の溶剤不溶性成 分が分離して沈降するため、使用時にその都度全体を良く振盪して均一な懸濁液 にしてから使用するようになっている。
【0004】 そこで、このような補修液を収容する容器には、使用時の補修液の攪拌性を向 上させるために、収容容器内部に球形の攪拌子を収納しておき、振盪した際にこ の攪拌子により補修液が効率良く攪拌されて均一な懸濁液となるように工夫され ているものがある。
【0005】 しかしながら、この種の補修液は、自動車のドアパネル等に付けられた傷痕を 補修する場合もあることから、通常の塗布量であればたとえ垂直な面に塗布して も流れ落ちたり垂れたりすることがないように高粘性の懸濁液となっており、こ のために、一端溶剤不溶性成分が沈降して堆積すると、たとえ収容容器内部に攪 拌子を収納させておいても、振盪して補修液を攪拌する際に収容容器底部に沈降 した溶剤不溶性成分が溶剤と容易には混合されず、比較的長時間振盪しても均一 な懸濁液にならない場合がある。
【0006】 しかも、従来のこの種の容器が一般に不透明な材料でできており、容器の内部 を透視できないために補修液が完全に均一な懸濁液になったかどうかを確認する ことができず、不十分な混合状態のまま補修液を使用して塗布むらや塗装面の色 むらを引き起こすこともしばしば発生していた。 このような問題は、特に、比重の高いアルミナ、マイカ、金属等の顔料を含む メタリック車用の補修液(メタリック補修液)において顕著に発生する。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
そこで、本考案者は、自動車等の車両塗装面の傷痕を補修するための補修液に ついて、上述した問題を解決するための手段について鋭意検討した結果、沈降し て堆積した溶剤不溶成分を再び溶剤中に均一に分散させるためには、少なくとも その攪拌当初にこの溶剤不溶成分を収容容器の底部から剥離させる必要があるこ とを見出し、本考案を完成した。
【0008】 従って、本考案の目的は、溶剤不溶性成分を含む車両塗装面の補修液において 、その収容容器の底部に沈降した溶剤不溶成分をこの底部から容易に剥離させる ことができ、これによって再び溶剤中に溶剤不溶成分を容易に分散させて均一な 懸濁液とすることができる車両塗装面の補修液キットを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本考案は、車両塗装面に付けられた傷痕を補修するための補修液キ ットであり、補修液を収容する収容容器と、使用時に上記収容容器の底部に沈降 した溶剤不溶性成分をその底部から剥離させる剥離棒とを具備する車両塗装面の 補修液キットである。
【0010】 また、本考案において、補修液を収容する収容容器は、キャップに塗布筆が取 り付けられた筆付き容器であっても、また、塗布筆が容器とは別に備えられてい るものでもよいが、好ましくは筆付き容器である。また、この収容容器を形成す るための材質については、特に制限されるものではないが、好ましくはスチール 、アルミニウム又はアルミニウム合金、耐圧ガラス、若しくは合成樹脂であり、 更にこの収容容器の底部を透明な透視窓に形成して補修液の懸濁状態を観察でき るようにするために、好ましくは透明な耐圧ガラス又は合成樹脂である。
【0011】 そして、本考案においては、収容容器の底部から剥離した溶剤不溶成分を効率 良く再び溶剤と懸濁させるために、収容容器の内部に1個又は複数個の攪拌子を 収納させたおくのがよく、これによって使用時には、先ず剥離棒によって収容容 器の底部から溶剤不溶成分を剥離させ、次いで補修液を振盪することにより収容 容器内部の攪拌子が溶剤中で溶剤不溶成分を効率良く攪拌し、均一な懸濁液とす ることができる。
【0012】 本考案において、収容容器の底部は、特に平らであっても問題はないが、好ま しくは、底部内面が凹面形状に形成されているのがよく、より好ましくは略半球 状に形成されているのがよい。このように収容容器の底部内面を凹面形状に形成 することにより、攪拌子がこの底部内面に沿って円滑にかつ隅々まで転動し、こ の底部内面側から顔料等の溶剤不溶性成分を攪拌して効率良く溶剤内に分散させ る働きをする。
【0013】 この攪拌子については、その大きさや収容容器内部に収納させる個数について は特に制限はなく、収容容器の大きさやこの収容容器内に収納される補修液の粘 度等を考慮して決定すればよい。また、攪拌子の形状については、特に限定され るものではないが、好ましくは収容容器の底部内面に沿って転動し得る球形のも のであるのがよく、若干の楕円形に変形していても、また、表面に若干の凹凸が 存在していてもよい。この攪拌子の材質についても例えば鋼製であっても、また 、ガラス製であってもよい。
【0014】 本考案の補修液キットを構成する剥離棒については、補修液を収容する収容容 器の底部に沈降した溶剤不溶性成分をその使用時に底部から剥離させることがで きればどのようなものでもよいが、好ましくは、その先端部に、収容容器の底部 に沈降した溶剤不溶成分をその底部から剥離させるヘラ部が形成されているもの がよい。
【0015】 また、本考案の補修液キットは、好ましくは上記収容容器及び剥離棒、更に必 要に応じて塗布筆を収納して包装するための包装用容器を備えているのがよく、 これによって不使用時にこれら収容容器、剥離棒、塗布筆、更には使用説明書等 をコンパクトに格納できるほか、販売時の店頭展示に好都合である。
【0016】
【考案の実施の形態】
以下、実施例に基づいて、本考案の車両塗装面の補修液キットの好適な実施の 形態を具体的に説明する。
【0017】 実施例1 図1及び2に、本考案の実施例に係る補修液キットが示されており、この補修 液キットは、筆付き容器1と、剥離棒2と、これら筆付き容器1と剥離棒2とを 収納するプラスチック製包装用容器3とで構成されている。
【0018】 この実施例において、筆付き容器1は、透明な耐圧ガラスで形成された容器本 体1aと、この容器本体1aを密閉するキャップ4と、このキャップ4に取り付 けられた塗布筆5とで構成されており、容器本体1aの底部内面1bは略半球状 の凹面形状に形成されている。
【0019】 そして、この筆付き容器1の内部には、ガラス玉からなる攪拌子6が収納され ており、使用時にこの筆付き容器1を振盪した際に、攪拌子2が略半球状の凹面 形状をなす底部内面1bに沿って転動し、あるいは、容器本体1aの内部を上下 に移動し、この容器本体1a内の補修液7を激しく攪拌して均一な懸濁液とする 働きをする。
【0020】 また、この実施例において、補修液キットを構成する剥離棒2は、図1及び図 3に示すように、その先端部に容器本体1aの底部内面1bと略同じ曲率を有す るヘラ部2aが形成されていると共に、その基部には使用時に把持するための偏 平な把持部2bが形成されており、使用時には、図3に示すように、筆付き容器 1のキャップ4を開けて剥離棒2を容器本体1a内に装入し、この剥離棒2のヘ ラ部2aを容器本体1aの底部内面1bに沿って掻き混ぜることにより、この底 部内面1bに堆積した溶剤不溶成分7aをその底部から容易に剥離させることが できるようになっている。
【0021】 そして、実際の使用時には、このようにして容器本体1aの底部内面1bから 溶剤不溶成分7aを剥離させた後、再びキャップ4を被せて容器本体1aを密閉 し、この状態で筆付き容器1全体を振盪させ、この筆付き容器1内に収納されて いる攪拌子2の作用で補修液7を激しく攪拌し、溶剤7b中に溶剤不溶成分7a を分散させて均一な懸濁液とした後、キャップ4を外してこのキャップ4に取り 付けられた塗布筆5により車両塗装面に付けられた傷痕を補修する。
【0022】 この実施例においては、筆付き容器1の容器本体1aが透明な耐圧ガラスで形 成されており、その内部の補修液の懸濁状態を観察しながら筆付き容器1の振盪 を行なうことができるので、補修液が確実に均一な懸濁液になったことを確認し てから補修作業に入ることができる。
【0023】
【考案の効果】
本考案の車両塗装面の補修液キットによれば、収容容器の底部に沈降した溶剤 不溶成分をこの底部から剥離させた後に、溶剤中に再び溶剤不溶成分を分散させ る作業を行なうことができるので、例えば振盪して収容容器内に収納した攪拌子 等により溶剤不溶成分を分散させる際の振盪作業か極めて容易になり、また、容 易に均一な懸濁液を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本考案の実施例に係る筆付き容器、
剥離棒、及び包装用容器からなる補修液キットを示す斜
視説明図である。
【図2】 図2は、図1の筆付き容器を示す部分断面説
明図である。
【図3】 図3は、剥離棒を用いて収容容器の底部内面
から溶剤不溶成分を剥離する状態を示す部分断面説明図
である。
【符号の説明】
1…収容容器、1a…容器本体、1b…底部の内面、2
…剥離棒、2a…ヘラ部、2b…把持部、3…包装用容
器、4…キャップ、5…塗布筆、6…攪拌子、7…補修
液、7a…溶剤不溶成分、7b…溶剤。

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両塗装面に付けられた傷痕を補修する
    ための補修液キットであり、補修液を収容する収容容器
    と、使用時に上記収容容器の底部に沈降した溶剤不溶性
    成分をその底部から剥離させる剥離棒とを具備すること
    を特徴とする車両塗装面の補修液キット。
  2. 【請求項2】 収容容器と剥離棒とが包装用容器に収納
    されている請求項1に記載の車両塗装面の補修液キッ
    ト。
  3. 【請求項3】 収容容器は、少なくともその底部が透明
    な耐圧ガラス又は合成樹脂で形成されており、この底部
    が収容容器内部の補修液を透視する透視窓になっている
    請求項1又は2に記載の車両塗装面の補修液キット。
  4. 【請求項4】 収容容器は、その底部内面が凹面形状に
    形成されており、また、その内部に攪拌子が収納されて
    いる請求項1〜3のいずれかに記載の車両塗装面の補修
    液キット。
  5. 【請求項5】 剥離棒は、その先端部に、収容容器の底
    部に沈降した溶剤不溶成分をその底部から剥離させるヘ
    ラ部が形成されている請求項1〜4のいずれかに記載の
    車両塗装面の補修液キット。
JP1998006495U 1998-08-24 1998-08-24 車両塗装面の補修液キット Expired - Lifetime JP3056960U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1882885B (zh) * 2003-12-24 2010-11-03 佳能株式会社 加热装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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