JP3056890U - 円錐形道路標識用カバー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 道路の工事箇所などを表示するために配置さ
れる合成樹脂製の円錐形道路標識の廃材から製造した円
錐形道路標識は黒っぽい色合いをなすため標識として使
用できない。 【解決手段】 赤色をした合成樹脂フィルム製のカバー
をかぶせる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は道路の工事箇所などを表示するために配置される合成樹脂製の円錐形 道路標識、特に、熱可塑性合成樹脂の廃材から製造した円錐形道路標識にかぶせ るようにした円錐形道路標識用カバーに関する。

【０００２】

【従来の技術】

上記円錐形道路標識は自動車との接触などにより破損しやすいのであるが、熱 可塑性合成樹脂製であるため、再利用が可能である。

【０００３】 しかしながら、通常、この種の道路標識は赤色であるが、黄色のものもあり、 また、他の合成樹脂製品も混入するのが避けられないことから、再生された円錐 形道路標識は黒っぽく汚れた色合いとなって、標識として使用することができず 、塗装を施しても早期に脱色する。

【０００４】 また、道路標識に蓄光顔料を含む塗料で縞模様を形成して夜間に視認しやすく したものもあるが、自動車などとの接触により剥がれやすく、再塗装も困難であ る。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は主として、再生した道路標識にかぶせることにより、新品と同様の機 能を持たせることを課題とするものである。

【０００６】

【課題を解決するための手段、作用及び効果】

このような課題を解決するための手段として、請求項１の考案は、赤色の円錐 形をした軟質合成樹脂フィルムからなる構成としたから、再生した黒っぽい円錐 形道路標識にかぶせることにより、赤色となって視認しやすく、請求項２の考案 は請求項１の考案において、軟質合成樹脂フィルムの表面に蓄光顔料を含む縞模 様を形成したから夜間において視認しやすく、長期間の使用により蓄光顔料が剥 げ落ちた場合にはこのカバーだけ交換すればよい。

【０００７】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の一実施の形態を添付図面に基づいて説明する。 図１において、１は赤色に着色された軟質の台形状の合成樹脂フィルム２を２ 枚重ねて両縁３を溶着するとともに、合成樹脂フィルム２の両表面に蓄光顔料を 含む縞模様４をスクリーン印刷により形成したカバーである。

【０００８】 このカバー１は図２に示すように円錐形に膨らませて円錐形道路標識Ａにかぶ せると、図３に示すように、赤色の生地の上に蓄光顔料を含む縞模様４が形成さ れた円錐形道路標識が構成される。

【０００９】 このように、本実施の携帯のカバー１は、円錐形道路標識Ａにかぶせて使用す るものであるから、この円錐形道路標識Ａが再生品であって黒っぽく汚れた色合 いであっても、赤色となって新品と同様に視認することができ、また、蓄光顔料 を含む縞模様４を形成したから夜間の視認性が向上する効果がある。

【００１０】 なお、カバー１が風などにより吹き飛ばされるおそれがある場合には、接着剤 などで円錐形道路標識Ａに部分的に固定してもよい。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のカバーの正面図である。

【図２】本考案のカバーと円錐形道路標識の分解斜視図
である。

【図３】本考案のカバーを円錐形道路標識にかぶせた状
態の斜視図である。

【符号の説明】

１：カバー ２：合成樹脂フィルム ４：縞模様 Ａ；円錐形道路標識

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 赤色の円錐形をした軟質合成樹脂フィル
   ムからなる円錐形道路標識用カバー。
2. 【請求項２】 前記軟質合成樹脂フィルムの表面に蓄光
   顔料を含む縞模様を形成したことを特徴とする請求項１
   記載の円錐形道路標識用カバー。