JP3056799U - 給水栓 - Google Patents

給水栓

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JP3056799U
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坤忠 林
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坤忠 林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】弁蓋と出水弁装置との組合わせ工夫により、使
用スペースを節減でき、必要に応じて簡単に全開時の出
水量を調整し得る給水栓を提供する。 【解決手段】軸孔21の一端が水源と連結する組立部2
2に形成され、他端が螺接部23に形成された中空パイ
プ状の基台2と、基台2の螺接部23に組立られる基台
2内の流水を制御する出水弁装置20と、基台2の螺接
部23に設けられる弁蓋7とを含む給水栓において、弁
蓋7内に流水胴部71を設け、流水胴部71の一方の端
部を、出水弁装置20を包覆して回動自在に基台2の螺
接部23に外嵌する嵌合端部72に形成し、他方の端部
を、水を外部へ出す出水端部73に設け、嵌合端部72
内に出水弁装置20と対応固接する結合座75を設けた
内周壁74を形成し、弁蓋7の出水端部73を基台2と
相対回動するように操作して、出水弁装置20を連動
し、出水の開閉や出水量の調整を行なう。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は給水栓に関し、特にその弁キャップと出水弁装置との組合わせ工夫に より使用スペースを節減できて、簡単に全開時の出水量を調整し得る開閉が便利 な給水栓に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の給水栓の構造は、ほぼ図7の例で示す如く、中空湾曲管状のケーシング 11を具えて、該ケーシング11内に給水流動の水路12を形成し、該水路12 の一端を連接端部13として、壁面10内で水源と連接させ、該水路12の他端 を出口筒部14に形成して、水源からの流水をケーシング11外へ導出するので ある。そして、出水を制御するため、該ケーシング11に水路12中に回転制御 弁15を設けて、該回転制御弁15をねじ込み型或いはボール形バルブにより出 水の開閉や流量の多寡を制御し、その回転制御弁の操作としては、市場で見受け られる左右回動制働のレバー形態や上下押圧による押圧レバー形態などのものが あるが、何れのタイプにしても、詳細に研究すれば容易に分かるように、尚も次 のような改良が持たれる欠点がある。
【0003】 1.組立完了した後、その出口筒部の必要最小限の長さがかなりあって、比較 的スペースを取り、使い勝手がそれほど良くない。
【0004】 該従来例の給水栓のケーシングは直接水源と連結するように設計されているの で、その出口筒部が比較的壁面から突出して、スペースを取るばかりでなく、一 般の洗面ボールに取付けた状態では、洗面ボール上で顔を洗う時、しばしば顔や 手が給水栓にぶつかる場合が少なくない。また、一般の台所の流し台水槽に取付 けた際に、該給水栓に阻まれて、例えば鍋具などの大型炊具を水槽に入れるのが 容易でない。更に、室外の墻壁に取付けた際は、外力の衝撃を受け易く破損する 場合がある。
【0005】 2.適時に全開時の最大出水量を調整するのができない。
【0006】 従来例の給水栓の構造は、その出水制御および流量大小の調整が全て移動レバ ー又は押圧レバー或いは回転弁によって司っており、しばしば開ける際の力の施 し具合のコントロールが容易でないため、水の消費が徒に増して、例えば公衆便 所の給水栓は時々使用者がいきなり大出水量に開けて、単なる手洗いで数リット ルの水量を消費するなどの浪費をする。そのため、この種用水浪費を改善しよう と思っても、取付けた後は工具で外さない限り外部からその全開時の最大出水量 を調整することができない。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の給水栓における問題点に鑑み、本考案は、その弁キャップと出水弁 装置との組合わせ工夫により使用スペースを節減できて、必要に応じて簡単に全 開時の出水量を調整し得る開閉が便利な給水栓を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案は、その中空パイプ状の軸孔一端が水源と連 結する取付部に形成されて、該軸孔他端が螺接部に形成された基台と、該基台の 螺接部に組立られて、該基台内の流水を制御する出水弁装置と、該基台の螺接部 に設けられる弁キャップとを含んでなる給水栓において、上記弁キャップ内に流 水胴部を設けて、該流水胴部一方端部を、上記出水弁装置を包覆して回動自在に 上記基台の螺接部に外嵌する嵌合端部に形成し、他方端部を、水を外部へ導き出 すための出水端部に設けて、該嵌合端部内に該出水弁装置と対応固接する結合座 を設けられた内周壁を形成し、該弁キャップの出水端部を該基台と相対回動する ように操作すれば該出水弁装置が連動して、出水開閉や出水量の調整ができるよ うに構成される。
【0009】 そして、上記出水弁装置が、上記基台の螺接部内に設けられて、該基台の軸孔 と軸向きに対応する貫通孔を具え、該貫通孔一端が該螺接部から上へと外部へ伸 出する弁箱と、上記弁箱内に装着する係合部及び該弁箱の貫通孔より外部へ伸出 する係止ヘッド部を具えた固定座と、上記固定座の係合部と嵌含して上記弁箱に 内装され、該係合部寄りの第1の表面及び該第1の表面と背中合わせの第2の表 面とを具えて、該第1,2の表面の間に少なくとも一つの上部開口を開設した上 弁プレートと、上記弁箱内に位置付けられて、互いに背中合わせの上,下面及び 該上,下面と連通して上記上弁プレートの上部開口と対応する少なくとも一つの 固定開口を具え、該上面が上記上弁プレートの第2の表面と密接する固定弁プレ ートと、それぞれ上記弁キャップと上記基台との間、該基台と固定弁プレートと の間、及び該弁キャップの結合座に設けられる、漏水を防止する三つのシール部 材とを含み、上記弁キャップを上記基台と相対回動すれば、上記上弁プレートの 上部開口と上記固定弁プレートの固定開口との重畳面積を調整できて、これによ り出水開閉或いは出水量の大小を制御するようにしたり、上記固定弁プレートと 上記基台との間に更に下弁プレートを設けて、該下弁プレートに上記固定弁プレ ートの固定開口と対応する少なくとも一つの下部開口を開設し、且つ該基台に回 動可能な調整リングを外嵌して、該調整リングが該下弁プレートを連動して該固 定弁プレートと相対回動させ、これにより該下部開口と該固定開口との重畳面積 を調整して、全開時の最大出水量を制御するようにしたり、すると一層好ましい 。
【0010】 上記のように構成された本考案は、水源からの水を基台の軸孔から順に下弁プ レートの下部開口、固定弁プレートの固定開口、上弁プレートの上部開口、固定 座の通孔、弁箱の貫通孔を経由させて、該弁キャップの流水胴部から出水端部を 通って外部へ導出することができる。そして、上弁プレートの上部開口と固定弁 プレートの固定開口が完全に対応一致している時は、その出水量が最大で、その 出水量を小さく調整する場合は、該弁キャップの出水端部を或る角度だけ回動す れば、その嵌合端部が基台に対して或る距離だけ回動して、同時に該上弁プレー トが該固定弁プレートに対して相対回転し、該上部開口と該固定開口がややずれ て、その開口重畳区域の面積が元来よりもやや小さくなって、その分出水量が減 る。逆に出水量を再び大きくする時は、反対向きに該弁キャップを回動すれば、 該上部開口と該固定開口との重畳面積が増大して、出水量を元来の比較的大きい 状態に回復させることができる。勿論、該上部開口と該固定開口を完全にずらし て重畳させずにすれば断水状態にすることができる。また、その調整リングを回 転すれば、該調整リングが該下弁プレートを連動して、該固定弁プレートに相対 して或る角度回動させることができ、これにより下弁プレートの下部開口と該固 定弁プレートの固定開口との開口重畳区域大小を調整して、給水栓の全開時の最 大出水量を調整することができる。
【0011】
【考案の実施の形態】
以下、本考案を実施の形態に基づいて具体的に説明するが、本考案はこの実施 形態に限定されない。
【0012】 先ず、図1と図2に示す如く、本考案の給水栓における比較的好ましい実施例 は、主として基台2、出水弁装置20、及び弁キャップ7を含む。
【0013】 該基台2は、パイプ状を呈して、その長手向き中心沿いに軸孔21を貫設し、 該軸孔21は両端部を具えて、一方端部を外周面に雄ねじを設けて水源と連結す る取付部22に形成し、他方端部を内周面に雌ねじを具えた螺接部23に形成し て、該螺接部23の下端内周面に径内向きに係止部231を突設し、且つ該係止 部231上縁に水封232を設けて、該螺接部23と該取付部22との間の外周 面に径外向きに突出する当接フランジ24を形成し、並びに該螺接部23の外周 壁に、適当な間隔に両嵌着溝25を周設して、該当接フランジ24に近接して互 いに対称的に上記軸孔21と連通する両窓口26を設けると共に、各嵌着溝25 にそれぞれシール部材27を嵌設して、該螺接部23の該取付部22から遠のい た端面233に、周縁沿いに所定距離延伸する位置決めリブ28を形成し、更に 該位置決めリブ28の両端をそれぞれ制止端部281に設ける。
【0014】 該出水弁装置20は、上記基台2内の流通水量や開閉の制御に使われ、弁箱3 、固定座4、上弁プレート51、固定弁プレート52、下弁プレート53、及び 調整リング6を具えている。
【0015】 該弁箱3は、パイプ状を呈して、上記基台2上面に組立られ、該弁座2の軸孔 21と軸向きに対応する貫通孔31を具えて、その座体中段部位に該基台2の螺 接部23に螺締する雄ねじ部32を形成し、且つその上端部に該貫通孔31の孔 縁沿いに周設されて該螺接部23上端面より伸出する六角形突起ブロック33を 設け、該雄ねじ部32下端に縮径状の下向き延伸するスリーブ部34を形成して 、該スリーブ部34の下端縁341により上記水封232を押圧し、該水封23 2を該弁箱3と基台2との間に狭持する。
【0016】 該固定座4は、上記弁箱3の貫通孔31内に格納され、そのブロック状本体4 1上端に環状係止ヘッド部42を一体成型して、該本体41底部に該係止ヘッド 部42と同一軸心の円盤状板片43を一体成型し、且つ該係止ヘッド部42を該 弁箱3の上端より外部へ伸出させて、その軸心沿い中心部にねじ孔44を形成す ると共に、その外周壁にギア状の係止歯45を周設し、該板片43は互いに対応 する両通孔46を貫設されて、その上端面を平滑部材47と組合せて該弁箱3内 に組合せた当接縁37に当接させ、該板片43底面に係合部48を設けて、該係 合部48を本実施形態では凸リブにより形成する。
【0017】 該上弁プレート51は、セラミック材によって造られた短柱体を呈して、上記 弁箱3に内装され、その両端面はそれぞれ第1の表面511及び第2の表面51 2に形成されて、該第1の表面511が上記固定座4の板片43底面に密接して 該板片43底面の係合部48と対応する凹溝513を設けられ、該第1,2の表 面511,512の間における該凹溝513両側にそれぞれ互いに対応する扇形 上部開口514を貫設する。
【0018】 該固定弁プレート52は、円盤状を呈して、同様にセラミック材によって造ら れ、互いに外周壁で対応する両凸粒521、互いに背中合わせの上,下面522 ,523、及び該上,下面522,523と連通して上記上弁プレート51の上 部開口514と対応する両固定開口524を具えて、該両凸粒521は上記水封 232下方に位置付けられ、該両凸粒521と上記基台2の係止部231との組 み合わせにより該水封232を載置支承でき、該固定弁プレート52の上面52 2に上記上弁プレート51の第2の表面512を重ね合わせる。
【0019】 該下弁プレート53は、セラミック材により円盤状に造られて、上記基台2内 に格納され、その造形は上記固定弁プレート52に似て、同様に互いに背中合わ せの上,下面531,532及び該固定弁プレート52の固定開口524と対応 する下部開口533を具え、異なる所は、その外径が該固定弁プレート52より 大きく且つ外周壁に上記基台2の両窓口26と対応する両係止窪み534を形成 されて、該下面532が例えば水封等のシール部材535を介して該基台2内部 の当接リング溝29に当接し、該上面531が該固定弁プレート52の下面52 3に密接する。
【0020】 該調整リング6は、或る角度範囲の自由回動可能に上記基台2に外嵌して、該 基台2の当接フランジ24上面に位置付けられ、且つそれぞれ該基台2の両窓口 26に貫挿して該下弁プレート53の係止窪み534に嵌入係止する両固定部材 61を具えて、その外周壁に抓み持つに便利な条リブ62を設けられる。そして 、該調整リング6を回動して該基台2と相対転動させると、該下弁プレート53 が同時に回動して、該下弁プレート53の下部開口533と固定弁プレート52 の固定開口524との相対位置が変移する。
【0021】 該弁キャップ7は、湾曲パイプ状を呈して、その内部に流水胴部71を設けて おり、該流水胴部71の両端部をそれぞれ嵌合端部72と出水端部73に形成し て、該嵌合端部72を回動自在に上記基台2の螺接部23に外嵌し、該固定座4 及び弁箱3を内蔵して、該基台2の螺接部23の外周壁に適当な間隔に両シール 部材27を設けていることから、弁キャップ7が該螺接部23と相対回動しても 漏水することがない。該嵌合端部72は該固定座4に対応する内周壁74に結合 座75を設けて、該結合座75をボルト76及びシールリング77により該固定 座4の係止ヘッド部42に固設し、且つ該嵌合端部72の内周壁74適所に突起 78を突設して、該突起78は該基台2の端面233に密着抵触する貼着面78 1を具えている。他方、該出水端部73は水を外部へ導き出すに用いられる。
【0022】 そして、図3に示す如く、該弁キャップ7を回動すると、該突起78が該端面 233沿いに当接滑動して、適時に該基台2の位置決めリブ28の制止端部28 1に当接し、このように該弁キャップ7の回動角度を所定範囲内に限定する。
【0023】 組立完了した本実施形態は、水源からの水流が基台21の軸孔21から順に下 弁プレート53の下部開口533、固定弁プレート52の固定開口524、上弁 プレー卜51の上部開口514、固定座4の通孔46、弁箱3の貫通孔31を経 て、最後に該弁キャップ7の流水胴部71から出水端部73を通って外部へ導出 するのである。この際、図2に示すように、上弁プレート51,固定弁プレート 52及び下弁プレート53のそれぞれ開口514,524,533は完全に上下 重畳に対応して、最大出水量の状態を呈しており、且つ、該弁キャップ7の結合 座75、及び弁箱3と固定座4の間、基台2と下弁プレートの間、弁箱3と基台 2との間にそれぞれシール部材77,47,535,232を設けているので、 本考案の各開口や孔洞で流動している水は洩れる心配がない。
【0024】 そして、図1と図4で示すように、上弁プレート51の上部開口514と固定 弁プレート52の固定開口524が完全に対応一致している時は、その出水量が 最大であり、その出水量を小さく調整する場合は、該弁キャップ7の出水端部7 3を動かして或る角度だけ回動すれば、その嵌合端部72が基台2に対して或る 距離だけ回動することになり、同時に該上弁プレート51が該固定弁プレート5 2に対して相対回転し、該上弁プレート51の上部開口514と該固定弁プレー ト52の固定開口524がややずれて、図4における符号500が示す開口重畳 区域を形成し、この際、該開口重畳区域の面積は元来よりもやや小さくなったの で、出水量がやや減る。もしも出水量を比較的大きい状態に回復させる時は、反 対向きに該弁キャップ7を回動すれば、上弁プレート51の上部開口514と固 定弁プレート52の固定開口524との重畳面積が増大して、出水量を元来の比 較的大きい状態に回復させることができる。該上弁プレート51の上部開口51 4と該固定弁プレート52の固定開口524との重畳関係には制限がなく、使用 者が任意に調整することができ、勿論、該上部開口514と該固定開口524を 完全にずらして重畳させずに断水状態にすることもできる。
【0025】 図5に示す如く、木考案は全開時の最大出水量を随時に調整することができて 、直接上記調整リング6を回転すれば、該調整リング6が該下弁プレート53を 連動して、該固定弁プレート52に対応して或る角度回動させることができ、こ れにより下弁プレート53の下部開口533と該固定弁プレート52の固定開口 524との開口重畳区域大小を調整して、給水栓の全開時の最大出水量を調整し 、即ち、必要時に最大出水量を少なめに調整して使用水量を節減することができ る。そして、もしも該下部開口533と該固定開口524を完全にずらせば、図 5に示す状態を呈して、出水量がゼロとなり、逆の場合になると最大出水量の状 態を呈する。また、本考案の上弁プレート51、固定弁プレート52及び下弁プ レート53はみなセラミック材により形成しているので、セラミック材の極めで つやがある滑らかな特性を生かして、各弁プレート間を密着に触接させ、且つそ れらの密着触接の回動に必要な力もさほど大きくはなく、使用者が容易に出水操 作をすることができる。
【0026】 図6に示す如く、本考案の給水栓の給水時の開閉操作は直接該弁キャップ7の 出水端部73を動かして行なわれ、該弁キャップを組立てる際に、該出水端部7 3が壁面10から離れる方向へ移動するほど、即ち壁面10と直交状態になるほ ど出水量が大きくなるように設計して、該出水端部73が左或いは右へと壁面1 0に近付<と、断水状態を呈するように設ける。そして、図示のように、該給水 栓を予め壁面10に凹設された欠口(窪み)101に内設してもよく、使用しな い時に、弁キャップ7を回動して該欠口101内に収納させると少しもスペース を取らなくなる。また、例えば欠口101を設けなくても、該弁キャップ7を壁 面101に寄り合わせれば、必要スペースが随分と少なくなるので、一般の洗面 ボール,台所の流し台水槽、或いは室外墻壁に取付けても、洗顔や食器,炊事用 具を洗浄する際に出水端部73の干渉を受けることなく、使用しない時は、該出 水端部73を壁面に寄り合わせ或いは室外の墻壁内に収納して、人とぶつかるこ とがなくなる。
【0027】 上記のように、本考案の給水栓は、主として弁キャップ7を回動させることに より出水弁装置20を連動して、出水開閉或いは出水量を調整する効果を達成し ており、出水が便利で、用水しない時は、その出水端部73を壁面10に寄り合 わせてスペースを節減でき、また、該出水弁装置20は本実施形態のように、上 弁プレート51、固定弁プレート52及び下弁プレート53などの三つのプレー トのそれぞれ開口を互いに重ね合わせて出水量を制御するほか、ボール形バルブ やボルト等のその他の等価手段を代替使用してもよい。
【0028】
【考案の効果】
上記のように構成された本考案は、従来の給水栓に比べて下記のような利点、 効果がある。
【0029】 1.比較的使用スペースを取らず、使用上便利である。
【0030】 使用しない時に、出水端部を壁面に寄り合わせ或いは壁面内に格納できるので 比較的スペースを取らないで済み、洗面ボールに取付けた時は、洗面ボールに水 を注いだ後、出水を止めるために壁面に寄り合わせるので、頭を下げて顔を洗う にしても出水端部にぶつかることがなく、使用上便利である。また、台所の流し 台水槽に取付けた時は、もしも大型容器を洗浄する場合、容器を直接水槽に入れ てから出水端部を回動して水を充分に注ぎ、しかる後に出水端部を壁面に寄り合 わせて水を止めれば、給水栓に妨げられることなく容易に容器を洗浄して取り出 すことができる。そして、室外の壁面に取付けて使用する時は、その壁面に給水 栓を取付けるための欠口を凹設すれば、使用しない時に出水端部を該欠口内に収 納できて、突出状態でぶつかって破損するようなことが生じない。
【0031】 2.適時に全開時の最大出水量を調整することができる。
【0032】 本考案の給水栓は調整リングを設けているので、該調整リングを適当に回動操 作して、下弁プレートの下部開口と固定弁プレートの固定開口の重畳相通部位の 大きさを調整することができ、これにより給水栓の全開時の最大出水量を適当に 調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案における比較的好ましい実施形態の立体
分解図である。
【図2】上記実施形態の組立完了の側視断面図である。
【図3】上記実施形態における弁箱と固定座の組立完了
上視断面図である。
【図4】図2におけるVI−VI線断面図である。
【図5】図2におけるV−V線断面図である。
【図6】上記実施形態の使用状態表示図である。
【図7】従来の給水栓の取付け状態表示図である。
【符号の説明】
2 基台 20 出水弁装置 21 軸孔 22 取付部 23 螺接部 232 水封 27 水封 3 弁箱 31 貫通孔 4 固定座 42 係止ヘッド部 48 係合部 51 上弁プレート 511 第1の表面 512 第2の表面 514 上部開口 52 固定弁プレート 522 上面 523 下面 524 固定開口 53 下弁プレート 533 下部開口 6 調整リング 7 弁ギャップ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 その中空パイプ状の軸孔一端が水源と連
    結する取付部に形成されて、該軸孔他端が螺接部に形成
    された基台と、該基台の螺接部に組立られて、該基台内
    の流水を制御する出水弁装置と、該基台の螺接部に設け
    られる弁キャップとを含んでなる給水栓において、 上記弁キャップ内に流水胴部を設けて、該流水胴部一方
    端部を、上記出水弁装置を包覆して回動自在に上記基台
    の螺接部に外嵌する嵌合端部に形成し、他方端部を、水
    を外部へ導き出すための出水端部に設けて、該嵌合端部
    内に該出水弁装置と対応固接する結合座を設けられた内
    周壁を形成し、該弁キャップの出水端部を該基台と相対
    回動するように操作すれば、該出水弁装置が連動して、
    出水開閉や出水量の調整ができる給水栓。
  2. 【請求項2】 上記出水弁装置が、 上記基台の螺接部内に設けられて、該基台の軸孔と軸向
    きに対応する貫通孔を具え、該貫通孔一端が該螺接部か
    ら上へと外部へ伸出する弁箱と、 上記弁箱内に装着する係合部及び該弁箱の貫通孔より外
    部へ伸出する係止ヘッド部を具えた固定座と、 上記固定座の係合部と嵌合して上記弁箱に内装され、該
    係合部寄りの第1の表面及び該第1の表面と背中合わせ
    の第2の表面とを具えて、該第1,2の表面の間に少な
    くとも一つの上部開口を開設した上弁プレートと、 上記弁箱内に位置付けられて、互いに背中合わせの上,
    下面及び該上,下面と連通して上記上弁プレートの上部
    開口と対応する少なくとも一つの固定開口を具え、該上
    面が上記上弁プレートの第2の表面と密接する固定弁プ
    レートと、 それぞれ上記弁キャップと上記基台との間、該基台と固
    定弁プレートとの間、及び該弁キャップの結合座に設け
    られる、漏水を防止する三つのシール部材とを含み、 上記弁キャップを上記基台と相対回動すれば、上記上弁
    プレートの上部開口と上記固定弁プレートの固定開口と
    の重畳面積を調整できて、これにより出水開閉或いは出
    水量の大小を制御する請求項1に記載の給水栓。
  3. 【請求項3】 上記固定弁プレートと上記基台との間に
    更に下弁プレートを設けて、該下弁プレートに上記固定
    弁プレートの固定開口と対応する少なくとも一つの下部
    開口を開設し、且つ該基台に回動可能な調整リングを外
    嵌して、該調整リングが該下弁プレートを連動して該固
    定弁プレートと相対回動させ、これにより該下部開口と
    該固定開口との重畳面積を調整して、全開時の最大出水
    量を制御する請求項2に記載の給水栓。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101231133B1 (ko) * 2010-06-09 2013-02-14 이송규 매립형 수도꼭지 조립체

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KR101231133B1 (ko) * 2010-06-09 2013-02-14 이송규 매립형 수도꼭지 조립체

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