JP3056640U - 葬儀用看板 - Google Patents

葬儀用看板

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JP3056640U
JP3056640U JP1998006482U JP648298U JP3056640U JP 3056640 U JP3056640 U JP 3056640U JP 1998006482 U JP1998006482 U JP 1998006482U JP 648298 U JP648298 U JP 648298U JP 3056640 U JP3056640 U JP 3056640U
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雄三 山口
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雄三 山口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案は、通夜や葬儀会場等の会場表示板
や会場案内板等として使用される葬儀用看板であって、
特に夜間の使用時には看板表示面が明るく輝いて、見易
い表示部が得られる葬儀用看板に関する。 【解決手段】 看板枠体に囲まれた位置に看板基板を配
設し、該看板基板の表示面に蓄光性夜光剤膜を塗布設又
は貼設し、該蓄光性夜光剤膜の表面に文字や図柄等の絵
文字表示部を描出するようにしたことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は葬儀用看板に関し、さらに詳しくは、通夜や葬儀会場等の会場表示板 や会場案内板等として使用される葬儀用看板であって、特に夜間の使用時には看 板表示面が明るく輝いて、見易い表示部が得られる葬儀用看板に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来使用されている葬儀用看板は、いわゆる立て看板の形態をなしたもので、 その看板表示面は何の変哲もない一枚ものの表示板からなり、その表示面に直接 墨文字を書き込むか、あるいは切り抜き文字を貼着することで看板を完成させて いた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで上述した葬儀用看板では、看板表示面が明るく輝くということが無い ため、昼間時での使用では問題がないものの、特に夜間の暗い場所では見えにく く、目立ちにくいという問題点があった。 このため本考案は、看板表示面を明るく輝くように工夫して、特に夜間の暗い 場所でも見易く、かつ人目を惹くことが可能となる葬儀用看板を提供しようとす るものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案の課題を解決するための手段として請求項1に記載したものは、看板枠 体に囲まれた位置に看板基板を配設し、該看板基板の表示面に蓄光性夜光剤膜を 塗布設又は貼設し、該蓄光性夜光剤膜の表面に文字や図柄等の絵文字表示部を描 出するようにしたことを特徴とする葬儀用看板である。
【0005】 さらに請求項2に記載したものは、看板枠体に囲まれた位置に看板基板を配設 し、該看板基板の表示面に蓄光性夜光剤膜を塗布設又は貼設し、該蓄光性夜光剤 膜の表面に保護用の透明オーバーコート層を重設し、該透明オーバーコート層の 表面に文字や図柄等の絵文字表示部を描出するようにしたことを特徴とする葬儀 用看板である。
【0006】 請求項3記載のものは、各四辺の外側長手方向に伸びる凹陥溝部を形成した看 板枠体を使用してなる、請求項1または請求項2記載の葬儀用看板である。
【0007】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明するが、本考案はこれらに限 定されるものではない。 図1に示すように、本考案に係る葬儀用看板1は、全体形状が立て看板上を呈 している。
【0008】 この葬儀用看板1は、アルミ枠のような適度の剛性のある素材で形成される看 板枠体2と、この看板枠体2によって囲まれる看板基板3とで構成されている。 看板基板3は、好ましくは塩ビ板、アクリル板、アルミ板、木製薄板板、適度 の厚みのある発泡スチロール板等で形成されるもので、使用環境に合う重量と強 度により好みのものが選ばれる。
【0009】 なお看板枠体2の一実施態様としては、図3に示すような四角パイプ状の看板 枠体2の各四辺の外側面に長手方向に伸びる凹陥溝部4を形成したものを利用す ると、各四辺のいずれが看板枠体2の内側面側に来ても、必ず看板基板3の端縁 を嵌入して支持することが可能な凹陥溝部4その内面側に位置することとなり、 看板枠体2の組立時に凹陥溝部4の設置方向をその都度確認する必要がなくなり 、大変効率的なものとなる。
【0010】 次に上述の看板基板3の表示面には蓄光性夜光剤膜5が設けられるが、その形 成方法の一つとしては蓄光性夜光剤を含有するペンキを塗布してもよく、さらに 他の方法としては蓄光性夜光剤を予め滲み込ませて完成したシールを貼着するよ うにしても良い。いずれの方法によっても構わないが、蓄光性夜光剤膜5の存在 により看板基板3の表面が明るく輝くようにしておき、その輝く面が看者から見 易い位置に来るようにしておくことが肝要である。
【0011】 さらに本考案は、必要に応じて前記蓄光性夜光剤膜5の表面を保護するために 透明オーバーコート層6を重設するようにしている。 この透明オーバーコート層6としては、透明な塗料又は合成樹脂製のシートが 用いられ、透明オーバーコート層6の下面に存在する蓄光性夜光剤膜5の輝きを 遮らずに外部から確実に見えるようになっている。
【0012】 本考案の透明オーバーコート層6の上面には、例えば『○○家式場』等の絵文 字表示部7を描いておくが、その描き方としては透明オーバーコート層6の表面 に直接、習字筆で墨文字等を書き込んだり、あるいは裏面に粘着剤を備えたシー ルから特定の文字等を型抜きした、切り抜き文字シールを必要個所に貼着するこ とにより行うこともできる。
【0013】 上記において、不動の定型文字部分、例えば図1の「○○家式場」の文字にお ける「家式場」の部分は事前に葬儀用看板に恒常的に表示しておき、変更のある 「○○」の部分のみを現場で記入すれば極めて効率的な製作が可能となる。
【0014】 本考案で使用する蓄光性夜光剤膜5とは、根本特殊科学株式会社製の「ルミノ ーバ(登録商標)」のような、アルカリ土類アルミン酸塩を母体結晶としたもの で、ユロビウム(Eu)を賦活剤とし、デスプロシウム(Dy)、または、ネオ ジム(Nd)を賦活助剤とした蛍光体を主成分とする膜体のことである。
【0015】 本考案者の実験によれば、通常の夜光塗料を塗布したものと比較して、上記の 蓄光性夜光剤膜5を使用した場合に、残光輝度並びに残光時間がいずれも10倍 以上の結果となった。例えば、薄曇りの昼間時に15分間屋外に出しておき、そ れを夕方6時からの葬儀会場に設置したところ、月明かりや街灯等からのこぼれ 光が無い暗やみ状態下で午後9時を過ぎてもなお葬儀用看板面が明るく輝いてお り、絵文字表示部7が30メートル離れた場所から容易に判読できる状態であっ た。
【0016】 さらに本考案の蓄光性夜光剤膜5は、透明オーバーコート層6にてその表面を 保護することもでき、この場合には晴天時はもとより、雨天時等あらゆる自然条 件下であっても何ら不都合を生ずることが無く、かつ葬儀用看板1の運搬、保管 時に少々乱暴な取扱いをしても全く問題が起こらないものとなる。なお図中符号 8は補強材、9は看板脚部である。
【0017】
【考案の効果】
よって本考案は、特に夜間あるいは薄暮時等周囲が暗い環境下において、看板 全体が明るく輝くため、従来にない目新しさがあり、大変見易い葬儀用看板が得 られるという優れた効果があり、かつ昼間時には従来と全く変わらない使用感が 確保されるので、使い勝手が著しく向上するという特徴がある。
【0018】 さらに本考案の葬儀用看板は、その取扱い易さにおいても優れた特徴があるた め、安心して使用できかつ経済性にも優れる特徴がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る葬儀用看板の斜視図である。
【図2】前図のA−A線縦断面図である。
【図3】看板枠体の、他の実施態様の部分斜視図であ
る。
【符号の説明】
1…葬儀用看板 2…看板枠体 3…看板基板 4…凹陥溝部 5…蓄光性夜光剤膜 6…透明オーバーコート層 7…絵文字表示部 8…補強材 9…看板脚部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 看板枠体に囲まれた位置に看板基板を配
    設し、該看板基板の表示面に蓄光性夜光剤膜を塗布設又
    は貼設し、該蓄光性夜光剤膜の表面に文字や図柄等の絵
    文字表示部を描出するようにしたことを特徴とする葬儀
    用看板。
  2. 【請求項2】 看板枠体に囲まれた位置に看板基板を配
    設し、該看板基板の表示面に蓄光性夜光剤膜を塗布設又
    は貼設し、該蓄光性夜光剤膜の表面に保護用の透明オー
    バーコート層を重設し、該透明オーバーコート層の表面
    に文字や図柄等の絵文字表示部を描出するようにしたこ
    とを特徴とする葬儀用看板。
  3. 【請求項3】 各四辺の外側長手方向に伸びる凹陥溝部
    を形成した看板枠体を使用してなる、請求項1または請
    求項2記載の葬儀用看板。
JP1998006482U 1998-08-10 1998-08-10 葬儀用看板 Expired - Lifetime JP3056640U (ja)

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