JP3056174U - 墓地用改良型花鉢 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 害虫の発生を防止し、ゴミの焼却量を減少さ
せる。 【解決手段】花鉢の下方に円柱状安定突起を設け、花筒
に立てられるようにする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、遠方に居住し多忙で、日常的に墓参できない人のために作られた装 置で、従来の切り花だけの花筒でなく、鉢植えの花も飾れるように工夫した装置 である。製作方法は、普通に使用されている花鉢の下方に、強風にも耐えられる 円柱状安定突起をつけるだけの簡単な作業で作成でき、要する費用もわずかであ る。

【０００２】

【従来の技術】

従来、この種の墓地用花筒は、墓石の一部に円柱状の穴をあけ、それに花筒を 入れ花を飾っているものや、大気圧の原理を利用し、花筒の水が減少しただけ水 を補給できる装置等も数種ほど考案されている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の技術で述べたもののうち、前者においては、墓石の一部に円柱状の穴を 開けるだけであり製作コストは安いが、花筒に入る水の量が少ないため花は長持 ちせず枯れやすく、また水の腐敗も早く害虫の発生源になるという問題点を有し ていた。

【０００４】 また、後者においては花筒の水が減少しただけ次々に水が補給されていき、前 者のような問題点はほとんど目立たなかったが、製作費が高く外観も悪いため、 この装置を利用する人が少ないという問題点を有した。

【０００５】 本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり 、その目的とするところは、普通に使用されている花鉢に、円柱状の安定突起を つけただけのものであり、製作費も安く、問題点も少なく、その上外観的にも優 れている。また円柱状突起には、下方の花筒からの水を吸収できる小孔があり、 花鉢の花は枯れることはない。このような特徴を有する便利な墓地用改良型花鉢 を提供しようとするものである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、本考案における墓地用改良型花鉢は、従来の墓地 用花筒の上部に、強風にも耐えられる円柱状安定突起のついた花鉢を置くだけの 単純なものであるが、他への応用範囲は広い。

【０００７】 花鉢の下方の円柱状安定突起は、下方の花筒の直径よりやや小さく、花鉢を上 部に置いたときに倒れない範囲の突起が良い。

【０００８】 花筒の名称を墓地用改良型花鉢としたのは、将来は花鉢に花を飾るほうが望ま しいし、地球環境を良くする運動に少しでも役立つと思うからである。

【０００９】

【考案の実施の形態】

図１〜図４において、普通の花鉢の下方に円柱状安定突起をつける簡単な作業 でできるので、自分の好みに合つた花鉢を製作できる。

【００１０】

【考案の効果】

上述のことから本考案は、次に記載する効果がある。 花鉢として使用する場合、小円柱状の下方の穴に水を入れスポンジを詰めておく と、水は毛細管現象で自然と花鉢に補給され数カ月経過しても花は枯れることは ない。その上害虫の発生源を断つことにもなる。

【００１１】 普通に使用されている花鉢の下方に、強風にも耐えられる円柱状安定突起をつ けるだけの簡単な作業で作成でき、要する費用もわずかである。

【００１２】 以上のことから、本考案の墓地用改良型花鉢は、害虫の発生を防止し、枯れ花 の焼却量の減少にもつながり、地球環境に優しい装置といえる。また外観的にも 優れ作成価格も安く応用範囲も広い。

【図面の簡単な説明】

【図１】墓地用改良型花鉢の要部斜視図

【図２】図１のＡ−Ａ′での断面図

【図３】 平面図

【図４】 側面図

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【手続補正書】

【提出日】平成１０年８月２３日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【実用新案登録請求の範囲】

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】従来の墓地用花筒の上部に、花鉢の下方に
   安定突起のついた墓地用改良型花鉢を置き、鉢花を飾れ
   るように工夫した装置