JP3065264U - 鑑賞用植物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 根付き植物と切花とを組み合わせた鑑賞用植
物を提供する。 【解決手段】 容器（１）内に含水体（３）を配設し、
該含水体には根付き植物（５）を植え付けると共に切花
（７）を支持させてなる鑑賞用植物。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は鑑賞用植物に関するものであり、更に詳しくは、根付き植物と切花とを 備えた鑑賞用植物に係るものである。本考案による鑑賞用植物は、例えばホテル 、レストラン等のテーブルその他の載置台上に載置される。

【０００２】

【従来の技術】

鑑賞用植物としては下記のものが広く知られている。

【０００３】 （イ）植木鉢等の容器内に土を入れ、該土に根付き植物を植え付けてなるもの。

【０００４】 （ロ）水を入れた花瓶等の容器内に切花を支持させてなるもの。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

しかるに、上記従来の鑑賞用植物においては、下記の如き問題がある。

【０００６】 （イ）の鑑賞用植物 容器内に土が使用されているため、不潔感があり、ホテル、レストラン等のテ ーブルその他の載置台上に飾ることは好ましくない。容器内には根付き植物のみ が植え付けられ、切花を配設することはできないため、鑑賞用植物としての見映 えが必ずしも十分ではない。

【０００７】 （ロ）の鑑賞用植物 アジアンタムの如き水上げの悪い植物を切花として容器内に支持させた場合には 、該切花は短時間でしぼんでしまう。また、切花のみでは鑑賞用植物としての見 映えが十分でないこともある。

【０００８】

【課題を解決するための手段】 上記課題を解決するために、本考案は下記の鑑賞用植物を提供するものである。

【０００９】 （１）容器内に含水体を配設し、該含水体には根付き植物を植え付けると共に切 花を支持させてなる鑑賞用植物（請求項１）。なお、実用新案登録請求の範囲を 含む本明細書における「含水体」が土を含まないものであることはいうまでもな い。

【００１０】 （２）容器内に第一の含水体を配設し、該第一の含水体には切花を支持させると 共に取付穴を備えさせ、該取付穴には根付き植物を植え付けた第二の含水体を嵌 着してなる鑑賞用植物（請求項２）。

【００１１】

【作用】

［請求項１の鑑賞用植物］ 根付き植物は含水体中の水を根から吸い上げるため、その寿命は極めて長い。切 花は含水体中の水を茎の切断端より吸い上げる。請求項１の鑑賞用植物において は、根付き植物と切花とを適宜組み合わせることにより好ましい外観が得られる 。請求項１の鑑賞用植物は、土を全く使用していないため、ホテル、レストラン 等のテーブルその他の載置台上に好ましく飾ることができる。切花はやがてしぼ むが、しぼんだ切花は別の新しい切花と交換することができる。含水体に支持さ せた切花を交換することにより鑑賞用植物を種々の使用目的に低コストで適合さ せることができる。

【００１２】 ［請求項２の鑑賞用植物］ 根付き植物は予め第二の含水体に植え付けた状態で種々用意しておき、鑑賞用植 物を作成する際に、その使用目的等に応じて適宜根付き植物を選択し、所望の根 付き植物を植え付けた第二の含水体を第一の含水体における取付穴に嵌着する。 また、鑑賞用植物の使用目的等に応じて、第二の含水体を第一の含水体の取付穴 から根付き植物と共に抜き取り、別の根付き植物を植え付けた第二の含水体を当 該取付穴に嵌着することにより、鑑賞用植物の外観を変更することもできる。そ の他の点においては、請求項２の鑑賞用植物は前記請求項１の鑑賞用植物と同様 の作用を有する。

【００１３】

【考案の実施の形態】

次に、本考案の実施の形態を添付図面に従って説明する。 まず、図１に示す事例について説明する。符号１に示すものは容器である。容器 １内に含水体３を配設する。含水体３はロックウール等の繊維、スポンジ等を適 宜の形状に形成してなるものである。含水体３には根付き植物５を植え付けると 共に切花７を支持させる。根付き植物５と切花７は鑑賞用植物の使用目的等に応 じて適宜選択して使用する。なお、容器１内には適宜水９を供給する必要がある ことはいうまでもない。

【００１４】 次に、図２に示す事例について説明する。この事例においては、容器１１内に第 一の含水体１３を配設し、該第一の含水体１３には切花１７を支持させると共に 取付穴２１を備えさせ、該取付穴２１には根付き植物１５を植え付けた第二の含 水体２３を嵌着している。第一の含水体１３と第二の含水体２３は、前記含水体 ３と同様に、ロックウール等の繊維、スポンジ等を適宜の形状に形成してなるも のである。なお、容器１１内には適宜水９を供給する必要があることはいうまで もない。

【００１５】 図３に示す事例においては、容器１（１１）内に剣山３１を配設し、該剣山３１ 上に含水体３（１３）を配設すると共に該剣山３１の針３３を切花７（１７）の 茎７’（１７’）に刺し込んでいる。即ち、この事例においては、含水体３（１ ３）に切花７（１７）を支持させるに当たり、剣山３１をも利用しているのであ る。

【００１６】

【考案の効果】

［請求項１の鑑賞用植物］ 請求項１の鑑賞用植物においては、根付き植物と切花とを適宜組み合わせること により好ましい外観が得られる。請求項１の鑑賞用植物は土を全く使用していな いため、ホテル、レストラン等のテーブルその他の載置台上に好ましく飾ること ができる。切花はやがてしぼむが、しぼんだ切花は別の新しい切花と交換するこ とができるため、請求項１の鑑賞用植物は長期間にわたって利用することができ る。また、含水体に支持させた切花を交換することにより鑑賞用植物を種々の使 用目的に低コストで適合させることができる。

【００１７】 ［請求項２の鑑賞用植物］ 根付き植物は予め第二の含水体に植え付けた状態で種々用意しておき、鑑賞用植 物を作成する際に、その使用目的等に応じて適宜根付き植物を選択し、所望の根 付き植物を植え付けた第二の含水体を第一の含水体における取付穴に嵌着するこ とができる。また、鑑賞用植物の使用目的等に応じて、第二の含水体を第一の含 水体の取付穴から根付き植物と共に抜き取り、別の根付き植物を植え付けた第二 の含水体を当該取付穴に嵌着することにより、鑑賞用植物の外観を変更すること もできる。その他の点においては、請求項２の鑑賞用植物は前記請求項１の鑑賞 用植物と同様の効果を発揮する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案による鑑賞用植物の一例を示す断面図で
ある。

【図２】本考案による鑑賞用植物の別の一例を示す断面
図である。

【図３】本考案による鑑賞用植物の更に別の一例を示す
断面図である。

【符号の説明】 １ 容器 ３ 含水体 ５ 根付き植物 ７ 切花 ７’ 茎 ９ 水 １１ 容器 １３ 第一の含水体 １５ 根付き植物 １７ 切花 １７’ 茎 ２１ 取付穴 ２３ 第二の含水体 ３１ 剣山 ３３ 針

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 容器内に含水体を配設し、該含水体には
   根付き植物を植え付けると共に切花を支持させてなる鑑
   賞用植物。
2. 【請求項２】 容器内に第一の含水体を配設し、該第一
   の含水体には切花を支持させると共に取付穴を備えさ
   せ、該取付穴には根付き植物を植え付けた第二の含水体
   を嵌着してなる鑑賞用植物。