JP3056052U

JP3056052U - 突張り式ミニポ−ル

Info

Publication number: JP3056052U
Application number: JP1998005865U
Authority: JP
Inventors: 格宮崎
Original assignee: ヨコタ量販株式会社
Priority date: 1998-07-21
Filing date: 1998-07-21
Publication date: 1999-02-02
Anticipated expiration: 2004-07-21

Abstract

(57)【要約】【目的】従来の突張り式ミニポ−ルと同様に用いるこ
とができ、しかもカ−テンの開閉をスム−スに行うこと
ができる突張り式ミニポ−ルを提供する。【構成】一端にキャップと内蔵される圧縮型コイルス
プリングの一端を係止するスプリング止めピンとを有す
る大ポ−ルと、一端にキャップを有し他端が前記大ポ−
ルに摺動自在に挿入されると共に、前記圧縮型コイルス
プリングのコイルに係合し、回動することにより適宜長
さに調節可能な小ポ−ルとからなる突張り式ミニポ−ル
において、小ポ−ルが挿入される側の大ポ−ル端部の外
径がテ−パ−状に徐々に縮径されていることを特徴とす
る突張り式ミニポ−ル。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、両側面にポ−ル式カ−テンレ−ルの保持壁を有する取り付け場所に、特別の固定具を使用することなく、簡単に装着される突張り式ミニポ−ルに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来から廊下等の比較的間隔の短い場所にカ−テン等を設置したい場合、本格的にカ−テンレ−ルを取付けるのではなく、取り付け作業の不要な突張り式ミニポ−ルが用いられている。このものは図４に示す如く一端にキャップ７ａが挿嵌され、他端に大ポ−ル端部７ｂが挿嵌された大ポ−ル７と、一端にキャップ８ａが挿嵌された小ポ−ル８とからなり、大ポ−ル７の内部にはコイルスプリング５が内蔵され、その一端を大ポ−ル７に固着されたスプリング止めピン６により係止している。一方小ポ−ル８の他端は大ポ−ル７に摺動自在に挿入されるが、その端部はコイルスプリング５のコイルと係合するように折り曲げられており、小ポ−ル８を回すことによりコイルに誘導されて奥へ挿入され、ポ−ル全体の長さを調節する。

【０００３】このポ−ル式カ−テンレ−ルを設置箇所に取り付けるには、小ポ−ル８を回して大ポ−ル７に挿入するが、全体の長さを、両側にある柱または壁面間より長めに設定する。この状態でポ−ル全体の一端を片側の柱または壁面に当接し、他端を押圧することによりポ−ル全体の長さを短くして他側の柱または壁面に当接することにより、ポ−ルはコイルスプリング５の付勢力により柱間または壁面間に押圧保持される。このポ−ル式カ−テンレ−ルにカ−テンを吊り下げるには、図１に示す如きリング式カ−テンランナ４を必要個数予め嵌装しておき、リング式カ−テンランナ４に設けられたカ−テン吊下げ部４ａにカ−テンを吊り下げれば良い。しかしながら、従来の突張り式ミニポ−ルは、図３及び図４に示す如く大ポ− ル端部７ｂが大ポ−ル７の直径よりも大きい径を有する部品であり、その部品を大ポ−ル７に嵌合させているため、カ−テン開閉時においてリング式カ−テンランナ４の移動がスム−スに行われず、従ってカ−テンの開閉がスム−スに行われないという問題があった。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は上記問題点を解決するためになされたもので、従来の突張り式ミニポ −ルと同様に用いることができ、しかもカ−テンの開閉をスム−スに行うことができる突張り式ミニポ−ルを提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記問題点を解決し考案の目的を達成するため本考案に係る突張り式ミニポ− ルは次のように構成したことを特徴とする。即ち、一端にキャップと内蔵される圧縮型コイルスプリングの一端を係止するスプリング止めピンとを有する大ポ−ルと、一端にキャップを有し他端が前記大ポ−ルに摺動自在に挿入される共に、前記圧縮型コイルスプリングのコイルに係合し、回動することにより適宜長さを調節する小ポ−ルとからなる突張り式ミニポ−ルにおいて、小ポ−ルが挿入される側の大ポ−ル端部の外径がテ−パ−状に徐々に縮径されていることを特徴とし、また、前記外径がテ−パ−状に徐々に縮径されている大ポ−ル端部が別途作られた部品を接合したものであることを特徴とする。

【０００６】

【考案の実施の形態】

以下本考案に係る突張り式ミニポ−ルの１実施例を図面に基づき説明する。図１は１個のリング式カ−テンランナを嵌装した本考案に係る突張り式ミニポ −ルの正面図、図２は本考案に係る突張り式ミニポ−ルの長手方向の断面図、図３は従来の突張り式ミニポ−ルの正面図、図４は従来の突張り式ミニポ−ルの長手方向の断面図である。図において１は突張り式ミニポ−ル、２は大ポ−ル、２ａはキャップ、２ｂは大ポ−ル端部、３は小ポ−ル、３ａはキャップ、４はリング式カ−テンランナ、４ａはカ−テン吊下げ部、５はコイルスプリング、６はスプリング止めピン、７は大ポ−ル、７ａはキャップ、７ｂは大ポ−ル端部、８は小ポ−ル、８ａはキャップを示す。

【０００７】対象となる本考案の突張り式ミニポ−ルは図１に示す如く小ポ−ル３が挿入される側の大ポ−ル２の端部に、大ポ−ル２の直径をテ−パ−状に徐々に縮径した大ポ−ル端部２ｂを有している。この大ポ−ル端部２は大ポ−ル２をテ−パ− 状に削り出しても良いが、この部分だけ別途作成し接着させる方が経済的である。このような大ポ−ル端部２ｂを有するため、カ−テン（図示せず）を吊下げたリング式カ−テンランナ４は大ポ−ル２から小ポ−ル３側へ、または小ポ−ル３から大ポ−ル２へスム−スに移動することができ、そのためカ−テンの開閉をスム−スに行うことができる。大ポ−ル２及び小ポ−ル３の材質は、コイルスプリング５の付勢力が小さくて良い場合、例えば突張り式ミニポ−ル１にのれん程度の軽量物を吊下げる場合は樹脂パイプで良いが、重量物、例えば重量級カ−テンを吊下げる場合はコイルスプリング５による付勢力を大きくする必要があり、その場合は金属パイプが適している。突張り式ミニポ−ル１の両端に用いられるキャップ２ａ及び３ａの材質は滑りにくい材質が良く、可塑性のある材質、例えばゴム又は軟質樹脂等が適している。

【０００８】大ポ−ル２へ挿入される側の小ポ−ル３の端部は１部折曲げられており、このように１部折曲げることによりコイルスプリング５の端部を小ポ−ル３を回すことにより小ポ−ル３の内部へ挿入することができ、又小ポ−ル３の折曲げた端部とコイルとを常時係合させることができる。従って付勢力は小ポ−ル３に挿入されていない部分のコイルスプリング５により行われる。

【０００９】

【考案の効果】

本考案に係る突張り式ミニポ−ルは上記のように構成されているので、次に示す如き効果を有する。（１）小ポ−ルが挿入される側の大ポ−ル端部が、大ポ−ルの直径よりテ−パ− 状に徐々に縮径された形状を有するため、カ−テンを吊下げたリング式カ−テンランナが大ポ−ル及び小ポ−ル間をスム−スに移動することができ、そのため、カ−テンをスム−スに開閉することができる。（２）小ポ−ルが挿入される側の大ポ−ル端部が、別途作成された部品を接合させるため、大ポ−ルを削り出す必要がなく経済的である。

【図面の簡単な説明】

【図１】１個のリング式カ−テンランナを嵌装した本考
案に係る突張り式ミニポ−ルの正面図。

【図２】本考案に係る突張り式ミニポ−ルの長手方向の
断面図。

【図３】従来の突張り式ミニポ−ルの正面図。

【図４】従来の突張り式ミニポ−ルの長手方向の断面
図。

【符号の説明】

１突張り式ミニポ−ル２大ポ−ル２ａキャップ２ｂ大ポ−ル端部３小ポ−ル３ａキャップ４リング式カ−テンランナ４ａカ−テン吊下げ部５コイルスプリング６スプリング止めピン７大ポ−ル７ａキャップ７ｂ大ポ−ル端部８小ポ−ル８ａキャップ

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】一端にキャップと内蔵される圧縮型コイ
ルスプリングの一端を係止するスプリング止めピンとを
有する大ポ−ルと、一端にキャップを有し他端が前記大
ポ−ルに摺動自在に挿入される共に、前記圧縮型コイル
スプリングのコイルに係合し、回動することにより適宜
長さを調節可能な小ポ−ルとからなる突張り式ミニポ−
ルにおいて、小ポ−ルが挿入される側の大ポ−ル端部の
外径がテ−パ−状に徐々に縮径されていることを特徴と
する突張り式ミニポ−ル。
【請求項２】前記外径がテ−パ−状に徐々に縮径され
ている大ポ−ル端部が別途作られた部品を接合したもの
である請求項１に記載の突張り式ミニポ−ル。