JP3055879B2 - スノーボードブーツの揺動機構 - Google Patents
スノーボードブーツの揺動機構Info
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- JP3055879B2 JP3055879B2 JP8294500A JP29450096A JP3055879B2 JP 3055879 B2 JP3055879 B2 JP 3055879B2 JP 8294500 A JP8294500 A JP 8294500A JP 29450096 A JP29450096 A JP 29450096A JP 3055879 B2 JP3055879 B2 JP 3055879B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スノーボードブーツの
揺動機構に関する。さらに詳しくは、脚部を靴底部又は
踵部に対して横方向に揺動性が必要とされるスノーボー
ドブーツの揺動機構に関する。
揺動機構に関する。さらに詳しくは、脚部を靴底部又は
踵部に対して横方向に揺動性が必要とされるスノーボー
ドブーツの揺動機構に関する。
【0002】
【従来の技術】スノーボードブーツは、横乗りで雪上を
滑るスキーの一種である。ワールドカップでは、スラロ
ームとダウンヒルのアルペン競技と、ハーフパイプとモ
ーグルのフリースタイルに分かれてポイントが争われる
競技である。特に、ハーフパイプでは足首の柔軟性が要
求される。このような要求に応じることができるスノー
ボードブーツが望まれている。
滑るスキーの一種である。ワールドカップでは、スラロ
ームとダウンヒルのアルペン競技と、ハーフパイプとモ
ーグルのフリースタイルに分かれてポイントが争われる
競技である。特に、ハーフパイプでは足首の柔軟性が要
求される。このような要求に応じることができるスノー
ボードブーツが望まれている。
【0003】スノーボードブーツは、ソフトブーツとハ
ードブーツに大別される。アルペン用として用いられる
ハードブーツは、足の姿勢がスノーボードに対して固定
される。ハーフパイプの競技では特に、足首の前傾姿勢
の他に横方向の傾斜姿勢が重要である。前傾しながら外
側即ち進行方向に傾斜する運動は、特に、利き足即ち進
行方向に前方の足にとって重要である。このような運動
がスノーボードにとって重要であることは、スキーと異
なっている。
ードブーツに大別される。アルペン用として用いられる
ハードブーツは、足の姿勢がスノーボードに対して固定
される。ハーフパイプの競技では特に、足首の前傾姿勢
の他に横方向の傾斜姿勢が重要である。前傾しながら外
側即ち進行方向に傾斜する運動は、特に、利き足即ち進
行方向に前方の足にとって重要である。このような運動
がスノーボードにとって重要であることは、スキーと異
なっている。
【0004】従来、スノーボードブーツの概ねの中心線
(以下、概中心線という。)のまわりに上下部位特に踵
部とこの踵部の上方部位の筒部又は脚部が相対的に回転
して揺動するスノーボードブーツが、ドイツ国公開公報
DE3622746A1、特開平7−298902号等
により知られている。このような揺動の自在性を得るた
めに、踵部の上方位置にあるアッパー部を概ね足の前後
方向に向く軸心線のまわりに回転させるヒンジ機構が設
けられている。
(以下、概中心線という。)のまわりに上下部位特に踵
部とこの踵部の上方部位の筒部又は脚部が相対的に回転
して揺動するスノーボードブーツが、ドイツ国公開公報
DE3622746A1、特開平7−298902号等
により知られている。このような揺動の自在性を得るた
めに、踵部の上方位置にあるアッパー部を概ね足の前後
方向に向く軸心線のまわりに回転させるヒンジ機構が設
けられている。
【0005】足首を構成する自在継手は、立体アーチ構
造であることが知られている。この立体アーチ構造は、
直立姿勢の足を横方向に曲げにくくしている。即ち、こ
の立体アーチ構造は、足首の前傾運動との複合によらな
い横方向の傾斜運動を困難にしている。このような立体
アーチ構造のためには、工作機械のような厳密なヒンジ
機構でなく、ある程度曖昧なヒンジ機構が適しているこ
とがわかってきた。即ち、固定された前傾姿勢の足は、
曖昧に揺動することが要請されることになる。
造であることが知られている。この立体アーチ構造は、
直立姿勢の足を横方向に曲げにくくしている。即ち、こ
の立体アーチ構造は、足首の前傾運動との複合によらな
い横方向の傾斜運動を困難にしている。このような立体
アーチ構造のためには、工作機械のような厳密なヒンジ
機構でなく、ある程度曖昧なヒンジ機構が適しているこ
とがわかってきた。即ち、固定された前傾姿勢の足は、
曖昧に揺動することが要請されることになる。
【0006】このような要請を満たすとともにそのよう
な調整を容易に行うことができるスノーボードブーツ
は、今後、一層の低廉化が求められている。
な調整を容易に行うことができるスノーボードブーツ
は、今後、一層の低廉化が求められている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような技
術的背景に基づいてなされたものであり、下記目的を達
成する。
術的背景に基づいてなされたものであり、下記目的を達
成する。
【0008】本発明の目的は、前傾した位置での横方向
の揺動性が曖昧に与えられるスノーボードブーツの揺動
機構を提供することにある。
の揺動性が曖昧に与えられるスノーボードブーツの揺動
機構を提供することにある。
【0009】本発明の他の目的は、前後方向の任意の傾
斜角度位置で横方向の揺動性が曖昧に与えられるスノー
ボードブーツの揺動機構を提供することにある。
斜角度位置で横方向の揺動性が曖昧に与えられるスノー
ボードブーツの揺動機構を提供することにある。
【0010】本発明の更に他の目的は、前後方向の任意
の傾斜角度位置で横方向の揺動性が曖昧に与えられ前傾
角度の調整が容易なスノーボードブーツの揺動機構を提
供することにある。
の傾斜角度位置で横方向の揺動性が曖昧に与えられ前傾
角度の調整が容易なスノーボードブーツの揺動機構を提
供することにある。
【0011】本発明の更に他の目的は、前後方向の任意
の傾斜角度位置で横方向の揺動性が曖昧に与えられ前傾
角度の調整が容易であり低廉化を一層に進めることがで
きるスノーボードブーツの揺動機構を提供することにあ
る。
の傾斜角度位置で横方向の揺動性が曖昧に与えられ前傾
角度の調整が容易であり低廉化を一層に進めることがで
きるスノーボードブーツの揺動機構を提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に次のような手段を採る。
に次のような手段を採る。
【0013】本発明1のスノーボードブーツの揺動機構
は、踵部に位置する支持体と、前記支持体の上方に位置
し下方部位が支持される揺動体とを備え、前記揺動体は
前記支持体に揺動自在に支持され、前記揺動体の揺動中
心線は当該スノーボードブーツの概ねの前後方向に平行
な前後方向線であり、かつ前記前後方向線の水平線であ
る中心線に交叉し、前記揺動体を支持する前記支持体の
揺動支点は移動自在である。
は、踵部に位置する支持体と、前記支持体の上方に位置
し下方部位が支持される揺動体とを備え、前記揺動体は
前記支持体に揺動自在に支持され、前記揺動体の揺動中
心線は当該スノーボードブーツの概ねの前後方向に平行
な前後方向線であり、かつ前記前後方向線の水平線であ
る中心線に交叉し、前記揺動体を支持する前記支持体の
揺動支点は移動自在である。
【0014】本発明2のスノーボードブーツの揺動機構
は、前記発明1において、前記揺動中心線と前記中心線
との間の角度は45度以内であることを特徴とする。
は、前記発明1において、前記揺動中心線と前記中心線
との間の角度は45度以内であることを特徴とする。
【0015】本発明3のスノーボードブーツの揺動機構
は、前記発明1又は2において、前記揺動支点は概ねの
靴底面に概ね平行な面内で移動自在であることを特徴と
する。
は、前記発明1又は2において、前記揺動支点は概ねの
靴底面に概ね平行な面内で移動自在であることを特徴と
する。
【0016】
【0017】前記支持体は、踵部に位置している。この
ように踵部を構成する支持体は、ヒールカップと称され
る部材としても形成することができる。前記揺動体は、
これが固定されている場合には、足の踵部の上方部分で
ある足首部分を支持する部材であり、従来バックサポー
トと称されている部材として形成することができる。
ように踵部を構成する支持体は、ヒールカップと称され
る部材としても形成することができる。前記揺動体は、
これが固定されている場合には、足の踵部の上方部分で
ある足首部分を支持する部材であり、従来バックサポー
トと称されている部材として形成することができる。
【0018】支持体を交換することにより、揺動体の揺
動支点の高さ位置を変更することができる。支持体と揺
動体の間に介設した高さ調整用部材の高さ調整機構によ
り、揺動体を支持する揺動支点の高さ位置を支持体に対
して変更することもできる。
動支点の高さ位置を変更することができる。支持体と揺
動体の間に介設した高さ調整用部材の高さ調整機構によ
り、揺動体を支持する揺動支点の高さ位置を支持体に対
して変更することもできる。
【0019】揺動体は、支持体に対して横方向即ち水平
方向(当該スノーボードブーツを置く水平面を基準とし
てこの水平面に平行)に横滑りする構造を与えることが
できる。この場合、支持体に対して揺動体を横滑りさせ
るための案内手段例えば案内溝が、支持体又は揺動体に
形成されている。
方向(当該スノーボードブーツを置く水平面を基準とし
てこの水平面に平行)に横滑りする構造を与えることが
できる。この場合、支持体に対して揺動体を横滑りさせ
るための案内手段例えば案内溝が、支持体又は揺動体に
形成されている。
【0020】揺動体の前面は足首の後面に沿った湾曲形
状に形成することが好ましい。支持体、揺動体は、スノ
ーボードブーツの外皮の中に埋め込んでもよいし露出さ
せてもよい。また、支持体、揺動体は、スノーボードブ
ーツの内外2重の柔軟な壁材の間に位置させてもよい。
揺動体は、上方に引き抜いて取り除くようにすることが
できる。この場合、揺動体の拘束から免れる足は、歩行
しやすくなる。
状に形成することが好ましい。支持体、揺動体は、スノ
ーボードブーツの外皮の中に埋め込んでもよいし露出さ
せてもよい。また、支持体、揺動体は、スノーボードブ
ーツの内外2重の柔軟な壁材の間に位置させてもよい。
揺動体は、上方に引き抜いて取り除くようにすることが
できる。この場合、揺動体の拘束から免れる足は、歩行
しやすくなる。
【0021】揺動体を支持し揺動させる揺動中心線即ち
回転中心線は、当該スノーボードブーツの概ねの中心線
に平行な線即ち前後方向線であり概ね水平に向く水平線
(以下、中心線という)に対して交叉している。利き足
側では、回転中心線と前記中心線との間のなす設計角度
は、0度〜30度であることが望ましい。この角度は、
前記揺動支持点の移動により可変であることができる。
回転中心線は、当該スノーボードブーツの概ねの中心線
に平行な線即ち前後方向線であり概ね水平に向く水平線
(以下、中心線という)に対して交叉している。利き足
側では、回転中心線と前記中心線との間のなす設計角度
は、0度〜30度であることが望ましい。この角度は、
前記揺動支持点の移動により可変であることができる。
【0022】利き足(進行方向に前方の足)の概ねの中
心線(対称性にやや欠ける足の前後方向、中心線の厳密
な定義は不可能である。)は、スノーボードの進行方向
(スノーボードの長軸方向)に対して30度前後傾斜す
るように、利き足がスノーボードに固定される。立体ア
ーチ構造を有する人の足首は、前傾しながらでないと横
方向に揺動しにくい。前方(進行方向)を見やすくする
ためと、このような足の構造とから、利き足の前後方向
をスノーボードの長軸に対して傾斜させて固定すること
が必要である(このような角度の大小は、競技種目によ
り調整される。)。このような必要から、揺動中心線と
足の前後方向との間に45度以下の角度が設定されてい
る。揺動支持点が固定されているスノーボードブーツに
おいて、このような角度として、例えば、利き足につい
て+30度、反対側の足については−5度の角度に設計
するが、本願発明における揺動支持点が可動であるスノ
ーボードブーツでは、このような角度は可変であること
ができる。
心線(対称性にやや欠ける足の前後方向、中心線の厳密
な定義は不可能である。)は、スノーボードの進行方向
(スノーボードの長軸方向)に対して30度前後傾斜す
るように、利き足がスノーボードに固定される。立体ア
ーチ構造を有する人の足首は、前傾しながらでないと横
方向に揺動しにくい。前方(進行方向)を見やすくする
ためと、このような足の構造とから、利き足の前後方向
をスノーボードの長軸に対して傾斜させて固定すること
が必要である(このような角度の大小は、競技種目によ
り調整される。)。このような必要から、揺動中心線と
足の前後方向との間に45度以下の角度が設定されてい
る。揺動支持点が固定されているスノーボードブーツに
おいて、このような角度として、例えば、利き足につい
て+30度、反対側の足については−5度の角度に設計
するが、本願発明における揺動支持点が可動であるスノ
ーボードブーツでは、このような角度は可変であること
ができる。
【0023】
【発明の作用効果】本発明のスノーボードブーツは、足
首の左右方向(横方向、スノーボードの概ねの進行方
向)の運動に追従して揺動する。このような揺動は、ス
ノーボードブーツの剛性と柔軟性の両性質によって可能
である。
首の左右方向(横方向、スノーボードの概ねの進行方
向)の運動に追従して揺動する。このような揺動は、ス
ノーボードブーツの剛性と柔軟性の両性質によって可能
である。
【0024】このような揺動は、前記支持体と揺動体と
の回転可能な結合性による。この回転結合性は、工作機
械のような軸回転構造、ヒンジ構造によらない。即ち、
前記支持体と揺動体との支持関係をもたらす支持点(又
は支持点領域)は、固定点ではなく可動点である。揺動
体の揺動は、立体アーチ構造を備える足の運動特性に対
応して柔軟に行われる。
の回転可能な結合性による。この回転結合性は、工作機
械のような軸回転構造、ヒンジ構造によらない。即ち、
前記支持体と揺動体との支持関係をもたらす支持点(又
は支持点領域)は、固定点ではなく可動点である。揺動
体の揺動は、立体アーチ構造を備える足の運動特性に対
応して柔軟に行われる。
【0025】このような柔軟な揺動により、脚力がスノ
ーボードに効率よく伝達される。揺動支持点の高さ調整
によりこのような伝達効率は更に高くなる。
ーボードに効率よく伝達される。揺動支持点の高さ調整
によりこのような伝達効率は更に高くなる。
【0026】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について
説明する。
説明する。
【0027】(実施形態1)図1は、本発明によるスノ
ーボードブーツの揺動機構の実施形態1を示す正面図で
ある。スノーボードブーツ1は、靴底部3と脚筒部5と
から構成されている。靴底部3はゴムで形成された接地
部分7を備え、接地部分7の中には硬い靴底芯(図示せ
ず)が埋設されている。脚筒部5の下方部分であり靴の
後方部分を形成する部分として踵部9が設けられてい
る。
ーボードブーツの揺動機構の実施形態1を示す正面図で
ある。スノーボードブーツ1は、靴底部3と脚筒部5と
から構成されている。靴底部3はゴムで形成された接地
部分7を備え、接地部分7の中には硬い靴底芯(図示せ
ず)が埋設されている。脚筒部5の下方部分であり靴の
後方部分を形成する部分として踵部9が設けられてい
る。
【0028】踵部9には、足の踵の後面に沿う曲面形状
に形成されたヒールカップ11が装着され内装されてい
る。ヒールカップ11は、足の踵を靴で支持するために
硬質の樹脂で成形されている。脚筒部5の後方には、足
首の後面に沿う曲面形状に沿うバックサポート13が装
着され内装されている。
に形成されたヒールカップ11が装着され内装されてい
る。ヒールカップ11は、足の踵を靴で支持するために
硬質の樹脂で成形されている。脚筒部5の後方には、足
首の後面に沿う曲面形状に沿うバックサポート13が装
着され内装されている。
【0029】図2に示すように、埋込み、縫着、一体成
形などの手段により脚筒部5が靴底部3に固着されてい
る。脚筒部5は、外皮15及び内皮17から形成されて
いる。中継支持体19が、ヒールカップ11の後端部の
上方部位に固定されている。
形などの手段により脚筒部5が靴底部3に固着されてい
る。脚筒部5は、外皮15及び内皮17から形成されて
いる。中継支持体19が、ヒールカップ11の後端部の
上方部位に固定されている。
【0030】前後方向に傾斜し左右方向に揺動する前後
傾斜左右揺動機構は、中継支持体19と支持体21と揺
動体23とから構成されている。支持体21は、中継支
持体19の上端縁に支持されている。支持体21は、高
さ位置調整手段25を介して、中継支持体19に支持さ
れている。
傾斜左右揺動機構は、中継支持体19と支持体21と揺
動体23とから構成されている。支持体21は、中継支
持体19の上端縁に支持されている。支持体21は、高
さ位置調整手段25を介して、中継支持体19に支持さ
れている。
【0031】支持体21は、高さ位置調整手段25を介
して特定の高さ位置に支持されている。揺動体23は、
支持体21に支持されている。揺動体23は、支持体2
1の上端縁(上端面)に支持されている。揺動体23
は、前記バックサポート13の構成要素である。揺動体
23の前面27は、足首の後端面に沿う曲面形状に形成
されている。
して特定の高さ位置に支持されている。揺動体23は、
支持体21に支持されている。揺動体23は、支持体2
1の上端縁(上端面)に支持されている。揺動体23
は、前記バックサポート13の構成要素である。揺動体
23の前面27は、足首の後端面に沿う曲面形状に形成
されている。
【0032】揺動体23の下半分は、図面上でフォーク
形状に形成されている。揺動体23の下半分は、前方部
分29と後方部分31を備えている。前方部分29と後
方部分31の間には、湾曲して左右方向に延びる空洞3
3が形成されている。
形状に形成されている。揺動体23の下半分は、前方部
分29と後方部分31を備えている。前方部分29と後
方部分31の間には、湾曲して左右方向に延びる空洞3
3が形成されている。
【0033】空洞33の下端側は下方に開放されてい
る。前方部分29と後方部分31には共通した窓穴35
が開けられている。支持体21の上端部分は、後方部分
31の上方部分の前面(図で左側面)と前方部分29の
後面との間の空洞33に挿入されている。
る。前方部分29と後方部分31には共通した窓穴35
が開けられている。支持体21の上端部分は、後方部分
31の上方部分の前面(図で左側面)と前方部分29の
後面との間の空洞33に挿入されている。
【0034】支持体21の前後面、後方部分31の前面
及び前方部分29の後面は、それぞれに、前記前面27
に平行する曲面形状に形成されている。即ち、揺動体2
3の空洞33が支持体21に案内されて左右に回転しな
がら左右方向に平行移動することができる。揺動体23
と内皮17との間に滑板37を介設することが好まし
い。滑板37は、内皮17に対する揺動体23の前記平
行移動を滑らかにする。
及び前方部分29の後面は、それぞれに、前記前面27
に平行する曲面形状に形成されている。即ち、揺動体2
3の空洞33が支持体21に案内されて左右に回転しな
がら左右方向に平行移動することができる。揺動体23
と内皮17との間に滑板37を介設することが好まし
い。滑板37は、内皮17に対する揺動体23の前記平
行移動を滑らかにする。
【0035】このような平行移動しながら回転する揺動
体23の概ねの回転軸心線Lが、図1に示されている。
回転軸心線Lは概ね鉛直線であり、脚筒部5の筒体の軸
心線に概ね平行である。この回転軸心線Lと鉛直線との
間の角度は、後述するように、可変である。
体23の概ねの回転軸心線Lが、図1に示されている。
回転軸心線Lは概ね鉛直線であり、脚筒部5の筒体の軸
心線に概ね平行である。この回転軸心線Lと鉛直線との
間の角度は、後述するように、可変である。
【0036】外皮15を剥がして描いた図3に示すよう
に、支持体21の上端は滑らかな曲面に形成されてい
る。揺動体23は、支持体21の上端の点状領域39を
介して、支持体21に支持されている。空洞33の上端
面を形成する揺動体23の下端面は、概ね等高面に形成
されている。このような等高面が支持体21の点状領域
に接している。
に、支持体21の上端は滑らかな曲面に形成されてい
る。揺動体23は、支持体21の上端の点状領域39を
介して、支持体21に支持されている。空洞33の上端
面を形成する揺動体23の下端面は、概ね等高面に形成
されている。このような等高面が支持体21の点状領域
に接している。
【0037】図3に示すように、支持体21は下方部分
として、二股状の両側緊張部分41を備えている。両側
緊張部分41のそれぞれの端部は、鳩目、ネジなどの固
着手段により、靴本体例えばヒールカップ11に固着さ
れている。両側緊張部分41の両端部間を緊張させて靴
本体に固着することにより、支持体21を真っ直ぐに
(靴の中央線を含み靴の前後方向に向く中心鉛直面内に
あって僅かに前方に傾く方向に)立ち上げることができ
る。
として、二股状の両側緊張部分41を備えている。両側
緊張部分41のそれぞれの端部は、鳩目、ネジなどの固
着手段により、靴本体例えばヒールカップ11に固着さ
れている。両側緊張部分41の両端部間を緊張させて靴
本体に固着することにより、支持体21を真っ直ぐに
(靴の中央線を含み靴の前後方向に向く中心鉛直面内に
あって僅かに前方に傾く方向に)立ち上げることができ
る。
【0038】高さ位置調整手段25は、支持体21の下
方部分(靴の後端領域に位置する)に回転自在に結合さ
れている。高さ位置調整手段25は、軸ピン43を介し
て結合している。高さ位置調整手段25の外周面は、凹
凸周面45に形成されている。凹凸周面45により複数
の嵌合凹部47が形成されている。嵌合凹部47は、軸
ピン43のまわりに配置されている。
方部分(靴の後端領域に位置する)に回転自在に結合さ
れている。高さ位置調整手段25は、軸ピン43を介し
て結合している。高さ位置調整手段25の外周面は、凹
凸周面45に形成されている。凹凸周面45により複数
の嵌合凹部47が形成されている。嵌合凹部47は、軸
ピン43のまわりに配置されている。
【0039】隣り合う嵌合凹部47の各最低位(軸ピン
43の中心からの距離が最小値を持つ部位)と軸ピンと
の間の距離は異なっている。即ち、凹凸周面45は、軸
ピン43に対して偏心周面として形成されている。中継
支持体19の上端部分は、凸状に形成された嵌合凸部4
9である。
43の中心からの距離が最小値を持つ部位)と軸ピンと
の間の距離は異なっている。即ち、凹凸周面45は、軸
ピン43に対して偏心周面として形成されている。中継
支持体19の上端部分は、凸状に形成された嵌合凸部4
9である。
【0040】嵌合凸部49に1つの嵌合凹部47が嵌ま
り込んでいる。嵌合凹部47と嵌合凸部49とが接する
共通接点で、嵌合凹部47と嵌合凸部49の曲面の接線
は一致している。中継支持体19の仮の中心点をPとす
る。軸ピン43の中心点を図3上で点Qとする。前記接
線は、点Pと点Qとを結ぶ直線に直交している。即ち、
高さ位置調整手段25は、中継支持体19に対する関係
で、偏心接線カムであり、エキセントリック・タンジェ
ンシャル・カムとも称されている。
り込んでいる。嵌合凹部47と嵌合凸部49とが接する
共通接点で、嵌合凹部47と嵌合凸部49の曲面の接線
は一致している。中継支持体19の仮の中心点をPとす
る。軸ピン43の中心点を図3上で点Qとする。前記接
線は、点Pと点Qとを結ぶ直線に直交している。即ち、
高さ位置調整手段25は、中継支持体19に対する関係
で、偏心接線カムであり、エキセントリック・タンジェ
ンシャル・カムとも称されている。
【0041】外皮15には、図2に示すように、ハンド
ル51が軸ピン43のまわりの回転を可能にするため
に、切欠き55が開けられている。このような偏心カム
は、高さ位置調整手段25を軸ピン43のまわりに回転
させようとした際に、回転角度が僅かでも大きくなる
と、急激に逆トルクを受けて回転不能になから、下死点
を有し慣用される固定手段である。
ル51が軸ピン43のまわりの回転を可能にするため
に、切欠き55が開けられている。このような偏心カム
は、高さ位置調整手段25を軸ピン43のまわりに回転
させようとした際に、回転角度が僅かでも大きくなる
と、急激に逆トルクを受けて回転不能になから、下死点
を有し慣用される固定手段である。
【0042】高さ位置調整手段25の回転位置を変更す
ることにより、中継支持体19に対して高さ位置調整手
段25を昇降させ、即ち、支持体21をヒールカップ1
1に対して昇降させ昇降位置での下方変位を強力に防止
することができる。
ることにより、中継支持体19に対して高さ位置調整手
段25を昇降させ、即ち、支持体21をヒールカップ1
1に対して昇降させ昇降位置での下方変位を強力に防止
することができる。
【0043】揺動体23が支持体に支持される支持点領
域は定点領域ではない。揺動体23側の支持点領域は支
持体21に対して変動自在である。高さ位置調整手段2
5の回転位置は、支持体21の特定の高さ位置に対応し
ている。
域は定点領域ではない。揺動体23側の支持点領域は支
持体21に対して変動自在である。高さ位置調整手段2
5の回転位置は、支持体21の特定の高さ位置に対応し
ている。
【0044】高さ位置調整手段25には、小さいハンド
ル51が取りつけられている。ハンドル51を持って高
さ位置調整手段25を回転させると、軸ピン43が中継
支持体19により押し上げられる。この押上により、支
持体21がより高い位置に移行する。両側緊張部分41
により緊張されて立ち上がっている支持体21の上方移
行は、支持体21を前傾させる。
ル51が取りつけられている。ハンドル51を持って高
さ位置調整手段25を回転させると、軸ピン43が中継
支持体19により押し上げられる。この押上により、支
持体21がより高い位置に移行する。両側緊張部分41
により緊張されて立ち上がっている支持体21の上方移
行は、支持体21を前傾させる。
【0045】支持体21に支持されている揺動体23の
上端部分は、前記前傾により、図2中に示す矢aの方向
に移動し、揺動体23も前傾する。この前傾方向は、靴
の前方に向かう方向であるが、スノーボードの進行方向
に概ね直交している。スノーボードの進行方向に前方の
位置にある利き足は、スノーボードの長軸方向(進行方
向)に30度ほど傾斜しているから、前記前傾方向はス
ノーボードの長軸に対して概ね30度傾斜している。
上端部分は、前記前傾により、図2中に示す矢aの方向
に移動し、揺動体23も前傾する。この前傾方向は、靴
の前方に向かう方向であるが、スノーボードの進行方向
に概ね直交している。スノーボードの進行方向に前方の
位置にある利き足は、スノーボードの長軸方向(進行方
向)に30度ほど傾斜しているから、前記前傾方向はス
ノーボードの長軸に対して概ね30度傾斜している。
【0046】足の立体アーチ構造は、このような前傾に
連動して、利き足を外側方向(進行方向)にも傾斜させ
る(ことが容易である)。このような足の進行方向への
傾斜により、足首の後面に沿う曲面に形成された揺動体
23は点状領域39を中心に回転して揺動する。点状領
域39に接する揺動体23の接触領域は固定点又は固定
領域ではなく可変領域であるから、揺動力が大きい場合
には、揺動体23は揺動しながら支持体21に対して曲
面上で平行移動する。
連動して、利き足を外側方向(進行方向)にも傾斜させ
る(ことが容易である)。このような足の進行方向への
傾斜により、足首の後面に沿う曲面に形成された揺動体
23は点状領域39を中心に回転して揺動する。点状領
域39に接する揺動体23の接触領域は固定点又は固定
領域ではなく可変領域であるから、揺動力が大きい場合
には、揺動体23は揺動しながら支持体21に対して曲
面上で平行移動する。
【0047】即ち、揺動体23の揺動・回転は回転軸心
線が、曖昧である。この曖昧さは、足の運動を拘束せず
柔軟にする。足は、ある程度の自由度をもって、揺動し
回転することができる。このような運動は、スノーボー
ドの操縦にとって有利である。
線が、曖昧である。この曖昧さは、足の運動を拘束せず
柔軟にする。足は、ある程度の自由度をもって、揺動し
回転することができる。このような運動は、スノーボー
ドの操縦にとって有利である。
【0048】図4は、本発明による実施の形態2を示し
ている。前後方向に傾斜し左右方向に揺動する前後傾斜
左右揺動機構が中継支持体119と支持体121と揺動
体123とから構成されている点は、実施形態1に同じ
である。即ち、支持体121は、中継支持体119に支
持されている。揺動体123は、支持体121に支持さ
れている。揺動体23は、支持体21の上端縁(上端
面)に支持されている。
ている。前後方向に傾斜し左右方向に揺動する前後傾斜
左右揺動機構が中継支持体119と支持体121と揺動
体123とから構成されている点は、実施形態1に同じ
である。即ち、支持体121は、中継支持体119に支
持されている。揺動体123は、支持体121に支持さ
れている。揺動体23は、支持体21の上端縁(上端
面)に支持されている。
【0049】支持体121は、高さ位置調整手段(図示
せず)を介して、中継支持体119に支持されている。
中継支持体119はねじであり、このねじにより支持体
121がヒールカップ(図示せず)に固定されている。
揺動体123は、バックサポートの構成要素である。
せず)を介して、中継支持体119に支持されている。
中継支持体119はねじであり、このねじにより支持体
121がヒールカップ(図示せず)に固定されている。
揺動体123は、バックサポートの構成要素である。
【0050】支持体121の上半分は、図4に示すよう
に、揺動体123の下半分の中に形成されている空洞1
33に挿入されている。支持体121の上端は滑らかな
曲面に形成されている。揺動体123は、支持体121
の上端の点状領域139を介して、支持体121に支持
されている点も、実施形態1に同じである。空洞133
の上端面を形成する揺動体123の下端面は、概ね等高
面に形成され、このような等高面が支持体121の点状
領域に接している点も、実施形態1に同じである。
に、揺動体123の下半分の中に形成されている空洞1
33に挿入されている。支持体121の上端は滑らかな
曲面に形成されている。揺動体123は、支持体121
の上端の点状領域139を介して、支持体121に支持
されている点も、実施形態1に同じである。空洞133
の上端面を形成する揺動体123の下端面は、概ね等高
面に形成され、このような等高面が支持体121の点状
領域に接している点も、実施形態1に同じである。
【0051】揺動体123が点状領域139を中心に回
転することができるように、空洞133と支持体121
の間には隙間171が設けられている。揺動体123
は、空洞133内で左右方向に平行移動することができ
る。揺動体123の回転・揺動が曖昧な点も実施形態1
に同じである。
転することができるように、空洞133と支持体121
の間には隙間171が設けられている。揺動体123
は、空洞133内で左右方向に平行移動することができ
る。揺動体123の回転・揺動が曖昧な点も実施形態1
に同じである。
【0052】ネジ119を緩めて高さ方向に長さが異な
る支持体121を交換することにより、点状領域139
の高さ位置を変更して、揺動体123の高さ位置を変更
することができる。
る支持体121を交換することにより、点状領域139
の高さ位置を変更して、揺動体123の高さ位置を変更
することができる。
【0053】(その他の実施の形態)円筒状の脚筒部に
足を強固に支持するための揺動体23(123)は、支
持体21(121)から上方に離脱させることができ
る。この離脱のために引紐211を設けることがある。
支持体、揺動体等は、図1に示すように外皮の内側に設
けることも、その外側に設けることもできる。
足を強固に支持するための揺動体23(123)は、支
持体21(121)から上方に離脱させることができ
る。この離脱のために引紐211を設けることがある。
支持体、揺動体等は、図1に示すように外皮の内側に設
けることも、その外側に設けることもできる。
【図1】図1は、本発明によるスノーボードブーツの揺
動機構の実施形態1を示す正面図である。
動機構の実施形態1を示す正面図である。
【図2】図2は、図1の一部の断面図である。
【図3】図3は、外皮を取り除いた図2の一部の側面図
である。
である。
【図4】図4は、本発明のスノーボードブーツの揺動機
構の実施形態2を示す正面図である。
構の実施形態2を示す正面図である。
【図5】図5は、図4の一部の側面図である。
1…スノーボードブーツ 3…靴底部 5…脚筒部 9…踵部 11…ヒールカップ 19…中継支持体 21…支持体 23…揺動体(バックサポート) 25…高さ位置調整手段(偏心カム) 45…凹凸周面 47…嵌合凹部 49…嵌合凸部
Claims (3)
- 【請求項1】踵部(9)に位置する支持体(21)と、 前記支持体(21)の上方に位置し下方部位が支持され
る揺動体(23)とを備え、 前記揺動体(23)は前記支持体(21)に揺動自在に
支持され、 前記揺動体(23)の揺動中心線は当該スノーボードブ
ーツの概ねの前後方向に平行な前後方向線であり、かつ
前記前後方向線の水平線である中心線に交叉し、 前記揺動体(23)を支持する前記支持体(21)の揺
動支点は移動自在であるスノーボードブーツの揺動機
構。 - 【請求項2】請求項1において、 前記揺動中心線と前記中心線との間の角度は45度以内
であることを特徴とするスノーボードブーツの揺動機
構。 - 【請求項3】請求項1又は2において、 前記揺動支点は概ねの靴底面に概ね平行な面内で移動自
在であることを特徴とするスノーボードブーツの揺動機
構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8294500A JP3055879B2 (ja) | 1996-10-16 | 1996-10-16 | スノーボードブーツの揺動機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8294500A JP3055879B2 (ja) | 1996-10-16 | 1996-10-16 | スノーボードブーツの揺動機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10117803A JPH10117803A (ja) | 1998-05-12 |
JP3055879B2 true JP3055879B2 (ja) | 2000-06-26 |
Family
ID=17808583
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8294500A Expired - Fee Related JP3055879B2 (ja) | 1996-10-16 | 1996-10-16 | スノーボードブーツの揺動機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3055879B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6231066B1 (en) | 1999-03-03 | 2001-05-15 | Shimano Inc. | Active highback system for a snowboard boot |
US11285377B2 (en) | 2019-06-05 | 2022-03-29 | Harry Jason Talanian | Adjustable boot binding apparatus |
-
1996
- 1996-10-16 JP JP8294500A patent/JP3055879B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10117803A (ja) | 1998-05-12 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |