JP3055498U - 水の磁気処理装置 - Google Patents

水の磁気処理装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁石の残留密度(Br)以上の磁束密度を取
出すことができる磁気回路を水の磁気処理装置に組み込
み、その性能を向上し、あるいは同等性能をより安価な
磁石を使用することにより達成する。 【解決手段】複数個の永久磁石を組合わせた磁気回路を
以下のように構成する。 複数個の同種の直方体磁石(3)を、その端面を所定
方向に斉えて「ロ」字状に接触配列する。「ロ」字形
状の4個の隅角部3(1),(3),(5),(7) と、2個の第1の
中間部3(4),(8) と、2個の対向第2の中間部3
(2),(6) とに、それぞれ少なくとも1個の磁石を配置す
る。これらの磁石により「ロ」字状に囲まれる中心空
間4に発生する磁場の方向を第1の中間部3(4),(8)
磁場の方向と一値させる。時計方向で見て、磁気回路
内の隣接隅角部と中間部の磁極の方向を時計方向に90
°変化させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は水の磁気処理装置に関するものであり、より詳しく述べるならば複数 個の永久磁石を組合わせることにより高い磁束密度を発生することができる磁気 回路を組込んだ水の磁気処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
水の磁気処理に関しては1945年にVermeiren が水あか軽減を目的とした発 明を公表しており、その後1977年にヴェ・イ・クラッセンが「水の磁気処理 」と題する著書を刊行し、学術的解説を行なった。現在では、磁気処理水は、配 管のスケール付着もしくは腐食防止、植物の育成、コンクリートの強度向上など に広く使用されている。
【0003】 図1及び2に市販の水磁気処理装置の概略構造を示す。 図1に示す処理装置は円筒状永久磁石(以下「磁石」と言う)21と鋼製ハウ ジング22を基本要素としており、これら21,22の間に形成された環状間隙 を被処理水の流路25としている。23は水の流入口、24は流出口、27は磁 石を固定するボルト(図示せず)の貫通部である。円筒状磁石21の両端にそれ ぞれN極及びS極が形成されているために円筒状磁石1と鋼製ハウジング2の間 に閉磁気回路が形成される。 図2においては2個の板状磁石21a,21bの間に形成される流路25aや 鋼管製ハウジング22と磁石21a,bの間の流路25bを流れる水が磁気処理 される。
【0004】 磁気により水の腐食性などが抑制される原因は、K.W.Busch らの研究(Corros ion −NACE,42. No. 4,2118(1986))以来起電力の発生と関係していると考えら れている。起電力が発生した水が流れる配管には何故スケールが付着し難いかは 、現在研究の途上であり、幾つかの説が提案されているが定説と認められるもの はない。その他の植物の育成についても同様である。本考案者も追試を行なった が諸説を裏付ける現象は確認できなかった。上述の起電力発生については本考案 者が水道水(平均温度6.5℃)について以下に説明する実験を行なった。
【0005】 図3は実験に使用した装置を示し、図中、30は磁石、31はビニールチュー ブ、34は銅電極である。ビニールチューブ31の内径は25mm,銅電極34 は直径が1.92mm,長さが約20mm,極間距離が15mmであった。作用 磁場と水流速度を変えて同一条件で2回測定を行なった結果を図4及び5に示す 。これらの図から電位差は作用磁場及び水流の速度にほぼ比例していることが分 かる。したがって、磁場(B)中を速度(v)で運動する導体(水道水)にはE =v×B(電磁誘導の法則)に基づき、電位差が発生することが明らかである。
【0006】 上記した一般的に認められている磁気処理の原理によると磁気処理水の効能を 高めるためには残留磁化(Br)が高い磁石を使用することが必要になる。 ところで、独立した磁石においては、その磁石の残留磁化(Br)の値よりも 大なる磁場を磁石外部に出現させることは不可能である。すなわち、空隙のある 磁気回路において、磁石の残留磁束密度をBr,パーミアンス係数をP,磁石か ら出る磁束密度をBdとすると、図6に示すように、Bdは無限大の磁石を作っ てもBrに近づくだけであって、Brを超えることはできない。
【0007】 従来、二個以上の磁石を組合わせた磁気回路の例としては、図7に示されたも のが知られているが、何れも磁石の残留磁化(Br)を超える磁場を磁石10外 に取出すことができない。なお図中、11はヨークである。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
上述のように、磁気処理水の効能を高めるには、残留磁化(Br)が高い磁石 を使用する必要がある。このためには、現在市販の最強磁石であるNd磁石を使 用すればよいが、装置が高価になってしまい、家庭用や小規模のビルの水浄化用 などには採用困難になる。 又、高性能磁石を使用するにしても次のような問題がある。 図8は、最大エネルギ積(BH)maxが46MGOeの高性能Nd磁石を使 用し、出願人が市販している水磁気処理装置の流水口からの距離と磁束密度の関 係を示すグラフである。なお、この水磁気処理装置の磁気回路はNd磁石を図2 のように配列したものである。この図より、最大の磁束密度が得られるのは極く 短い長さであることが分かるので、たとえ高性能磁石を使用しても磁石本来の性 能は十分に引き出されてないと言うことができる。 上述したような技術の現状に鑑み、本考案は磁石の残留磁化(Br)以上の磁 束密度を取出すことができる磁気回路を水の磁気処理装置に組込み、その性能を 大幅に向上し、あるいは従来と同等の性能でも大幅なコストダウンを図ることを 目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案者らは総てのセグメントが単純な直方体の磁石内の磁束流及び外部磁場 につきシュミレーションと実験により詳しく研究した。 すなわち、本考案に係る複数個の磁石を組合わせた磁気回路は、複数個の直方 体磁石を、その端面を所定方向に斉えて「ロ」字状に接触配列し、かつ該「ロ」 字形状の4個の隅角部と、これら隅角部の中間に位置する2個の第1の中間部と 、第1の中間部とは直交する方向に配列された2個の第2の中間部とに、それぞ れ少なくとも1個の磁石を配置してなり、これらの磁石により囲まれる中心空間 に発生する磁場の方向を、実質的に、前記端面内でかつ前記直方体のいずれかの 辺に実質的に沿う第1の方向とする磁気回路であって、第1の中間部の磁極の方 向を第1の方向とし、時計方向で見て磁気回路内の隣接隅角部と中間部の磁極の 方向を時計方向に90°変化させてなることを特徴とするものである。 また、かかる磁気回路を少なくとも2個ハウジング内に配置し、「ロ」字形状 の中心空間をそのまま、あるいは管体を貫通させて水の案内部とし、隣接する磁 気回路の磁束の方向が異なるように、好ましくは上下もしくは左右と反対方向に なるようにして磁気処理装置を構成している。以下、本考案を詳しく説明する。
【0010】 本考案の磁気回路は次の要素より構成される。 磁石形状は直方体である。これは磁石の製造が容易になるとともに、磁極の 方向が何れかの辺に沿う単純な方向になるためである。 複数個の磁石は同種である。複数個の磁石の特性が大きく異なると、磁束の 流れが複雑となって所望の磁場が発生しないので、例えばNd磁石を選択した場 合はすべてNd磁石を使用し、Nd焼結磁石とNd系ボンド磁石のような異種磁 石は使用しない。 磁石の磁極の方向が端面で見て直方体の辺に沿っていること。かかる磁石を 「ロ」字状に配列接触することにより、方向が逐次変化する磁束変化を作り出す ことができる。なおこのような磁極の方向は、容易磁化方向を所定の辺方向にそ ろえる異方性化技術により容易に可能になる。 四個ある中間部のうち任意の対向中間部すなわち、第1の中間部の磁極の方 向は中心空間に発生する磁場の方向と同じであること。 磁気回路を時計方向で循環した際の磁極の方向の変化は、隣接する中間部と 隅角部の間で時計方向に90°逐次変化していること。 隅角部及び中間部は接触していること。すなわちこれらの中間に軟磁性体や 非磁性体が介在していると磁束が乱される。但し接着に必要な量の接着剤などが 介在することは当然に許容される。
【0011】 図9には、隅角部3(1) 、3(3) 、3(5) 、3(7) をそれぞれ1個の磁石で構 成し、又対向する二対の中間部3(2) 、3(4) 、3(6) 、3(8) もそれぞれ1個 の磁石で構成した磁気回路18を示す。各磁石は断面が正方形の直方体であり、 これらを「ロ」字状に接触配列することにより、正方形の中心空間4が形成され る。図9の各部の矢印は直方体磁石内の磁極の方向を模式的に示し、Bは中心空 間4内の磁場の方向である。したがって、中間部3(4) と3(8) の磁極の方向( すなわち第1の方向)と中心空間内磁場の方向Bは一致している。
【0012】 図10には、図9の各部3(1) 〜3(8) の磁極の方向をdn(n=1〜8)と して抽出して示し、D1 は第1方向を示し、時計方向Cで磁気回路を逐次移って 磁極の変化を観察した際の隣接部間の磁極方向の変化を〜に示す。これらよ り磁極の変化は時計方向に90°の角度で起こっていることが分かる。なお、図 9には示されていない端面側で見た磁極は図10と同様に変化していることは言 うまでもない。
【0013】
【考案の実施形態】
図11には、図9に示す磁気回路18を2個使用した水の磁気処理装置を示す 。図中、22はバレル形ハウジング、25バレル形はハウジングの開放端を液密 に封止するキャップであってハウジングの一部である。キャップ25はその中心 を管体26が貫通している。 この管体26は磁気回路18a,bの中心空間4を貫通しているために、被処 理水は流入口23から流入し、磁石のBrを上回わる磁場Bの作用を受けつつハ ウジング22内を流れ、そして流出口24から流出する。さらに、2個の磁気回 路18a,bは磁場の方向B1 ,B2 が反対方向に向くように配列されているた め管体26を流れる水の活性力が向上することが期待される。 図12には本考案の上記磁気回路18の一つ(但し直方体の長さ=100mm )について、中心空間4の磁束密度を測定したグラフである。この図と図8を対 比すると、本考案によれば、磁束密度の場所依存性が少なくなり、この結果水の 磁気処理効果が増大することが分かる。
【0014】 本考案の装置は図11に示すものに限定されず、(イ)間隔を隔てて磁気回路 18a,bを配置する;(ロ)3個以上の磁気回路18を配置する;(ハ)各個 18a,18b毎に別種の磁石で構成する;(ニ)磁気回路18a,bの長さを 異にする;(ホ)管体26を2本以上にする;(ヘ)B1 ;B2 を90°ずらす など実用新案登録請求の範囲内で種々の改変を加えうることは言うまでもない。
【0015】 本考案においては、次のように種々の磁石の組合わせよりなる磁気回路を使用 することができる。 まず、図13に示すように中間部と隅角部の断面形状を異ならせることができ 、次に図14及び15に示すように隅角部又は中間部の構成磁石を2個以上とす ることができる。加えて、磁気回路の外側に軟磁性材料からなるヨークを設けて 磁束が外側に漏洩するのを妨げることもできる。又、磁気回路の内側にもヨーク を設けてもよいが、軟磁性材料からなるヨークは磁束線の方向と直交する方向に 制限し、平行な方向はヨークを設けないかあるいは非磁性材料からなるヨークを 設ける。
【0016】
【作用】
図9の磁気回路の磁石(30×30mm)にNd磁石を使用した磁気回路の磁 束を磁場解析ソフトウェア(Maxwell 2D Field Simulator(ANSOFT 社))により調 査した。結果を図16に示す。図16中の矢印は磁束を示しており、8個の磁石 の内側に形成される中心空間では磁場の方向が実質的に一方向であることが分か る。 図13の磁気回路につき同様の解析を行った結果を図17に示す(但し、中間 部の寸法は30×30mm)。直方体の寸法が図9のものとは異なっているが同 様の結果が得られることが分かる。 図18においてはセラミックス磁石(磁束密度3310G,寸法30×30m m)を8個組合わせ、さらに非磁性材料からなるヨークを外面全体(12)及び 中心空間における磁束の方向と平行する内面(13)と密着して設け、また軟磁 性材料からなるヨーク14を上記磁束の方向と直行する内面に密着して設けた。 図18より磁束が磁気回路外に漏洩していないことが分かる。 図17は中間部3(2)、(4)、(6)、(8) の磁石の寸法が34×17mmである磁気 回路における図9と同様の磁場解析結果を示し、図16と同様の結果が得られて いることを示す。
【0017】 本考案の磁気回路によると磁石のBr以上の磁場を取りだすことができる理由 は以下のとおりである。 図9において、1個の磁石の断面の一辺の長さをai とすれば 中心空間の面積=ai ×ai =ai 2 ・・・・(1) 全体の断面積 =(3ai )×(3ai )=9ai 2 ・・・(2) となる。 (1)式を円に換算すれば、その半径riは次の式となる。 πri 2 =ai 2i =ai ・(π)-1/2 ・・・・(3) (2)を円に換算すれば、その半径r0 は次の式となる。 πr0 2 =9ai 20 =3ai ・(π)-1/2 ・・・・(4) Dipole Magneto-ring の法則によれば、 B=Brln(r0 /ri ) ・・・・(5) ただしlnは自然対数を指す(以下同じ)。 ここでr0 /ri の値を2.7とおけば B=Brln(r0 /ri )=Brln2.7=2.3log2.7 =2.3×0.43=1 ∴B=Br すなわちr0 /ri =2.7が、発生するBがBrより大になるための限界値で 、r0 /ri >2.7以上であれば、B>BrすなわちBrより大なるBを発生 できる。 この原理を図9に適用すれば(3)、(4)式より r0 /ri =3>2.7 となり、B>Brとなるための条件を満足していることになる。 以下Brが3500Gのフェライト磁石を使用した磁気回路の磁場測定値を示 す。
【0018】 (1)断面寸法が10×10mmの磁石を8個図9のように組合わせた磁気回 路を作成し、磁石内側の中心空間4の磁場を測定したところ3900Gであった 。 (2)上記(1)における寸法を15×15mmに変更したところ磁石内側の 中心空間4の磁場強度は4200Gとなった。 (3)上記(1)の磁気回路の内側に「ロ」字状に厚さ2mmの純鉄よりなる ヨークを形成したところ、かなりの磁束がヨーク流れたため空間内の磁束密度は 大幅に低下した(比較例)。 (4)図13の磁気回路において、隅角部磁石3(1)、(3)、(5)、(7) の断面寸法 を10×10mm、中間部磁石3(2)、(4)、(6)、(8) の断面寸法が30×30mm としたところ中心空間の磁場強度は4100Gとなった。 (5)図14の磁気回路において、各々の隅角部磁石3(1)、(3)、(5)、(7) 及び 中間部磁石3(2)、(4)、(6)、(8) の断面寸法を何れも10×10mmとしたところ 、中心空間の磁場強度は4000Gとなった。 (6)図15の磁気回路において、隅角部磁石3(1)、(3)、(5)、(7) 及び中間部 磁石3(2)、(4)、(6)、(8) の断面寸法を、いずれも10×10mmとしたところ、 中心空間の磁場強度は4000Gとなった。 (7)上記(2)において中心空間内の磁束線と平行なヨークをアルミニウム とし、磁束線と直交するヨークは軟磁性材料としたところ、中心空間4の磁場強 度は4300Gとなった。
【0019】
【考案の効果】
本考案によると、以上説明したとおり磁石の残留磁化(Br)以上の磁場を水 に印加することにより磁気処理水の効能を飛躍的に高めることができる。さらに 磁場強度の磁石長さ依存性が少なくなる。このために、具体的には従来Nd磁石 を使用していた水磁気処理装置の性能をしのぐ装置をフェライト磁石で提供する ことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の水の磁気処理装置の一例を示す概略縦
断面図である。
【図2】 別の従来装置の概略横断図である。
【図3】 水の磁気処理により発生する起電力を測定し
た装置の概念図である。
【図4】 図3の装置での測定結果を示すグラフであっ
て横軸は水流速度、縦は電位差である。
【図5】 図4と同様のグラフである。
【図6】 B−H曲線を示すグラフである。
【図7】 従来の磁気回路の例を示す図である。
【図8】 従来の水磁気処理装置の流入口からの距離と
磁束密度の関係を示すグラフである。
【図9】 本考案の磁気回路の一例を示す斜視図であ
る。
【図10】 図9の磁気回路を構成する磁石における磁
束の方向を示す図である。
【図11】 本考案の一実施形態に係る水の磁気処理装
置の一部縦断面図である。
【図12】 本考案の磁気回路について図8と同様のグ
ラフである。
【図13】 本考案の磁気回路の別の例を示す正面図で
ある。
【図14】 本考案の磁気回路の他の例を示す正面図で
ある。
【図15】 本考案の磁気回路のさらに他の示す正面図
である。
【図16】 図9の磁気回路における磁束の流れを解析
した図である。
【図17】 図13の磁気回路における磁束の流れを解
析した図である。
【図18】 請求項2のヨークを設けた磁気回路におけ
る磁場解析結果を示す図である。
【図19】 請求項2のヨークを設けた磁気回路におけ
る磁場解析結果を示す図である。
【符号の説明】
3 磁石 4 内側空間 10 磁石 11,12,13,14 ヨーク 21 磁石 22 ハウジング 23 流入口 24 流出口 25 流路 26 管体 30 磁石 31 ビニールチューブ 34 銅電極

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水の流入口及び流出口を備えたハウジン
    グと、その内部に配置された磁気回路と、該磁気回路の
    磁石のN極とS極の間に発生する磁束の領域に形成さ
    れ、かつ前記流入口及び流出口と連通した水の案内部と
    を、含んでなる水の磁気処理装置において、 複数個の同種の直方体磁石3を、その端面を所定方向に
    斉えて「ロ」字状に接触配列し、かつ該「ロ」字形状の
    4個の隅角部3(1),(3),(5),(7) と、これら隅角部の中
    間に位置する2個の対向第1の中間部3(4),(8) と、第
    1の中間部3(4),(8) とは直交する方向に配列された2
    個の第2の中間部3(2),(6) とに、それぞれ少なくとも
    1個の磁石を配置してなり、これらの磁石により「ロ」
    字状に囲まれる中心空間4に発生する磁場Bの方向を、
    実質的に、前記端面内でかつ前記直方体の何れかの一辺
    に実質的に沿う第1の方向D1 とする磁気回路18であ
    って、第1の中間部3(4),(8) の磁極の方向を第1の方
    向D1 とし、時計方向で見て、磁気回路18内の隣接隅
    角部と中間部の磁極の方向を時計方向に90°変化させ
    てなる複数個の磁石3を組合わせて少なくとも2個の前
    記磁気回路18a,18bとし、かつこれらの磁気回路
    18a,18bの前記中心空間4を前記案内部26が貫
    通するとともに、かつ該案内部26を通過する磁場の方
    向Bが隣接する磁気回路18a,18bで異なる方向B
    1 ,B2 となるように磁気回路18a,bを配置したこ
    とを特徴とする水の磁気処理装置。
  2. 【請求項2】 前記中心空間4に面する磁石3の内側に
    ヨークが設けられていない請求項1記載の水の磁気処理
    装置。
  3. 【請求項3】 前記磁石3の内側壁面であって第1の方
    向D1 に沿う壁面には非磁性材料からなる第1のヨーク
    13を、第1の方向と直交する第2の方向には軟磁性材
    料からなる第2のヨーク14を接合したことを特徴とす
    る請求項1記載の水の磁気処理装置。
  4. 【請求項4】 前記磁場の方向B1 ,B2 が相互に反対
    方向である請求項1から4までの何れか1項記載の水の
    磁気処理装置。
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