JP3055269B2 - 伝送路誤り補償方法 - Google Patents

伝送路誤り補償方法

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JP3055269B2
JP3055269B2 JP3316131A JP31613191A JP3055269B2 JP 3055269 B2 JP3055269 B2 JP 3055269B2 JP 3316131 A JP3316131 A JP 3316131A JP 31613191 A JP31613191 A JP 31613191A JP 3055269 B2 JP3055269 B2 JP 3055269B2
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和夫 萩
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  • Transmission Systems Not Characterized By The Medium Used For Transmission (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、PCM信号をADPC
M符号に符号化して伝送する場合の伝送路誤り補償方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】PCM信号をADPCM符号に符号化す
る方法については国際電信電話諮問委員会(The i
nternational telegraphand
telephone consultative c
ommittee: CCITT)の勧告(Recom
mendation)G.721、または電信電話技術
委員会のTTC標準JT−G721に詳しく記述されて
いる。以下にこの標準にもとづきPCM信号のADPC
M符号への符号化およびADPCM符号からの復号につ
いて説明する。
【0003】ADPCM符号への符号化器について図4
を参照して説明する。均一PCM変換部15は、μ(ミ
ュー)則またはA則に量子化されたPCM入力信号14
を均一量子化信号16に変換し、減算器34はその信号
16から、適応予測器23より与えられる信号16の予
測値17を引くことにより、差分信号18を出力する。
そして、15レベルの適応量子化器19は、差分信号1
8の値に対して4ビットの符号を割り当てて量子化し、
ADPCM符号24として伝送路に送出する。一方、適
応逆量子化器20は、ADPCM符号24を逆量子化し
て量子化差分信号21を生成する。そして、加算器35
は予測値17と量子化差分信号21とを加算して均一量
子化信号16を再生する。適応予測器23はこの再生信
号22と量子化差分信号21とにもとづいて次の信号1
6の予測値を算出する。符号器はこのようにフィードバ
ック・ループを形成している。
【0004】次にADPCM符号からの復号器について
図5を参照して説明する。復号器は、符号化器の上記フ
ィードバック・ループと全く同一のものを基本構成要素
として備え、その部分は適応逆量子化器26、加算器3
6、ならびに適応予測器31により構成されている。加
えて、復号器は均一量子化PCM信号をμ則またはA則
で量子化されたPCM信号に変換するPCM変換部30
と、同期符号化補正部32とを備えている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ADPCM符号を用い
た従来の通信装置の一例としては、前記国際電信電話諮
問委員会の勧告G.761に示されているADPCMト
ランスコーダー(Transcoder)があげられ
る。しかし、そのADPCMトランスコーダーでは伝送
路上でADPCM符号にビット誤りが生じた場合の処理
は特に施されていない。そのため、伝送路上でビット誤
りが生じると、それは受信側が出力するPCM信号の品
質の劣化として表れてしまう。
【0006】本発明の目的は、このような問題を解決
し、伝送路上でビット誤りが生じても出力信号の品質が
あまり劣化しないようにする伝送路誤り補償方法を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、PCM信
号をADPCM符号に符号化して伝送する場合の伝送路
誤り補償方法において、伝送によってADPCM符号に
ビット誤りが生じたとき、ADPCM符号の代りに+0
を示すADPCM符号と−0を示すADPCM符号とを
交互に用いてADPCM符号を復号することを特徴とす
る。
【0008】第2の発明は、PCM信号をADPCM符
号に符号化して伝送する場合の伝送路誤り補償方法にお
いて、伝送によってADPCM符号にビット誤りが生じ
たとき、受信側のADPCM復号器の適応逆量子化器の
量子化レベルの更新を禁止し、前記適応逆量子化器に0
に相当する量子化差分信号を出力させ、前記受信側の前
記ADPCM復号器の適応予測器の特性の更新を禁止す
ることを特徴とする。
【0009】
【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して
説明する。図1に第1の発明の伝送路誤り補償方法にも
とづく通信装置の一例を示す。本実施例の通信装置の送
信側は、図1(a)に示すように、ADPCM符号化器
2と送信回路4とにより構成されている。そして、AD
PCM符号化器2はPCM入力信号1をADPCM信号
3に符号化し、送信回路4は、ADPCM信号3を受け
取り、ADPCM信号3を情報として持つ伝送路信号5
を伝送路に送出する。
【0010】一方、受信側は、図1(b)に示すよう
に、受信回路7、誤り補償回路10、ならびにADPC
M復号器12によって構成されている。そして、受信回
路7は送信側より伝送路を通じて送られてきた伝送路信
号5を受信し、ADPCM符号8とビット誤り信号9と
を出力する。誤り補償回路10はこれらADPCM符号
8とビット誤り信号9とを受け取り、誤り補償ADPC
M符号11を出力する。そして、ADPCM復号器12
は、誤り補償ADPCM符号11よりPCM出力信号1
3を生成して出力する。ADPCM符号化器2およびA
DPCM復号器12は具体的にはそれぞれ図4および図
5に示した従来のADPCM符号化器およびADPCM
復号器と同一のものである。
【0011】送信回路4および受信回路7はデータ.リ
ンクを構成し、受信回路7は伝送路信号5がビット誤り
を持って受信された場合にはビット誤り信号9を出力す
る。誤り補償回路10は受信回路7よりビット誤り補償
信号9が入力された場合、前回ビット誤り信号9が入力
された際に−0を出力していた場合には+0を、前回ビ
ット誤り信号9が入力された際に+0を出力していた場
合には−0を表すADPCM符号を、受信回路7より入
力されたADPCM符号8の代りに、ADPCM符号1
1として出力する。
【0012】そして、ADPCM符号はPCM入力信号
と入力信号の予測値との残差を量子化したものであるた
め、ADPCM復号器12は、誤り補償回路10よりA
DPCM符号として+0または−0を表すADPCM符
号が入力された場合、PCM入力信号1の予測値を出力
する。従って、ビット誤りが生じてもその影響は軽減さ
れる。
【0013】前記国際電信電話諮問委員会勧告G.72
1に記述されているADPCM符号は、0を示す符号は
持たず、+0または−0を示す符号が用いられるが、適
応予測器の特性は入力されるADPCM符号の正負を表
す符号により更新されるため、ビット誤りを含むADP
CM符号を常に+0または−0のどちらかで置き換えた
場合、適応予測器の特性がビット誤りのない場合と比較
し、著しく異なったものとなってしまうことがある。そ
のような問題を避けるため、誤り補償回路10は上述の
ようにビット誤り信号が入力されるごとに+0と−0と
を交互に出力する。
【0014】なお、本発明をパケット通信に応用した場
合、送信回路4はパケット・アセンブラとして実現さ
れ、受信回路7はパケット・ディスアセンブラとして実
現される。その場合、パケット・ディスアセンブラはパ
ケットが紛失した場合にもビット誤りを出力する。
【0015】次に、第2の発明の伝送路誤り補償方法に
もとづく通信装置の一例について図2および図3を参照
して説明する。本実施例の通信装置の送信側は、図2
(a)に示すように、ADPCM符号化器2と送信回路
4とにより構成されている。そして、ADPCM符号化
器2はPCM入力信号1をADPCM信号3に符号化
し、送信回路4は、ADPCM信号3を受け取り、AD
PCM信号3を情報として持つ伝送路信号5を伝送路に
送出する。ADPCM符号化器2は具体的には、図4に
示した従来のADPCM符号化器と同一のものである。
【0016】一方、受信側は、図2(b)に示すよう
に、受信回路7とADPCM復号器100とによって構
成されている。そして、受信回路7は送信側より伝送路
を通じて送られてきた伝送路信号5を受信してADPC
M符号8を出力し、また、伝送路信号5がビット誤りを
持って受信された場合にはビット誤り信号9を出力す
る。ADPCM復号器100は、ADPCM符号8とビ
ット誤り信号9とを入力とし、PCM出力信号13を出
力する。
【0017】ADPCM復号器100は、図3に示すよ
うに、適応逆量子化器101、加算器102、PCM変
換部103、ならびに適応予測器104によって構成さ
れている。適応逆量子化器101はADPCM符号8お
よびビット誤り信号9を受信回路7より受け取り、量子
化差分信号15を出力する。加算器102はこの量子化
差分信号105と適応予測器104からの予測信号10
6とを加算して再生信号107を生成する。そして、適
応予測器104は、ビット誤り信号9、量子化差分信号
105、ならびに再生信号107を入力とし、予測信号
106を出力する。一方、PCM変換部103は、加算
器102からの再生信号107をPCM信号に変換し、
PCM出力信号13を出力する。
【0018】さらに詳しく説明すると、適応逆量子化器
101は、ビット誤り信号9が入力されない場合には、
ADPCM符号8を逆量子化して量子化差分信号105
を出力する。しかし、ビット誤り信号9が入力された場
合には、0に相当する量子化差分信号105を出力し、
かつ量子化レベルの更新を停止する。また、適応予測器
104は、ビット誤り信号9が入力されない場合には従
来のADPCM復号器の場合と同様にその特性を更新す
るが、ビット誤り信号9が入力された場合には、その特
性の更新を停止する。
【0019】その結果、伝送路上でビット誤りが生じた
場合には、適応予測器104がその特性の更新を停止し
た状態で出力する予測信号106がPCM変換部103
に入力され、PCM変換部103はその予測信号106
をPCM信号に変換して出力する。従って、ビット誤り
が生じてもその影響は軽減される。
【0020】なお、本発明をパケット通信に応用した場
合、送信回路4はパケット・アセンブラとして実現さ
れ、受信回路7はパケット・ディスアセンブラとして実
現される。その場合、パケット・ディスアセンブラはパ
ケットが紛失した場合にもビット誤り信号を出力する。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように第1の発明の伝送路
誤り補償方法では、伝送によってADPCM符号にビッ
ト誤りが生じたとき、ADPCM符号の代りに+0を示
すADPCM符号と−0を示すADPCM符号とを交互
に用いてADPCM符号を復号する。従って、ADPC
M符号の復号結果として入力信号の予測値が出力され、
その結果、ビット誤りが生じた場合でも出力信号の品質
はあまり劣化しない。
【0022】また、第2の発明の伝送路誤り補償方法で
は、伝送によってADPCM符号にビット誤りが生じた
とき、受信側のADPCM復号器の適応逆量子化器の量
子化レベルの更新を禁止し、前記適応逆量子化器に0に
相当する量子化差分信号を出力させ、受信側のADPC
M復号器の適応予測器の特性の更新を禁止する。従っ
て、ADPCM符号の復号結果として入力信号の予測値
が出力され、その結果、ビット誤りが生じた場合でも出
力信号の品質はあまり劣化しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の伝送路補償方法にもとづく通信装
置の一例を示すブロック図である。
【図2】第2の発明の伝送路補償方法にもとづく通信装
置の一例を示すブロック図である。
【図3】図2の通信装置を構成するADPCM復号器を
示すブロック図である。
【図4】従来のADPCM符号を用いた通信装置を構成
するADPCM符号化器を示すブロック図である。
【図5】従来のADPCM符号を用いた通信装置を構成
するADPCM復号器を示すブロック図である。
【符号の説明】
2 ADPCM符号化器 4 送信回路 7 受信回路 10 誤り補償回路 12,100 ADPCM復号器 101 適応逆量子化器 102 加算器 103 PCM変換部 104 適応予測器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 14/00 - 14/06 H03M 7/38

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】PCM信号をADPCM符号に符号化して
    伝送する場合の伝送路誤り補償方法において、 伝送によってADPCM符号にビット誤りが生じたと
    き、ADPCM符号の代りに+0を示すADPCM符号
    と−0を示すADPCM符号とを交互に用いてADPC
    M符号を復号することを特徴とする伝送路誤り補償方
    法。
  2. 【請求項2】PCM信号をADPCM符号に符号化して
    伝送する場合の伝送路誤り補償方法において、 伝送によってADPCM符号にビット誤りが生じたと
    き、 受信側のADPCM復号器の適応逆量子化器の量子化レ
    ベルの更新を禁止し、 前記適応逆量子化器に0に相当する量子化差分信号を出
    力させ、 前記受信側の前記ADPCM復号器の適応予測器の特性
    の更新を禁止することを特徴とする伝送路誤り補償方
    法。
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