JP3107922B2 - リーク予測符号化方式 - Google Patents

リーク予測符号化方式

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JP3107922B2 JP24071692A JP24071692A JP3107922B2 JP 3107922 B2 JP3107922 B2 JP 3107922B2 JP 24071692 A JP24071692 A JP 24071692A JP 24071692 A JP24071692 A JP 24071692A JP 3107922 B2 JP3107922 B2 JP 3107922B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、伝送情報を予測符号化
して伝送するシステムにおいて、その符号化の過程で得
られた伝送情報の予測値に1未満の正係数を乗じること
により、伝送路上で生じたビット誤りに起因して受信端
に生じるビット誤りを時系列的に小さな値に収束させる
リーク予測符号化方式に関する。
【0002】
【従来の技術】画像伝送システムのように伝送情報の情
報量が大きいシステムでは、その情報量を圧縮すること
により伝送効率を高めたり、無線周波数や伝送路の有効
利用をはかるために、伝送情報の特性に基づいて後続の
伝送情報を予測してその予測の誤差分を符号化する予測
符号化方式が採用される。しかし、テレビ電話システム
その他のようにリアルタイムの通信を目的としたシステ
ムでは、何らかの原因で伝送路上で情報の欠落が生じて
も通信手順その他に基づいて再送を行うことは、必ずし
もできない。したがって、このようなシステムでは、上
述した情報の欠落に伴って受信端で生じる大幅なビット
誤りを速やかに小さな値に収束させるために、リーク予
測符号化方式が採用される。
【0003】図5は、従来のリーク予測符号化方式の構
成例を示す図である。図において、符号化装置では、フ
レームメモリ(FM)51の入力には整数値の画像(伝送)
情報が与えられ、その出力は減算器52の一方の入力に
接続される。フレームメモリ51のバス端子は、動き検
出部53のバス端子に接続される。減算器52の出力は
量子化部54を介して伝送路および逆量子化部55S
入力に接続される。逆量子化部55S の出力は加算器5
S の一方の入力に接続され、その出力はフレームメモ
リ(FM)57S の一方の入力に接続される。フレーム
メモリ57S の出力は、縦続接続された乗算器(LF)
58S および整数化部59S を介して加算器56S の他
方の入力および減算器52の他方の入力に接続される。
動き検出部53の出力はフレームメモリ57S の他方の
端子および伝送路に接続される。
【0004】復号化装置では、逆量子化部55R が符号
化装置の量子化部54に伝送路を介して対向して配置さ
れ、逆量子化部55R の出力は加算器56R の一方の入
力に接続される。加算器56R の出力はフレームメモリ
(FM)57R の一方の入力に復号化された画像情報を
与える。フレームメモリ57R の出力は縦続接続された
乗算器(LF)58R および整数化部59R を介して加
算器56R の他方の入力に接続され、フレームメモリ5
R の他方の入力には、上述した伝送路を介して符号化
装置の動き検出部53の出力に接続される。
【0005】このようなリーク予測符号化方式では、符
号化の対象となる画像情報は、その情報で与えられるフ
レーム毎にフレームメモリ51に蓄積される。動き検出
部53は、このようにして蓄積された画像情報を読み出
して所定の手順に基づく演算を行うことにより、その画
像情報が与える各フレームについて先行したフレームに
対する相対的な動きを示す動きベクトルを検出してフレ
ームメモリ57S に与え、かつその動きベクトルを伝送
路を介して復号化装置に送信する。
【0006】減算器52は、フレームメモリ51に蓄積
された各画素毎の画像情報と整数化部59S から後述す
る処理に基づいて与えられる画像情報の予測値との差分
をとり、その差分(予測誤差)を量子化部54を介して量
子化して伝送路に送出する。逆量子化部55S はこのよ
うな量子化により得られた予測誤差をその量子化前の語
長の数値に変換し、加算器56S はその変換された予測
誤差と上述した予測値との和をとることにより上述した
量子化に伴って生じた誤差(量子化雑音)を積分する。
フレームメモリ57S はこのような積分の処理が施され
た予測誤差を1フレーム分にわたって蓄積し、かつ上述
した動きベクトルに応じて読み出すことによりフレーム
間の画像の動きを補償する。乗算器58S は、このよう
な補償により与えられる予測誤差に予め決定されたリー
ク係数LF(0<LF<1)を乗じて出力する。整数化
部59S は、このようにして乗算器58S が求めた積の
小数点第1位の値を四捨五入したりその位以下を切捨て
て整数化することにより、符号化の対象である画像情報
と精度の整合がはかられた予測値を得る。
【0007】また、このような予測値は、図5に点線枠
で示すように、復号化装置と同じ構成のフィードバック
回路を介して求められ、かつその回路の帰還量は上述し
たように量子化部54で生じる量子化雑音を積分して求
められる。したがって、伝送路には、このような量子化
雑音の成分を平滑化して生成された符号語が送出され
る。
【0008】復号化装置では、逆量子化部55R は符号
化装置の量子化部54によって量子化された予測誤差を
逆量子化し、加算器56R はフレームメモリ57R 、乗
算器58R および正数化部59R は、符号化装置側のフ
レームメモリ57S 、乗算器58S および正数化部59
S と同様にして後続の画像情報の予測値を求める。加算
器56R は、このようにして求められた予測値と上述し
た予測誤差とを加算することにより画像情報を復号化す
る。
【0009】このようにリーク予測符号化方式では、先
行する伝送情報の特性に応じて得られた予測値に上述し
たリーク係数を乗じて用いることにより予測符号化し、
受信端でその符号化に対応した復号化処理を行うので、
伝送路上でビット誤りが生じても復号化出力へのビット
誤りは復号化処理の過程で一定時間内に「0」収束す
る。すなわち、このような符号化方式を採用したシステ
ムでは、伝送路で生じたビットの欠落や誤りに起因する
復号化出力へのビット誤りの波及が軽減され、受信端で
行う復号化により得られる情報の信頼性が高められる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来のリーク予測符号化方式では、符号化(復号化)の
過程で行われる数値演算の精度は、一般に、その演算を
行うハードウエアやソフトウエアの規模、要求される演
算速度その他に応じて制限される。また、整数化部59
S(59R)は、伝送すべき画像情報と符号化出力(復号
化出力)との間の精度の整合をとることにより回路規模
を低減する点で有効である。
【0011】しかし、符号化(復号化)の過程で行われ
る数値演算の内、乗算器58S (59R)が行う乗算以外
の全ての数値演算は、整数の精度で行われる。したがっ
て、例えば、簡単のため伝送情報で与えられる画像は静
止画像であると仮定し、リーク係数LFは0.875(=1−
(1/2)3)に設定され、符号化装置の加算器56S から先
行した画像情報に応じて出力されているデータSi の値
は「2」であるが、その値に対応して復号化装置の加算
器56R から出力されているデータRi の値が伝送路上
で発生したビット誤りにより「8」となった場合には、
「2」の値をとる後続の画像情報Xi+1 が符号化装置に
与えられると、その画像情報に対応して加算器56S
ら出力されるデータSi+1 の値は、 Si+1 =Xi+1 −(LF×Si )の整数部+(LF×S
i )の整数部 … の式で与えられる「2」となり、同様にして加算器56
R から出力されるデータRi+1 の値は、 Ri+1 =(LF×Ri )の整数部+Xi+1 −(LF×S
i )の整数部 … の式で与えられる「8」となる。すなわち、上述したビ
ット誤りは整数化部59 S 、59R の丸め(切捨て)誤
差によって「0」に収束しないために、多くのビットに
ビット誤りが波及する。
【0012】本発明は、回路規模の増加を抑えつつ確実
に符号化の精度を高めることができるリーク予測符号化
方式を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】図1は、請求項1に記載
の発明の原理ブロック図である。本発明は、直列に与え
られる各伝送情報について、先行する伝送情報に基づい
て求められたリーク予測値との差をとって予測誤差を求
め、その予測誤差を量子化して送出する差分手段11
と、差分手段11によって量子化された予測誤差に伝送
情報の特性に基づく復号化処理と、その予測誤差に量子
化に伴って含まれる誤差の積分処理とを施して後続の伝
送情報の予測値を求め、その予測値に1未満の正数で与
えられるリーク係数を乗じる予測手段13と、予測手段
13が予測値にリーク係数を乗じて得た値の精度を伝送
情報の精度に一致させてリーク予測値を得る精度補正手
段15とを備えたことを特徴とする。
【0014】図2は、請求項2に記載の発明の原理ブロ
ック図である。本発明は、直列に与えられる各伝送情報
について、先行する伝送情報に基づいて求められたリー
ク予測値との差をとって予測誤差を求め、その予測誤差
を量子化する差分手段21と、差分手段21によって量
子化された予測誤差に伝送情報の特性に基づく復号化処
理と、量子化に伴ってリーク予測値に含まれる誤差の積
分処理とを施して後続の伝送情報の予測値を求め、その
予測値に1未満の正数で与えられるリーク係数を乗じる
予測手段23と、予測手段23が予測値にリーク係数を
乗じて得た値の精度を伝送情報の精度に一致させてリー
ク予測値を得る精度補正手段25とを備えたリーク予測
符号化方式において、リーク予測値に精度補正手段25
で生じる誤差を検出して予測手段23に負帰還する誤差
補正手段27を備えたことを特徴とする。
【0015】
【作用】請求項1に記載のリーク予測符号化方式では、
予測手段13は、差分手段11が先行する伝送情報に応
じて求めて量子化した予測誤差にその伝送情報の特性に
基づく復号化処理と、その予測誤差に量子化に伴って含
まれる誤差の積分処理とを施すことにより、後続の伝送
情報の予測値を求めてその予測値にリーク係数を乗じ
る。精度補正手段15は、このようなリーク係数との乗
算により得られた値の精度を伝送情報の精度に一致させ
ることにより、差分手段11が後続の伝送情報の予測誤
差を求める基準として用いるリーク予測値を得る。
【0016】すなわち、上述した予測値を求める演算の
過程では精度補正手段15が行う精度の調整に伴う誤差
は発生しないので、その精度の調整を上述した復号化処
理や積分処理の過程で並行して行っていた従来例に比べ
て、リーク予測符号化の精度が高められる。
【0017】請求項2に記載のリーク予測符号化方式で
は、予測手段23は、差分手段21が先行する伝送情報
に応じて求めて量子化した予測誤差にその伝送情報の特
性に基づく復号化処理と、その量子化に伴ってリーク予
測値に含まれる誤差の積分処理とを施すことにより、後
続の伝送情報の予測値を求めてその予測値にリーク係数
を乗じる。精度補正手段25は、このような予測値とリ
ーク係数との乗算により得られた値の精度を伝送情報の
精度に一致させることにより、差分手段21が後続の伝
送情報の予測誤差を求める基準として用いるリーク予測
値を得る。
【0018】誤差補正手段27は、上述したリーク予測
値を求める演算の過程で精度補正手段25が行う精度の
調整に伴って生じる誤差を検出して予測手段23に負帰
還するので、このような精度の調整を上述した復号化処
理や積分処理の過程で並行して行っていた従来例に比べ
て、リーク予測符号化の精度が高められる。
【0019】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例につい
て詳細に説明する。図3は、請求項1に記載の発明に対
応した実施例を示す図である。
【0020】図において、図5に示すものと機能および
構成が同じものについては、同じ参照番号を付与して示
し、ここでは、その説明を省略する。本発明の特徴とす
る構成は、本実施例では、従来の符号化装置において加
算器56S 、フレームメモリ57S 、乗算器58S およ
び整数化部59S から形成されていた符号化予測ループ
から整数化部59S を除去し、このようにして形成され
た新たな符号化予測ループと減算器52の他方の入力と
の間に整数化部59Sに代わる整数化部31を配置し、
さらに、従来の復号化装置から整数化部59Rを除いて
復号化装置を形成した点にある。
【0021】なお、本実施例と図1に示すブロック図と
の対応関係については、フレームメモリ51、減算器5
2および量子化部54は差分手段11に対応し、逆量子
化部55S 、加算器56S 、フレームメモリ57S (動
き検出部53を含む。)および乗算器58S は予測手段
13に対応し、整数化部31は精度補正手段15に対応
する。
【0022】以下、本実施例の動作を説明する。符号化
装置では整数化部59S に変わる整数化部31が符号化
予測ループの外側に配置され、かつ復号化装置では整数
化部59R が無いために、例えば、上述した「発明が解
決しようとする課題」と同様の条件下で伝送路上のビッ
ト誤りが発生し、かつそのビット誤りに起因して、加算
器56S から出力されたデータS i が「2」の値をと
り、加算器56R から出力されたデータRi が「8」の
値をとる状態では、後続の画像情報Xi+1(=2)に対応し
て加算器56S から出力されるデータSi+1 の値は、 Si+1 =Xi+1 −(LF×Si )の整数部+LF×Si
…′ の式で与えられる「2.75」となり、同様にして加算器5
R から出力されるデータRi+1 の値は、 Ri+1 =LF×Ri +Xi+1 −(LF×Si )の整数部
…′ の式で与えられる「8」となる。このようにデータR
i+1 は同じ値となるが、さらに後続の画像情報Xi+2
値が変わらない場合には、その画像情報に応じて得られ
るデータRi+2 の値は、Si として上式′により先行
して得られたSi+1(=2.75)を上式′に代入すること
より「7」となる。
【0023】すなわち、符号化予測ループ内で行われる
算術演算の過程では、正数化部31による整数化の処理
が行われないために、その演算の精度が従来例より高め
られ、加算器56R から復号化出力として得られるデー
タRi の値は、新たに与えられた画像データXi+1 の値
と、その値に基づいて上式′により先行して得られた
データSi の値とに基づいて上式′に示す算術演算を
反復することにより逐次求められる。
【0024】すなわち、従来の整数化部59S と同じ構
成の整数化部31を用いてデータR i の値を画像情報X
i+1 の値に振動することなく確実に収束させることがで
きるので、回路規模の増加を抑えつつ、伝送路で生じた
ビット誤りに起因した復号化出力の誤差が確実に小さな
値に制限され、かつ時間軸上におけるその誤差の波及は
一定の範囲に制限される。
【0025】図4は、請求項2に記載の発明に対応した
実施例を示す図である。図において、図5に示すものと
機能および構成が同じものについては、同じ参照番号を
付与して示し、ここではその説明を省略する。
【0026】本発明の特徴は、本実施例では、フレーム
メモリ57S と乗算器58S との間に加算器41S を配
置し、整数化部59S の出力からその整数化部の入力デ
ータと出力データとの差をとる減算器42S 、フレーム
メモリ(FM)57S に連動して動作するフレームメモ
リ43S および加算器41を介して符号化予測ループに
至る誤差ループを形成した点にある。
【0027】なお、本実施例と図2に示すブロック図と
の対応関係については、フレームメモリ51、減算器5
2および量子化部54は差分手段21に対応し、逆量子
化部55S 、加算器56S 、フレームメモリ57S (動
き検出部53を含む。)、加算器41S および乗算器5
S は予測手段23に対応し、整数化部59S は精度補
正手段25に対応し、減算器42S およびフレームメモ
リ43S (動き検出部53を含む。)は誤差補正手段2
7に対応する。
【0028】以下、本実施例の動作を説明する。整数化
部59S は従来例と同様に符号化予測ループ内に配置さ
れ、その整数化部が行う整数化に伴う誤差分は減算器4
S によって検出される。このようにして検出された誤
差分はフレームメモリ57S と同期して動作するフレー
ムメモリ43S を介して加算器41S に与えられ、その
加算器はこのようにして与えられる誤差分を符号化予測
ループ内に負帰還する。
【0029】すなわち、本実施例では、図3に示す実施
例と同様にして、符号化予測ループ内で行われる算術演
算によって得られる予測値に整数化に伴う誤差が発生含
まれないので、伝送路で生じたビット誤りに起因する復
号化出力の誤差は小さな値に確実に制限され、かつ時間
軸上でのその誤差の波及は一定の範囲に制限される。
【0030】また、本実施例では、上述した誤差ループ
が加算器41S を介して符号化予測ループと分離して形
成されるので、減算器42S およびフレームメモリ43
S の実装の有無を選択することにより、回路構成の標準
化をはかりつつ伝送路で生じるビット誤りの高低や要求
される伝送品質に柔軟に適応することが可能である。
【0031】なお、本実施例に適応した復号化装置の構
成については、図3に示す復号化装置と同じ構成、図4
に点線枠で示すように、符号化装置内の誤差ループと同
様の誤差ループ(減算器42R 、フレームメモリ43R
および加算器41R から構成される)を用いた構成の何
れを採用してもよい。
【0032】なお、本実施例では、誤差ループが、整数
化部59S の入出力から乗算器58 S の前段に配置され
た加算器41S に形成されているが、本発明は、このよ
うな誤差ループに限定されず、符号化予測ループ内の何
れかの点に負帰還する方法であれば、どのような構成を
とってもよい。
【0033】また、上述した各実施例は、補償フレーム
間符号化方式を適用した画像伝送システムであるが、本
発明は、このような画像伝送システムに限定されず、予
測符号化方式を適用したシステムであれば、伝送情報の
内容や伝送路の伝送方式の如何にかかわらず適用可能で
ある。
【0034】さらに、上述した各実施例では、整数化部
31、59S は、整数値で与えられる画像情報と予測値
との間の精度の整合をはかるために、整数化の処理を行
っているが、本発明は、このような処理に限定されず、
伝送情報とその情報に対応した予測値との精度を一致さ
せることができれば、どのような処理を適用してもよ
い。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、後続の
伝送情報の予測誤差を求める基準となるリーク予測値を
算出する演算過程で、その演算過程の最終過程で一括し
てリーク予測値と伝送情報との精度を一致させる処理を
施したり、その処理を演算過程の中で施した場合に発生
する誤差を逐次検出して補正することによりリーク予測
符号化の精度を高める。
【0036】すなわち、このようにして符号化された伝
送情報を受信する受信端では、伝送路上で発生したビッ
トの欠落や誤りに起因する復号化出力へのビット誤りの
波及は、リーク係数の値に応じて確実に抑圧される。
【0037】したがって、リーク予測符号化方式を適用
した通信システムでは、伝送品質および信頼性が高めら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に記載の発明の原理ブロック図であ
る。
【図2】請求項2に記載の発明の原理ブロック図であ
る。
【図3】請求項1に記載の発明に対応した実施例を示す
図である。
【図4】請求項2に記載の発明に対応した実施例を示す
図である。
【図5】従来のリーク予測符号化方式の構成例を示す図
である。
【符号の説明】
11,21 差分手段 13,23 予測手段 15,25 精度補正手段 27 誤差補正手段 31,59 整数化部 41,56 加算器 42,52 減算器 43,51,57 フレームメモリ(FM) 53 動き検出部 54 量子化部 55 逆量子化部 58 乗算器(LF)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 7/24 - 7/68 H04B 14/00 - 14/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直列に与えられる各伝送情報について、
    先行する伝送情報に基づいて求められたリーク予測値と
    の差をとって予測誤差を求め、その予測誤差を量子化し
    て送出する差分手段(11)と、 前記差分手段(11)によって量子化された予測誤差に
    前記伝送情報の特性に基づく復号化処理と、その予測誤
    差に前記量子化に伴って含まれる誤差の積分処理とを施
    して後続の伝送情報の予測値を求め、その予測値に1未
    満の正数で与えられるリーク係数を乗じる予測手段(1
    3)と、 前記予測手段(13)が前記予測値に前記リーク係数を
    乗じて得た値の精度を前記伝送情報の精度に一致させて
    前記リーク予測値を得る精度補正手段(15)とを備え
    たことを特徴とするリーク予測符号化方式。
  2. 【請求項2】 直列に与えられる各伝送情報について、
    先行する伝送情報に基づいて求められたリーク予測値と
    の差をとって予測誤差を求め、その予測誤差を量子化し
    て送出する差分手段(21)と、 前記差分手段(21)によって量子化された予測誤差に
    前記伝送情報の特性に基づく復号化処理と、前記量子化
    に伴って前記リーク予測値に含まれる誤差の積分処理と
    を施して後続の伝送情報の予測値を求め、その予測値に
    1未満の正数で与えられるリーク係数を乗じる予測手段
    (23)と、 前記予測手段(23)が前記予測値に前記リーク係数を
    乗じて得た値の精度を前記伝送情報の精度に一致させて
    前記リーク予測値を得る精度補正手段(25)とを備え
    たリーク予測符号化方式において、 前記リーク予測値に前記精度補正手段(25)で生じる
    誤差を検出して前記予測手段(23)に負帰還する誤差
    補正手段(27)を備えたことを特徴とするリーク予測
    符号化方式。
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Cited By (1)

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