JP3055053U

JP3055053U - 楽器展示用スタンド

Info

Publication number: JP3055053U
Application number: JP1998004785U
Authority: JP
Inventors: 少宏陳
Original assignee: 陳少宏
Priority date: 1998-06-17
Filing date: 1998-06-17
Publication date: 1998-12-22
Anticipated expiration: 2004-06-17

Abstract

(57)【要約】【課題】異種の楽器の展示が行える楽器展示用スタン
ド。【解決手段】支持座１の桿体１２と楽器４を保持する
支持棒３の間がひとの調整式連接装置２で連接され、該
調整式連接装置２が、調整孔２３を具えた一つの中空体
２１を具え、該中空体２１の上記調整孔２３にねじ込ま
れた調整ボルト２２により、該調整式連接装置２が上述
の桿体１２に固定され、該中空体２１外周に少なくとも
一つの連接部２５が延伸され、各連接部２５に支持棒３
が連接されている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は一種の楽器展示用スタンドに関し、特に、支持座と支持棒の間を調整式連接装置で連接してあり、それにより楽器の展示を多元化し、且つ展示空間を節約できるようにするものに関する。

【０００２】

【従来の技術】

楽器、例えばシンバル、ギターなどの展示は、支持棒を直接壁に固定し、楽器を支持棒で受ける方式でなされている。ただし、支持棒を固定する時には先に壁に穿孔を設けるか、或いは支持棒を釘で打ちつける必要があり、環境の外観を損ねるだけでなく、且つ楽器の設置位置と設置様式の変更を行うことができなかった。

【０００３】上述の欠点を改善するために、すでに、移動可能な楽器展示用スタンドが設計されており、そのあるものは、図１に示されるように、支持棒により板壁を破壊することがなく且つ設置環境と必要に応じて適当に移動できるようにしてある。ただし、このような展示用スタンドの支持棒は支持本体と固着されており、並びに製品の違いに応じて適当に変化させることができず、このため季節的な要因や消費者の需要の変化（例えばシンバルの需要が下がり、ギターの需要が増すなど）に応じて、製品に応じた別の展示用スタンドを購入する必要が生じた。ゆえに展示する業者にとっては、新しく展示用スタンドを購入するためのコストがかかり、また先に使用していた展示用スタンドの処置にもコストがかかるため、不必要な浪費が増すことになった。

【０００４】さらに、上述の楽器展示用スタンドは十分に不便であり、且つその組立後の体積が大きく、運送コストが多くかかり、且つ支持棒が運送中に衝突して折れ曲がったり切断される状況が発生しやすく、製造業者にとっては、返品交換のためのコストがかかり、品質に対する信用を失うという問題を有していた。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、楽器展示用スタンドにおいて、調整式連接装置で支持座と支持棒を連接することで、展示用スタンドの設置コストと製造コストを下げ、並びに楽器展示を多元化することを課題としている。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

請求項１の考案は、支持座１の桿体１２と楽器４を保持する支持棒３の間がひとの調整式連接装置２で連接され、該調整式連接装置２が、調整孔２３を具えた一つの中空体２１を具え、該中空体２１の上記調整孔２３にねじ込まれた調整ボルト２２により、該調整式連接装置２が上述の桿体１２に固定され、該中空体２１外周に少なくとも一つの連接部２５が延伸され、各連接部２５に支持棒３が連接され、以上の構成からなる楽器展示用スタンドとしている。

【０００７】請求項２の考案は、前記中空体２１内に一つの緩衝パッド２４が設けられて、調整ボルト２２のねじ込みによる桿体１２の損壊を防止してあることを特徴とする、請求項１に記載の楽器展示用スタンドとしている。

【０００８】請求項３の考案は、前記連接部２５に接合孔２５１が設けられ、支持棒３の該接合孔２５１を貫通して突出する部分が固定部品２５２で固定されて支持棒３の連接部２５からの脱落が防止されていることを特徴とする、請求項１に記載の楽器展示用スタンドとしている。

【０００９】

【考案の実施の形態】

本考案では、一つの支持座の桿体と楽器を受ける支持棒の間を、調整式連接装置で連接して一つの楽器展示用スタンドを形成しており、前述の連接装置に上述の桿体に接合する中空体を設け、該中空体の外端に少なくとも一つの連接部を延設して上述の支持棒を連接させ、該連接装置により支持座と支持棒を連接することで、多元的な楽器展示と、設置空間の節約を行えるようにしてある。

【００１０】

【実施例】

図２、３に示されるように、本考案は、一つの支持座１とされて、一つの座体１１を具え、該座体１１上に一つの桿体１２が設けられている、上記支持座１と、少なくとも一つの調整式連接装置２とされて、調整孔２３を具えた一つの中空体２１を具え、該中空体２１の上記調整孔２３にねじ込まれた調整ボルト２２により、該調整式連接装置２が上述の桿体１２に固定され、該中空体２１内に一つの緩衝パッド２４が設けられて、調整ボルト２２のねじ込みによる桿体１２の損壊を防止してあり、並びに該中空体２１外周に少なくとも一つの連接部２５が延伸され、該連接部２５に支持棒３が連接され、該連接部２５に一つの接合孔２５１が設けられて、該支持棒３の該接合孔２５１を貫通して突出する部分が固定部品２５２で固定されて、楽器４が置かれた後の支持棒３の連接部２５からの離脱が防止されている、上記調整式連接装置２、以上を包括する。

【００１１】図３、４に示されるのは、本考案の組合せ使用状態表示図である。図に示されるように、まず、調整式連接装置２の中空体２１を支持座１の桿体１２の適当な位置に套設し、調整ボルト２２を調整孔２３にねじ込み、緩衝パッド２４を介して調整ボルト２２で桿体１２を圧迫することで調整式連接装置２を桿体１２に固定する。さらに支持棒３を連接部２５の接合孔２５１に挿入して固定部品２５２で支持棒３の接合孔２５１を貫通し突出した部分を固定し、支持棒３に展示する楽器４を放置し、こうして楽器展示用スタンドの組立を完成する。

【００１２】使用者がもう一種の楽器４’を展示すべく、異なる支持棒３’に交換する必要がある時には、直接支持棒３を連接部２５より離脱させ、さらに調整ボルト２２をゆるめて調整式連接装置２を桿体１２上の適当な位置に移動させ、さらに上述の組合せステップを重複して行い、もう一種の支持棒３’に交換し、こうしてもう一種の楽器４’を展示できるようにする。

【００１３】

【考案の効果】

本考案は、楽器展示用スタンドにおいて、調整式連接装置で支持座と支持棒を連接することで、展示用スタンドの設置コストと製造コストを下げ、並びに異種の楽器を展示できるようにする効果を提供している。

【図面の簡単な説明】

【図１】従来の楽器展示用スタンドの外観斜視図であ
る。

【図２】本考案の斜視図である。

【図３】本考案の組合せ使用実施例図である。

【図４】本考案のもう一つの実施例図である。

【符号の説明】

１支持座１１座体１２桿体２調整式連接装置２１中空体２２調整ボルト２３調整孔２４緩衝パッド２５連接部２５１接合孔２５２固定部品３、３’ 支持棒４、４’ 楽器

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】支持座１の桿体１２と楽器４を保持する
支持棒３の間がひとの調整式連接装置２で連接され、該
調整式連接装置２が、調整孔２３を具えた一つの中空体
２１を具え、該中空体２１の上記調整孔２３にねじ込ま
れた調整ボルト２２により、該調整式連接装置２が上述
の桿体１２に固定され、該中空体２１外周に少なくとも
一つの連接部２５が延伸され、各連接部２５に支持棒３
が連接され、以上の構成からなる楽器展示用スタンド。
【請求項２】前記中空体２１内に一つの緩衝パッド２
４が設けられて、調整ボルト２２のねじ込みによる桿体
１２の損壊を防止してあることを特徴とする、請求項１
に記載の楽器展示用スタンド。
【請求項３】前記連接部２５に接合孔２５１が設けら
れ、支持棒３の該接合孔２５１を貫通して突出する部分
が固定部品２５２で固定されて支持棒３の連接部２５か
らの脱落が防止されていることを特徴とする、請求項１
に記載の楽器展示用スタンド。