JP3054823U - 管路止水構造 - Google Patents

管路止水構造

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JP3054823U
JP3054823U JP1998004119U JP411998U JP3054823U JP 3054823 U JP3054823 U JP 3054823U JP 1998004119 U JP1998004119 U JP 1998004119U JP 411998 U JP411998 U JP 411998U JP 3054823 U JP3054823 U JP 3054823U
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盛宣 法亢
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マルホ産業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電線ケーブル等の線材を挿通した管路を止水
する管路止水構造において、施工の簡素化、工期短縮、
工費削減を図る。 【解決手段】 管路1内に後方仕切板7および前方仕切
板9を挿設して両者間に止水空間10を形成する。この
止水空間10に、ウレタンフォーム等の発泡性樹脂から
なる止水材を充填する。これにより、止水空間10内の
止水材によって管路1が止水されるとともに、管路止水
のための部品点数が減少する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、電線ケーブル等の線材を挿通した管路の防水性を高める管路止水構 造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来この種の管路止水構造としては、例えば実開平6−10695号公報に開 示されているように、多数のシール板、シール部材を管路内に挿設し、これらを ボルト締めして管路内に固定する構造が知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、これでは部品点数が多いため、施工が面倒で手間がかかり、工費が高 騰するという不都合があった。
【0004】 本考案は、こうした事情に鑑み、部品点数を少なくすることにより、施工の簡 素化、工期短縮、工費削減を実現させることが可能な管路止水構造を提供するこ とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本考案は、線材(6)を挿通した管路(1)を止水する管路止水構 造であって、前記管路内に後方仕切板(7)および前方仕切板(9)を挿設して 両者間に止水空間(10)を形成し、この止水空間に止水材を充填して構成され る。こうした構成を採用することにより、止水空間内の止水材によって管路が止 水されるように作用する。
【0006】 また、3本以上の単線(6a)からなる電線ケーブル(6)を上記線材として 採用し、この電線ケーブルのうち上記止水空間(10)に位置する部分にスペー サ(13)を挟み込んで各単線を互いに離間させ、前記止水空間に止水材を充填 して構成される。かかる構成により、電線ケーブルの単線に囲まれた隙間にも止 水材が充填されるように作用する。
【0007】 さらに、上記止水材として発泡性樹脂からなるものを用いて構成される。かか る構成により、止水材の充填に要する時間がその発泡性によって短くなるように 作用する。
【0008】 なお、括弧内の符号は図面において対応する要素を表す便宜的なものであり、 従って、本考案は図面上の記載に限定拘束されるものではない。このことは「実 用新案登録請求の範囲」の欄についても同様である。
【0009】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0010】 図1は本考案に係る管路止水構造の一実施形態を示す断面図、 図2は後方仕切板の一例を示す正面図、 図3は前方仕切板の一例を示す正面図、 図4は図1のA−A線による拡大断面図、 図5は電線ケーブルの別の例を示す断面図である。
【0011】 管路1は、図1に示すように、地中に埋設されたマンホール2の壁面2aに固 着された管継手3と、この管継手3に連設された地中埋設管5とから構成されて おり、管路1内には、3本の単線6aを撚って形成した電線ケーブル6が線材と して挿設されている。地中埋設管5内には皿状の後方仕切板7が当該地中埋設管 5内の空間を二分する形で嵌着されている。この後方仕切板7には、図2に示す ように、ケーブル挿通孔7aが形成されており、ケーブル挿通孔7aの周囲には 複数本の切り込み7bが放射方向に形成されている。さらに、後方仕切板7には その周縁部からケーブル挿通孔7aに至る切り裂き7cが形成されている。一方 、管継手3には皿状の前方仕切板9がマンホール2の内側(図1左側)から当該 管継手3を塞ぐように嵌着されており、前方仕切板9には、図3に示すように、 ケーブル挿通孔9a、止水材注入孔9bおよび切り裂き9cが形成されている。
【0012】 そして、前記電線ケーブル6は、図1に示すように、後方仕切板7のケーブル 挿通孔7aと前方仕切板9のケーブル挿通孔9aを貫通しており、電線ケーブル 6のうち止水空間10に位置する部分には、図4に示すように、スペーサ13が 3本の単線6aを部分的に互いに離間させる形で挟み込まれている。なお、前方 仕切板9のケーブル挿通孔9aは電線ケーブル6よりやや大きいが、電線ケーブ ル6の周囲には詰め物12が前方仕切板9のケーブル挿通孔9aとの隙間を塞ぐ 形で添設されている。また、前方仕切板9と後方仕切板7とによって形成された 止水空間10には、ウレタンフォーム等の発泡性樹脂からなる止水材が充填され ている。
【0013】 次に、この管路止水構造の工法について説明する。
【0014】 まず、図1に示すように、管継手3の外周に合成ゴム製の止水リング15を装 着し、管継手3の内周にゴム製のパッキン16を装着する。次に、マンホール2 の壁面2aに貫通孔を穿設し、この貫通孔に管継手3を止水リング15、パッキ ン16とともに固設する。その後、この管継手3にマンホール2の外側(図1右 側)から地中埋設管5を挿設する。すると、地中埋設管5および管継手3からな る管路1がマンホール2内に開口した形で完成する。
【0015】 一方、電線ケーブル6に後方仕切板7を嵌着する。この際、後方仕切板7には 切り裂き7cが形成されているので、この切り裂き7cを広げて電線ケーブル6 をケーブル挿通孔7aに導くことにより、後方仕切板7の嵌着作業を円滑に行う ことができる。しかも、後方仕切板7にはケーブル挿通孔7aの周囲に複数本の 切り込み7bが放射方向に形成されているので、電線ケーブル6が後方仕切板7 のケーブル挿通孔7aより多少大きくても、電線ケーブル6を後方仕切板7のケ ーブル挿通孔7aに無理なく通すことができる。そして、電線ケーブル6を後方 仕切板7とともにマンホール2内から管路1内へ挿通し、後方仕切板7を所定位 置に位置決めする。次いで、電線ケーブル6にスペーサ13を挟み込み、3本の 単線6aを部分的に互いに離間させる。さらに、電線ケーブル6の外周に詰め物 12を巻き、詰め物12に前方仕切板9を嵌着する。この際、前方仕切板9には 切り裂き9cが形成されているので、この切り裂き9cを広げて詰め物12をケ ーブル挿通孔9aに導くことにより、前方仕切板9の嵌着作業を円滑に行うこと ができる。そうすると、前方仕切板9と後方仕切板7との間に止水空間10が形 成される。
【0016】 そこで、この止水空間10に、ウレタンフォーム等の発泡性樹脂からなる止水 材を前方仕切板9の止水材注入孔9bから注入する。すると、この止水材は止水 空間10内で発泡し、止水空間10を残らず満たした状態で固化する。さらに、 電線ケーブル6を構成する各単線6aは部分的にスペーサ13によって互いに離 間しているので、これらの単線6aに囲まれた隙間にも止水材が行き渡る。この 際、止水材は発泡性を有するので、止水材の充填に要する時間は短くて済む。
【0017】 こうして止水空間10および電線ケーブル6の単線6aに囲まれた隙間に止水 材が充填されて固化したところで、管路止水構造の工法が終了する。そうすると 、管路1は止水材によって止水され、管路1内の水がマンホール2内に移動して 溜まることはない。なお、管継手3とマンホール2の壁面2aとの間には止水リ ング15が、また管継手3と地中埋設管5との間にはパッキン16が設けられて いるので、管路1外の水がマンホール2内に移動して溜まることもない。しかも 、管路止水に要する部品は前方仕切板9、後方仕切板7および止水材のみと少な いので、施工の簡素化、工期短縮、工費削減に寄与する。
【0018】 なお、上述の実施形態においては、3本の単線6aを撚って形成した電線ケー ブル6を線材として使用し、これら単線6aに囲まれた隙間にも止水材を充填す べくスペーサ13を用いた場合について説明したが、これら単線6aを撚らずに 互いに平行に配線した電線ケーブル6を使用することも可能である。また、電線 ケーブル6の単線6aの本数が4本以上である場合も、単線6aの本数に対応し たスペーサ13を用いることにより、これら単線6aに囲まれた隙間に止水材を 充填することができる。一方、図5に示すように、1本の単線6aからなる電線 ケーブル6を線材として使う場合、このような隙間は生じないので、スペーサ1 3を用いる必要はない。電線ケーブル6の単線6aの本数が2本の場合も同様で ある。
【0019】 また、上述の実施形態においては、発泡性樹脂からなる止水材を用いる場合に ついて説明したが、施工の簡素化や工期短縮を図る必要性が低い場合には、発泡 性樹脂以外の材質からなる止水材を使っても構わない。
【0020】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、電線ケーブル6等の線材を挿通した管路 1を止水する管路止水構造であって、前記管路1内に後方仕切板7および前方仕 切板9を挿設して両者間に止水空間10を形成し、この止水空間10に止水材を 充填して構成したので、止水空間10内の止水材によって管路1が止水されるこ とから、施工の簡素化、工期短縮、工費削減を実現させることが可能な管路止水 構造を提供することができる。
【0021】 また、3本以上の単線6aからなる電線ケーブル6を上記線材として採用し、 この電線ケーブル6のうち上記止水空間10に位置する部分にスペーサ13を挟 み込んで各単線6aを互いに離間させ、前記止水空間10に止水材を充填して構 成したので、電線ケーブル6の単線6aに囲まれた隙間にも止水材が充填される ことから、管路1の防水性が一層向上する。
【0022】 さらに、上記止水材として発泡性樹脂からなるものを用いて構成したので、止 水材の充填に要する時間がその発泡性によって短くなることから、施工の簡素化 および工期短縮が顕著となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る管路止水構造の一実施形態を示す
断面図である。
【図2】後方仕切板の一例を示す正面図である。
【図3】前方仕切板の一例を示す正面図である。
【図4】図1のA−A線による拡大断面図である。
【図5】電線ケーブルの別の例を示す断面図である。
【符号の説明】
1……管路 6……線材(電線ケーブル) 6a……単線 7……後方仕切板 9……前方仕切板 10……止水空間 13……スペーサ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 線材(6)を挿通した管路(1)を止水
    する管路止水構造であって、 前記管路内に後方仕切板(7)および前方仕切板(9)
    を挿設して両者間に止水空間(10)を形成し、 この止水空間に止水材を充填したことを特徴とする管路
    止水構造。
  2. 【請求項2】 3本以上の単線(6a)からなる電線ケ
    ーブル(6)を線材として採用し、 この電線ケーブルのうち止水空間(10)に位置する部
    分にスペーサ(13)を挟み込んで各単線を互いに離間
    させ、 前記止水空間に止水材を充填したことを特徴とする請求
    項1に記載の管路止水構造。
  3. 【請求項3】 止水材として発泡性樹脂からなるものを
    用いたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載
    の管路止水構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0538026U (ja) * 1991-07-09 1993-05-21 株式会社ジテツク 排水暗渠形成装置
JPH0538027U (ja) * 1991-07-09 1993-05-21 株式会社ジテツク 排水暗渠形成装置

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