JP3054669B2 - 積雪落下防止装置 - Google Patents
積雪落下防止装置Info
- Publication number
- JP3054669B2 JP3054669B2 JP7267277A JP26727795A JP3054669B2 JP 3054669 B2 JP3054669 B2 JP 3054669B2 JP 7267277 A JP7267277 A JP 7267277A JP 26727795 A JP26727795 A JP 26727795A JP 3054669 B2 JP3054669 B2 JP 3054669B2
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- Japan
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- snow
- fixing
- tower
- prevention device
- fall prevention
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- Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、送電用鉄塔等の塔
体の構成部に積もった雪が、天候の回復とともに塊状と
なつて落下するのを防止する積雪落下防止装置に関す
る。
体の構成部に積もった雪が、天候の回復とともに塊状と
なつて落下するのを防止する積雪落下防止装置に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】降雪時には送電用鉄塔等の塔体の各構成
部に多量の雪が積載する。そして、積載した雪は、天候
が回復するとともに融けだし、各構成部から塊状となっ
て落下する。ここで、塔体の下端部近傍にビニールハウ
ス、民家等があると、落下する塊状の雪の重量により破
損等して多大の被害を受けることがあり、又、たまたま
塔体の下端部近傍を人、動物等が通過すると、負傷等す
ることもあった。
部に多量の雪が積載する。そして、積載した雪は、天候
が回復するとともに融けだし、各構成部から塊状となっ
て落下する。ここで、塔体の下端部近傍にビニールハウ
ス、民家等があると、落下する塊状の雪の重量により破
損等して多大の被害を受けることがあり、又、たまたま
塔体の下端部近傍を人、動物等が通過すると、負傷等す
ることもあった。
【０００３】そこで、従来は、このようなビニールハウ
ス、民家等の破損、人、動物等の負傷等を防止するた
め、なるべく雪が積もらないように、塔体の各構成部の
形状を工夫していた。
ス、民家等の破損、人、動物等の負傷等を防止するた
め、なるべく雪が積もらないように、塔体の各構成部の
形状を工夫していた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、塔体の各構成
部の形状を工夫するのも、塔体の要求される機能から限
度があり、降雪量の多い地方、時期にあっては、実際
上、塔体の各構成部への雪の積載を阻止できず、塊状の
雪が落下することによる被害を防止することはできなか
った。
部の形状を工夫するのも、塔体の要求される機能から限
度があり、降雪量の多い地方、時期にあっては、実際
上、塔体の各構成部への雪の積載を阻止できず、塊状の
雪が落下することによる被害を防止することはできなか
った。
【０００５】本発明は、従来の技術におけるかかる問題
点に鑑みて為されたものであって、その目的とするとこ
ろは、降雪量の多い地方、時期にあっても、又、塔体の
各構成部の形状に係わらず、積載した雪が各構成部から
塊状となって落下することを防止でき、ビニールハウ
ス、民家等を破損等したり、人、動物等を負傷等したり
することのない積雪落下防止装置を提供することにあ
る。
点に鑑みて為されたものであって、その目的とするとこ
ろは、降雪量の多い地方、時期にあっても、又、塔体の
各構成部の形状に係わらず、積載した雪が各構成部から
塊状となって落下することを防止でき、ビニールハウ
ス、民家等を破損等したり、人、動物等を負傷等したり
することのない積雪落下防止装置を提供することにあ
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の積雪落下防止装置は、塔体の構成部に複数
の固定金具を立設し、固定バンドにより前記固定金具を
接続しつつ固定バンドを前記構成部に締付けて固定し、
網状部材を前記固定金具に当接し、係止板材により網状
部材を前記固定金具に固定してなるものである。
に、本発明の積雪落下防止装置は、塔体の構成部に複数
の固定金具を立設し、固定バンドにより前記固定金具を
接続しつつ固定バンドを前記構成部に締付けて固定し、
網状部材を前記固定金具に当接し、係止板材により網状
部材を前記固定金具に固定してなるものである。
【０００７】
【発明の実施の形態】本発明の好適な一実施形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
に基づいて詳細に説明する。
【０００８】積雪落下防止装置１は、図１に示すよう
に、網状部材２、係止板材３，４、固定バンド５、固定
金具６から構成される。
に、網状部材２、係止板材３，４、固定バンド５、固定
金具６から構成される。
【０００９】網状部材２は、図２（Ａ）に示すように、
高密度ポリエチレン等の合成樹脂製又はステンレススチ
ール等の金属製の線材７を縦横に編成し、網目を１０〜
５０ｍｍ程度に形成したものである。
高密度ポリエチレン等の合成樹脂製又はステンレススチ
ール等の金属製の線材７を縦横に編成し、網目を１０〜
５０ｍｍ程度に形成したものである。
【００１０】係止板材３，４は、図２（Ｂ）、（Ｃ）に
示すように、ステンレススチール製の帯状薄板材に所定
間隔でボルト挿通孔８，９を穿設したものである。
示すように、ステンレススチール製の帯状薄板材に所定
間隔でボルト挿通孔８，９を穿設したものである。
【００１１】固定バンド５は、図２（Ｄ）に示すよう
に、ステンレススチール製の帯状薄板材に多数の掛止孔
１０を穿設して柔軟性を高め、一端部を折曲してＵ字状
のボルト支持部５ａとし、このボルト支持部５ａにボル
ト挿通孔１１，１１を穿設して、締付ボルト１２を挿通
してある。締付ボルト１２は、一端部を鉤状部１２ａと
し、他端部を雄ネジ部１２ｂとしてあり、この雄ネジ部
１２ｂにナット１３を螺合してある。
に、ステンレススチール製の帯状薄板材に多数の掛止孔
１０を穿設して柔軟性を高め、一端部を折曲してＵ字状
のボルト支持部５ａとし、このボルト支持部５ａにボル
ト挿通孔１１，１１を穿設して、締付ボルト１２を挿通
してある。締付ボルト１２は、一端部を鉤状部１２ａと
し、他端部を雄ネジ部１２ｂとしてあり、この雄ネジ部
１２ｂにナット１３を螺合してある。
【００１２】固定金具６は、図２（Ｅ）に示すように、
ステンレススチール製の板材を折曲して略Ｕ字状とした
ものであって、上板部６ａにボルト挿通孔１４を穿設
し、両側板部６ｂ，６ｂにバンド挿通孔１５，１５を穿
設してある。
ステンレススチール製の板材を折曲して略Ｕ字状とした
ものであって、上板部６ａにボルト挿通孔１４を穿設
し、両側板部６ｂ，６ｂにバンド挿通孔１５，１５を穿
設してある。
【００１３】次に、積雪落下防止装置１を図３に示すよ
うな送電用鉄塔１６に設置する方法について説明する。
うな送電用鉄塔１６に設置する方法について説明する。
【００１４】先ず、図１（Ｂ）に示すように、送電用鉄
塔１６の構成部である鋼管１７の長さ方向適宜位置にお
いて、鋼管１７の下側外周に所定間隔をおいて固定金具
６，６，６を立設する。そして、固定バンド５を各固定
金具６のバンド挿通孔１５，１５に挿通して鋼管１７の
外周に巻き回し、締付ボルト１２の鉤状部１２ａを固定
バンド５の他端部近傍の適宜掛止孔１０に引掛け、ナッ
ト１３を締付けて固定バンド５を鋼管１７の外周に締付
け、固定する。
塔１６の構成部である鋼管１７の長さ方向適宜位置にお
いて、鋼管１７の下側外周に所定間隔をおいて固定金具
６，６，６を立設する。そして、固定バンド５を各固定
金具６のバンド挿通孔１５，１５に挿通して鋼管１７の
外周に巻き回し、締付ボルト１２の鉤状部１２ａを固定
バンド５の他端部近傍の適宜掛止孔１０に引掛け、ナッ
ト１３を締付けて固定バンド５を鋼管１７の外周に締付
け、固定する。
【００１５】次に、立設した各固定金具６，６，…の上
板部６ａ，６ａ，…に周辺部を当接するようにして網状
部材２を配置し、網状部材２の周辺部上に係止板材３，
４を当接する。そして、各固定金具６の内側に固定ボル
ト１８の頭部を位置させ、螺子部を固定金具６，６，…
のボルト挿通孔１４，１４，…、網状部材２の網目、係
止板材３，４，…のボルト挿通孔８，９，…に挿通し、
ナット１９，１９，…を締付けることにより、網状部材
２を鋼管１７の下方に固定する。
板部６ａ，６ａ，…に周辺部を当接するようにして網状
部材２を配置し、網状部材２の周辺部上に係止板材３，
４を当接する。そして、各固定金具６の内側に固定ボル
ト１８の頭部を位置させ、螺子部を固定金具６，６，…
のボルト挿通孔１４，１４，…、網状部材２の網目、係
止板材３，４，…のボルト挿通孔８，９，…に挿通し、
ナット１９，１９，…を締付けることにより、網状部材
２を鋼管１７の下方に固定する。
【００１６】上記の如く積雪落下防止装置１を送電用鉄
塔１６の各構成部に多数設置しておけば、降雪時に送電
用鉄塔１６の各構成部に多量の雪が積載し、天候が回復
するとともに融けだしても、塊状の雪が各構成部に沿っ
て下方移動する途中で鋼管１７と網状部材２の空間に捕
捉され、その空間内で徐々に融け、少量の雪になって落
下する。従って、塔体の下端部近傍にビニールハウス、
民家等があっても、又、たまたま塔体の下端部近傍を
人、動物等が通過しても大きな被害は発生しない。
塔１６の各構成部に多数設置しておけば、降雪時に送電
用鉄塔１６の各構成部に多量の雪が積載し、天候が回復
するとともに融けだしても、塊状の雪が各構成部に沿っ
て下方移動する途中で鋼管１７と網状部材２の空間に捕
捉され、その空間内で徐々に融け、少量の雪になって落
下する。従って、塔体の下端部近傍にビニールハウス、
民家等があっても、又、たまたま塔体の下端部近傍を
人、動物等が通過しても大きな被害は発生しない。
【００１７】
【発明の効果】本発明の積雪落下防止装置によれば、塔
体の構成部に多量に積載した雪が融けだしても、塊状の
雪は構成部と網状部材の空間に捕捉され、徐々に融けて
少量の雪になって落下するから、降雪量の多い地方、時
期にあっても、又、塔体の各構成部の形状に係わらず、
塊状の雪が構成部から落下することを防止でき、ビニー
ルハウス、民家等を破損等したり、人、動物等を負傷等
したりすることはない。
体の構成部に多量に積載した雪が融けだしても、塊状の
雪は構成部と網状部材の空間に捕捉され、徐々に融けて
少量の雪になって落下するから、降雪量の多い地方、時
期にあっても、又、塔体の各構成部の形状に係わらず、
塊状の雪が構成部から落下することを防止でき、ビニー
ルハウス、民家等を破損等したり、人、動物等を負傷等
したりすることはない。
【００１８】又、本発明の積雪落下防止装置は、網状部
材、係止板材、固定バンド、固定金具というように少部
品点数より構成されるから、安価に製造できるととも
に、塔体の構成部に固定金具を立設し、固定バンドを締
付け、固定し、網状部材及び係止板材を固定金具に当
接、固定するだけで設置できるから、設置作業も簡単で
ある。
材、係止板材、固定バンド、固定金具というように少部
品点数より構成されるから、安価に製造できるととも
に、塔体の構成部に固定金具を立設し、固定バンドを締
付け、固定し、網状部材及び係止板材を固定金具に当
接、固定するだけで設置できるから、設置作業も簡単で
ある。
【図１】（Ａ）は本発明の積雪落下防止装置を塔体の構
成部に設置した状態を示す説明図であり、（Ｂ）は
（Ａ）はＢ−Ｂ線断面図である。
成部に設置した状態を示す説明図であり、（Ｂ）は
（Ａ）はＢ−Ｂ線断面図である。
【図２】本発明の積雪落下防止装置の構成部品の説明図
であり、（Ａ）は網状部材の平面図、（Ｂ）及び（Ｃ）
は各係止部材の平面図、（Ｄ）は固定バンドの平面図及
び正面図、（Ｅ）は固定金具の正面図、平面図及び側面
図である。
であり、（Ａ）は網状部材の平面図、（Ｂ）及び（Ｃ）
は各係止部材の平面図、（Ｄ）は固定バンドの平面図及
び正面図、（Ｅ）は固定金具の正面図、平面図及び側面
図である。
【図３】本発明の積雪落下防止装置を設置する塔体の正
面図である。
面図である。
【符号の説明】 １ 積雪落下防止装置 ２ 網状部材 ３ 係止板材 ４ 係止板材 ５ 固定バンド ６ 固定金具 16 塔体 17 構成部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) E04H 12/00 E04H 9/16
Claims (1)
- 【請求項１】 塔体の構成部に複数の固定金具を立設
し、固定バンドにより前記固定金具を接続しつつ固定バ
ンドを前記構成部に締付けて固定し、網状部材を前記固
定金具に当接し、係止板材により網状部材を前記固定金
具に固定することを特徴とする積雪落下防止装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7267277A JP3054669B2 (ja) | 1995-10-16 | 1995-10-16 | 積雪落下防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7267277A JP3054669B2 (ja) | 1995-10-16 | 1995-10-16 | 積雪落下防止装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09112070A JPH09112070A (ja) | 1997-04-28 |
| JP3054669B2 true JP3054669B2 (ja) | 2000-06-19 |
Family
ID=17442608
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7267277A Expired - Lifetime JP3054669B2 (ja) | 1995-10-16 | 1995-10-16 | 積雪落下防止装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3054669B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1333820A2 (en) | 2000-10-27 | 2003-08-13 | Aventis Pharma S.A. | A combination comprising camptothecin and a stilbene derivative for the treatment of cancer |
| JP5058513B2 (ja) * | 2006-05-19 | 2012-10-24 | 北陸電力株式会社 | 鉄塔支部材の落雪防止装置に用いるカバー部材の配設方法 |
| JP4837440B2 (ja) * | 2006-05-19 | 2011-12-14 | 北陸電力株式会社 | 鉄塔主柱の落雪防止装置 |
-
1995
- 1995-10-16 JP JP7267277A patent/JP3054669B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09112070A (ja) | 1997-04-28 |
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