JP4190119B2 - 雪囲いの構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、雪囲いの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
豪雪地帯では、毎年、晩秋から初冬にかけて雪囲いを家の周囲に設置して積雪に備える。雪囲いは、通常、合板や葦で編んだ簀等で家を囲っておこなう。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】
前記した従来の雪囲いの構造にあっては、次のような問題点がある。
<イ>合板等を家の周囲に設置する作業は重労働である。雪囲いが必要な豪雪地帯には高齢化した過疎地が多い。雪囲いを設置する作業は高齢者には厳しく、労働力が不足する。
<ロ>合板等で家の周囲を囲んだ場合、光が室内に差し込まない。このため、昼間でも室内が暗くなる。
<ハ>葦で編んだ簀等は耐久性に乏しい。このため、毎年又は数年おきに、雪囲い用の材料を調達する必要がある。
【0004】
【本発明の目的】
本発明は上記したような従来の問題を解決するためになされたもので、簡易に設置及び撤去でき、採光可能な雪囲いの構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記のような目的を達成するために、本発明の雪囲いの構造は、軒先に沿って配置した上部レールと、前記上部レールの下方に設置した下部レールと、上下両端に係留具を具備し畳むことが可能な網状物であって、当該網状物の側方の一方は固定し、側方の他端にはフックを取付け、
と、から構成されている。前記網状物の上端に具備した係留具を上部レールに係留し、前記網状物の下端に具備した係留具を下部レールに係留している。そして、使用時は前記網状物を展開してフックをレール端部の留め具に引っ掛けて張力を与え、未使用時に前記網状物を畳んで収納することを特徴としたものである。
【0006】
【本発明の実施の形態】
以下図面を参照しながら本発明の雪囲いの構造の実施の形態について説明する。
【0007】
<イ>網状物網状物1は、有孔のシート状の材料である。網状物1には可撓性材料を用いることができる。なお、可撓性材料を使用しない場合は所定の間隔で折れ目を設ける。網状物1には、例えば、金網、樹脂製ネット等が使用できる。鋼製等の腐食性材料を使用する場合は、表面を亜鉛メッキ、塗料等で防食する。網状物1は、網状物1を通して採光でき、雪が吹き込まない程度の網目の大きさを有する。網状物1は、上下両端に下記の係留具(11,12)を具備する。網状物1の側方の端部には、例えば上方と下方にフック13を取り付ける。なお、網状物1はパネル状にすることもできる。この場合の収納は、パネル状の網状物1を取り外すことによっておこなう。更に、必要に応じて網状物1の表面は太陽光を吸収しやすい材料とする。例えば、黒色の塗料を網状物1に塗布する方法や網状物1の材質自体を熱吸収率の高いものにする方法等がある。また、網状物1の表面に雪付着防止剤を塗布することもできる。
【0008】
<ロ>上部係留具及び上部レール上部係留具11は、網状物1を設置した時に上端となる位置に所定の間隔で取り付ける。上部係留具11は、上部レール31に係留する。上部レール31は、例えば、軒先に沿って軒下に取り付ける。例えば、上部レール31が鍔部を有する溝である場合に、上部係留具11はその鍔部に係留可能な形状とする。なお、軒下において壁の前方に雪囲いを取り付けるための枠を設置して、その枠の上部に上部レール31を取り付けることもできる。上部係留具11は、上部レール31に沿って動く。
【0009】
<ハ>下部係留具及び下部レール下部係留具12は、網状物1を設置した時に下端となる位置に所定の間隔で取り付ける。下部係留具12は、下部レール32に係留する。下部レール32は、例えば、上部レールの下方の地盤に上部レールに対向して設置する。例えば、下部レール32が断面コの字型の溝である場合に、下部係留具12はその溝を滑走可能な車輪とする。なお、軒下において壁の前方に雪囲いを取り付けるための枠を設置して、その枠の下部に下部レール32を取り付けることもできる。下部係留具12は、下部レール32に沿って動く。
【0010】
<ニ>その他の形態網状物1を任意の高さで複数に分割して使用することもできる。例えば、上下2段に網状物1を分割する。図3に斜視図を示す。この場合、各段の上部レール(31a,31b)、下部レール(32a,32b)を軒下に沿って設置した設置枠7に取り付ける。各段の網状物(1a,1b)は独立して展開できるようにする。各段の高さは、例えば、下段網状物1aを展開した場合でも上段網状物1bが収納されていれば窓の上半分が露出する高さに決める。
【0011】
以下図1、2を参照しながら本発明の使用方法について説明する。
【0012】
<イ> 使用時
晩秋から初冬にかけての冬支度に入るときに網状物1を展開する。具体的には、まず、畳んで収納してある網状物1をレールに沿って引き出す。この時、網状物1の側方の一端はレール(31,32)の端部等に固定しておく。網状物1を引き出した後は、例えば、網状物の側方の他端に取り付けたフック13等を留め具14に引っ掛ける。網状物1の長さがフック13等を留め具14に引っ掛ける時に引き伸ばす必要がある長さであれば、網状物1に張力が与えられる。この結果、本発明の雪囲いの構造は雪の圧力に耐えることができる。ここで、網状物1の表面が太陽光を吸収しやすい材料である場合、網状物に付着した雪は、太陽光を吸収して温度が上昇した網状物1によって溶かされる。また、網状物1の表面に雪付着防止剤を塗布した場合は、網状物1に雪が付着しにくい。なお、フック13は線材を介して網状物1に取り付け、留め具14に引っ掛けた後に線材を巻取ることによって網状物1に張力を与えてもよい。
【0013】
<ロ> 未使用時
春になって雪が融けた後は、網状物1を収納する。具体的には、まず、網状物1に具備したフック13を留め具14から外す。そして、レールに沿って網状物1を移動させて畳む。この結果、網状物1は収納され、雪囲いを撤去したのと同様の状態が得られる。
【0014】
<ハ> その他の形態の使用方法
図3に示したその他の形態の使用方法について述べる。降雪前や積雪が少ない時期は、下段網状物1aのみ展開しておく。網状物1を通しても採光は可能であるが、上段網状物1bが収納されていれば室内はより明るくなる。積雪が例えば下段網状物1aの上方に達したときに上段網状物1bを展開する。
【0015】
【本発明の効果】
本発明の雪囲いの構造は、以上説明したようになるから次のような効果を得ることができる。
<イ>網状物はレールに沿って引き出すだけで容易に展開することが出来る。また、融雪期を過ぎれば、網状物はレールに沿って移動させて畳み、簡単に収納できる。このため、力のない高齢者等でも簡単に雪囲いを設置又は撤去できる。
<ロ>網状物は有孔で採光が可能である。このため、雪囲い設置後でも室内が明るい。
<ハ>網状物は金網等で出来ているため耐久性がある。このため、長年にわたって繰り返し使用できる。
<ニ>網状物の表面が太陽光を吸収し易い材料である場合は、太陽光によって網状物に付着した雪が融けやすい。この結果、室内を明るく保つことができる。
<ホ>フックをレール端部の留め具に引っ掛けて張力を与えることによって、雪の圧力に耐えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の雪囲いの構造の実施例の斜視図
【図2】本発明の雪囲いの構造の実施例の断面図
【図3】本発明のその他の形態の斜視図
【符号の説明】
1・・・網状物
11・・上部係留具
12・・下部係留具
31・・上部レール
32・・下部レール

Claims (2)

  1. 軒先に沿って配置した上部レールと、前記上部レールの下方に設置した下部レールと、上下両端に係留具を具備し畳むことが可能な網状物であって、
    当該網状物の側方の一方は固定し、側方の他端にはフックを取付け、
    前記網状物の上端に具備した係留具を上部レールに係留し、前記網状物の下端に具備した係留具を下部レールに係留し、
    使用時は前記網状物を展開してフックをレール端部の留め具に引っ掛けて張力を与え
    未使用時に前記網状物を畳んで収納することを特徴とした、雪囲いの構造。
  2. 前記網状物の表面が太陽光を吸収し易い材料であることを特徴とする、請求項1記載の雪囲いの構造。
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